本日のロンドン市場は、買収話しの合意が近いということで、ポンドが大きく買われたのですが、その後に発表されたインフレ率が、今年4月以来またしても、「マイナス」になってしまった

ことを受け、今度は急落しています


*ブリハ新外部理事の議会証言カーニー総裁が就任して以来、英中銀金融政策理事会(MPC)は、9名の理事のうち、4名が外部理事となっています
(それ以前まで外部は5名)
その4名の外部理事のうち、マイルズ氏が今年8月末に任期満了となり、その後任として、大手ヘッジファンド:ブレバン・ハワード・アセット・マネジメントのパートナー/エコノミストであったガーディヤン・ブリハ氏が指名されました。
注: ブリハさんについては、
この記事で詳しく書きました。 読んでみてくださいね!

MPCの新任理事となる人物は、英財務省金融特別委員会で議会証言をする義務があります。そして、その証言が今朝行われました。
ブリハ氏は、ハト派かタカ派かわかりませんでしたが、話した内容を書いてみると、
・英インフレ率は、ターゲット(2%)を上回るリスクよりも下回るリスクが高い
・非常に近い将来、利上げに動く可能性は低い
・世界経済の低迷は、英国経済の先行きに対して向かい風となる
・強いポンドも景気拡大を阻止する要因のひとつ
・今後の見通しが劇的に後退しない限り、英国金融政策の次の一手は、利上げであろう。ただし、状況次第では、利下げやQE策の導入という手段も残されている。
・英中銀が実際に利上げに動くまでに、まだまだ時間が残されている
・実際に利上げとなれば、世帯支出は影響を受けるだろう
本日の証言を聞く限りは、中立/ややハト派的な方のようです。
まぁ、退任されたマイルズ理事が究極のハト派でしたので、ブリハさんが少しくらいハト派でも、あまり影響ないのかもしれませんが、最近の他の理事たちの発言内容を聞くと、ホールデン主席エコノミスト氏はそこそこハト派

それに対して、フォーブス外部理事は若干タカ派のイメージがあるので、ちょうど釣り合いが取れているのかな?
このへんの「英中銀事情」についても、今月から12月上旬にかけて、何度か開催する私自身のセミナーで、詳しくお話しさせてくださいね!
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