本日、英財務省から 「英国がEUから離脱した場合にかかるコスト」 の分析レポートが公開されました。
200ページ以上に渡る分析レポート で、私はまだ最初のところしか読んでいません
*英国のEU離脱に関わる分析レポート繰り返しになりますが、私はまだ読んでいません

ただし、オズボーン財務相がレポート内容を発表したので、それは聞いていました。
今回のレポートの注目点は、「離脱したら、英国の各世帯は今後15年間、毎年平均で4,300ポンド貧乏になる」 という、非常に判りやすい言葉で表現された部分です。
ここでいう 「貧乏になる」 というのは、各世帯から政府が4,300ポンドかき集めるわけではありません。GDPの規模が小さくなるので、世帯数で割ると、毎年4,300ポンド小さくなる… ということですので、誤解のないように。
ただし、これだけを耳にした国民で、まだ離脱か残留か決めていない人がいたら、その人たちを mislead する可能性がある発表ですよね、これ…
*オズボーン財務相発言オズボーン財務相は、
「英国がEUを離脱した場合、貿易や投資が落ち込む。貿易の場合、どのタイプの貿易協定を結ぶかによりその後の経済へのインパクトの大きさも変わってくる。
英財務省としては、離脱後の国内経済へのインパクトは恒久的なものとなると予想しており、そのサイズは
GDPで6%近くの落ち込みとなるだろう。
この
経済規模の縮小(=国内経済の損失額)が、各世帯に及ぼす経済的ダメージは、毎年 4,300ポンドの損失と同じ規模になる。貿易協定のタイプによっては、2030年までに世帯あたり 毎年6,600ポンドの損失になることも考えられる。」
と語っています。
*誤解を招きやすい発言私はまだ全文読んでおりませんが、「GDPが6%ちかく縮小する」 という部分は誤解を招きやすいと思いました。
財務省は、2015年度GDP規模を元に計算していますが、「6%縮小する」 と言う意味は、単純に2015年のGDPサイズから6%縮小した数字になるという意味ではないでしょう。
最近の英GDPは、だいたい年に2%程度拡大しています。最新の英GDP規模は、約1兆8800億ポンド。
2030年まで平均2%の景気拡大があったと仮定すると、2030年GDP規模は、2兆4000億ポンドくらいになります。
つまり、EU残留となれば、2030年英GDP規模は2兆4000億ポンド。
しかし、EU離脱となれば、2030年GDPは、それよりも6%低い2兆2560億ポンドくらいに留まる という意味だと思います。

他のシンクタンクなどのGDPへの影響に関しての分析もでてますが、その内容は本当にまちまちで、「今後5年で最大5.5%の縮小」というところもあれば、「2030年までにマイナス2%くらい」、逆に「プラスになる」という予想もあり、どれが正しいかは誰にもわからない状態です
今日はこれから、この200ページ以上に及ぶ財務省の分析レポートを読みます。
全然話しが違いますが、ダイエットを始めて2週間。1キロ体重が増えた私です…
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