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またしても、長期金利・・・

昨日は夕方予定があったので、早めに仕事を終え、その直前にポジションを取って出かけました。FOMC議事要旨が発表されることも知っていましたが、あそこまでインパクあるんかい     全てのポジションが、ばっさり切られておりました 



* 米長期金利 (国債利回り) とドルの関係
今朝 ニュースをいろいろ見ていたら、

「今までは、アメリカの長期金利が上昇したにも関わらず、ドルは下げていた。しかし、ここにきてドル円は105円台まで落ちたことによる達成感も手伝い、底堅くなりつつある。つまり、ここまでは長期金利かドルか、どちらかが間違った動きをしていたのだが、ここからはまた相関していくのかもしれない」 的なことが書いてありました。


う~ん 
たしかにドル円と米長期金利との相関関係は有名ですが、いつもいつも同じような相関する動きをする訳ではありません。もし、常に100%相関であれば、ドル円取引する際には、長期金利だけみていれば、負けないことになります。

私の場合、ドル円よりも、ユーロやポンドを対ドルで取引することの方が絶対的に多いので、「米長期金利とドルとの関係」 これには興味があります。

そこでチャートを作ってみました。



*  米10年物国債利回りとドル
チャートを見ると、相関と逆相関 半々という感じですね・・・

ドル円は別かもしれませんが、「ドル全般」の動きと10年物国債の利回りとは、まぁ あまり関係ないかな? くらいの感じかもしれません。

米 10年国債イールドとドルインデックス
(クリックすると拡大します)



*  米2年物国債利回りとドル
次は、10年ではなく、2年物国債利回りでチェックしなおしてみました。こちらは、10年物より相関度 高めです。
ただし、黄緑のハイライト入れた部分は、全く相関関係ありません・・・


米 2年国債イールドとドルインデックス


ということで、現在は相関性が全くない期間ということになります。ここまでは長期金利かドルか、どちらかが間違った動きをしていたのだが、ここからはまた相関していくのかもしれない」  のであれば、

1) 果たしてドルがここから大きく買われるのか? 
2) 長期金利が頭打ちになるのか?
3) このまま両股開きで、ドルは下げて長期金利は上がっていくのか? 

早く答え欲しいです。

某英系銀行は、今月中旬に米10年物利回りが2.9%台に乗せたときに、「ここが当面の天井。ここからは、一旦 2.7%台へ下がる」という予想を出しましたが、結局 この予想は実現しませんでした。







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[ 2018/02/22 21:08 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

英・雇用統計について

本日、英国の雇用統計が発表されました。


* 雇用統計の結果

・失業率
11月 4.3%   12月予想  4.3%   結果  4.4% 

これはショック  でした。
最近全く関心を集めていなかった失業率でしたが、予想外に失業率が悪化し、4.4%となりました。

英国の失業者数は、前月より 46,000人増の147万人へ・・・・

失業率が今回上昇したことが、どれだけ ショックだったか?ですが・・・・
先日の四半期インフレーション・レポートで、英中銀は2018Q3頃には4.25%へ、 2021Q1には 4.1%まで下落すると予想。

MPCのソーンダース理事は、失業率は4%を割り、さらに低下するリスクについても、言及していました。




・賃金上昇率
ボーナスを含む Total Pay
11月 2.5%   12月予想  2.5%   結果  2.5% 

ボーナスを除く Regular Pay
11月 2.4%   12月予想  2.4%   結果  2.5% 


英 インフレ 賃金 2017年12月分
(クリックすると拡大します)


以前、セミナーでも申し上げましたが、インフレ率    賃金上昇率   で、お互いに歩み寄り、最終的には・・・ というか、本日の英中銀議会証言によれば、賃金が上昇していく兆候が既に見えるそうなので、もうしばらくすると

賃金上昇率 > インフレ率    となり、上のチャートでも 「ピンクのハイライト」状態 = 実質賃金があがり、消費が盛んになる ということでしょうか?



* 賃金上昇率について
くどいですが、ここから英国の景気がどうなるのか? インフレがどうなるのか? 経済の緩みが、本当に縮小しているのか?
そういうことを考えるうえで、とにかく重要なのが、 「賃金上昇率」です。

雇用統計で発表される 「週賃金上昇率」 (上のチャートで使用した数字)  は、インフレ調整前 の数字です。

英統計局は、同時に インフレ調整後の週賃金 についても、 別途発表   しています。


インフレ調整後の賃金について、あるエコノミスト氏がご自分でチャートを作成していました。それがこれです。

英 実質賃金


つまり、インフレ調整後の私たちの収入は、前年比で 0.5%マイナスということです。




長々と書きましたが、来月の雇用統計から、失業率と賃金上昇率の両方をチェックすることになります!





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[ 2018/02/22 01:04 ] 経済 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX (株)さんで 連載スタート
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