英国、第2四半期GDP 改定値 が発表されました。
前期比 +0.3%
前年比 +1.7%
という結果になっていますが、他の主要国と比較しても、パッとしません


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* 企業投資も個人消費も伸びてない件伸びていないのは、企業投資だけではありませんが、Brexitによる先行き不透明感も手伝い、企業が守りの姿勢に入っています。
・企業投資 0%
・個人消費 +0.1%

2014年Q4以来の低さ

これとは別に、先日 VISAカードからの発表で、英国での消費が今月に入って大きく落ち込んでいるということです。
思い起こすと、2005年にキャメロン政権が誕生した当時、英国は「個人消費主導のサービス業」に寄りかかりすぎているので、もっと製造業に力を入れるべきだ! ということで、いろいろ工夫をしてきたのですが、これだけのポンド安でも貿易赤字増えてますし、Brexitの影響はここにきて顕著になってきていると感じます。
【ポンド安】を違う角度から見れば、ポンド安

インフレ率上昇

個人消費低迷

というもう1つの顔が見え、サービス業におんぶに抱っこの英国のGDPが、伸びるわけないよね・・・ とも言えます。
* ますます遠ざかりそうな英国中銀の利上げ8月の英中銀四半期インフレーション・レポート では、今年10月頃にも、英国のインフレ率は3%あたりでピークをつけ、その後ジリジリと下がって来る・・・ と書かれていました。
もし、本当にここからインフレ率がもう一度上昇し、3%をつけるようなことになれば、賃金はせいぜい2%くらいの上昇率を維持できれば御の字なので、またしてもGDPが伸びない理由がでてきます。
一部のエコノミストたちの間では、このまま企業投資や個人消費が冷え込んだままでいけば、来年は「リセッション」というリスクも視野に入れなければならない局面が訪れ、英中銀の利上げはますます遠のくかもしれない・・・ という見方が出てきているようです。
頑張れ、英国

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とうとう、第3弾まで来ました。 第3弾は、【ユーロ特集】です



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