昨日からヨーロッパで大騒ぎ

になっているのが、トランプ大統領からの三行半事件

まぁ、「事件」というのは、私が勝手にくっつけたのですが、かなりひどいですわ、これ
* 一方的な格下げドイツのなんとかいう新聞が最初に報道して発覚したのですが・・・・
昨年12月に行なわれたブッシュ父の国葬、そこにEU代表のオサリバン駐米大使が招かれていなかったそうです。
というか、正確に言うと、招かれる順番というのがあって、EUはかなり上なのに、その時は一番最後にオマケのように付け加えられて、かろうじて出席できたことが判明。
私も知らなかったのですが、アメリカでは 大使や国際機関にはランクがあって、「各国の大使 > 国際機関の代表」 という位置づけです。
オバマ大統領の時代に、EUは「国際機関の代表」と同じランクから、「各国大使」のランクに格上げされました

しかし、トランプさんは 一方的に格下げしたことが判明

そして、恐ろしいことに、その事実を誰にも告げていなかったので、国葬で招待が来ないことにより、「あれ?ヤバクない

」 とEU大使が気付いたそうです。
子供のお誕生日会より エグイですわ

たぶん、昨年10月か11月には、こっそりと誰にも告げずに 「格下げ」していたと見られています。
* 昨年7月の関税問題が原因か?昨年5月でしたっけ? アメリカが一方的に欧州に鉄鉱だかアルミニウムだかに関税をちたせつけたのって? あの時から、ドイツの製造業PMIが、ガクッと下がったので、私はよく覚えています。
それもあり、昨年7月にユンケル欧州委員会委員長が訪米し、トランプさんと会談しました。
結構仲良さそうに記者会見していたように見えたのですが、そこで なにかトランプさんの機嫌を損ねるようなことを、ユンケルさんがやらかしたのではないか? という話しも聞こえています。
格下げのタイミングが、10~11月というのが、その根拠らしいです。
特にドイツは、深刻です。
現在 ヨーロッパからアメリカへの欧州車輸入関税が10%ですが、この撤廃を求めていたところでした。
逆に、フランスは、この関税が20%になっても仕方ない・・・ とか言ってます。
最悪のケースは、ドイツの自動車工場がアメリカで増産する可能性も出てくるということのようで、今後の成り行きが見守られています。
それにしても、一方的に格付けを下げて、告げないって、アリですか


意外とご存じない方がいらっしゃるかもしれませんので、あらためてご紹介



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