昨日のYJFXさんのオンライン・セミナーでもお話しさせていただいたドイツの大連立合意について・・・
さきほど、大連立のひとつであるSPD党 (社会民主党) のシュルツ党首、辞任を発表しています。
* どうして、いきなりの辞任?ここまでの経緯を簡単に・・・・
メルケル首相率いるCDU/CSU党と、SPD党は、ドイツの伝統的2大政党です。
昨年9月24日に行なわれた総選挙まで、この2大政党による 「大連立政権」 でした。
総選挙では、SPD党が大きく議席を減らしたため、 「今後、SPD党は最大野党で頑張る!」 と宣言しました。
SPD党との大連立の可能性がなくなったことを受け、メルケル首相のCDU/CSU党は、FDP党と緑の党によるジャマイカ連立交渉が始まりましたが、FDP党が連立交渉から抜けてしまい、振り出しに戻ったのです。
そこで、やはり今まで通り、「大連立政権」を続けて行くのがドイツのためだ・・・ ということで、CDU/CSU党とSPD党との間で、大連立交渉が続いていました。
一度は、野党落ちする覚悟であったSPD党ですが、1月末に開催された党大会では、あらためて「大連立」の一員となることの是非について採決され、大連立参加が合意されたばかりでした。
今回の大連立合意により、シュルツSPD党首は、「外務大臣」となる予定だったそうです。
しかし、昨年の総選挙で大敗し、野党落ちすることが決定的となった時に、シュルツさんは自分で、「メルケルさんと組む大連立には、参加しないが、万が一 情勢が変わり参加することになったとしても、その時 自分に閣僚職が与えられても拒否する・」 と公言したそうです。
つまり、自分では閣僚職は辞退するといいながら、いざ その番が回ってきたら、外務大臣の職を受けるんですか?言ってることとやってること、全然違うじゃないですか

ということで、SPD党の議員から、ブーイング



されたみたいです。
ここからの動きですが、
2月20日から3月2日の間に、SPD党の議員と党員: 合計 46万人
による 「大連立最終合意」に関する採決が実施されます。そこで、OKが出れば、3月末のイースター休暇までに正式に連立政権誕生という動きです。
結局、昨年9月から正式な連立政権誕生までに、半年近くかかる計算ですね・・・・
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