すぐ下の記事に、読者の方から以下のコメントを頂きました。
>>>不幸にもトルコとの会談が中止になりましたが、移民/難民問題要素が一層フォーカスされるのでしょうか。。。
離脱の是非に関わらず、欧州の結束が弱まって、地政学的な不安定さが、これ以上、増さなければ良いのですが。
ユーラシアグループの10大リスクを思うと、まだ見ぬ漠然とした不安を明示させられる思いがして、不安が増します。。 <<
コメントありがとうございました。以前、ブログにも書いたと思うのですが、冬の間に移動をストップしていた難民達が、春から夏にかけて、また大移動してくることは間違いありません。ですので、本日と明日のEUサミットでは、それに先駆けて難民問題についても協議される予定となっています。
本来であれば、シリアからの難民を引き受けてくれているトルコから、ダウトオール首相が参加する予定でしたが、本日トルコの首都:アンカラで起きた爆破テロ事件の影響で、ブリュッセル訪問を急遽取りやめたそうです。
*本日のアンカラ・テロ本日というか、具体的には本日未明に、トルコ軍関係者を乗せたバスが爆破され、28人の軍関係者が亡くなったという痛ましい事件でした。

トルコ政府は、この爆発を実行したのは、「少数民族クルド人武装勢力(YPG)である。」と発表していますが、YPGは関与を否定しており、トルコ政府はYPGの立場を悪くするために意図的に名前を挙げているに過ぎないと反論しています。
そして、英FT紙の記事によると、この爆破が起きる数時間前に、トルコの支援を受けている400人に及ぶ兵士 (たぶん、トルコ軍の兵士という意味だと思うんですが、そのあたり よくわかりません…

) が、秘密裏にシリアの国境を越えて、YPGを倒すために送り込まれたとも書かれています。トルコ政府は、これに関してはノーコメント。
そして、さらに問題を複雑にしているのは、トルコ政府はYPGをクルド系テロ組織として認定していますが、YPGはイスラム国(ISIS)を潰す目的でアメリカ、そしてロシアの協力を得ているとも言われている点です。
もうここまでくると、ほとんど ゴルゴ13の世界なので、私にはついていけません…
*トルコに対する援助金難民問題の悪化にともない、ドイツのメルケル首相とトルコの関係が昨年から急速に接近しており、EUはトルコに30億ユーロの援助をし、トルコはシリアからの難民を欧州へ入国させないよう協力するよう、要請を受けました。
この取り決めは、昨年11月に決定されましたが、実際の援助金の支払いは今月上旬にやっと承認されたばかりです。
この30億ユーロの内訳ですが、当初は欧州委員会が5億ユーロを負担し、25億ユーロをEU加盟国が負担するという案が有力でした。しかし、イタリアの強い抵抗と反対で、欧州委員会の負担は10億に増額され、残りの20億ユーロをEU加盟各国からの支払いにするという内容に変更されています。この変更により、イタリアが負担する支払い金の額は、2億3100万ユーロとなりました。
イタリアがここまで抵抗した理由として、シリア・アフガニスタンからトルコやギリシャへ流入する難民にばかりスポットライトが当たり、モロッコやリビヤ、エリトリア、アルジェリアなど北アフリカからの難民が多数流入するイタリアに対して、なんの補助もないからのようです。
イタリアは既に30億ユーロ以上を難民対策に使っていると言われており、この対策費を2016年度の財政赤字の対象から除外することを申し出ています。欧州委員会は、まだこれに対する正式な見解は述べていませんが、トルコ援助のための2億3100万ユーロの支払いに関しては、除外を認めた模様。
書きたいことがどんどん出てきますが、キリがないので、この辺でやめておきます。
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