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メルケル独首相発言

Twitter では呟いたのですが、どこにもニュースが確認できず、右往左往していたら、やっと  ロイターに短い記事  が載りました。



* 中央銀行の独立性を重視するドイツの首相が、驚きの発言
中央銀行の独立性の重要さを強く問うドイツ
しかし、本日 メルケル首相は以下のような発言をし、それがユーロ買いに繋がっています。

「The European Central Bank's monetary policy is not yet where Germany would like it to be
We're not yet back where we want to be in terms of the ECB's monetary policy,

現時点でのECBの金融政策は、行くべきところまで、まだ到達していない」


「The good news is that all euro zone member states are growing again. Millions of new jobs have been created, encouraging us that we're on the right path

喜ばしいニュースとしては、ユーロ加盟国の経済は拡大し、何百万という新しい仕事が生まれた。これらのニュースは、我々ユーロ圏が望ましい方向に向かっていることを実証することにもなる」



最初の発言では直接的ではないにせよ、「早く緩和解除したら?」 という催促にとれるため、ユーロは上昇しました。

これまた Twitterでも呟きましたが、為替ディーラーだけでなく、ドイツ国債のトレイダーさんたちも、連日お疲れだと思います。この催促相場、どのくらいの賞味期限があるのか、見守りたいと思っています   


トレイダーたち






6月26日から、新興国通貨のスプレッドが大幅に縮小されました 




[ 2017/07/11 22:41 ] 欧州関連 | TB(-) | CM(0)

ガックリの栗 ブロードベント副総裁

本日のメインイベントとなるはずだった、英中銀ブロードベント副総裁の講演。
時間が遅れたこともあり、なんだか大きく梯子を外された感 満喫
トレイダー達は、がっくりの栗でしょう・・・

栗


しかし、ほぼ同時にメルケル独首相が金融政策に関する発言をしたため、マーケットではユーロも同時に動くことに・・・ 

スタンプ そんなバナナ



* ブロードベント副総裁の講演内容
ブロードベント副総裁の スピーチ では、マーケットが期待していた金融政策に関する言及がなく、典型的な 「Buy the rumour, Sell the fact 噂で買い、事実で売る」 相場となっています。

ポンドが唯一反応したのは、

「Brexit could hurt UK trade   Brexit によって、英国の貿易は打撃を受けるだろう」

この部分だったと思います。




* 8月のMPCでの予想
これに関しては、 セントラル短資FXさん の金曜日のコラムで詳しく書きますが、ここではざっくりとした印象を書いておきます。

これはあくまでも、私個人の印象ですが、本日せっかく講演する機会があったのに、そこで利上げをにおわせる発言をしなかっただけでなく、「金利」について一切全く全然言及しなかったということは、8月のSuper Thursdayで同副総裁は、【据え置き】に票を入れるのではないでしょうか?

間違ってるかな・・・  


ということで、少し早いですが、この問題の【8月3日 英中銀 Super Thursday】 に、ロンドンの自宅からライブセミナーを行ないます   個人的にも、ものすごく興味があるので、是非皆さんのご参加をお待ち申し上げます。

事前申し込み不要、口座がなくても見れますので、是非 


[ 2017/07/11 22:11 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

ロンドン・ディーラー 準備完了!ブロードベント、どんと来い!

おはようございます。

本日 ロンドン昼12時(日本時間 20時)から、英中銀 ブロードベント副総裁がスコットランドで講演します。

 ちょっと変更です。


英 ブロードベント講演

赤く囲んだ部分が、講演お知らせですが、時間が 13:30 (日本時間 21:30) に変更になりました。


私は、当初の予定の12時スタートだと家にいなかったのですが、13:30なら ギリギリ間に合うかもしれません 
週一度のお手伝いさんが来る日で、他の日に移動してもらおうとお願いしたところ、明後日からホリデーで自分の国 (ブルガリア) に帰るので、もう余裕の時間なし!  ときっぱり断られました 



私の2冊目の本の 【特典レポート】 で詳しく書きましたが、8月3日の英中銀Super Thursdayでは、ブロードベント副総裁の1票が、金融政策を決定するといっても過言ではありません。

そのため、地元ロンドン金融街:シティのディーラーやアナリスト達は、本日の講演で同副総裁がなんらかの「ヒント」をくれるのか、待ち望んでいるわけです。



*予想される動き
ブロードベント副総裁は、英中銀9名の理事の中でも 「中立中の中立」 と見られています。

・もし、利上げを示唆する内容となれば   ポンド上昇

・据え置きを示唆する内容となれば   普通であれば、ポンドは動かないはずですが、本日は既にロンドンオープン直後に上昇してますので、調整の下げが入ってもおかしくない地合いでしょう。



ということで、ロンドンだけでなく欧州の銀行のエコノミストさんたちも次々とコメント出してきてますので、ブロードベント副総裁講演に対する関心度は 「明日のイエレンFRB議長の議会証言」  と同格くらいに高くなっています 






6月26日から、新興国通貨のスプレッドが大幅に縮小されました 





[ 2017/07/11 18:45 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

泣きが入ってきたメイ首相

今 衛生歯科から帰ってきましたが、歯医者さんの待合室でも話題になった今朝の各紙一面


英 今朝の一面 7月10日
(クリックすると拡大します)



* メイ首相 野党の協力を仰ぐ
6月26日付けの上田ハーローFXさんの 【視るブログ】 でお話しさせていただいた内容とかなりかぶります。

メイ首相は6月8日の総選挙で過半数議席を獲得できなかったことを受け、党内で孤立無援状態。保守党内部の声を伝えるだけの「人形化」していました。

しかし、今朝の朝刊を見ると、メイさんも最後の賭け  に出たようで、事もあろうに野党:労働党に、協力を要請したようです 




*今週木曜日からが、最初のハードル
今年3月29日、メイ首相は、EU基本条約50条を行使し Brexitに向けたEUとの2年間の交渉がスタートしました。

この翌日 (3月30日)、同じくメイ首相は、EU法と欧州司法裁判所を英国法より上位に置く欧州共同体法を廃止し、既存のEU関連国内法の内容をすべて英国法に置き換える「Great Repeal Bill (大廃止法案)」の概要を発表しました。

私は、今年3月に日本に一時帰国した際に行なったWEBセミナーで、これについて説明しましたが、その時には、「Great Repeal Bill (欧州共同体加盟法撤退)」という言い方をさせていただきました。

このGreat Repeal Billについて、今週木曜日から議会での審議に向けたリーディングが行なわれます。本格的な審議に入るのは、夏休み後になりますが、既に政治家たちが水面下で動きはじめており、「形だけのお人形さんのメイ首相」がこの審議を乗り切れるのか? 正直 自信はありません。そして、それをわかっているメイ首相は、木曜日のリーディングの前に、野党に協力を申し出たという訳です。


*Great Repeal Bill  とは 何か?
結構 面倒くさい内容なので、疲れてる方は、明日にでもゆっくり読んでください。

英国は、1973年にEC(欧州共同体)に加盟しましたが、当時のEUは

・欧州経済共同体 (EEC)
・欧州原子力共同体 (EAEC)
・欧州石炭鉄鋼共同体 (ECSC)

の3つの共同体から構成されていました。これら3つの共同体の法律をまとめて 「1972年欧州共同体法」 と呼んでいます。

当然ですが、英国が加盟した時、英議会はこの共同体法案を採択しました。


英国がEUを離脱すると決まってから、与党:保守党のメイ首相は、 「1972年欧州共同体法」を破棄するために、Great Repeal Billを適用し、現存するEU法を英国法に置き換えることを最優先しました。

注: Great Repeal Bill  の 「Repeal」 は、破棄/廃止 という意味です。

ここからが最も複雑で理解が難しいところなのですが、 

「Great Repeal Bill とは、単純にEU法を破棄して、既存の英国法を採用するのではなく、イギリスがEUと取り結んだEU法を、一旦全て受け入れる  これを英国法と定める  司法管轄権を欧州司法裁判所から英国最高裁判所へ移す  これが完了したら、受け入れた英国法の中で、議会が不要と考える個別の法律を、廃棄/修正 あるいは、そのまま継続するか、決める」

もう聞いているだけで、どうしてここまで問題を複雑にしないといけないのか、私にはまだよく理解できません 

私の理解が間違っていなければ、英国政府が絶対に譲りたくない点は、【英国最高裁 > 欧州司法裁】 です。どうして、そこに拘るのか?と言えば、英国法とEU法を同一のものと見なせば、欧州司法裁の権限が無力となり、英国最高裁が司法の管轄権を握ります。

そうなれば、EUに進出する英国籍の企業や、英国を欧州拠点として活動する多国籍企業の業務を円滑に進められるからではないでしょうか?


当然、話しが相当複雑で、法律の専門家からみれば、まだまだ他の解釈が出来ることは間違いありません。そのため、この問題については、所属政党に関係なく、数々の意見/代案があります。

現在のメイ首相はそれでなくても、飾り人形のような立場であるのに、よりによって一番難しいこの問題  を議会で審議するため、党を超え、野党:労働党にも協力を請うという塩梅のようです。









プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX(株)さんで 連載スタート
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