ずっとメルケルさんの記事を書きたかったのですが、全く時間的余裕がなく、今日になってしまいました

今日もあと1時間くらいで、友達と軽くお茶(ビールかな

)をするので、頑張って書きますね
10月29日に、12月の党大会で党首を辞め、2021年の次期選挙では首相として5期めを目指さないと発表したメルケル首相です。
* ドイツでの報道中道左派寄りの南ドイツ新聞(Süddeutsche Zeitung)メルケル首相からの発表で、ドイツ政局が新たな動きに入った。自分の職に甘んじて、ただただ現状を維持するだけでは、何も先に進まないことを(メルケル首相は)証明してくれた。今回の動きにより、(SPD党やCSU党からも)辞任する議員が出てこないことは、おかしい。
中道右派寄りのフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(Frankfurter Allgemeine Zeitung、FAZ)ドイツ第1党の党首と首相が同一人物でないことは、EU内でのドイツの地位に変化(問題)を与えることになるかもしれない。当然であるが、CDU党の党首が誰になるかで、それも変わってくるだろう。特にメルケル首相と大きく考え方が違う人物が党首となれば、それはさらに明らかになるであろう。
* オーストリアでの報道中道左派寄りのDie Presse かなり辛辣な意見が書いてありました。
メルケル首相は非常に大きな間違いを犯した。任期満了まで首相で居続けると言いながら、党首としては引退するからだ。党を引っ張っていけない人物に、国が収められるのか?甚だ疑問である
* フランスでの報道中道右派寄りのフィガロ (Le Figaro)メルケル首相の引退は、欧州統一派にとっては残念なニュースであり、政治的な士気が下がるだろう。在任中のメルケル首相の最優先事項は、欧州の統一を維持することであり、さらなる深化にまで踏み込まないだろう。引退が早すぎたか否かについては、まだ判断をする段階ではないと考える。
フランスの主要経済紙トリビューヌ(La Tribune)マクロン大統領が行おうとしている欧州統一/改革に代表される「欧州の再復活」が、メルケル首相の引退により、弱体化する懸念が出てきている。
フランス国営ラジオ France Inter 欧州には、力強いリーダーが不在のドイツは、必要ない。メルケル首相が引退したら、「(アメリカン・ドリームにちなんで)ヨーロピアン・ドリーム」を語る人物は、ドイツから登場しないかもしれない。それは、マクロン大統領にとって不利な状況となるであろう。
そもそも政治不安が、(パリではなく)ベルリンで起きていることがヨーロッパにとっては新しい事態であり、欧州統一などにとっては危険材料となり得るだろう。
* ベルギーでの報道ベルギーの経済紙 De Tijdメルケル首相は、CDU党の支持を失った。後任は、より右寄りの思想を持った人物になるであろう。メルケル首相はあまりにも長く首相職にしがみつきすぎた。国民の誰からも愛されていた時代は終わり、レイムダック化したメルケル首相として、ドイツ国民の記憶に残ることになるかもしれない。
* オランダでの報道中道左派寄りのVolkskrant紙メルケル首相がつまづくと、過去10年以上頑張って進めてきた欧州の努力が水の泡になりかねない。メルケル首相の引退は、フランスのマクロン大統領にとって最も打撃を被るだろう。
* イタリアでの報道中道の Corriere della Sera紙非常に現実的で、時としてつまらない印象を与えたメルケル首相。しかし彼女の政治手腕は確かなものがあり、欧州の巨人として君臨してきた。同首相が引退したら、ドイツを引っ張っていくリーダーの欠如が表面化するであろう。イタリアは、メルケル首相の引退を悲しく思っている。
La Repubblica紙メルケル首相がいなくなれば、欧州は統一ではなく、亀裂が入るかもしれない。
* スペインでの報道中道右派の El Mundo紙メルケル首相の引退は、ドイツ政局だけに留まらないだろう。メルケルさんはフランスと手を取り合い、ヨーロッパの統一の指揮をとり、ヨーロッパの価値を上げていった。そう考えると、同首相の引退は、欧州にとり大きな損失となる。
中道左派の El Pais紙バイエルン州とヘッセン州それぞれの議会選挙でCDU党が議席を大きく失ったため、「まるで何もなかったように」首相職を続けていくことは、メルケル首相にとって出来なかったのであろう。この結果は、同首相に対して、現実の厳しさを教え、このまま首相で居続けることが、どういう影響を与えるか教えたに違いない。
申し訳ありません。まだイギリス、アイルランド、スイス、ポーランド各紙のコメントもあるのですが、そろそろ出かけないと間に合わないので、本日はここで失礼いたします。
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