ちょっとこれから出かけるのですが、その前に今年の第1四半期も終わったということで、ECBの量的緩和策(QE)の現状と、その結果としてのバランスシートの拡大状況を把握しておきたいと思いました。
*量的緩和策(QE)の国債購入プログラム(PSPP)の結果ECBがQEを実施していることは知っていても、毎週の国債購入残高をチェックしている人は、日本に何人くらいいるのかな… と、調べていて思いました…

とりあえず先週までの数字が出揃いましたので、過去1年の毎週の購入額をグラフにしてみました。

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一応、毎週110億ユーロの購入をするという前提でなりたっておりますが、季節的要因 (夏休みの期間) や期末や年末/年始の調整もあり、増えたり減ったりしています。4月1日の数字も低くなっておりますが、Q1の調整かと勝手に解釈しています。
*ECBのバランスシート残高今年1月に調べたきりで、しばらく調べていませんでした。久々の更新です。
こちらのチャートは、2008年1月から今年3月末までの数字です!

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チャート上にも明記しましたが、ドラギ総裁が
2014年11月のECB理事会で、バランスシート拡大に言及 してから、その言葉通りに残高が上昇しています。
その時にドラギさんが仰った 「約3兆ユーロ規模の残高」 というターゲットに、そろそろ到着します。本当にあと少しですね。
そうなると、ECBはこのままずっと、「物価安定の維持、インフレ・ターゲットの達成」 をうたい文句に

黙々とQEを継続するのでしょうか?
ずっと継続するしかないのかもしれませんが、あまりやりすぎると、バランスシート残高対GDP比が、FRBを抜いてしまいます… 今すぐ、正確な数字は言えませんが、たしか FRB(米)とECB(欧)のバランスシート対GDPは、ともに25~27%前後だったと記憶しています。それに近いのが、私が住むイギリスで、20~22%くらいだったはずです。それに対して、バランスシートの規模が断トツ大きい

のが、日銀。ここは、GDP比で70%近くまであったはずです。
たぶん、ここからただただ機械的にバランスシート拡大することにも危機感

があるのかもしれません。それもあって、最近のドラギさんは、加盟国政府に対して構造改革の断行を声高にお願いしているのかしら…
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