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FXプライムbyGMOさんのお客様からの質問

水曜日に FXプライムbyGMOさんでオンライン・セミナー をやらせていただきます。

そのため、お客様からたくさんの質問を頂戴いたしました。

かなり難しい質問があり、答えに戸惑いますが、その中でも「切実度の高い質問」をここで選び、お答えさせていただこうと思います。

セミナー資料は既にお渡ししてますが、かなり大量です  そのため、答えるのに時間がかかるものは、私のこのブログで対応させていただけると幸いです。



質問:
昨年12月まで利益が出ていましたが、今年に入り、負けが続いています。
同じ手法ですが、何が原因で勝てなくなったのでしょう?
相場環境が変わったのでしょうか? 現在、再度エントリー条件を見直してますが、他に対策はありますか?




みなさん ご存知のように、私はファンダメンタルズでマーケットを考え、イン/アウトのタイミングをチャートで見ています。そのため、「手法」というものは特に意識しておらず、唯一 ベガス方式を使ったり、時々 200移動平均線を参考にする程度です。

この質問者の方にお聞きしたいのは、

「全てのマーケットで、いつどこでも、勝てる手法が、あると思いますか?」

もしあるのなら、私にも教えてください   一生 楽して暮らせます 

勝つことと、勝ち続けることは、違う。そこも認めて欲しいと思いました。





私は、毎年 マーケットのテーマを決めて、それが変更されるまで、忠実にフォローしています。

例を挙げれば、

・2016年  Brexit
・2017年 ヨーロッパでの選挙(特にフランス大統領選)
・2018年 米中間選挙に向けたノイズと、金利の正常化(英欧)


こんな感じで、まずその年のテーマを決めるようにしています。そして、通貨の天秤を作り、テーマと合う通貨ペアを探して、取引の参考にするやり方です。



ご質問にある「相場環境」というのは、流動性のことでしょうか? それは、毎年というより、その時々により、変わってくると思います。ただ、今年に関しては、アメリカはバランスシート縮小  ユーロ圏はテーパリングの真っ最中  英国は流動性の部分には一切タッチせずに、金利の引き上げで対応しています。

アメリカがバランスシートを縮小するのなら、ドルの流動性のある程度の縮小はやむを得ず、結果としてドル高になりやすい・・・ という記事を読んだことがありますが、実際のマーケットでは、そうなっていません。逆に、流動性はそのままにしている英国のポンドが買われています。



私がファンダを使っているから言うのではありませんが、テクニカル一辺倒で行くと、マーケットを動かしているテーマやファンダの部分の流れが見えなくなることもあり、軋みが出てくることがあるように感じています。もちろん、テクニカルだけで勝っている人もおりますので、これはあくまでも私の感じ方ですので、反論がある方は、申し訳ありません。

ファンダだけで勝てる! と言うつもりは毛頭ございませんが、両方をバランスよく混ぜてあげると、より精度が上がるのではないでしょうか?

そういう意味では、私はもっとテクニカルのお勉強をしないとなりません  



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4月18日(水曜日) ロンドンの自宅からWEBセミナーをいたします。

ヨーロッパ、ロンドンから見た為替相場全般、経済事情を解説します。特にユーロ、ポンド相場に対する見方は必見です。ドル円はトレードするけど、ユーロやポンドは苦手という方、ぜひ本セミナーを受講ください。トレードの幅がさらに広がるはずです。


お申し込みは、   このバナーをクリックしてくださいね 

どなたでも参加できます   皆様のご参加をお待ち申し上げております。

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FXプライムbyGMO
[ 2018/04/16 23:57 ] 初心者向け | TB(-) | CM(0)

地政学リスクでも、資源通貨が買われたの?

先週金曜日にアップしたセントラル短資FXさんのコラム記事 「地政学リスク相場との付き合い方」

この中でひとつよくわからないことがあるという質問を、私が3月から始めた「ファンダメンタルズ・カレッジ」の生徒さん、そしてブログ読者の方からメールを通じていただきました。


質問:
1990~91年に起きた湾岸戦争のとき、地政学リスクの相場で、その当時は原油が買われたから、資源通貨が買われたと書いてありました。  個人的には、資源通貨(AUDやCAD)は、リスク通貨という認識で、リスクが起きた時に原油が上がるから、一緒に買われるものでしょうか?




こういう質問でした。

コラム記事の中でも書いたのですが、当時は地政学リスクに慣れていないマーケットでしたので、ニュースが出た時の各通貨ごとの予想を巡り、市場参加者の見解が分かれたため、今なら起きない動きや考え方がマーケットにあったと思います。


はっきりした年月日まではわかりませんが、そもそも 「リスク・オン/オフ」という言葉でマーケットが語られたのは、たぶんですけど 2007年のサブ・プライムから2008年リーマンショック  あたりなんじゃないかな? と思うんです。わずか10年なんですよね、この 「リスク・オン/オフ」という概念が我々個人投資家まで浸透してきたのは・・・


そして、外国為替市場に銀行が参入してマーケットメークするようになったのが、1980年のはずですので、湾岸戦争時代は、銀行参加後 「まだ10年目」でした。そのため、マーケット参加者にとっても、試行錯誤の連続だったと認識しています。


湾岸戦争が始まるまでの為替ディーリングは、もちろん主要国の経済・金融政策、政治的イベントなどで動きましたが、1990年代の地政学的リスク相場到来と共にディーリングのやり方が変わった転換期だったとも言えます。

特に湾岸戦争の頃は、「原油価格動向をにらみながらドルの先行きを考えて相場を張る」という今までにない取引き手段を覚えました。

当時のアメリカは世界最大の原油輸入国であったため、「原油価格上昇 ⇒ 米国の景気減速懸念台頭」というシナリオをたて、それを先取りする形でドルを売るという「原油とドルの逆相関性」を念頭に置いた取引方法が確立された瞬間でもありました。


なんかなぁ こういう昔のことを書ける ということは、それだけ私がめっちゃ 年取ってるってことで、あまり嬉しくないなぁ 


悲しい







「これまで以上に“アクティブ”なトレード環境の実現」のため、今春、サービスを大幅にリニューアル


・ユーロ円0.5銭や、ポンド円1.2銭も結構狭い

・1回あたりの最大注文可能数量は300万通貨

・4月は、ご縁は全員大吉  (  4万通貨毎に12円キャッシュバックします)


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[ 2018/04/16 21:22 ] 初心者向け | TB(-) | CM(0)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX (株)さんで 連載スタート
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
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