ロシア・ルーブルの下げがかなりキツイですが、私が住むイギリスのポンドも、結構きています。
今朝の新聞一面は、ボリスの失言

と、ホリデーでのユーロへの両替レートがかなり低くなっており、イギリスの旅行者が打撃を受けている

というものがメインでした。
* またしても ボリスの失言7月に外務相を辞任したボリスが、英テレグラフ紙の自身のコラムで、イスラム教の女性の服装について、マズイことを書きました。
そもそもの内容は、「公共の場での女性のベール着用禁止」を支持する記事だったようですが、その中で
「イスラム教徒の女性は顔を覆ったブルカを着用しているが、あれは銀行強盗か、郵便ポストにしか見えない。そもそも女性だけが顔を隠すことを’当たり前’とすること自体が、おかしなことで、女性イジメと同等の意味を持つ。」
と書きました。
これを受け、イスラム系イギリス人の保守党支持者から、正式な抗議が来ていることはもちろん、
もし 将来ボリスが首相となったり、保守党の党首となった場合は、保守党から離党するという議員も出てきています。
この失言を受け、メイ首相にボリスの言動をもう少し取り締まるよう要請が出たようですが、正直 全く効果ないと思います。

英国のスカイTVが早速 世論調査を行い、その結果が出ましたが、
・ボリスの発言内容は、イスラム教の女性に対する差別言葉ではないと思う 60%
・明らかに差別言葉だ 33%
・ボリスは、今回の失言について誤るべき 45%
・誤る必要なんて、ない 48%
ということで、イギリス人も特にボリスの失言を、失言とは思っていないとも受け取れます。
お隣のフランスでは、2010年に公共の場でのベールやスーカーフ、ヘルメットなどで顔を隠すことが禁止される法令ができています。最近はデンマークも、同様の法令を発動しました。
私はずっと数学を教えるボランティアを15年やっていて、そこの3割くらいの生徒がソマリアからの難民でしたので、バルカをかぶる女性を見るのには慣れていますが、最初はやや抵抗があったのも事実です。
* ヨーロッパへの旅行者、イタタタタ・・・・ 
実は私も来週から短いホリデーに、イタリアへ行くことになりました。そのため、本当にイタタタタ・・・と感じています


(クリックすると拡大します)
これは本日のガーディアン紙一面ですが、赤く囲んだ部分が、ポンド安による旅行者の悲鳴の部分
黄緑の丸が、ボリス失言問題です。
以前もブログで書いたと記憶していますが、BBCニュースの為替/株価の報道では、ユーロ/ポンドではなく、ポンド/ユーロです。
つまり、1ポンドについて、何ユーロか? です。
現在のユーロ/ポンドが 0.899台ですので、ポンド/ユーロは1.11
「ついこの前まで 1.15台だったよ!」 と説明しているのが、新聞一面写真の右側のチャート。
そして、さきほど聞いて驚いたのですが、今朝のイギリスの各飛行場にある両替屋さんでは、
本日のポンド/ユーロのレートが な ん と
0.94 


両替屋は、どの国に行っても、とんでもないレート出してきますね・・・
私がイタリアに行く頃も、このくらいのレートは当たり前。もっとヒドイかもしれません。
約3週間後の8月29日(水曜日)、トレイダーズ証券さんの主催で、ロンドンの自宅からオンライン・セミナーを行ないます
ロンドンから生放送、欧州市場のスペシャリストが秋相場を語る!
8月29日 (水曜日) 20時から21時まで 定員: 200名様どなたでも参加できます。
この日は、翌日に米ジャクソンホール経済シンポジウムを控えておりますので、欧州の話題に加え、アメリカについてもお話しさせていただけると嬉しいです



詳細は、バナーをクリックしてください!


初回入金10万円以上」+「取引1Lot」で、書籍【ずっと稼げるロンドンFX】をプレゼントいたします


