本日、注目

の
英国・6月分 消費者物価指数 (CPI) が発表されました。
* 予想を下回ったインフレ率消費者物価指数 (CPI) 前年比
5月 +2.9%

6月予想 +2.9%

結果 +2.6%
昨年10月以来、はじめてのインフレ率低下
単月の下落幅は、2015年2月以来最大
コア・CPI 前年比
5月 +2.6%

6月予想 +2.6%

結果 +2.4%

(クリックすると拡大します)
こんな感じで、インフレ率 (

チャート青線)が下がってきました。
が、未だに 「インフレ率 > 賃金上昇率」 の関係が続いていることには、変わりありません。
* インフレ率が下がった要因本日のインフレ率と同時に発表された
生産者物価指数(PPI) (前年比) を見ると、インフレ率が下がった理由がよくわかります。それは原油価格です。

(クリックすると拡大します)
久しぶりに下がったインフレ率を巡り、英国では既に 「インフレ率は天井を打ったのか?」
この議論が始まっています。
これは誰にもわかりませんが、私自身は第4四半期くらいから、ジリジリと下がっていくのかな? と思っています。
あと、これはあるエコノミスト氏の意見ですが、昨年6月の国民投票でBrexitという結果になり、ポンドは一瞬の間に10%急落しました。その後 さらに8%ほど下がったのですが、
最初の 「10%の急落」の部分は、インフレ率 2~3%の押し上げ要因となるそうです。
昨年同時期の英CPI は、 +0.5%

本日発表の数字 +2.6%
ということで、「10%急落分」 のインフレ押し上げ要因 「2%」分は数字で確認できるのですが、 「3%」となると、その分はまだ表面化しておらず、
本日の数字だけを見て、 「インフレは天井を打った」と判断するのは、時期尚早だという意見もあるようです。
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