ロンドンのアメリカ大使館が移転され、来月に予定されているオープニング式典に出席するため、訪英を予定したトランプ大統領のキャンセルが発表されました。

これが、「キャンセル」を告げるTwitterですが、簡単に訳すと
「ロンドン訪問をキャンセルした理由は、ロンドン一等地にあったアメリカ大使館を、二束三文で売ったオバマ政権のやり方が、あまり好きじゃないからなんだ。非常に下手な取引だった。 (大統領である)自分がわざわざ行って、お祝いのテープを切って欲しいって? 答えはNOだよ」

このTweet には、間違いがあります。二束三文で売ったのかは、私にはわかりませんが、
ロンドンのアメリカ大使館の移転が決定したのは、2008年 ブッシュ政権下です。オバマさん とりあえず 関係ありません。
今回の訪英では、メイ首相との会談に加え、エリザベス女王との昼食が予定されていたそうです。
* 国賓クラスでの訪英は、どうなったの?メイ首相が昨年、トランプ大統領と会見した時に、エリザベス女王から「国賓扱いで、イギリスにいらっしゃい!」 という招待状を持参したそうです。
しかし、その後、180万人の国民が議会のホームページに「抗議」を載せ、議会でも 「国賓扱いでの訪英を許すべきか?」 について、審議されました。
それもあって、昨年春にエリザベス女王がされた施政方針演説でも、トランプさんの国賓訪問の話しは、一切 出てきませんでした。
そして、相当大規模な抗議デモが繰り広げられ、身の危険を感じたトランプ大統領は、公式訪問は一旦 延期すると決めたようです。
そこに突如とふって沸いたのが、この 「ロンドンのアメリカ大使館オープンレセプションに、トランプ大統領が出席する」という話だったのです。
* 英国人の 「2017年振り返り」 世論調査昨年末、調査会社: YouGov社が、 「2017年 嬉しかったこと・嫌だなぁと思ったこと」 について、調査しました。これが、その結果です。

(クリックすると拡大します)
青い★を付けましたが、「嫌だったこと」の39%が、トランプ大統領に関することでした。
特に衝撃だったのが、 「トランプ大統領の存在そのものが嫌」 という項目があったことです。
イギリス人が、他国の大統領に対し、ここまで思い切ったことを言うのを聞いたのは、久しぶりな気もします。
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