今朝おきて、
「三菱東京UFJ銀行が国債市場特別参加者(プライマリーディーラー、以下 PD)の資格を国に返上する方向で調整に入った」
というニュースを発見

だから、何がどうなるのか、さっぱりわからない私


ということで、知り合いのFixed incomeのファンドマネージャーさん (日本人) に教えていただきました。
*三菱東京UFJ銀行が抜けるのは、既に分かっていたことだった!やはり、こういうことは外にいる私たちのような人間には、全くわからないことなんですが、内部の人にとっては、「いつ発表されても驚かないニュース」という既成事実だったようです。
詳しく書くと長くなるので要点だけまとめますと、
・PD資格があると、
国債発行予定額の4%以上の応札義務がある

昔は、3%だったそうですが、いつか知りませんが、最近 4%にあがったそうです
・三菱東京UFJグループは、銀行・証券あわせて、3社がPD資格を保有している
・つまり、3社合わせて、12%かそれ以上の国債応札義務が生じていた
・PD資格がなくても、必要な場合には国債応札には参加出来る
・日本の国債利回りはマイナスなので、投資妙味に欠ける
・実際のところ、三菱東京UFJ銀行は、しばらく前から落札に参加していなかったので、お上も出ることを予期していた?
など...
*それ以外の大事な点・三菱系列の証券子会社2社は、今後もお客様に国債を販売する業務があるため、PD資格は維持する
・今回の判断を受け、同行の国債保有が今後減少、バランスシート内容の改善が予想されるため、海外での資金調達コストも改善が見込まれるとのこと
という話しを聞きました。
最後に一番気になるのが、三菱東京UFJ銀行が参加をしなくなるのなら、国債の売りが殺到して

利回りが大きく上昇してしまうのか?

なんですが、その心配はあまりないそうです。
日銀が引き続き購入してくれることには変わりないし、期末益出しの時期に重なるタイミングでの発表なので、「金利が上がればそこを買う投資家がたくさんいるよ~」 と言われました。
英国の国民投票とは全く関係ない記事ですが、お読みいただいてありがとうございます

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