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大相場の到来

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりました セントラル短資FX さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2012年11月16日より 毎週金曜日に マーケット・ビューで連載されることになりました 


株価急落



今週起きた一連のマーケットの動きを称して、英国では「carnage 大虐殺」という表現を使って報道しているところが、いくつかありました。私は英国に住んで27年目ですが、carnage という単語を使って相場を表現したことは、過去を振り返っても数回に限られており、いかに今週のマーケットの動きが異常であり、且つ残虐性に帯びていたのかが思い知らされます。

本日のコラムでは、月曜日から木曜日の主な出来事を振り返り、今後のマーケットに及ぼす影響について考えてみようと思います。


主な内容は

・ 8月24日(月) セリング・クライマックスか?
Black Mondayの再来
米証券取引委員会(SEC)がルール48を適用
次の標的探し

・8月25日(火) 中国の政策金利カットでマーケット回復
中国の政策金利カット
ブリッジウォーター創業者 ダリオ氏の金融緩和発言
米株式市場、プラスでオープン、マイナスで終了

・8月26日(水) 米利上げ時期後退観測
日経平均株価、10ヶ月ぶりの上昇率
ユーロ下落 ① プラート理事発言
ユーロ下落 ② ECB量的緩和加速観測報道
ダドリーNY連銀総裁発言

・8月27日(木) 中国の介入
中国からの発表
米2015年第2四半期GDP改定値発表

・まとめ


コラム記事の一部を抜粋しますと、

>>>中国発の世界的株価下落、そして米国の9月利上げ観測の後退により、主要国だけでなく新興国市場も大混乱となりました。そんな中で、特に話題にのぼらないにもかかわらず、ジリジリと下げているのが、ポンドでした。これについては、私が運営しているブログの読者の方からも質問として頂いております。

一番正当性がある根拠として私が考えているのは、米国の利上げ時期が遅れるのであれば、イギリスの利上げも遅れる可能性が出て来るという点です<<<



どうぞごゆっくりお読みください 


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マーケット・ビューの過去記事は このリンク を使って頂ければと思います 

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[ 2015/08/28 19:49 ] マーケット | TB(-) | CM(2)

ECBの動き

今日はサクサクッとユーロが下げています。理由は2つあると考えています。


*プラートECB理事発言
ECBの主席エコノミストであるベルギー人のプラート理事。この方は、中立/ややハト派に属すると考えられます。

このオジサンが 「Clear that downside risks to inflation goal have increased. Inflation expectations (5y5y) have dropped.
インフレ目標達成に向けて、ダウンサイドのリスク(インフレ下落リスク)が増してきた。5年先5年物フォワードレートが落ちてきた」

と語り、最初のユーロ売りが出てきました。


*ECB量的緩和加速か?
その次に出たのが、ブルーンバーグの 観測記事 だったと、私は思います。

まず記事の内容をご紹介する前に、8月21日現在でのECBの国債購入規模をご紹介します。

ECB 国債購入額 08-21
(クリックすると拡大します!)

最初のグラフは、各週ごとの購入金額を計算して、グラフにしてみました。黄緑の横線が「毎週購入すべき110億ユーロ」

下のグラフは、ECBの量的緩和策(ABS+CB+国債)それぞれの8月21日現在の毎週の購入額です。

ABS(資産担保証券)のマーケットは、CB(カバードボンド)や国債と比較すると一桁くらい小さい規模なので、もともと大量に購入出来る資産ではありません。ただし、このブルーンバーグの記事を読むと、今までは購入先を金融機関のみとしていたが、今後は投資家から直接購入する可能性に言及しています。

2014Q4から、とりあえず2年間という期間を設定して開始されたABSとCB購入。この発表をしたECB理事会後の記者会見で、ドラギ総裁は「ABSとCB両方併せた購入プログラムの市場規模は最大1兆ユーロくらいとなるが、ECBがそれを全額購入することにはならないかもしれない」と語っていたので、マーケットでは 「たぶん両方あわせても、1年間でざっと2000億ユーロくらいかな… 」 という購入規模の予想をしていました。

それから9~10ヶ月近くが過ぎた現在、ABS+CBの購入総額は、1203億ユーロ(8/21現在)となっており、市場予想をはるかに下回る規模でしかありません。

それもあり、ブルーンバーグで 「今まで以上に資産買い入れをしますよ!」という観測記事が出たので、ユーロ下落に結びついたのだろうと思いました。

ここからの注意点は、もしユーロが対ドルでまた1.15台を上抜けて上昇したとき、今回のような 【ユーロ下げを誘発させるような発言】 が出てくるのか?です。 実効レートを元にすると、まだまだ【ECBの我慢の限界】レベルからは、ほど遠いままですので、今回のこの発言や記事公開のタイミングと、ユーロ/ドルのレベルとの間に、何か関係があるのか、知りたいな と …

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[ 2015/08/27 01:20 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

ゴールドマンサックス投資顧問の読み物

今朝おきて、いつも通りにニュースを調べていたら、目に留まったのが、ゴールドマンサックス・アセットマネージメントの記事

簡単に内容を訳してみますね。


*最近のマーケットの動きをみて、気づいた3つの点

1)アメリカがリセッション入りする可能性は非常に低い。Q2GDPは+2.3%となり、今年のGDPも2%台となるのは、ほぼ確実。中国をはじめとする新興国経済がスローダウンしている兆候は見受けられるが、ヨーロッパの経済指標はそれなりに良い。


2)最近の株価急落は、中国市場のボラティリティーが上がったこと + 人民元切り下げ + 原油価格下落 +FEDの利上げの可能性に対するリアクションだと考える。FEDの利上げについては、今後数週間のうちに利上げに踏み切る可能性が後退したと予想。ただし、これらの要因がきっかけとなり、世界経済の回復が大きく崩れる可能性はないと見ている。


3)投資家は、特に株式市場のボラティリティーが高くなることに留意し、忍耐強くマーケットに接する必要性が出てくる。S&P500を例にあげれば、10%以上の調整をせずに、既に1300日も経っている。今回の動きから得るべき教訓は、あるひとつの国 (この場合は、中国のことを言っていると考えられます) の動きが、世界全体のマーケットを混乱に陥れるだけの力を持っていることを忘れてはいけないということを覚えておくことだ。




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[ 2015/08/25 20:44 ] 新興国関連記事 | TB(-) | CM(0)

FXほっとLineで作戦会議!

西原さんと一緒にマーケットについてチャットする企画が、ザイFXさんのご好意でスタート致しました 

ここでは、毎週の注目通貨やイベントなどについて、自分達の意見をぶつけあいながら、全体の流れを一緒に考えていこうと思っています。


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[ 2015/08/25 20:06 ] ザイFX!FXほっとLineで作戦会議 | TB(-) | CM(0)

原油安とルーブル安

ロンドン時間午後8時過ぎ、こんな時間にブログ更新です 

スタンプ うさぎ 夜遅くまでPC


*新興国通貨売り
トルコ・リラも、南ア・ランドも、ロシア・ルーブルも、全部が全部売られた月曜日でした。ランドは、歴史的ランド安(対ドル)レベルの13.75目前までランド売りが加速し、現在は、13.24近辺まで戻っています。

今週木曜日、中銀から外貨準備金の内容が発表されるロシア。今までは、ロシアの数字とか、全然気にしてませんでしたが、今回の相場は、新興国の経済指標がメッチャ重要になりそうです。

そして、ルーブルも見事なまでに、原油安と歩調を合わせて、ルーブル安となっています 

この2つのチャート、最初がクルード原油  8月31日週に、今までのサポートを割れて、下落開始
ドル/ルーブル  やはり、8月31日週に、今までのレジスタンスを抜けて、ドル高/ルーブル安開始


ロシア ルーブルと原油

今回の株安も含めたドタバタ相場は、中国発景気低迷リスク + 米国の利上げ期待が後退した + コモディティー下落  この3つがメインの要素だと考えています。

人民元切り下げ後、カザフスタン・テンゲが23%急落し、管理相場から変動相場への移行を余儀なくされました  カザフスタンは中央アジア随一の原油輸出国であり、この急落は、きっかけこそ人民元切り下げでしたが、同じ原油関連で急落しているロシア・ルーブルの後を追ったのではないか?と私は考えています。その証拠に、サウジアラビアの通貨も大きく急落しています。


*カザフスタンの次は、どこだ!?
このカザフスタンの急落を見た市場関係者は、「次の切り下げ(急落)通貨はどこだ 」 と、やっきになって探しているとも伝えられています。

・原油関連
先ほど申し上げたサウジアラビア、そしてトルクメニスタン 、アフリカのナイジェリアとガーナ

・貿易関係
1) カザフスタンと貿易量が多いタジキスタンとキルギスタン
2) ロシアと貿易量が多いアルメニア
3) 中国への銅輸出が大きいアフリカのザンビア

これに、エジプトとトルコあたりが加わって、最弱10通貨候補となっているようです。


トルクメニスタン、どこにあるか、知りませんが… それが何か?… 
「美子さんは、タジキスタンがどこにあるか、わかりますか?」 と聞かれたら、それもわかりませんが…

スタンプ うさぎ 内緒


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[ 2015/08/25 04:41 ] 新興国関連記事 | TB(-) | CM(3)

購買力平価について

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりました セントラル短資FX さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2012年11月16日より 毎週金曜日に マーケット・ビューで連載されることになりました 




購買力平価について、セントラル短資FX さんのお客様から、ご質問を頂きました。

特に購買力平価をグラフ化した資料が全く見つからず  苦労して苦労して頑張ってみたのですが、最終的には 「ないなら、私が自分の手で作ってあげましょう」  と開き直って作成してみました 

もし、他にもご質問がある方は、答えられる範囲でお答えするつもりですので、是非セントラル短資FX さん宛てに質問をお寄せくださいね 


主な内容は

・購買力平価のグラフ化

・通貨別購買力平価

・購買力平価と実際のレートとの乖離率

・ポンドはいくらでもポンド高になれるのか?

・私が感じたポンド円の適正水準

・まとめ




コラム記事の一部を抜粋しますと、

>>>私がロンドンから東京へ一時帰国するたびに、「1ポンド=150円くらいが一番適正水準ではないかなぁ~」と感じています。日本で物を買う時には、無意識のうちにポンド換算してしまう癖が抜けないこともあり、150円よりもポンド安円高になると、「これ高いから、我慢しよう。」となります。円安になればなるほど都合はよいのですが、さすがに200円を越える円安は行き過ぎ感が強くなります。<<<


どうぞごゆっくりお読みください 


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[ 2015/08/21 20:10 ] 初心者向け | TB(-) | CM(2)

株価を眺めてみました

新興国通貨だけでなく、株価の動きも怪しくなってきました 

世界の株価比較
(2回クリックすると、ものすごく大きくグワ~ンと拡大します)

6つのチャートを載せましたが、上2つはアメリカのダウとS&P500
真ん中が欧州からで、独DAXと英FTSE
下段がアジア、日経平均と上海株価指数

おもしろいことに、米2つとDAXが、わりと似通った形状
それ以外は、てんでばらばらの動き。

スタンプ 3人並んで勉強

*米ダウジューンズ
一番面白そうなのが、今年3月からアップル株を加えた米ダウジョーンズかもしれません。新興国、特に中国との相関性が強いのが、アップル株の特徴なので、これらの通貨が弱くなれば、それらの国の購買力が減少するという理屈で、アップル株も落ちたりします。アップルが落ちれば、ダウジョーンズも下がるというシナリオ

ダウの 「17000」 これに注目 しているところです。

*独DAX
これが私の一番好きな株価指数なんですが、順調に下げてます。ギリシャ情勢がよかろうが、悪かろうが、お構いなしに下げてます。

独DAX

ただね… いろんなところで窓を開けているので、やりにくい。

本当はこのまま下げて、チャート左側にピンクの矢印をつけた窓を埋めて、緑線の下限くらいまで、ズブッと下げて欲しいんですけどね…

チャート右上の黄緑丸のところに、窓あるし… 

まぁ、他の株価指数の動きにもよるし、新興国の様子やコモディティーも見ないとなりませんが、戻るとしてもこの辺りがせいぜいかな…と考えているところです。

自分的には、意外とおもしろいのが、英FTSEなんじゃないか?とも思っているんですが、とりあえず日足をチェックしたいので、今日は様子見

でも状況次第では、アメリカで大きく下げる気配があれば、FTSEでも参戦を考えているところです。



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[ 2015/08/20 20:47 ] 相場検証/予想 | TB(-) | CM(0)

テロ警戒によりトルコリラ急落

今までずっと、FX攻略の雑誌で、月に一度、記事を書かせて頂いておりました。

2013年10月からは、よりホットな情報を皆様にお届けするため、オンライン版で情報提供をしたいと思います



トルコ警察


先週は中国でドタバタしましたが、今週は原油安を受けて、ロシア・ルーブルが急落中… 
そして、トルコは政局不安と治安悪化などが影響し、リラの急落が続いています。

この記事を書いたときには、リラ円はまだ42円台でした。今朝起きたら、アッという間に41円台のサポートまで、そう遠くないレベルまで下げていますね…

このリラ下げの要因などをまとめてみました。

ちなみに、一番最後の文章ですが、このあとにトルコ政府筋から、「11月1日に総選挙を行う線で調整中」とコメントが出ています。



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是非お読み頂けたらと思います
[ 2015/08/20 19:02 ] FX攻略:オンライン | TB(-) | CM(2)

トルコ、テロの警戒

お手伝いさせていただいている 西原さんとザイFX!さんのメルマガ では、今朝早い時間にお伝えしたので読者の方はご存知ですが、ブログではまだでしたので、トルコの現状についてお話しします。


*テロ警戒
昨夜の話しですが、「イスラム国(ISIS)がイスタンブールを征服せよ!  と指令」を出したというニュースが飛び込んできました。

ちょっとこれから外出するので、明日詳しく書きますが、エルドアン大統領に対する宣戦布告みたいなものです。
この予告通り、本日テロ活動がおきたようで、現在8人の死者が出ていると報道されています。

最近トルコが空爆をはじめてから、親しい友人と、「トルコがテロの本拠地みたいにならないといいね…」 と心配していたのですが、なんか その危惧が的中してしまったような感じで、心苦しいです。

リラを持ってる方、お気をつけください。


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[ 2015/08/20 00:23 ] 新興国関連記事 | TB(-) | CM(0)

FOMC議事要旨、大手行の予想

まずこれを書く前に、メイルフォームを通して、呼吸法を教えてくださった読者の方に、感謝いたします。ありがとうございました。頂いてから夜寝る前にやっていますが、結構難しいですね 
本当に優しいお気遣い、ありがとうございました! 


*FOMC議事要旨に関する大手行の予想
7月28/29日に行われたFOMCの議事要旨に関する大手行の予想で~す 

・ゴールドマンサックス
今回の議事要旨では、FEDの利上げのタイミングを探る手がかりとなることが、書かれているだろう。当行は、FEDの利上げを、今年12月と予想している。


・クレディスイス
7月のFOMC声明文を見ると、労働市場に関する言及が、 “further improvement” という文言から “some further improvement” へと変化しており、労働市場の改善が示されていた。本日の議事要旨では、果たして9月に利上げに踏み切るのか、相当クリアーになると考えられる。長期化している低インフレが、FEDを悩ますであろうが、当行は引き続き、資源通貨(CAD、AUD、NZD)と新興国通貨(ZAR、TRY、MXN、BRL)に対してのドル高を予想している。


・モルガンスタンレー
今回の議事要旨は注目度が高いだろう。特に最近になってから、9月利上げ予想が若干後退していることもあり、この議事要旨で (利上げに対してかなり前向きな内容であれば) ドルにとってポジティブな動きになろう。それと同時に、マーケット参加者は、最近のドル高に関する言及にも注意しているだろう。ただし、今回の議事要旨は、先週の中国の動きの前のものである点は忘れてはいけない。


・バークレイズ銀行
本日の議事要旨では劇的な変化があるとは思わないし、それ以降のFOMC理事達の発言を映し出した内容になっていると思われる。9月利上げに関しても、「今後の経済指標を見てから…」という点がアピールされるかもしれない。たぶん、FOMCとしては、次の利上げ時期は既に決めているのではないか?ただし、これからのマーケットの展開を見極めて、そのタイミングを計っていると考えている。当行は引き続き、9月利上げを予想している。


・バンカメメリル
今回の議事要旨と前回のものは、そんなに相違ないと考える。ただし、労働市場の改善については、言及があるだろう。これに関しては、既に声明文で “some further improvement” という表現を使って書いている。今年の何月に利上げをするかだけでなく、今後の利上げのペースや、それをどう市場と対話していくのかについて、何か書かれているかもしれない。


・ソクジェン
今回の議事要旨で、FEDの利上げのタイミングや回数などが、はっきりとするとは考えていない。ほとんどのエコノミストやアナリスト達は、今年の9月、または12月に利上げすると予想している。最近のマーケットは、FED利上げのタイミング、中国の問題、世界景気減速懸念など問題が多くでてきている。それらを総合して考えると、不確かさが続く限り、ドルと円を買い、アジア通貨と資源通貨を売るのが一番良いと考えられる。


・クレディアグリコレ銀行
今回のFOMC議事要旨では、アメリカの労働市場の改善、失業率の低下、労働市場の緩みの緩和など、9月に利上げするという考えをサポートする内容になると予想している。ただし、最近の低インフレについての言及があれば、そこは確実にチェックしなければならない。総合すると、ドル・ロングをやめる理由は、あまり見当たらないのではないか。


・RBS銀行
8月のジャクソンホールでイエレン議長が講演をしないこともあり、市場参加者はFEDの9月利上げに向けた動きを探るのに、必死である。その意味もあり、本日の議事要旨は注目を集めると考えられる。そこでは、9月利上げは既成事実となるよりかは、「今後の経済指標を見てから」という表現になり、市場を失望させるかもしれない。それに加え、万が一利上げが開始されたとしても、「そのペースはかなり穏やかなものになる」という部分を強調するかもしれない。そうはいっても、このFOMCは先週の中国の動きの前に実施されたものなので、やはり蓋をあけてみないと判らない部分は多い。


・HSBC銀行
先週の中国の動きより前に行われたFOMC理事会であるので、なんともいえないが、やはり利上げについての言及が気になる。具体的な利上げのタイミングだけでなく、利上げ幅や頻度、利上げサイクルの期間など、何かのヒントがあると嬉しいが…


・コメルツ銀行
当行は9月利上げを予想しているが、マーケットは未だに9月利上げについて懐疑的である。たぶん本日発表の議事要旨で、FOMCは利上げのタイミングについて、なにかはっきりしたことを話しているかもしれない。


・三菱東京UFJ銀行
外部需要の弱さ、そしてドル高が、FEDが金利の正常化に向けた利上げを決定するのに躊躇させている2大要因であろう。本日の議事要旨では、利上げが本当に9月に実施されるのか、なにかシグナルを送ってくれると期待したい。マーケットは、9月利上げについて、まだ50/50の可能性しか見ていない。


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[ 2015/08/19 22:08 ] 米国関連 | TB(-) | CM(2)

トルコ中銀からの発表

注目を集めていた  トルコ中銀金融政策理事会(MPC)からの発表がありました。


*政策金利、全て据え置き
トルコ中銀MPCは

・1週間物レポ金利  7.50%
・翌日物貸し出し金利  10.75%
・翌日物借り入れ金利  7.25%

全て据え置きとなりました。

2つ下の記事で書いた 「新しいベンチマークとなる金利」 については、先ほどから調べてるのですが、特に発表がないようです。


*どうして、本日利上げを主張するエコノミストがいたのか?
まぁ、これは直接、ゴールドマンサックスの人の聞いてみないと判らないのですが、私の素人考えを書いてみます。

トルコ実質実効レート
(クリックすると拡大します)

これは、トルコ中銀が毎月発表している「CPIを元にした実質実効レート」のデータを基にして、私が作成したものです。

トルコリラの実効レートは、トルコ中銀ホームページのここから 取れますよ~


で、このチャートの右側に赤く丸で囲んだところがあるのですが、中銀ホームページに載っている最後の実効レートは、7月分で数字は 「99.55」  丸の下側のレベル、具体的には 「94.10」ですが、これはブルーンバーグに載っていたトルコ中銀の8月14日時点での実効レートのレベルです。月に一度しか発表しないのに、どうして8月14日の具体的な数字が把握出来るのかは、全くわかりません。

いずれにしても、最近のリラ安の影響で、実効レートは95を割ったようです。

チャート上の最初の矢印の部分  2014年1月、実効レートが95台まで下がってきたところで、トルコ中銀は思いがけない「利上げ」に動いたのです。たぶん通貨防衛が目的だろう…と言われています。

そして、本日、やはり実効レートが95を下抜けてきたので、一部のエコノミストは昨年1月と同じ理由で、利上げを予想したんじゃないか?と、考えています。

本日のMPCは、9月のFOMC前最後の会合なので、9月アメリカの利上げがあるのなら、トルコも出来るうちに利上げを…と考えることは、全く的外れでないかもしれません。

しかし、エルドアン大統領が未だに独裁的な行動に出ているのであれば、10~11月にかけて二回目の総選挙実施となるでしょうから、それまでは景気の腰を折りかねない利上げは、大統領は何があっても応じないと思っています…



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[ 2015/08/18 19:27 ] ザイFX!FXほっとLineで作戦会議 | TB(-) | CM(0)

トルコリラ円と明日のトルコ中銀金融政策理事会

高金利(7.50%)が売り物で、日本人の証拠金取引の方々の間で人気があると言われているトルコ・リラ。

本日は4月以来はじめて、リラ円が43円台に突入しています。このリラ売り  の背景には、本日発表されたトルコ失業率(5月分)が絡んでいます。


*トルコ失業率
トルコ統計局によると、

・失業率
前回 8.8%  今回予想  結果 9.3%


・失業率(季節調整済み)
4月 9.9%  5月 10.2%

これを受けて、リラ売りが出てきました。


*明日のトルコ中銀金融政策理事会
対ドルでも年初来高値をドンドン上抜けして、リラ安が加速しているため、明日の理事会では、通貨防衛のために、「利上げ」に踏み切るのではないか? という話しも聞こえてきます。

ブルーンバーグの調査によると、17人のエコノミストのうち、3人が利上げ予想
この3人の中には、米ゴールドマン・サックスも含まれており、現在 7.50%の政策金利を75bps上げて、8.25%にするという予想だそうです。

私は個人的に、明日の利上げは、ないと見ています。その理由は、政治的なもの。
     
エルドアン大統領は、大統領権限を拡大するために、解散総選挙 をやる気マンマン  のようですので、8月23日の連立交渉最終日 までに新政権が誕生する可能性は、きわめて低そうだ… というのが、一般的な見方となっていることを考えると、ここで景気回復に水を差すような利上げは、あまり考えられません。


*リラ円のオーダー状況
外為どっとコムさん のトルコリラ円のオーダー状況は、こんな感じです。

トルコリラ円 オーダー 08-17

今ちょうど 43.50台ですが、ここでは買いが多いんですね…
43円と42円50銭は、売り買いほぼ同じくらいあります。

もし明日、予想外の利上げに動くようであれば、今までずっとマーケットで語られていた【通貨安戦争】というものが、方向転換させられる第一歩になるのでしょうか? ロシア・ルーブルやブラジル・レアルなど、トルコ・リラよりも下落幅が大きい通貨が、その時にどのような動きを見せるのか、明日は結構面白いかもしれません 

ただし、コンセンサスは、政策金利据え置きです。

あともう一点、これは書くと長くなるので省略しますが、トルコと言う国には金利がいくつもあって、判断が難しすぎて困るので、もう少し金利の簡素化をすすめてくれ!という要望が多かったのです。で、明日の理事会で、新しいベンチマークとなる金利が発表される?という話しも出てるようです

その場合は、現在の7.50%よりも引き締めには動かさないだろう… というのが、これまたコンセンサスとなっているようです。


スタンプ びしっ




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[ 2015/08/17 22:47 ] 新興国関連記事 | TB(-) | CM(0)

ロンドンFX 「視るブログ」

2013年7月8日より、上田ハーローFXさんのご好意  で、『視るFX』 と題し、毎週月曜日にその週のマーケットの注目イベントや指標のご紹介  や為替動向を動画配信することになりました 




1月の【スイス・ショック】  に続き、先週は【人民元ショック】 で右往左往したマーケット  
今年は、このような「全く予期せぬ出来事」が起きやすい年のようです。

今週の視るブログは、人民元ショックを振り返り、ギリシャ問題についてもお話してみました!

スタンプ エイエイオー
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[ 2015/08/17 19:46 ] 動画レポート:『視る』ブログ | TB(-) | CM(0)

米利上げ後のドルの動き

実は、2ヶ月くらい前から、左手薬指が曲げられません。少し~痛いなぁ くらいの痛みだったので、我慢してましたが、先週くらいから、もうタイプを打つのがやっと… 車の運転も、ギアを入れる段階で無理…

昨年日本に一時帰国した時に、やはり指が曲がらなくて困ったのですが、その3週間後に軽い脳梗塞になりました。お世話になった日大駿河台病院の先生のお話しでは、指はたまたま「ばね指になった」だけで、脳とは切り離して考えましょう ということでした。ばね指の処置は、ステロイド注射ですぐに治ったのですが、先生は 「またしばらくすると、同じような症状になりますからね」 と仰っていて、案の定、今 それで苦しんでいます。

イギリスの医療は、まず専門医にいけず、一般医の見解を貰うところから始まるので、メチャクチャ時間がかかる。なので、もっと痛くてどうにもならなくなったら、思い切って緊急病院に飛び込もうと考えています。5時間くらい待たされるし、見てくれるのはトレーニングを積んだ看護士さんですが、なかなかの腕前を見せてくれるので、そちらのほうが、早い気がしています。


*ブログ読者の方からの質問
いくつか質問を頂いております。特に、実効レートについての質問は結構頂いているのですが、これに関しては、10月に一時帰国しますので、その時にセミナーかなにかで説明させていただければ… と思っています。

本日の質問は以下の内容です。

「松崎さん、いつも読みながら参考にさせてもらってます。
もしかしたら、松崎さんが知ってるかと思って聞いてみました。

アメリカが利上げをすれば、僕はドルが買われると思うんですが、利上げになるとドルは売られるという話しを聞いて、まさかと思っています。そういう話しを聞いたことがありますか、それは本当ですか?」


こういうものでした。


米ドル利上げ後の動き
(クリックすると拡大します)

これはビジネス・インサイダーというところに載っていた記事で使用されていた 「ドル実効レート」のチャートです。
縦軸は、実効レートの強弱
横軸は日数です。

見方は、1977・1986・1994・1999・2004年に利上げした時の「利上げの瞬間」を赤い縦線のところに揃え、実効レートの基準を 「100」に統一しています。そして、その後 (赤線の右側) 実効レート (=ここでは、ドルの価値) が上がったか、下がったかをチェックします。


*利上げ後の動き
少なくとも、このチャートを見る限り、実際利上げが行われてからのドル実効レートは

・最初の20日間は、上がるとき/下がるとき それぞれ
・50日後くらいからは、例外なく下がってきている
・100~120日後くらいに、最初の底を打つケースが多いようだ
・その後、180日目くらいにかけて、ドルは上昇する / 横ばいとなり、一旦下げが緩和されている
・180日後以降は、上がる/下がる それぞれケースバイケースのようだ

と言う感じになりました。

もし、9月のFOMCで利上げが実施され、この傾向と全く同じ動きをしたと仮定すると、

・10月1週目くらいまでは、上がるか下がるか ちょっとわからない
・10月末~11月初旬以降は、ドル安になる可能性が高い
・年末~来年1月中旬くらいまでで、ドルは一旦底を打つ可能性があるようだ
・そこから来年3月中旬くらいまでは、ドルは上昇する / 横ばいとなり、一旦下げが緩和されるかも



まぁ、全く同じペースで動く訳ないですし、あくまでも大雑把な目安です。そして、年末はドルの需要が高まるかもしれませんので、話し半分にしておきましょう。

ただし、このチャートを見る限りは、「利上げするまでの思惑期間」が一番美味しいのかもしれませんね
スタンプ そんなバナナ



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[ 2015/08/17 01:18 ] 米国関連 | TB(-) | CM(4)

世界ウィスキーバイブル

普段は、日曜日に11時間くらい、まとめて仕事をするのですが、明日はもしかしたら出かけることになるかもしれないので、本日土曜日に仕事をしています。

でも全然やる気がおきなくて…  全然関係ないニュースを調べていたら、こんな記事を見つけて嬉しくなった  ので記事にしました。為替に全く関係ありません、ごめんね


*日本のウィスキーがトップ 

英国の著名なウィスキーのガイド本 「ウイスキー・バイブル2015」 で、世界最高のウイスキーに選ばれたのが、何を隠そう日本の「山崎シェリーカスクシングルモルト2013」

日本のウィスキー


ウイスキーの権威:ジム・マレーにより厳格に選ばれることで定評がある、このガイド本は 「ウィスキーの聖書」とも呼ばれています。

日本に帰るたびに山崎のウィスキーが、なかなか手に入らないという話しを耳にしていたのですが、こういう事情もあったのですね。私はウィスキーは、昔に悪い思い出  があるので、ずっと手にしておりませんでしたが、機会があれば試してみようかな?と、少~しだけ思いました。

おめでとうございます 
スタンプ うれしい うさぎとクマ


[ 2015/08/15 21:19 ] 未分類 | TB(-) | CM(3)

中国人民元切り下げと米利上げのタイミング

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりました セントラル短資FX さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2012年11月16日より 毎週金曜日に マーケット・ビューで連載されることになりました 




8月のマーケットというものは、世界中の市場参加者がホリデーに出かけるため、「たいして動かないだろう。」と脇を甘くしていると、思わぬ乱高下に巻き込まれて慌てる経験が多い気がします。参加者が減るということは、流動性が極端に薄くなることを意味するため、値動きが激しくなるのは当然と言われればその通りです。しかし今年の8月相場は、予想もしなかった「乱入者」が参入したことを受け、今年下半期の相場展望を大きく塗り替えることになるかもしれません。その乱入者とは、中国人民元の切り下げ発表でした。

今週のコラムでは、中国そしてアメリカの利上げに焦点をあてて、書いてみました!


主な内容は

・中国人民銀行からの発表

・通貨切り下げの整合性

・市場の反応

・IMFや格付け会社からのコメント

・通貨切り下げに動いたタイミングを探る

・アメリカの利上げへの影響

・まとめ





コラム記事の一部を抜粋しますと、

>>>SDRの構成通貨は5年に一度見直しがされ、最後にそれが行われたのは、2010/11年度でした。現在の構成通貨は、ドル・ユーロ・ポンド・円の4通貨。もし人民元が加わると、G7以外の通貨、そして新興国通貨としては、はじめての採用となります。

SDR構成通貨となるためには、2つ条件が付いており、
① 商品とサービスの輸出で過去5年間最大の価値を保有している
② 通貨が自由に使えること

となっています。①に関しては問題ありませんが、②に関しては未だ達成途中です。たぶん中国政府は、8月4日のIMFスタッフ報告書の中で、早急な人民元採用の可能性が一旦消えたことに慌てて、②の目標達成に向けて「早々とやる気を見せた」に違いないと思います。そして、中国の取った行動に対し、IMFは「歓迎すべき第一歩」と評価しています。
ちなみに、SDRの中に人民元を加えることに理解を示している国は、英国・ドイツ・フランス・イタリアとなっているのに対し、慎重なスタンスを示しているのが、アメリカ・日本です。<<<



どうぞごゆっくりお読みください 


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マーケット・ビューの過去記事は このリンク を使って頂ければと思います 

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[ 2015/08/14 19:48 ] 新興国関連記事 | TB(-) | CM(0)

トルコ、連立政権断念か… リラ安

6月7日に総選挙を終えたばかりなのに、2ヶ月経っても連立交渉がまとまらず、解散総選挙 の危機  が危ぶまれていたトルコ。

詳しいことは この記事を読んでください


*連立交渉、決裂 
本日、トルコのダウトオール首相は、CHP(共和人民党)との連立交渉が決裂したと発表し、10~11月に向けた解散総選挙の実施の可能性が高まりました 

この発表を受け、トルコリラは大きく売られ、リラ安進行中…

トルコ リラ円 連立交渉決裂


*連立交渉期限
今回の連立交渉の期限は、7月9日から45日後  8月23日

もし、8月23日までに他の政党との新連立政権が誕生しなければ、90日以内に2度目の総選挙の実施となります。

さきほどのリンク記事で詳しく書きましたが、そもそもエルドアン大統領自身が連立なんか組む気ないし、一日も早く大統領権の強化を憲法に織り込むために、解散総選挙をやりたくて、ウズウズしているのですから、連立政権が誕生しなかったのは、あたりまえ体操以上に、当たり前なのかもしれません。

トルコは、私の大好きな国なので、あまり批判したくありませんが、一年に2回も総選挙を実施するということは、「トルコは、2015年という一年を、全く無駄にした」ことになります。そんなことが許されるのか… 一体国民は、どうしているんでしょうか?

そうはいっても、2度目の総選挙でAKPが勝ち、自分の大統領権限の強化を実現するために、クルド系との停戦協定を破ってまで攻撃しているという話しも聞こえてくるほどのエルドアン大統領の独裁制は目に余ります。これでは、まともな感覚でトルコリラを語るのは、時間の無駄かもしれません。

非常にきつい言い方になってしまい申し訳ありませんが、今後空爆が激化するような選択をした場合、トルコという国そのものが、テロのターゲット  にならないとも限りません。


実は、今週トルコに行って、現地の様子を見てこようと思っていたんです。ロンドンから近いし、日本でトルコ円をやる方が多いので、何かお手伝いできるかな?  だったら、行った方が早いな… と思い、予定を立てましたが、全てキャンセルしました。身の安全が第一です…


あと、今 日本は午前3時40分くらいですが、こんな遅い時間まで記事の更新が出来なかったこと、お詫びいたします 
ちょっとここにきて、頼まれた仕事が山積みになってきており、この状態は、9月1週まで続きます。
それが終わると、10月から日本に帰るので、その準備に入ることになるでしょう。

まだ予約してませんが、来週2日間だけ、短い夏休みも取るつもりです。

ですので、皆さんが寝ている時間  (=私が一日の仕事を終えて、ブログを書く時間が確保できるロンドンの20時頃) にブログの更新をすることが増えるかもしれません。とうぞお許しください。

マーケットは、しっかり見てますので、ご心配なく~

スタンプ バイバイ




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[ 2015/08/14 03:40 ] 新興国関連記事 | TB(-) | CM(0)

中国人民元切り下げと主要株式指数の急落

今までずっと、FX攻略の雑誌で、月に一度、記事を書かせて頂いておりました。

2013年10月からは、よりホットな情報を皆様にお届けするため、オンライン版で情報提供をしたいと思います



中国 人民元


ギリシャの話題が消えつつあると油断していたら  またしても中国が動きだしました。ただし、よーく調べてみると、過去の通貨高 (内容を読んでくださいね~) を相殺する目的もあったのではないかなぁ?と思えます。


ps
昨日の中国人民元切り下げを聞いて、すぐに書いた記事なので、通貨安戦争の部分は、少し内容がずれてしまっています。ごめんね、許してくださいね 

バナーをクリック すると記事が読めま~す!
  
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是非お読み頂けたらと思います
[ 2015/08/12 18:38 ] FX攻略:オンライン | TB(-) | CM(1)

ジリ高 ユーロ

今月は、やたらと仕事が多いです。今週も木・金曜日までに「締め切り」が出来ており、昨日とは違い体調が元に戻った本日から、ラストスパートかけて調べ物をしていました。

今朝チェックした時には、まだ実効レートが更新されていなかったので、そのままにして、調べ物を3時間していたら、突然独DAXの急落に気づきました

遅すぎです、反省
スタンプ うさぎ 悔し泣き


*ユーロ実効レート
今週月曜日の上田ハーローさんの【視るブログ】 の中でもお話ししたんですが、ユーロ実効レートが、92ミドル抜けるとヤバイそうだ…と

そして、ユーロ実効レートは昨日の終値で、既にミドル抜けてました。92.6512 

ユーロ実効レート 2015-08-11
(クリックすると拡大します)

このまま行けば、青いお星様つけたあたり  93台High が視野に入ってきます。

*** 実効レートを使った取引例
実効レートがきちんと朝更新されており、92ミドルが上抜けしたことが確認できていれば、ユーロは買いで入ることが出来ました。後だしじゃんけんのようで嫌ですが、実効レートを参考にする取引については、この記事 を読んでみてくださいね~


朝見た時に、レートが更新されていなかったので、安心していた私の脇が甘かったです。こういう「マーケットへの集中力が減退しているとき」は、アカンね~ やはり体調管理、大事です。反省してます、本当に。
スタンプ 疲れた ひよこ

で、私の体調はどうでもいいんですが、月曜日の【視るブログ】 の中で、今週のユーロは、1.1086が最初のターゲット  次が1.1150くらい とお話ししたんですが、私はユーロ買いには抵抗あるので、戻ったところのユーロ売り/ポンド買いに集中してまして、もう少し上に売りオーダーを入れています。


*QEトレードの巻き返しかな?
今までのマーケットは、ECBの量的緩和(QE)を受けて、株高(DAX高)=ユーロ安 で来てました。

それが、中国の切り下げ  や米ダウ・ジョーンズの7営業日陰線  などを受けて、ECBのQE = 株高(DAX高)=ユーロ安の巻き返しが起きている状態でしょう。

アメリカの利上げ期待のドル高も、少し飽きてきたこともあり、この流動性の薄いマーケットで、果たしてどこまでユーロ/ドルが戻るか、興味しんしんです




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[ 2015/08/11 23:45 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

トルコ情勢

全然 SuperでなかったSuper Thursday と、雇用統計を終えて、やっと一息つく時間ができました。しかし、それまでの緊張感が一気になくなったせいもあって、先週金曜日から体調が悪い悪い、とことん悪いです。そこにきて、不眠… 本日はやっと気分的にも落ち着いてきました。

そのため、ブログの更新がなくて、本当にごめんなさい 


*未だに新内閣が発足していないトルコ
トルコ軍による空爆のニュースとか知ってはいたけれど、詳細を調べる時間がないまま、2週間くらい過ぎてしまいました   今までずっと、NATOに対して自国の基地の使用を認めていなかったトルコ政府ですが、7月20日に起きたトルコ南部のスルチでの自爆テロ事件を境にして、シリアとの国境沿いにある過激派組織ISIS(イスラム国)の拠点や、イラク北部にあるトルコの非合法武装組織クルド労働者党(PKK)の空爆に出たのです。

この記事 でも書きましたが、トルコ人とクルド人は天敵同士なので、双方の戦いの歴史は長いです。その戦いに終止符をうつ意味で、2013年に停戦したのですが、今回の自爆テロをきっかけに、停戦交渉は中断し、武力行使となってしまいました。


*クルド系武装組織とトルコ政府との関係
私も調べるまで知りませんでしたが、トルコ・シリア・イラクそれぞれにクルド系武装組織が存在し、トルコ政府とはこんな関係にあるようです。

トルコとクルドの関係 ブログ

トルコ基盤そしてシリア基盤のクルド系武装組織とトルコ政府とは、戦争状態 または 敵対関係となっています。しかし、イラク基盤のクルド系武装組織とトルコ政府は、友好関係なんですね。同じクルド系なのに、どうしてなんだろう… 


*解散総選挙となるのか?
ここでも書きました が、トルコは6月の総選挙後、まだ新政権が発足していません。

先日、中国を訪問したエルドアン大統領は、解散総選挙をやる気マンマンで、早ければ10月にも投票か?という噂も出ています。



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[ 2015/08/11 21:51 ] 新興国関連記事 | TB(-) | CM(2)

FXほっとLineで作戦会議!

西原さんと一緒にマーケットについてチャットする企画が、ザイFXさんのご好意でスタート致しました 

ここでは、毎週の注目通貨やイベントなどについて、自分達の意見をぶつけあいながら、全体の流れを一緒に考えていこうと思っています。


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[ 2015/08/11 19:38 ] ザイFX!FXほっとLineで作戦会議 | TB(-) | CM(0)

ロンドンFX 「視るブログ」

2013年7月8日より、上田ハーローFXさんのご好意  で、『視るFX』 と題し、毎週月曜日にその週のマーケットの注目イベントや指標のご紹介  や為替動向を動画配信することになりました 


日本のお盆休みと、ヨーロッパでもホリデーシーズン真っ只中!    ロンドンでも車の台数が激減しています。
特に重要イベントがない今週は、流動性も低いと思いますので、意味不明な動きには注意したいところです。

今週の視るブログは、ユーロとポンドについてお話ししています。

スタンプ エイエイオー
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[ 2015/08/10 20:35 ] 動画レポート:『視る』ブログ | TB(-) | CM(0)

Super Thursdayを終えて

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりました セントラル短資FX さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2012年11月16日より 毎週金曜日に マーケット・ビューで連載されることになりました 


カーニーさん


8月6日(木)は、「Super Thursday」 と呼ばれる大イベント日となりました。まるでアメリカ人が命名したような名前ですが、今年8月より英中銀は金融政策判断に関する情報提供手段のタイミングを変更したのです。マーケット参加者の間では、FX業界のお祭り的存在であったアメリカの雇用統計と並び、3ヶ月ごとに訪れるSuper Thursdayは、英国発ビッグ・イベントとして定着するだろうという見方で一致しているようです。

今週のコラムでは、最初のSuper Thursdayを振り返りながら、英中銀のマクロ経済予想やポンド動向について考えてみたいと思います。



主な内容は

・8月の英中銀金融政策理事会(MPC)議事録
事前予想:
結果:

・四半期インフレーション・レポートの主な内容

・GDP予想

・インフレ見通し

・賃金上昇率について

・失業率予想の上昇

・刺々しい態度が見えた記者団達

・まとめ





コラム記事の一部を抜粋しますと、

>>>記者会見に参加していた記者団が、一番驚いたのが、QIRに載っていた失業率上昇予想のチャートでした。(中略) 失業率が上昇するということは、2つの理由が考えられます。ひとつは、経済活動が弱くなり、企業がこれ以上雇用者を増やさないこと。2つめは、企業が雇用したい人材が不足しているので、結果として雇用者数が減少してしまうこと。8月のQIRをよむと、「労働市場がタイトになっており、企業が人材を見つけることが非常に難しくなってきているため、失業率の内容が影響を受けているのかもしれない」と書かれていました。経済活動が弱くなった訳ではないようですので、ひとまず安心しましたが、マーケット参加者はここまで深く考えたり調べたりせずに、失業率上昇=利上げ時期の後退と即断してポンドや株を売ったりする可能性もあるため、今後気をつけたいと思いました。<<<


どうぞごゆっくりお読みください 


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Net Money
[ 2015/08/07 22:29 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(2)

【雇用統計 全員集合】 に電話出演しま~す!

さて、昨日の Super Thursday に続き、本日はFX界のお祭り: 米雇用統計の発表があります。

本日は、外為どっとコムさんの 「雇用統計 全員集合!」 に電話で参加させていただくことになりました!

皆様のご参加、楽しみにしております    


Net Money
[ 2015/08/07 20:18 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

雇用統計 Live!

今月もFX業界のお祭り指標である米雇用統計の発表日となりました。

今月の雇用統計ライブは


2015年8月7日(金) 21:00~21:40 




8月7日(金)の雇用統計Liveでは、雇用統計の発表を挟んでドル円レートが上がるか下がるか
を当てるキャンぺーンを実施いたします。キャンペーン対象者の方には、弊社の人気キャンペーン
商品(食品)をお送りいたします。
※キャンペーンのお申込みには、ツイッターの登録が必要となります。
ツイッターアカウントをお持ちでいらっしゃらない方は事前にご登録ください。

■キャンペーン商品
人気食品 

■キャンペーン申込期間: 
2015年8月5日(水)12:00~8月7日(金)21:25

■キャンペーン条件

<Twitterからキャンペーンに参加される場合>
①キャンペーン申込フォームよりお申込みをすること
※1 JFXの取引システム「MATRIX TRADER」 に口座をお持ちのお客様が対象となります。

JFX 小林芳彦のツイッター(@JFXkobayashi)のフォローをすること。
ツイッターのアカウントをお持ちの方⇒
ツイッターアカウントをまだお持ちでない方⇒(ツイッター登録・フォロー方法はこちら)

③キャンペーン申込期間中に下記フォームの【ソーシャルストリーム】より
ツイッターアカウントにログインしてツイートをすること。
ツイート内容は「だいまん氏・小林社長へのご質問・雇用統計に関するご質問」をお書きください。
(下記フォームではなく、LIVE画面右隣の【ソーシャルストリーム】よりツイッターアカウントに
 ログインしてからツイートしていただいても構いません。)


Live streaming video by Ustream


�ドル円レートが上がるか下がるかを当てる
※ドル円レートは、MATRIX TRADERの
8/7  21:31 USD/JPY Bidレートが
8/7  21:29 USD/JPY Bidレートよりも高いか低いかを予想してください。

※判定はMATRIX TRADERのUSD/JPY 1分足 Bidレート始値を基準に行います。


<Facebookからキャンペーンに参加される場合>
①キャンペーン申込フォームよりお申込みをすること
※1 当社の取引システム「MATRIX TRADER」にお口座をお持ちのお客様が対象となります。


②JFX小林芳彦フェイスブックのページに「いいね!」をしてください。

③次にJFX小林芳彦フェイスブックの本キャンペーンの投稿記事に「いいね!」し、「キャンペーンに応募します」とコメントをつけてください。

④ドル円レートが上がるか下がるかを当てる
※ドル円レートは、MATRIX TRADERの
8/7  21:31 USD/JPY Bidレートが
8/7  21:29 USD/JPY Bidレートよりも高いか低いかを予想してください。

※判定はMATRIX TRADERのUSD/JPY 1分足 Bidレート始値を基準に行います。


【Facebookキャンペーン注意事項】
コメント・メッセージはお一人様各1回とします。意図的に複数のコメント、メッセージをいただいた場合は、
応募を無効とさせていただきます。
個人用アカウントでご応募下さい。ビジネスアカウント(企業・団体など)での応募は無効となります。
キャンペーン申込後もJFX小林芳彦フェイスブックのページには「いいね!」をした状態にお願いします。

【Twitter&Facebookキャンペーン注意事項】
・同一住所からの複数のお申込みがあった場合は、一番最後の方のお申込みを対象とさせていただきます。
・同一人物による複数のお申込みは一番最後のお申込みをキャンペーン対象として集計させていただきます。
・キャンペーンのお申込み内容に不備があった場合はキャンペーンの対象外とさせていただきます。

Twittercp申込ボタン


      画面をクリックしてください 

雇用統計Live!
[ 2015/08/07 09:00 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

Super Thursdayに向けて

下にいくつか記事を書きましたが、もう一度復習です。

・12時 (日本時間 20時)
政策金利、議事録、四半期インフレーション・レポートが発表

・12時45分 (同 20時45分)
四半期インフレーション・レポートに関する記者会見
出席者は、カーニー総裁と数名の副総裁となるでしょう。


*注意点

・一番の注目は、議事録で据え置き決定に関する投票配分
が、どのようになっているか?です。
コンセンサスは、7対2ですが、JPモルガンやGSなど、「もしかしたら、6対3になるかもしれません」という予想も出てきています。一部の報道では、コンセンサス自体を、6対3と書いているものもありました。


・カーニー総裁の記者会見でのトーン
つまり、発言内容がHawkish (強気) か、Dovish (弱気) かです。

カーニーさんは、「移り気であてにならないボーイブレンド」 として有名で、英国金融街:シティーの人たちの間でも、この表現は今でも繰り返し使われています。

ここ最近のカーニーさんの発言内容は、かなりHawkishだったのですが、本日の記者会見で 「あてにならない」部分が突如として出てきて、いきなり Dovish なオジサンに変身しないとも限らないぞ! ということです。

Twitter などを見ても、この変身オジサンに対する警戒をうながすTweetがいくつかありました。

カーニー総裁 スーパー カーニー



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[ 2015/08/06 19:39 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

ドル・インデックスの動き

雇用指数をきっかけに、本日も昨日同様 バキューンとドル高  になっています。そこで早速、ドル・インデックスを見てみました。

ドル インデックス 08-05

(クリックすると、ど~んと拡大します)


・上の2つのチャートは、ドル・インデックス現物
左側がろうそく足で表示。右側は同じものを、ラインで表示。

私はファンダの人間で、テクニカルに滅法弱いのですが、2つのチャートとも、藤色で囲んだ部分が、カップ&ハンドルに見えないかな? 私には、そう見えて仕方がありません 

スタンプ ねこ ン?

もし、これが本当にカップ&ハンドルであれば、ここからのターゲットは、103台になります 

で、もしこれがカップ&ハンドルでなかった場合は、レジスタンスとして、赤とか黄緑で引いた線が通る98.8辺りが視野に入ってきます。


・下のチャートは、ドル・インデックス先物
まぁ 別にこのチャート、なくても良かったんだけど、念のために加えました。


この3つのチャートは全て昨日8月4日の終値のチャートです。現在のドル・インデックスは、昨日終値から大きく上昇し、だいたい 98.20台で推移、高値は今のところ 98.315 くらいです。

つまり今日の動きは、この3つのチャートのレジスタンスに向けて上昇しているところです。

果たして金曜日の雇用統計で一気に上昇となるのでしょうか 

本日発表されたISM非製造業指数での「雇用者指数」が記録開始以来の強さだったことを受け、ADP全米雇用報告の数字が弱かったにもかかわらず、大手行の一部が、金曜日のNFPの予想を若干上方修正しているところも出てきた模様。



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[ 2015/08/06 01:23 ] 相場検証/予想 | TB(-) | CM(0)

Super Thursday その2

下の記事 の追加です~

Super thursday


* 議事録での投票配分
政策金利の据え置きは間違いないと思うので、問題は9名の理事の投票配分に関心は集中しています。前回までは、9対0で据え置き決定でした。果たして8月は、「7対2」というコンセンサス通りとなるのか 

ここでも書いたように、この結果がポンドが動く最初のきっかけとなるでしょうから、非常に重要です。

現在のところ、利上げ票を入れると思われている2名は、一番タカ派のウィール外部理事と、マカファーティー外部理事です。この2人は2014年に5回続けて「利上げ」に票を入れていた方々です。

ただし、JPモルガンは、これに加えて8月31日に退任するマイルズ外部理事も、今月は利上げに票を入れる可能性を指摘しており、もしかしたら6対3で据え置き決定となるのではないか?という予想を出しているのが興味深いですね。ちなみに、マイルズ理事はMPCの中でも究極のハト派として知られています。しかし、最近の同理事の発言を見ると、ハト派であるにもかかわらず、なるべく早めに利上げに動いたほうが、その後も穏やかな利上げとなるため、遅らせないほうがよいという意見を繰り返し述べています。

もし6対3となれば、下手すると70ポイントくらい、一瞬の間にポンドが高騰する可能性がありますが、冷静に考えればマイルズ理事は来月のMPCからいなくなるため、マーケットが冷静になれば、その部分の上げは全戻しに近い動きになる可能性もあると個人的には考えています。


2)インフレ率
英国の最新のインフレ率は、0%となっており、エネルギー価格などを抜いたコア・インフレ率も+0.8%となっています。英中銀のインフレ・ターゲットは2% (±1%の幅があるため、1~3%の間での推移が好ましい) となっており、それよりもかなり低い位置での推移をここ数ヶ月強いられている状態です 

この低インフレ時に利上げの話しが出るということは、英中銀の懸念材料であった「経済/労働市場の歪み」がかなり是正されてきていること加え、賃金上昇率がとうとう3%台に乗ったことが、彼らの利上げに対する自信を深めたと言えるでしょう。

果たして最近のコモディティー価格の下落や中国の景気減速/株価下落、そしてグングン上昇しているポンド高について、インフレーション・レポートと記者会見では、どのような見解を示すのでしょうか?

ポンド高 = 金融引き締め効果と同じ意味を持っているため、今後さらにポンド高が進んだ場合、それでも英中銀は利上げに動くのか?それに加え、現在のポンド実効レート 94台について、総裁がどのようにお考えなのか、非常に知りたいと思っています。記者会見に参加した記者の人が質問してくれると嬉しいのですが… 


3)経済/労働市場の歪み
この歪みの規模については、9名のMPC理事の間でも意見が分かれていると、カーニー総裁は正直に語っています。ただし、最近の同総裁の発言を聞く限りでは、この歪みは相当減少してきているという印象を強く受けました。

そうなると、0%というインフレ率は、あくまでもポンド高やコモディティー価格の下落によるものであるのでしょうから、今年下半期の間にインフレ率の計算から外れます。なので、カーニー総裁は「年末くらいには、インフレ率の見通しがクリアーになる」 と仰っているんですね。

今後さらにポンド高やコモディティー価格が下落した場合、それを相殺して経済が拡大⇒インフレ懸念の台頭となれるほど、歪みの規模が小さくなったのかについて、どのような判断をインフレ・レポートの中でしているのか?注目しています 




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[ 2015/08/05 22:49 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

Super Thursday ! 英中銀祭り

今までずっと、FX攻略の雑誌で、月に一度、記事を書かせて頂いておりました。

2013年10月からは、よりホットな情報を皆様にお届けするため、オンライン版で情報提供をしたいと思います



Super thursday

今週は木曜日の英中銀祭り(Super Thursday) と 金曜日の米雇用統計が、2大ビッグイベントとなります。
ここでは、Super Thursday について、書いてみました~



バナーをクリック すると記事が読めま~す!
  
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是非お読み頂けたらと思います
[ 2015/08/05 18:58 ] FX攻略:オンライン | TB(-) | CM(0)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX (株)さんで 連載スタート
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
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