3月から始めたファンダメンタルズ・カレッジの受講生さんたちから、1990年代に起きた 「XXXX危機」

についての質問がいくつか来たので、この週末は予定変更して、1990年代の通貨危機を調べていました。
やはり壮絶な戦い(政府や中銀、IMFなど)が繰り広げられていました

当時は私 銀行のディーリングルームで勤務していましたが、一番覚えているのが、1992年 ポンド危機。次が、1998年 ロシア危機です。このロシア危機のあと、米LTCMの破綻が続いたことが、特に印象的です。
* つい今しがた起きた「牧師釈放」のデマ?帰宅直後、 「さてと今日のリラは、どのくらい下がってるかなぁ?」とTwitterをチェックしたら、いきなり目に飛び込んできた 「在トルコ米大使館、ブランソン牧師を8/15釈放」 というヘッドラインが・・・・
し か し、どこのニュースかが、はっきりしません。
自分の経験上、出元がはっきりしないヘッドラインに飛びついて、何度も高い授業料を払っているので

ちょっと慎重。
FXとか投資って、即効性が非常に重要なんですが、目に飛び込んできたニュースが 「正しいのか?Fakeなのか?」
この見極め力も必要
難しいッス・・・

在トルコ米大使館のホームページにも載ってないことを確認して、とりあえず Fake News扱いしました。
で、結局 否定されています。この否定は、ロイターなどがきちんと報道してますから、安心です。
* エルドアンさんが大統領である限り、アカンでしょ、これ?トルコって大好きな国で、トルコ語の勉強して3ヶ月も旅行した国なので、こういう状況を見るのが辛いです。
が、エルドアンさんは 支持出来ません。
正直、今後どんな対策が出ようが、中途半端に中銀が利上げしようが、このトルコ危機は続くように思います。

一番マズイのは、ヨーロッパの銀行のトルコに対するエクスポージャーが デカイこと。
そして、このトルコ危機が拡大してから私が常にチェックしているのが、トルコへのデクスポージャーが大きい銀行がある国々の国債利回りです。

(クリックすると拡大します)
全て10年物国債利回りですが、スペイン、イタリア、そして規模は小さいですがフランス。全ての国の国債利回りは上昇 (国債価格下落)
比較しやすいように、最後にドイツも加えましたが、いかにドイツ国債は欧州の「安全資産」という認識かがわかります。
イタリアの3%乗せは、痛いです
一番エクスポージャーが大きいのはスペインなんですが、イタリアはトルコ以外にも予算案などで先行き不透明感が高いため、国債利回りがなかなか下がりません。
今後 3%台が 「日常の風景」 となった場合、利払いなどの財政負担が重くのしかかるでしょう。
ということで、長々書きましたが、
FXプライムbyGMOさん の明日のコラムで、もっと詳しく書かせていただきます。イタリア 非常に気になるので・・・
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