マズイ・・・

どういう訳か、今日は水曜日だと勝手に勘違いしていて、朝からジムに行く準備をして車のキーを取って玄関のドアを開けようと思ったら、いつも火曜日に来ている植木屋さんがいて、「あれ?今日って火曜日だったっけ?」と気がつきました。完全にボケてます。急に時間が出来たので、仕事します。
*** ストックボイスに電話出演します!
本日の22時~ ストックボイスに電話出演します。Brexitで新しい動きが出てきましたので、それを中心にお話ししようと思っています。*ポンド下落英中銀 マネーサプライM4 + 消費者信用残高 が発表され、そこからポンドが対ドルで約90ポイント下落しました。
・マネーサプライ M4前月比: 11月 +0.4%

12月予想 +0.3%

結果 -0.5%
・住宅ローン承認件数 11月 67461件

12月結果 67898件
まず、ポンドが下がった最初の要因は、住宅ローンに関する残高部分
英中銀からの発表 に載ってたチャートを見せて説明しますね。

(クリックすると拡大します)
これがそのチャートですが、2つの点に注意してください。
1) 水色のグラフこの部分は、英国の人たちが住宅購入時に組む住宅ローンの状態です。ここ数ヶ月、横ばい状態が続いています。
冬だし、クリスマスもあるし・・・で、10月くらいから家の売買が地味になる季節なので、ある意味 仕方ないかもしれません。
2) 黄緑のグラフこの部分ですね~ 問題は・・・
日本で住宅ローンを組んだことがないので、仕組みが同じかどうかわかりませんが、イギリスでは住宅購入用にローンを組んで、その家の価値が大きく上がった場合、あらたな追加借り入れが出来ます。
例えば、50万ポンドの家を買おうと思い、30万ポンドの住宅ローンを組んだとします。
その家が75万ポンドまで値段が上がりました。
そうすると、ローンの額を値上がり幅に応じて、借り入れ額を増やせます。
この追加した借り入れ分は、ぶっちゃけ 何の目的で使うかは、個人の自由。
家の増築に使う人もいれば、旅行用に使う人、車を買うために使う人、本当に自由です。
このチャートを見ると、この黄緑の部分の借り入れが、最近増え続けていますね。そして、最近の英国から発表される消費者関連指標は、Brexitが決まったのにあまり悪くない。つまり、こういう「追加借り入れ」で、消費者は物を買っているのかもしれない・・・ ということです。そうなると、今後この借り入れが減ってくると、いよいよ英国の消費が低下してくることになるかもしれません。
*消費者信用残高そして、本日のポンド下落の犯人は、これでした


(クリックすると拡大します)
紺色のラインが、クレジットカードによる借り入れ
ピンクが、それ以外
緑が、総合
本日発表分は、この3つ全てが落ち込んでいるのが確認できます。
つまり、
信用残高が減額
いよいよ、消費者は借り入れによる消費を、やめようと決意したようだ
今後発表される消費関連指標には、あまり期待できない ということで、ポンドが先取りして下落したようです。
私自身、一番気になっているのは、この数字は12月分、つまりクリスマス商戦の真っ只中の数字であることです。
通常、イギリスの人たちはクリスマス・プレゼントを買うのに、クレジット・カードを使う傾向が強いようです。そのクリスマス時期に、カード購入が減少しているというのは、ある意味 恐ろしい・・・
Brexitにより自分自身の仕事がなくなるかもしれない・・・ という不安を表わしているのかな?とか、ちょっと考えてしまいました
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