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英国の内務相辞任劇

この週末、大きな出来事がありました 


ラッド内務相が辞任しました。 正確に言えば、辞任に追い込まれた・・・と言っても過言ではないでしょう。

辞任するかどうかに関する議論が週末になされ、最終的に日曜日の夜遅く、正式に辞任を発表しました。

これが今朝のタイムス紙一面です。

英 ラッド内務相辞任



これは笑い話になりますが、たまたま 今朝ロンドンに到着したラッド・オーストラリア首相。飛行場からの道すがら、英タイムス紙を購入し、一面を開いたら 「ラッド、辞任」 という見出しが見えたので、自分のことか?と一瞬 慌てたとそうです   英国のラッド元内務相とオーストラリアの首相の苗字が同じだったという笑い話

しかし、英国政府にとっては笑い話では済まされません。



* ラッドさんって、どんな人?
ラッドさんは、メイ首相の後任? というか、最終的に首相の座を狙う人という認識で一致していました。そして、彼女は、メイ首相を尊敬しており、師弟関係的な間柄でした。

メイさんがご自分が首相になった時、自分の後任として、ラッドさんを内務相に任命しています。



* どうして辞任?
これは話すと1時間も2時間もかかりますので、要点だけ

Brexitに向け、英国は移民の制限を最優先しています。つまり、これは内務省の仕事です。

移民削減を具体化するため、毎年のターゲットを設置する/しないで、揉めていました。

そして、先週 複数のBrexit関係者が議会証言をし、ラッド元内務相もその一人でした。

議会証言の席で、ラッドさんは、「移民制限の数値目標は、ない」 と証言。

しかし、翌日開催されたBrexit委員会の席では、「ある程度の数値目標は、ある」と発言を覆しました。

この発言の不一致に気付いた野党:労働党が、「ラッドさんは嘘をついている。即刻辞任すべきだ」 と始まったのです。


以前、ブログにも書いたと思いますが、キリスト教の国で最大の侮辱の言葉は、「嘘つき」 です。誰かとケンカして、「嘘つき」とその人に言ったら、それでその人との関係は終わります。そして、相手の人が万が一、嘘をついていなかった場合は、そう言った貴方が恥をかき、友達を失うでしょう。そのくらい、嘘つきという単語は、禁句です。



* ラッドさん辞任後のBrexit
ラッドさんは、保守党で一番か二番くらいに 「欧州寄り」の方でした。閣僚が集まるBrexit委員会でも、ラッドさんがソフトBrexit路線を主張することが多かったとも言われています。しかし、この方がいなくなった今、Breixt委員会のメンバーは、ハードBrexit路線の方がメインになったとも言われており、今後EUとの協議でも、よりハードなBrexit路線に修正される可能性も出てきたようです。



実はこれ以外にもBrexitを巡り、保守党内がゴタゴタしています。

しかし、日本では全くニュースになっていないと思いますが、今週木曜日(5月3日)は、英国の地方選挙が実施されるため、議員みんなが地方選挙に集中しています。

果たして、保守党はどのくらい議席を失うのか  かなり苦戦を強いられることは、間違いありません 

この辺りについても、明日か明後日くらいに動画で配信できれば嬉しいです。








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ECBのQE策、年内に終了するのか?

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりました セントラル短資FX さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2012年11月16日より 毎週金曜日に マーケット・ビューで連載されることになりました 



欧 ドラギ総裁



4月26日、欧州中銀(ECB)金融政策理事会が開催されました。今週のマーケットは、米10年物国債利回り(以下、長期金利)が2014年以来はじめて3%台に載せたことがメインテーマとなっており、ECB理事会への関心度はそこまで高くなかったと思います。

今回のコラムでは、ECB理事会からの発表内容をご紹介し、ここからのユーロについて考えてみたいと思います。





今回のコラム記事の主な内容は、


・ECB理事会事前予想

・ECBからの発表・金融政策

・ドラギ総裁記者会見

ドラギ総裁の主な発言

・金融政策の見通しと景気減速について

・保護主義/貿易問題の脅威

・米長期金利3%達成について

・ここからのECB金融政策変更のタイミング

・ここからのユーロ







コラム記事の一部をご紹介しますと、


>>>「インフレ見通しへの影響に対するユーロの監視」というからには、ユーロ高に対しECBは懸念を持っていると受け取れます。(中略)   昨年から現在までにユーロ実効レートは8%、ユーロ/ドルは21%それぞれ強くなっていました。ECBがこれ以上のユーロ高を望んでいないとはっきり言ったわけではありませんが、気になりますね。<<<





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どうぞごゆっくりお読みください 






「これまで以上に“アクティブ”なトレード環境の実現」のため、今春、サービスを大幅にリニューアル

・ユーロ円0.5銭や、ポンド円1.2銭も結構狭い

・1回あたりの最大注文可能数量は300万通貨

・4月は、ご縁は全員大吉  (  4万通貨毎に12円キャッシュバックします)


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[ 2018/04/28 02:53 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

英中銀、次の利上げは いつ?

下の記事 の直後、いくつかの大手銀行が、英中銀の利上げについてレポートを出したようです。



GDP悪かったけど、5月利上げアリ 

バークレイズ銀行    
Bank of America Merrill




5月利上げなし

JPモルガン




年内利上げなし

UBS




これ以外の銀行の予想がでたら、付け加えていきますね 


英 英中銀 マーク





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[ 2018/04/27 23:10 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

英Q1GDP速報値、驚きの悪さ

今週は正直、めちゃくちゃハードな一週間でした。

私は毎週金曜日、昼から1時間だけですが、「自分自身にアポ」を取る習慣があります。
と言っても、はじめてまだ半年ちょっとですが、非常に気にいっています。

これは、私が尊敬するある女性から教えていただいた習慣です。
その方は、人間はお金や時間の余裕を持つことの大切さを教えてくださいました。
言われてみると、私は日曜日から木曜日まで、キッツキツの時間配分で仕事をしているので、余裕など全くありません。
その意味で、金曜日の昼から1時間だけ、スタバに行って、抹茶ラテとお昼ご飯を食べながら、大好きな推理小説を読む。
たったこれだけですが、本当にこの時間が私に理性を与えてくれていると言っても過言ではありません。

皆さんも 「自分とアポ」  これを是非真似してみてください 



* 驚きの悪さ、英Q1 GDP速報値
今年の英国の冬は、長い/寒すぎる/雨か雪が続き、30年住んでいる私でさえも、弱音を吐きそうになりました。これだけ天候不順が続いたのだから、GDPが弱くなっても当たり前  と言いたいところですが、今まで発表された3月の経済指標を見る限り、思ったほど 落ち込んでいない。

だったら、GDPも当然、予想と同じくらいか、ちょっぴりだけ悪いか? せいぜい そんなもんでしょ?  と余裕をかましていたマーケット参加者

ところが、いざ発表された数字を見て、びっくりの栗

栗



英・2018第1四半期GDP 速報値  (前期比)

2017Q4 +0.4%   Q1予想 +0.3/0.4%  結果  +0.1% 

2012Q4以来の低さ



英 2018Q1 GDP 速報値
(クリックすると拡大します)



英統計局(ONS)からの発表内容 を見ると、ここまで低かった理由がわかりました。

このチャートは、英経済を製造業/建築業/サービス業にわけて、GDPの数値を表わしたものですが、建築業がマイナスなんです・・・  これが、大きく足を引っ張りました。



英 2018Q1 GDP 前年同期比
(クリックすると拡大します)




* 驚くほど弱いGDPを受けて・・・・
この驚くほど弱いGDPを受けて、各方面からコメントが出ています。

・メイ首相報道官
予想よりも弱い数字が出てしまったが、英国経済の基礎は、しっかりしている

・ハモンド財務相
3月の大雪の影響がかなり悪い結果として出てしまった

・統計局
3月の大雪の影響は、限定的

・英管理者協会 (会社幹部・弁護士などからなる管理者協会.)
大雪の影響はあると思うが、Brexit の影響で、先行き不透明感が払拭されず、企業投資が踏みとどまっていることも大きな要因

・エコノミスト誌のシンクタンク EIU (Economist Intelligence Unit)
3月の大雪のせいにしたい気持ちはわかるが、たかが1週間 雪が降っただけで、これだけGDPが弱くなるとは考えづらい。この数字を見る限り、5月に利上げに動くのか、英中銀は今まで以上に慎重になるだろう。



*  5月利上げの可能性
本日のGDP発表前   利上げの織り込み度  50%
GDP発表後    利上げの織り込み度  20%



金利先物市場での織り込み度は、
2週間前    2018年は2回の利上げ
現在   2018年は1回の利上げがあるかどうか、ギリギリの線



次回のGDP改定値の発表は、5月25日です。
英中銀 Super Thursdayは、5月10日なので、ちょっと雲行き怪しくなってきましたね・・・・








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[ 2018/04/27 21:59 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

タカ派/ハト派の激突となる欧州中銀理事会

11月11日という縁起の良い日から、YJFXさんのご好意で隔週コラム記事を担当させていただくことになりました。 



ナポリでのECB理事会




4月26日、欧州中銀(ECB)金融政策理事会が開催され、ドラギ総裁定例記者会見が行なわれる。昨年から景気拡大が順調に進んでいたユーロ圏だが、今年に入ってから苦しい展開を強いられている。

今回のコラムでは、最近のユーロ圏経済の振り返りと、ECB理事会での発表内容の予想を一緒に考えてみたい。

   


こちら  から、お読みいただけます!





コラム全体のご紹介は、下のバナーをクリックしてください。そこからも記事が読めるようになっています。

               

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トルコ中銀 予想以上の利上げ 

トルコ中銀が、予想以上の利上げに動きました!



* トルコ中銀金融政策理事会に向けたロイター調査結果
4月20日に実施されたロイター調査の結果によると、

13人のエコノミストのうち、10人が主要政策金利である 「後期流動性ウィンドウ金利」 を、現状の12.75%から0.50%引き上げて、13.25%へするという結果になっていました。

同じく、ブルーンバーグの調査でも、利上げの可能性を示唆していました。

その意味では、「利上げ」そのものには意外感がないかもしれません。



* 利上げ幅は0.75%
いざ蓋を開けてみると、利上げは実施されましたが、幅は0.75%となり、予想以上の利上げ



* どうして今、利上げへ?
6月24日に実施される総選挙に向けた動きである という点で、市場の見解は一致しています。

つまり、 「エルドアン大統領が主張するように、景気回復のツールとして、金利を上げずに我慢するか?」

それとも

「6月24日の総選挙に向け、強いトルコ/強いトルコ・リラ を有権者に見せるか?」



結果として、答えは後者になったと言われています。そして、もし本日 トルコ中銀が利上げに動かなかった場合は、さらにトルコ・リラは弱含み、インフレ懸念がますます台頭するという悪循環   



トルコ中銀 予想外の利上げ


利上げと同時にリラ高になりましたが、その後失速  









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[ 2018/04/25 20:56 ] 新興国関連記事 | TB(-) | CM(0)

関税同盟を巡る仁義なき戦い

今の若い人は、仁義なき戦い とか、知らないんだろうなぁ


仁義なき戦い




* 関税同盟を巡る駆け引き
先日 動画で説明しましたが 英国議会では関税同盟残留に関して、意見が割れています。

この英国議会での動揺をうまく使ってきたのが、EU側です。うまいですね~



* EUからのオファー
今朝わかったことですが、EUは   「もし英国が関税同盟に残留するという選択をした場合に限り、今後交渉がはじまる貿易交渉において、かなり英国の要望を聞き入れる準備がある」  というアプローチをしてきたようです。




* 関税同盟に残留する場合の問題点
英国はEUから離脱する    これがBrexitです。

しかし、関税同盟に残るということは、関税に関しては 「EUの取り決め」 に永遠に従わなければいけないという義務が残ります。

これが意味していることは、EU-英国間の貿易交渉だけでなく、例えば英国と日本との貿易交渉についても、2国間独自の条件が設定できず、EUと日本の条件をそのまま英国は受け入れること意味しています。

現在は、トルコがEUとの間で関税同盟を築いていますが、トルコは相当不満を漏らしていることもあり、英国は二の足を踏んでいる状態とも言えるでしょう。



*  Brexit委員会
本日、メイ首相はBrexit委員会を招集すると伝えられていますが、時間を調べてもわかりません。午後4時までは判ったので、そのあとなのかもしれませんね・・・・


先日 動画で説明しましたが これを書いたあとも、メイ首相は ビジネス界や与野党の議員から、関税同盟残留について真剣に検討して欲しいというアプローチを受けています。

アイルランドも国境問題が一気に片付くので、非常に前向きです。

現時点で判っていることは、関税同盟に残留するのなら、辞任する! と脅しをかけたジョンソン外務相やフォックス貿易担当相は、本気で辞任するつもりではないらしい・・・ ということで・・・・





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米長期金利3%超えのマーケット

今年から FXプライムbyGMOさん で、私のWEEKLYレポート『松崎美子のロンドン発WEEKLY為替市場見通し』の配信が始りました。

こちらは、FXプライムbyGMO会員限定 ですので、レポートをご一読いただき、ぜひトレードにお役立てください。



今年に入ってから、米10年物国債利回り(以下、長期金利)が3%に近づいてきました。

今週のコラムでは、長期金利とドル円、そして株価との関係をチェックし、今後3%を越えた場合の長期金利のターゲットや、ドル円の動きを考えてみたいと思います。




米 ウォールストリート




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ロンドンFXチャンネル 【Brexitに関する英国議会での動き】 動画アップしました!

ロンドンFXチャンネル動画をアップしました 

お話しさせていただいた内容は、先週から英国の議会で起きているBrexitを巡る動きについてです 

是非ご覧くださいね 


まぁ、ほとんどの方が申し込まれたと思いますが、もし 実効レートに関する無料レポートを、まだお読みでない方は、 こちら  から、どうぞ 



今回の動画は  これをクリックしてください。

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過去の動画をもう一度見直したい方は、ブログ左の 「カテゴリー」にある 【ロンドンFXチャンネル 動画】からご覧になってください。

ロンドンFXチャンネルに、みなさんも  登録  お願いしま〜す 

質問は、
・Twitter
・ブログのコメント欄   
・ブログのメールフォーム  
・ロンドンFXチャンネル専用のメアド  Gメールで、londonfxchannel25 でお願いします。

これからもよろしくお願いします 
[ 2018/04/24 02:43 ] ロンドンFXチャンネル  動画 | TB(-) | CM(0)

メイ首相の決断

アメリカの長期金利が3%ギリギリまできて、ドルが買われています。これについては、明日の FXプライムbyGMOさん のコラム記事で書かせていただきますので、お待ちください~ 



* メイ首相の決断
先週のブログ記事でご紹介した 「英国上院、Brexit後の関税同盟残留を支持」

これを巡り、この週末ずっと 「メイ首相は、あれだけ離脱すると約束した関税同盟に残留するという選択をとらざるを得なくなるんじゃないか? そうなると、党首交代ということにも、なるのか?」

この疑問が英国中に満喫していました。

それに対し、首相官邸筋 (  いったい どういう筋なんだ という突っ込みは勘弁してください・・・  ) が今朝発表した話によると、

「メイ首相は自身の考えを変えていない。単一市場(シングル・マーケット)からも関税同盟からも、離脱する」

ということのようです。


メイ首相 PMQ




* 党首交代の可能性について
これに関しては、このあとの原稿書きが終わってから、動画で配信しようと思います。
たぶん 日本の明け方くらいの時間になると思うので、明日 皆さんが起きたら、是非ご覧になっていただけると嬉しいです 

ここでざっくり申し上げますと、もしメイ首相が関税同盟に残留するという考えに変更した場合には、複数の閣僚の辞任が続くようです。同時に、党首チャレンジも行われる可能性が高まっています。

しかし、イギリスはそれをやっている時間、ありません。

2年間の交渉期限が切れるまで、残されたのは、あと340日

このあたりについても、原稿書きが終わってから、動画で説明しますので、よろしく御願いいたします。










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英国、5月利上げについて考える

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりました セントラル短資FX さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2012年11月16日より 毎週金曜日に マーケット・ビューで連載されることになりました 




英中銀 カーニー



世界景気の拡大が、Brexitで苦しむ英国経済に明るい光を注いでくれたと考えておりましたが、ここにきて世界景気全般の雲行きが怪しくなってきているように感じます。

マークイット社が発表する購買担当者指数(PMI)のグローバル版の3月の数字を調べてみると、製造業は53.4で5ヶ月来の低さ、サービス業は53.2で、なんと17ヶ月来の低さとなっていました。2016年中盤から続いていた世界の景気拡大が踊り場にさしかかった今、果たして私が住む英国は、利上げに動くのでしょうか?

今週のコラムでは、この点について考えてみたいと思います。






今回のコラム記事の主な内容は、


・3月の英国中銀金融政策理事会(MPC)からの発表

・MPC理事達の発言

カーニー総裁 (2月8日)
ブロードベント副総裁 (2月11日)
ラムズデン副総裁 (2月24日)
ホールデン英中銀主席エコノミスト (2月21日)
ブリハ理事 (2月12日)
マカファーティー理事 (4月10日)
ソーンダース理事 (1月17日)
テンレイロ理事 (1月17日)

・英中銀理事達のタカ派/ハト派の変化

・英中銀、5月利上げに関するロイター調査結果

・今週発表された経済指標

英・雇用統計
消費者物価指数(インフレ率  CPI)
小売売上高

・5月利上げの有無
5月利上げなし、8月に延期を支持する人たち
5月利上げを支持する人たち

・ここからのマーケット




コラム記事の一部をご紹介しますと、


>>>インフレ率や小売売上高が落ち込んでも、5月に利上げをすべきという人たちは、3月の大雪のため、小売が落ち込むのは予想範囲内。それよりも、賃金は予想通り、上昇に転じてきている点を評価すべきというもの。

ほとんどの英中銀理事達が、利上げの必要性を訴えていることを考えれば、ここで利上げを躊躇することは、中央銀行のクレジビリティー問題にも関わるため、何があっても利上げに動くだろう・・・ という意見です。
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[ 2018/04/21 00:44 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

カーニー総裁と間逆な講演内容のソーンダースBOE理事

すぐ下の記事の続編とでもいうべき内容になりますが、蟹さんから一夜明けた今朝、英中銀MPC9名の理事の一人であるソーンダース理事が講演しました。この講演は、事前から予定されていたもので、英中銀のホームページにも詳細が載っています。



英 ソーンダース




* タカ派健在のソーンダース理事
ソーンダースさん、タカ派です。

3月のMPCでも、利上げ票入れてます。

この方は、元米系シティバンクの主席エコノミストだった方ですので、経済は専門家ですね。
まぁ、経済の専門家は、英中銀には掃いて捨てるほどおりますが、この方はその中でも「タカ派」に属する理事です。

今朝の講演では、前夜の 蟹発言 とはうってかわり、利上げアリアリムードの内容となっています。


「With spare capacity largely used up and cost pressures rising, I believe the economy no longer needs as much stimulus as previously. Rather, we probably need to move over time to something more like neutral, in order to ensure a sustainable return of inflation to target.

The second topic is to explain why – at least from my perspective – any further tightening is likely to be at a gradual pace and to a limited extent. A key point is that “gradual” need not mean “glacial”.

Gradual’ does not imply that the MPC can only raise rates at a very low frequency, such as once per year. Nor does “gradual” mean that the MPC cannot tighten faster than markets price in.

‘Gradual’ does not necessarily mean that the exact timing of rate changes must be totally predictable or signalled in advance.

The MPC does not intend to create unnecessary uncertainty, and gives guidance – based on our economic forecasts – on the expected general outlook for interest rates.

But I doubt that we will regularly use code words to effectively pre-announce policy decisions from meeting to meeting.


要点をまとめると

・経済/労働市場の緩みがかなり縮小していることを考慮すると、英国は今までのような超緩和政策を必要としていない

・インフレ率が英中銀の目標値で安定するためには、金利がニュートラル・レベルに戻ることが自然である

・金利の正常化に向けた利上げ速度については、穏やかなペースであるべきだ。
ただし、「穏やかな」と「遅い」は意味が違う

・「穏やかなペース」という意味は、年に一度の利上げ ということではない

・「穏やかなペース」という意味は、英中銀はマーケットが予想している回数より多くの利上げをしては、いけない! という意味でもない

・「穏やかなペースの利上げ」の意味は、マーケットが予想しているタイミングで、確実に利上げに動くという意味でもない

・英中銀は不必要な不透明感を増す行動をするつもりは、ない

・英中銀は、金融政策の変更を事前に知らせる「コードワード」のようなものを使うことはないだろう



この方は、3月に続き、5月のSuper Thursdayでも、利上げ票を入れるでしょう。




* 5月利上げ織り込み度
昨日の小売売上高が発表されるまでは、90%の確率で、英中銀は5月に利上げすると予想されていました
               
小売売上高が発表された直後の、5月利上げ織り込み度は、80%へ低下
               
昨夜の 蟹発言 を受け、5月利上げ織り込み度は、45%へ低下  





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[ 2018/04/20 23:04 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

カーニー総裁発言でずっこけたマーケット

やってくれました、蟹さん 

カニ


実は、この記事の次の次くらいに挙げるブログ記事が、毎週金曜日にアップしている セントラル短資FXさん のコラムなのですが、たまたま というか、今週の記事は 「英国中銀 5月利上げ」 についての記事なんです 

まさか蟹さんが、この日の夕方のBBCでインタビューを受けるとは知らず、コラムを書いています。



* カーニー(蟹)さんのインタビュー内容
各中銀関係者が講演をする場合、中銀ホームページを見ると、場所や講演内容の詳細が事前に発表されます。しかし、新聞やテレビのインタビューは、ここには書かれません。

昨日ロンドン夕方のカーニー総裁のBBCでのインタビューは、寝耳に水でした。

発言内容の重要な部分は、以下の部分。


「Prepare for a few interest rate rises over the next few years.

I don’t want to get too focused on the precise timing, it is more about the general path.

We have had some mixed data. On the softer side some of the business surveys have come off. Retail sales have been a bit softer - we are all aware of the squeeze that is going on in the high street.

We’ll sit down calmly and look at it all in the round. I am sure there will be some differences of view but it is a view we will take in early May, conscious that there are other meetings over the course of this year.」


要約すると、

・今後数年の間に数回の利上げがある

・自分としては、利上げのタイミングにばかりフォーカスせず、利上げ実施の過程を重視したい

・最近の経済指標は、ミックスな結果となっている

・5月の英中銀金融政策理事会 (この時は、Super Thursdayです) では、各自違った意見が出てくることが予想される

・金融政策理事会は、(5月だけでなく)その後も続く



こう言われちゃったら、さすがに5月の理事会で、蟹さんが利上げ票を入れるとは思えませんね。
逆に、こういっておいて、利上げ票入れたら、ボコボコにされるでしょう。

イギリスのトレイダーにとっては、2014年のデジャブー 



Unreliable boy friend (移り気であてにならないボーイフレンド) 復活です 



2014年以降にFXを始められた読者の方に Unreliable boy friend の説明しますね

*移り気であてにならないボーイフレンド
2014年6月24日に財務省特別委員会では、5月に発表された英中銀四半期インフレーション・レポート内容について、議会証言が実施されました。その時に、委員会に出席していた女性議員が、カーニー総裁は政策金利上げの時期に関して、コロコロと発言内容を変える傾向にあるため、 「英中銀の最近の発言を聞いていると、移り気であてにならないボーイフレンドのようだ」 と発言し、話題になりました。

この女性議員が言わんとしていることは、約10日前の6月12日に行なわれたマンションハウス・スピーチで、あれだけ利上げ時期を前倒すことを示唆したタカ派色の強かったカーニー総裁が、この日の議会証言では、結構地味な発言に終始していたため、カーニーさんの発言は市場を惑わすだけ、一体なにを伝えようとしているのか判らない!という手厳しい指摘でした。





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[ 2018/04/20 22:42 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

武田薬品の買収提案、一旦棚上げ

日本の武田薬品が、アイルランドの  というか、アイルランドに本店があって、ジャージー島に登録していて、英国のFTSE100に上場しているシャイアー社の買収を企てている話しは、もう誰でも知っていることです。

続報出ました 


* シャイアー社 買収話を断った
武田薬品からのオファーは、

一株あたり 46ポンド50ペンス
(17.75ポンドが現金 (37%) 、28.75ポンドが武田薬品の株 (63%)

これを、シャイアー社は拒絶しました。

これを受けて、同社の株価はダウン



* 今度は8%アップ
しかし、その1時間後くらいに、いきなり株価が8%も上がった 

英 Shire株


理由は、アメリカのAllergan 社が、敵対買収を仕掛けてきた様子です。

このAllergan 社は、ボトックス注射で有名らしい。 調べたら、日本にも進出してた~ 



ボトックス



ボトックスとか、やったことある人 います?  私 恐くて出来ないわ、顔いじるの・・・・



と、ボトックスはおいといて、敵対買収の様相

いいですね~ こういうドロドロの展開。ブラックな私が出てきたなぁ 急がしすぎるしなぁ



この武田の買収却下で、思わずポンドを売ろうかな・・・・ と考えたんですが、武田薬品はまだ完全に諦めたわけじゃないそうです。


なので、また書き物に戻ります・・・・ 









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[ 2018/04/19 23:27 ] マーケット | TB(-) | CM(1)

英国上院、Brexit後の関税同盟残留を支持

昨日は FXプライムbyGMOさん のセミナーにご参加いただき、本当にありがとうございました 

そこでお話しした英国議会:上院での動きについて補足させていただきます。



* 上院での動き
昨日のセミナーでもお話ししましたが、英上院でBrexit法案の修正について、2つの内容について採決が取られました。


「Brexit後も関税同盟に残留する   賛成 348票 対 反対  225票」

この賛成票の中の24名は、保守党の上院議員です。



* ここからの動き
昨日の採決で終り! ではなく、ここから上院では 「5営業日」 に渡り、この点について意見の交換をします。この「5営業日」は、毎日続くわけではなく、今後数週間に渡り、続きます。

それが終わったら、「Brexit後の関税同盟残留について」 が、下院に戻ります。




* 下院に戻ってからの動き
下院に戻ってきたら、起こりうることは、2つ

1) 下院で、この採決結果について審議し、この変更を認める

2 下院では認められないので、もう一度 上院で話し合うよう、上院にそっくりそのまま返す  ピンポン方式と呼ばれています


最終的には、下院の・・・・・ つまり、メイ首相が繰り返し語っている 「英国は関税同盟に残らない」 
この通りになるのでしょうが、下院の 「残留支持議員」 たちは、作日の上院での動きを受け、なんらかの行動を起こすような予感がします。


これについては、また次の動きが出た時に、ブログでご紹介したいと思います。


英 上院








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ロンドンFXチャンネル 【英失業率と賃金との関係 + 質問への答え】 動画アップしました!

ロンドンFXチャンネル動画をアップしました 

お話しさせていただいた内容は、本日発表された英雇用統計について、そしていただいた質問へのお答えです 

是非ご覧くださいね 


まぁ、ほとんどの方が申し込まれたと思いますが、もし 実効レートに関する無料レポートを、まだお読みでない方は、 こちら  から、どうぞ 



今回の動画は  これをクリックしてください。

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過去の動画をもう一度見直したい方は、ブログ左の 「カテゴリー」にある 【ロンドンFXチャンネル 動画】からご覧になってください。

ロンドンFXチャンネルに、みなさんも  登録  お願いしま〜す 

質問は、
・Twitter
・ブログのコメント欄   
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・ロンドンFXチャンネル専用のメアド  Gメールで、londonfxchannel25 でお願いします。

これからもよろしくお願いします 
[ 2018/04/17 22:36 ] ロンドンFXチャンネル  動画 | TB(-) | CM(0)

Abexitに備える相場となるか?

今年から FXプライムbyGMOさん で、私のWEEKLYレポート『松崎美子のロンドン発WEEKLY為替市場見通し』の配信が始りました。

こちらは、FXプライムbyGMO会員限定 ですので、レポートをご一読いただき、ぜひトレードにお役立てください。



私は毎朝1時間以上かけて、ニュースを調べることを日課としています。ほとんどがマーケット関連ニュースですので、政治や経済・金融についての内容がメインとなります。英語による日本報道は、日銀の金融政策に関するものがほとんどですが、今週は久しぶりに安倍首相の支持率低下について、英国の新聞が報道しているのを目にしました。

一部の報道では、「Abexit (アベノミクスのAbe + Exitを繋げた造語) アベノミクスからの脱却」という単語を使っていました。たまたま今週は安倍首相の訪米もあり、マーケットの関心が円に移るかもしれません。 


エコノミスト紙の表紙 安倍スーパーマン 2013May



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4月18日(水曜日) ロンドンの自宅からWEBセミナーをいたします。

ヨーロッパ、ロンドンから見た為替相場全般、経済事情を解説します。特にユーロ、ポンド相場に対する見方は必見です。ドル円はトレードするけど、ユーロやポンドは苦手という方、ぜひ本セミナーを受講ください。トレードの幅がさらに広がるはずです。


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FXプライムbyGMOさんのお客様からの質問

水曜日に FXプライムbyGMOさんでオンライン・セミナー をやらせていただきます。

そのため、お客様からたくさんの質問を頂戴いたしました。

かなり難しい質問があり、答えに戸惑いますが、その中でも「切実度の高い質問」をここで選び、お答えさせていただこうと思います。

セミナー資料は既にお渡ししてますが、かなり大量です  そのため、答えるのに時間がかかるものは、私のこのブログで対応させていただけると幸いです。



質問:
昨年12月まで利益が出ていましたが、今年に入り、負けが続いています。
同じ手法ですが、何が原因で勝てなくなったのでしょう?
相場環境が変わったのでしょうか? 現在、再度エントリー条件を見直してますが、他に対策はありますか?




みなさん ご存知のように、私はファンダメンタルズでマーケットを考え、イン/アウトのタイミングをチャートで見ています。そのため、「手法」というものは特に意識しておらず、唯一 ベガス方式を使ったり、時々 200移動平均線を参考にする程度です。

この質問者の方にお聞きしたいのは、

「全てのマーケットで、いつどこでも、勝てる手法が、あると思いますか?」

もしあるのなら、私にも教えてください   一生 楽して暮らせます 

勝つことと、勝ち続けることは、違う。そこも認めて欲しいと思いました。





私は、毎年 マーケットのテーマを決めて、それが変更されるまで、忠実にフォローしています。

例を挙げれば、

・2016年  Brexit
・2017年 ヨーロッパでの選挙(特にフランス大統領選)
・2018年 米中間選挙に向けたノイズと、金利の正常化(英欧)


こんな感じで、まずその年のテーマを決めるようにしています。そして、通貨の天秤を作り、テーマと合う通貨ペアを探して、取引の参考にするやり方です。



ご質問にある「相場環境」というのは、流動性のことでしょうか? それは、毎年というより、その時々により、変わってくると思います。ただ、今年に関しては、アメリカはバランスシート縮小  ユーロ圏はテーパリングの真っ最中  英国は流動性の部分には一切タッチせずに、金利の引き上げで対応しています。

アメリカがバランスシートを縮小するのなら、ドルの流動性のある程度の縮小はやむを得ず、結果としてドル高になりやすい・・・ という記事を読んだことがありますが、実際のマーケットでは、そうなっていません。逆に、流動性はそのままにしている英国のポンドが買われています。



私がファンダを使っているから言うのではありませんが、テクニカル一辺倒で行くと、マーケットを動かしているテーマやファンダの部分の流れが見えなくなることもあり、軋みが出てくることがあるように感じています。もちろん、テクニカルだけで勝っている人もおりますので、これはあくまでも私の感じ方ですので、反論がある方は、申し訳ありません。

ファンダだけで勝てる! と言うつもりは毛頭ございませんが、両方をバランスよく混ぜてあげると、より精度が上がるのではないでしょうか?

そういう意味では、私はもっとテクニカルのお勉強をしないとなりません  



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[ 2018/04/16 23:57 ] 初心者向け | TB(-) | CM(0)

地政学リスクでも、資源通貨が買われたの?

先週金曜日にアップしたセントラル短資FXさんのコラム記事 「地政学リスク相場との付き合い方」

この中でひとつよくわからないことがあるという質問を、私が3月から始めた「ファンダメンタルズ・カレッジ」の生徒さん、そしてブログ読者の方からメールを通じていただきました。


質問:
1990~91年に起きた湾岸戦争のとき、地政学リスクの相場で、その当時は原油が買われたから、資源通貨が買われたと書いてありました。  個人的には、資源通貨(AUDやCAD)は、リスク通貨という認識で、リスクが起きた時に原油が上がるから、一緒に買われるものでしょうか?




こういう質問でした。

コラム記事の中でも書いたのですが、当時は地政学リスクに慣れていないマーケットでしたので、ニュースが出た時の各通貨ごとの予想を巡り、市場参加者の見解が分かれたため、今なら起きない動きや考え方がマーケットにあったと思います。


はっきりした年月日まではわかりませんが、そもそも 「リスク・オン/オフ」という言葉でマーケットが語られたのは、たぶんですけど 2007年のサブ・プライムから2008年リーマンショック  あたりなんじゃないかな? と思うんです。わずか10年なんですよね、この 「リスク・オン/オフ」という概念が我々個人投資家まで浸透してきたのは・・・


そして、外国為替市場に銀行が参入してマーケットメークするようになったのが、1980年のはずですので、湾岸戦争時代は、銀行参加後 「まだ10年目」でした。そのため、マーケット参加者にとっても、試行錯誤の連続だったと認識しています。


湾岸戦争が始まるまでの為替ディーリングは、もちろん主要国の経済・金融政策、政治的イベントなどで動きましたが、1990年代の地政学的リスク相場到来と共にディーリングのやり方が変わった転換期だったとも言えます。

特に湾岸戦争の頃は、「原油価格動向をにらみながらドルの先行きを考えて相場を張る」という今までにない取引き手段を覚えました。

当時のアメリカは世界最大の原油輸入国であったため、「原油価格上昇 ⇒ 米国の景気減速懸念台頭」というシナリオをたて、それを先取りする形でドルを売るという「原油とドルの逆相関性」を念頭に置いた取引方法が確立された瞬間でもありました。


なんかなぁ こういう昔のことを書ける ということは、それだけ私がめっちゃ 年取ってるってことで、あまり嬉しくないなぁ 


悲しい







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・ユーロ円0.5銭や、ポンド円1.2銭も結構狭い

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・4月は、ご縁は全員大吉  (  4万通貨毎に12円キャッシュバックします)


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[ 2018/04/16 21:22 ] 初心者向け | TB(-) | CM(0)

地政学リスク相場との付き合い方

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりました セントラル短資FX さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2012年11月16日より 毎週金曜日に マーケット・ビューで連載されることになりました 



セントラル用

     
コラム記事内のポンド実効レートのチャートを、新しく更新しました。これが最新版で、4月12日に50%戻しを上抜けしています 




今年のマーケットは、やたらとノイズが多く非常に不安定な動きをしています。先週までは、米中貿易摩擦の悪化がマーケットのテーマでしたが、今週に入ると、シリアで起きた化学兵器使用疑惑を巡り、米露の対立悪化を先取りした「地政学リスク相場」の色を強くしています。

今回のコラムでは、私が銀行のディーリングルームで実際に経験した1990年代の湾岸戦争当時を振り返り、今回の地政学リスク相場の動きに何らかのヒントが隠されているのか?それについて考えてみたいと思います。

蛇足になりますが、2017年8月14日のこのコラムでも、地政学リスクとイベント・リスクの違いについて書きましたが、今回は地政学、特に湾岸戦争にスポットライトをあてようと思います。






今回のコラム記事の主な内容は、


・地政学リスク相場の特徴

・地政学的リスクに振り回された1990年代

・湾岸戦争での原油と金、通貨の動き

湾岸戦争時の原油
湾岸戦争時の金
各通貨の動き

・当時の円高の動きについて

・今回の米露対決の可能性

・ここからのマーケット






コラム記事の一部をご紹介しますと、


>>>それまでの為替ディーリングは主要国の経済・金融政策、政治的イベントなどで動きましたが、1990年代の地政学的リスク相場到来と共にディーリングのやり方が変わった転換期だったとも言えます。特に湾岸戦争の頃は、「原油価格動向をにらみながらドルの先行きを考えて相場を張る」という今までにない取引き手段を覚えました。

当時のアメリカは世界最大の原油輸入国であったため、「原油価格上昇 ⇒ 米国の景気減速懸念台頭」というシナリオをたて、それを先取りする形でドルを売るという「原油とドルの逆相関性」を念頭に置いた取引方法が確立された瞬間でもありました。
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4月より、口座保有者のお客様のみが閲覧可能となりました。

どうぞごゆっくりお読みください 






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[ 2018/04/13 23:32 ] 初心者向け | TB(-) | CM(0)

シリア攻撃となった場合、メイ首相は議会の承認が必要なのか?

長いタイトルになってしまいました 
こういうのを、スキッと短い言葉でインパクトあるようにまとめられる能力が、私には欠如しています・・・・ 



読者の方から、イギリスがアメリカとフランスとともに、シリアを攻撃する場合、英国議会の承認が必要なのか?という質問を頂きました。

結論から申し上げますと、法律上は 承認必要なし です。
これも話すと長くなるのですが、2007年 当時のブラウン首相が、軍事攻撃に関する首相の権限縮小を図ろうとしたのですが、翌年からの世界金融危機の影響で、そういうこと決めてる余裕がなくなり、そのままたち切れになった経緯があります。


そうはいっても、過去の軍事介入時には、例外なく首相は議会の承認を取り付けてから動いています。



* 2003年  イラク参戦 
当時のブレアー首相は、議会での承認を取り付けた上での攻撃でした。



* 2011年  リビア軍事介入 
当時のキャメロン首相は、議会での承認を取り付けた上で軍事介入に踏み切りました。

議会での投票結果は、軍事介入賛成 557票 vs 反対 13票となり、圧倒的に賛成リード 

ただし、この採決が取られた時点で既に、米英仏軍は空爆を実施していたため、事後承諾という感じです。



* 2013年8月  シリア軍事介入 
当時のキャメロン首相は、夏休みで休会であった議会を臨時招集し、議会で協議し採決を取りました。

結果は、軍事介入賛成 272票 vs 反対 285票となり、わずか13票差で軍事介入見送り 

この結果を受け、アメリカも断念し、キャメロン首相の信任がた落ち・・・

この時は本当にすごかったですよ、もう キャメロン辞めろ~という声がイギリス中に湧き出ていました。



* 2014年  ISIS(イスラム国)空爆
当時のキャメロン首相は、議会での承認を取り付けた上で空爆に踏み切りました。

議会での採決結果は、空爆賛成 524票 vs 反対 43票となり、圧倒的に賛成リード



* 2015年  シリアにおけるISIS(イスラム国)空爆の延長
当時のキャメロン首相は、議会での承認を取り付けた上で空爆に踏み切りました。

議会での採決結果は、延長賛成 397票 vs 反対 223票





* メイ首相 ここまでの動き
シリアで化学兵器が使用されたという噂が立ったのが、先週末 4月8日(日曜日)だったはずです。
で、翌日の月曜日に、メイ首相はスカンジナビア各国を回りました。

このスカンジナビア訪問で、アメリカやフランスよりも、一歩遅れての決断となったのです。

当初、メイ首相は議会の承認なしに、軍事介入に参加する意向を見せていたようで、トランプ大統領やマクロン大統領とも電話で話し合っていたと伝えられています。

しかし、アメリカが動きださないこと。加えて、最大野党: 労働党のコービン党首や他の野党が、「首相の独断で決定するのはあり得ない。こういうことは、正式に議会で承認を取るべきだ。」と要求してきました。

そこで、メイ首相は木曜日に、イースター休暇中にも関わらず 閣議を招集し、最終的に全会一致で閣僚たちの承認を得ました。



* メイ首相 ここからの動き (予想)
木曜日の閣議では、「議会での採決実施については、話し合われなかった」 というコメントでした。

一番気になっていることは、もし議会で採決を取ったとして、メイ首相が負けちゃったら、どうなるのか?

2013年のシリア軍事介入で、キャメロンさんが負けた時の、あれをもう一回やっちゃうのかな?

あの当時(2013年)は、保守党が連立組んでいて、とりあえず過半数議席以上獲得していたので、負けたことが相当屈辱的だったのかもしれません。

今の保守党は、過半数議席に足りないので、メイ首相は負けることもある と言う前提で考えれば楽なのかもしれません。

しかし、国を背負う首相たる者、負け戦 しないでしょ、さすがに・・・・

その意味で、メイ首相が躊躇しているように見えるのは、負けたらマズいからかもしれません。


まぁ、ここからどういう動きになっていくのかわかりませんが、米露が直接会話しているようですし、今日はマクロン大統領がプーチン大統領に電話したようですので、この週末は大丈夫なんですかね・・・




* トルコのエルドアン大統領
私の苦手なエルドアンさん 

過去48時間で、トランプ大統領とプーチン大統領それぞれと電話で話したそうです。

エルドアンさんは本日、「シリア攻撃についての最大の懸念材料は、シリアという国を使い、ロシアとアメリカが戦争を始めるつもりではないか?という懸念が強い。シリアを土俵にレスリングをするつもりなら、やめてくれ! 」 と発言しています。



米 トランプ メイ首相と電話

昨日 メイ首相と電話で話すトランプ大統領












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[ 2018/04/13 21:51 ] 政治 | TB(-) | CM(0)

ユーロ加盟国のインフレ率、上昇へ

今週は、病院廻ったり、日本から来た知り合いを2日間、アテンドしたりで、全く仕事してません 
ブログの更新も少なかったし、動画も出来なかったしで・・・ 申し訳ありませんでした。
来週は、もうちょっと頑張る



*  フランス 消費者物価指数(HICP)
昨日 発表されました。

3月インフレ率 
前月比 +1%
前年比 +1.7%     5年半ぶりの高さ 



*  スペイン 消費者物価指数(HICP)
本日 発表されました。


3月インフレ率 
前年比 +1.2%     4ヶ月ぶりの高さ



*  ドイツ 消費者物価指数(HICP)
本日 発表されました。


3月インフレ率 
前年比  2月 +1.4%     3月  +1.6%


ただし、こういう良い数字が出てますが、ユーロそのものは、1.22/1.24 レンジの中での推移ですし、ユーロ実効レートも小動き



次のブログ記事では、メイ首相のシリア攻撃について、議会で承認が必要なのか? それについて質問を頂きましたので、お答えしようと思います。ちょっと1時間くらい下さいね、数字を調べないといけないので・・・・






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[ 2018/04/13 20:44 ] 欧州関連 | TB(-) | CM(0)

マクロン大統領、「フランスは証拠を握っている」

シリアでの化学兵器使用疑惑 について、マクロン仏大統領が吼えています。

英国では 臨時閣議をメイ首相が招集 したと報道されていますが、まだ協議されていないのかな?  さっきラジオでは、まだだ・・・と言ってました。


*  メルケル首相
本日、デンマークの首相が訪独中で、さきほど共同記者会見をされました。
そこで、メルケル首相は、

「ドイツはシリアへの攻撃に参加することは、ない。しかし、いかなる理由にせよ、シリアが化学兵器を使用することを許す事はできないし、それを解明するために西側が努力をするのであれば、それをサポートすることに努力を惜しまない。」

と語りました。



* マクロン大統領
本日、フランスのTV局のインタビューを受けたマクロンさん。

そこで、

「We have proof that chemical weapons were used last week, at least chlorine, and that they were used by the regime of Bashar al-Assad
我々は、シリアのアサド政権が、化学兵器を使用した証拠を握っている。」

と発言 

そして、アメリカのトランプ大統領とは、毎日 コンタクトを取り合っているとも強調したようです。



* メイ首相
もしアメリカが軍事行動に出る場合、メイ首相はイギリスも参戦すべき・・・ という意見をお持ちのようです。

そして、できれば議会で話し合わず、自分の独断で決定を下すつもりだったようですが、イギリスはイラク戦争の際に、フセイン政権の大量破壊兵器をめぐる情報が間違っており、当時のブレアー首相が謝罪したこともあって、首相の独断での決定はさすがに許される状態ではありません。

そのため、メイ首相は急遽 臨時閣議を招集する模様。



* クレムリンとホワイトハウス
今回の問題を巡り、さきほどクレムリン報道官が発言したのですが、それによると、クレムリンとホワイトハウスは、ホットラインを使って、直接会話をしているようです。

米露ホットライン


この電話が、本物のホットライン用の電話だそうです。はじめて見た~






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[ 2018/04/13 00:05 ] トランプ大統領 | TB(-) | CM(0)

ジリジリとドル高相場

2日間に渡り、お休みを頂いておりました。
日本の友達の そのまたお友達。はじめてお目にかかる方で・・・  でも、すっごく楽しかった 

普段行こうと思ったこともない場所に、結構行けて嬉しかった。

特に、嬉しかったのは、ちょっと古くなってしまいますが、ブリジット・ジョーンズが住んでいた設定になっていたフラット。
パブの脇にドアがあって、そこからフラットの階段が続くあの光景

ブリジットジョーンズ

このフラットを見てきました。自分でも写真を撮りましたので、いつか ブログに載せようと思います。そっくりそのままでした。やはりイギリスは100年経っても そのままの建物が建っているので、そういうところはありがたいですね~



* メイ首相 臨時閣議を招集
シリアを巡る情勢が、きな臭くなってきました。イギリスでも、メイ首相が今朝 臨時閣議を招集し、軍事行動の承認求める可能性が高まってきています。

先ほどどこかの調査会社が、シリアへの軍事行動に参加することの是非について世論調査結果を発表していましたが、

調査に参加した22%の人達が、軍事行動に賛成
44%が、反対
34%が、わからない

英国は、政府による軍事行動で過ちを犯しているので、楽勝で反対が50%を超えると思っていたので、非常に意外でした  

米国の主導による2003年のイラク進攻について、当時のブレア元首相は参戦を決断しましたが、最終的に戦争に踏み切る際の計画にミスがあったと謝罪した経緯があります。そのため、国民の参戦に対する拒否反応は相当高いはずなのですが・・・



* ドル、ジリジリと上昇
これはドル先物チャートです。


ドル先物 4月12日

ちょっと前に、グイッと上昇しています。


ただし、もうちょっと長いチャートを見ると、まだ黄緑の四角いレンジ内での動きです。

ドル先物 1年間 4月12日


明日の セントラル短資FXさん のコラムでは、1990~1991年におきた湾岸戦争当時のマーケットを振り返って書いてみようと思っています。楽しみにしてくださいね~ 






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[ 2018/04/12 19:30 ] トランプ大統領 | TB(-) | CM(0)

イタリア新内閣誕生に向けて

11月11日という縁起の良い日から、YJFXさんのご好意で隔週コラム記事を担当させていただくことになりました。 



欧 伊大統領



3月4日に実施されたイタリア総選挙。それから1ヶ月が過ぎ、やっと組閣に向けた動きが始まった。

イタリア総選挙については、 3月8日の同コラム でもご紹介したが、今回の記事はそれ以降に起きた動きと、予想をまとめてみたい。

   


こちら  から、お読みいただけます!





コラム全体のご紹介は、下のバナーをクリックしてください。そこからも記事が読めるようになっています。

               

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イベント多数の1週間

今年から FXプライムbyGMOさん で、私のWEEKLYレポート『松崎美子のロンドン発WEEKLY為替市場見通し』の配信が始りました。

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先週より、米中間での貿易摩擦が激しくなってきましたが、ドル・インデックスを見ると、昨年12月以来はじめて50日線の上での動きとなっています。果たしてこの動きが今週も継続するのか、非常に重要な1週間となりそうです。

今週は、要人発言や米欧中銀の議事要旨など、イベントが盛りだくさんとなっています。特に要人発言に関しては、事前に準備できないため、かく乱要因になりやすいため、注意が必要となるでしょう。

そして、先週のコラム記事 の続編という箇所もありますので、是非お読みください  
 


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ユーロ圏センティックス投資家信頼感指数 3ヶ月連続低下

本日発表された 「ユーロ圏 センティックス 投資家信頼感指数」

ものすごく恥ずかしいのですが・・・・ 
この指標と、他のユーロ圏景況感指数とか、ごちゃ混ぜにしていた私・・・・ 



*  各国の投資家信頼感指数
まず最初に、「ユーロ圏投資家信頼感指数」 についての説明

これは、ドイツの調査会社であるセンティックス(Sentix)が毎月算出する、ユーロ圏の経済活動に対する投資家の景況感を示す指標。機関投資家を含む投資家たちを対象にしたもので、現況指数(直近)と期待指数(6カ月後)を足して、2で割って求められる。同指数はユーロ圏の経済に対する投資家の気分を測定する主な指標であり、高い数値になるほど、投資家の楽観的な見方も高まっていることを示す。予想より高い測定値はEURにとってポジティブ/強気であるとされるが、予想より低い測定値はEURにとってネガティブ/弱気であると解釈される。


そして、今回発表されたユーロ圏の数字以外に、世界各国の景気センチメントは以下の通りとなっています。

センティックス 
(クリックすると拡大します)

ユーロ圏は 「Slowdown」 となっていますが、これは2016年7月以来のこと。


* ユーロ圏の数字
本日発表された4月の数字 ですが、

3月 24  4月予想 20.8   結果 19.6

今年に入り、3ヶ月連続での低下となっており、投資家のセンチメントは警戒モードに入ってきているようです。

今回の調査は4月5~7日に実施されましたが、どうしてこんなに大きく落ち込んだのかという理由として、「米中貿易摩擦を嫌気したもの」 と書いてありました。


ユーロ圏 センティックス
(クリックすると拡大します)


このチャートは、ユーロ圏経済の 「現状認識(青線)」 と 「ここからの見通し(赤線)」 を表わしています。

ここからの見通しが、0を割り込んでいるんですね・・・・  果たして米中貿易摩擦が、予想より悪化しなければ、この数値は改善するのか? 次回の数字、必ずチェックしないといけません 









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[ 2018/04/10 00:19 ] 欧州関連 | TB(-) | CM(0)

シリアでの毒ガス攻撃ニュースばかり

なんだか不思議な1日です。

米中貿易摩擦が、さらにエスカレートし、週末にはシリアで毒ガス攻撃があったにもかかわらず、株も為替も下がっていない・・・

本日の英国の一面は、この毒ガス攻撃のニュースで埋め尽くされていました。

英 今朝の一面 4月9日


今回の毒ガス攻撃に対するトランプ大統領のTweet

プーチン大統領、名指しです。

米 トランプ シリアに関するTweet


この毒ガス攻撃が、たまたまでしょうが、トランプ政権がプーチン大統領に近い新興財閥のトップら24人と14企業に対する追加制裁を発表した翌日に起きたのが、気になりました。




* 明日の習国家主席のスピーチに注目 
明日火曜日、中国の習国家主席は博鰲アジアフォーラムで、スピーチを行ないます。もしかしたら、そのスピーチを通して、今回の米中貿易摩擦に対する中国側の対応について、なんらかの発言があるのではないか? と、ロンドンでも皆 注目しています。

あるアナリストは、「明日の習国家主席のスピーチは、何を置いても、今週最もマーケットを動かす材料となることは、間違いない。」と言っていました。


ちなみに、このチャートは、米→中  そして 中→米 への輸出額の推移を表わしたものです。かなり偏っています・・・ 

米中 輸出の推移
(クリックすると拡大します)


私が生まれてはじめてディーリング・ルームで働き始めた当時は、今のように 雇用統計には誰も注目せず、とにかく貿易収支でマーケットが動く時代だったので、なんだか懐かしい気がしました。








4月18日(水曜日) ロンドンの自宅からWEBセミナーをいたします。

ヨーロッパ、ロンドンから見た為替相場全般、経済事情を解説します。特にユーロ、ポンド相場に対する見方は必見です。ドル円はトレードするけど、ユーロやポンドは苦手という方、ぜひ本セミナーを受講ください。トレードの幅がさらに広がるはずです。


お申し込みは、   このバナーをクリックしてくださいね 

どなたでも参加できます   皆様のご参加をお待ち申し上げております。

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FXプライムbyGMO
[ 2018/04/09 22:11 ] トランプ大統領 | TB(-) | CM(0)

米中貿易戦争とマーケット

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりました セントラル短資FX さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2012年11月16日より 毎週金曜日に マーケット・ビューで連載されることになりました 


米中 貿易戦争



今週は、イギリスでもアメリカと中国の間で起きつつある「貿易戦争の可能性」が、大きく報道されるようになりました。今までずっと英国のEU離脱(Brexit)についての報道が多かったのですが、完全に主役の入れ替わりという印象すら受けます。

今回のコラムでは、この貿易戦争の報道を受けてのマーケットの反応。そして、それが今後のドル円にどのような影響を及ぼすのかについて、考えてみたいと思います。





今回のコラム記事の主な内容は、


・エスカレートしてきた米中貿易摩擦
米中貿易摩擦の内容
貿易摩擦の恐いところ

・農産物価格急落

・火消し役に廻ったトランプ大統領

・200日線、またしても死守

主要株価指数の200日線への攻防 
トレンド変換の見極め方法

・ここからのドル円



コラム記事の一部をご紹介しますと、


>>>トランプ大統領がTwitterで呟くまでは、農産物だけでなく、アメリカの主要株価指数も大きく下落していました。私は、アメリカの制裁に対し、中国が報復することは火を見るより明らかですので、この問題は既に織り込み済みだと思っておりましたが、この下落を見る限り間違っていたようです・・・ <<<





4月より、口座保有者のお客様のみが閲覧可能となりました。

どうぞごゆっくりお読みください 






「これまで以上に“アクティブ”なトレード環境の実現」のため、今春、サービスを大幅にリニューアル

・ユーロ円0.5銭や、ポンド円1.2銭も結構狭い

・1回あたりの最大注文可能数量は300万通貨

・4月は、ご縁は全員大吉  (  4万通貨毎に12円キャッシュバックします)


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[ 2018/04/06 22:20 ] トランプ大統領 | TB(-) | CM(0)

FXの超基本!スワップポイントで利益を得る仕組みとは?

2018年3月より、ひまわり証券さんが運営されていらっしゃる 「外為学部 (がいためまなぶ)」で記事を書くことになりました 

毎月1~2回の頻度となりますが、みなさん よろしくお付き合いのほど、御願いいたします 




2回の今回の記事は、  このバナーをクリックしてお読みください 


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[ 2018/04/05 06:25 ] ひまわり証券 外為学部! | TB(-) | CM(0)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX (株)さんで 連載スタート
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
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私も新イーグル・フライで
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