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本日の英国各紙1面報道=Brexit後の移民制限について

私はほとんど毎日 スタバに行き、お店の横にある新聞スタンドで、各紙一面のタイトルをチェックしています。もちろん行けない日はネットでチェックしています。

本日も出かけたついでにチェックしてきましたが、見事なほどに、主要各紙全てが同じ内容でした。


*  移民はノーサンクス 
これが本日の英タイムス紙です。他の各紙も、全く同様の報道でした。

「Brexit終了後ただちに、EUからの人の移動を制限」



英 本日の一面 9月6日


どうしてこの記事が本日一斉に流れたかと言うと、内務省の極秘ペーパーが、英ガーディアン紙に洩れ、それが全洩れとなったからです。

過去記事でお伝えしたように 先週英国政府はEUに対するBrexit関係報告書をいくつか発表しましたが、それに関連した極秘書類だったようです 


* その内容とは?
気になる具体的な内容ですが・・・・

・未熟練労働者の数を減らすことを優先
・未熟練労働者は、英国で労働できるのは、最長で2年間
・熟練労働者は、英国で3~5年間 労働できる
・新システム(詳細は不明)では、移民が英国に永住することが難しくなる
・移民が連れてきた家族についても、厳しい規制が適用される  いわゆる「出稼ぎ」労働が増える可能性
・入国時にパスポートを見せることが義務付けられる (これ、当たり前だと思うんですが・・・ 
・Brexit後、数ヶ月以上に渡り英国に滞在するEU国籍の人たちは、指紋, 声紋, 網膜パターン, 顔の特徴などを元に作成された「滞在許可書」が必要となる
・現在英国に居住するEU国籍者で、正式な労働許可を持たずに働いている人は、本国送還もあり


などとなっています。

当然ですが、これはあくまでも 「案」であり、EUとの話し合いの中で変更されていく部分もあるでしょう。

しかし、現政権の「ハードBrexit」への道が確認されたことにもなりました。






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6月26日から、新興国通貨のスプレッドが大幅に縮小されました 




[ 2017/09/06 22:56 ] 売買取引 | TB(-) | CM(0)

ドイツ銀行CEOとショイブレ独財務相からECBへ

明日のECB理事会を前に、ドイツ銀行のCEOと、同じくドイツのショイブレ財務相が、ECBにメッセージを投げています。



* ドイツ銀行 クライアンCEOからのメッセージ
明日のECB理事会を前に、ドイツ銀行のクライアンCEOがECBに対しメッセージを送りました。

その内容は、

「ECBの超緩和政策が長期間しているおかげで、金融市場がバブル化してきており、このまま放置すれば金融市場の安定が揺らぐことにもなりかねない。これは非常に危険な兆候だ。欧州での超低金利政策は、終わるべきである。最近 ユーロが強くなっているので、緩和終了は難しい選択かもしれないが、それでも終わるべきであろう。」


* ショイブレ財務相からのメッセージ
調べてみると、本日 ドイツでは、銀行協会の集まりがあったようで、そこにドイツ銀行CEOとショイブレ財務相が出席されていたようです。


ショイブレさんは

「伝統的な金融政策以外の政策を実施するのは、ユーロ圏経済が【異常事態】である時にのみ有効である。現在のユーロ圏を見渡す限り、通常の(伝統的な)金融政策に戻すべきであることは、明らかである。金融政策の正常化は、マーケットが予想しているより、早めに実施されなければいけないだろう。」


まぁ、ショイブレさんが 「金融政策の正常化」 を呼びかけたのは、今回がはじめてではありません。ただ、明日にECB理事会を控えてのタイミングでのメッセージには、意味があると思います。


ドラギ ショイブレ 


明日のECB理事会の前に歯医者さんの予約が・・・   でも、ドラギさんまでには、確実に帰宅できるはずなので、楽しみです 





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[ 2017/09/06 21:22 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

かなり際どいレベルまで下がってきたポン様

今日はこれが最後の記事です~

このあと、セミナーの準備しないと間に合わない件・・・ 



* 心穏やかでないポン様
Brexit交渉が遅々と進まず、景気も芳しくなく・・・ それらを受け、ポンドが元気ありません 

週末に 上田ハーローFXさんの 【視るブログ】 のパワポ資料を作りながら、いろいろ調べていたのですが、どうやら 英国のトレイダー達は、最近のポンド安に対し一抹の不安を抱いている模様。

その理由は、

「ポンド実効レートが、昨年6月の国民投票以来の安値にかなり近いレベルまで下がってきている」 からでした。




* チャートでチェックしてみました
このチャートは私が作ったもので、最初のチャートは、英中銀 ポンド実効レート。下のチャートは、英国の消費者物価指数(インフレ率 CPI) の順

英 ポンド実効レートとCPI
(クリックすると拡大します)


実効レートに関しては、一番最新の数字は、9月4日 74.9488    Brexit以降の最安値は、73.9145  ですので、かなり近づいてきています 


そして、ここからが重要な点です 

2番目のCPI のチャートにピンクの☆をつけましたが、それはポンド実効レートが 73.9145 の最安値をつけた昨年10月。

その後、CPI はうなぎのぼりに上昇しています。この上昇の大きな部分は、「ポンド安」であることは疑う余地がありません。


となると、現在の 「最安値からさほど離れていないポンド安水準」 が長く続いてしまうと、 「ポンド安によるインフレ率上昇」 と 「Brexitによる不透明さを嫌気した景気低迷」 が同時に起きることにもなりかねません。




* インフレ上昇でも利上げが出来ない英中銀 
すぐ下の記事でご紹介したサービス業PMI とGDPの相関性は、非常に高いのですが、英中銀の政策変更のタイミングも、このPMIとの相関性が高いんです。

これがそのチャートです。

英 サービス業PMIと政策金利


このチャートーを見て言えることは、

「過去にサービス業PMI が、このレベルにいた時に、英中銀が利上げをしたことは、1度もない」







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9月13日(水) 20時~21:30

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プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX (株)さんで 連載スタート
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