昨日からのドル安に助けられ、ポンドもユーロも円も、買われています。
特に、ポンドについては、先週から始まっているEUと英国政府との話し合いを受け、EU加盟国の中からも、
「バルニエさんのイギリスいじめ、ちょっとひどくない

」
という意見が出てきているということで、英国に有利に運ばれるのではないか? という楽観ムードがあります。
こういう楽観ムードが、果たしてどれくらい継続するのかわかりませんが、クロス円の動きを見ても、ポン円が頑張っている印象をうけました。
* EU予算への拠出金増額について昨日、欧州委員会の予算担当の方が、
「EUの長期予算に対する加盟各国の拠出金の引き上げを検討している。現在、EU全体の国民総所得の 1.03%としているが、今後はこの比率を 1.1%へ引き上げることになるかもしれない。」
これに続き、ユンケルEU委員長は、
「我々はまず、ヨーロッパとして何が必要か?それを決めることが先決だ。必要なものが決まれば、それに対して費用がいくらかかるか はっきりした時点で、加盟各国の拠出金額はおのずと設定される。」
* 欧州委員会からの報告書昨日、欧州委員会は今後の予算について、
報告書 を発表しました。
そこでは、
「英国がEUから離脱するということは、大口の拠出金を失うことを意味している。そのため、今までEUが継続していた補助金や助成金支払いの条件などの見直しに迫られている。予算額の増額のひとつの手段として、加盟国による排出権取引税の一部を廻すことも可能性のひとつだ。5月2日に長期予算についての詳細を発表する。」
となっていました。
Brexit によって不利になるのは、英国だけでなくヨーロッパも同じだ! というのが、ここですね。
* ここからのS&P500の行方全く話しは変わりますが、米国のカストディー業務で最大規模のステイト・ストリート銀行が顧客に向けて行なった調査結果が出ていました。
「ここから、S&P500は、どちらに向けて動くか

」

圧倒的に 「最高値に向けて・・・」 というのが多くて、驚きました



