昨日は22年ぶりの友人に会ったりして、マーケットから離れていました。今日はFOMCがありますね!
大手行のそれぞれの予想を書きますね~
*FOMC予想・ゴールドマンサックス本日発表される声明文の中に、利上げに向けた準備を強めるような文言が追加されるとは考えていない。前回の声明文の中にあった「原油価格は安定し…」は削除されるだろうが、インフレ見通しはそのまま維持。当行はFEDの利上げ時期として、今年12月が最もあり得るタイミングだろうと考える。
・シティーバンクもしかしたら若干Hawkishな内容になる可能性は捨てきれない。その場合、ドルの一段高もあり得るだろう。
・モルガンスタンレー市場関係者は本日の声明文で、FEDの利上げのタイミングがはっきりすればよいと願っているかもしれない。しかし、本日発表される声明文の内容は、イエレン議長の半期に一度の議会証言で語られたものと大差ないかもしれない。この予想が正しければ、金利のフロントエンドの上昇が起こらないことになり、ドルのサポート要因がなくなることになる。特に対ユーロ、ポンドがこの傾向が顕著になる可能性があるだろう。
・クレディスイス当行は9月に最初の25bpsの利上げ、そして2016年には合計4回の利上げが実施されると予想している。もしこの予想が正しければ、本日のFOMCの声明文では、利上げがもうすぐあるということをほのめかす内容になる可能性もある。1999年や2004年の利上げの時にも、内容の変化が同様にあった。とりあえず、市場では「2015年中に25bpsの利上げ」というのがコンセンサスとなっているため、9月に利上げに動く可能性は50/50とも言える。いずれにしても、声明文で利上げが遅れるような内容にならない限り、ドルの買いもちを続けることになりそうだ。
・ソクジェン銀行本日の声明文内容は大きく変化せず、経済指標次第という言い方を繰り返すだけであろう。当行は木曜日発表の米Q2GDP速報値を+3.3%と予想しているため、引き続きドルのサポート要因になると考えている。もし何かのタイミングでドル買いの調整が入りユーロ/ドルが上昇する局面があれば、そこでユーロ売り/ドル買いを仕掛けることがよいだろう。
・BNPパリバ銀行本日のFOMC声明文は、新たなドル買いを支持する内容にはならないと考える。アメリカの労働市場の改善基調は継続しているだろうが、最近のコモディティー価格の下落で、それがオフセットされるからだ。
・バークレイズ銀行本日のFOMCでは、将来の利上げのタイミングを示唆するような強いメッセージは期待していない。さしあたり、明日発表されるQ2GDP速報値や来週の雇用統計などの数字を見て、FOMCのメンバーは9月の利上げの是非を考えるのではないだろうか?Q2GDP速報値に関しては、当行は+3%を予想している。
・クレディアグリコレ銀行FEDは本日のFOMCを利用して、9月利上げを強く示唆するような行動には出てこないだろう。せいぜい、今後の経済指標の行方によると繰り返すのが関の山かもしれない。先日行われたイエレン議長の半期に一度の議会証言のトーンをそのまま継続するという意味である。9月の利上げの可能性については、OIS (翌日物金利スワップ)では30%、FF金利先物ではわずか19%しか織り込まれていない。ドル実効レートは6月から4.1%も上昇しているが、これだけしか可能性がマーケットに織り込まれていないところを見ると、ドルの上昇余地はまだありそうだ。このドルの上昇に対しての犠牲通貨は、コモディティー通貨と債務超過国の通貨となるように考えている。
これとは逆に、本日の声明文が予想以上にDovishとなった場合には、ドル・ロングの巻き返しが出るであろうから、コモディティー通貨の上昇が起こる可能性は捨てきれない。しかしこういう動きは長続きするとは思っていない。
・UBS銀行当行は9月利上げを予想しているが、本日の声明文の中で9月利上げに関する内容が盛り込まれると期待している。
・SEB銀行当行はずっと9月利上げを予想してきたが、最近の市場を取り巻く情勢を考えると、利上げ時期予想を後退させる必要性が出てきたようだ。アメリカの雇用市場は引き続き堅調のようだし、明日発表されるGDP速報値も3%を越すかもしれない。しかし、世界に目を移すと、最近のデータは不安定要素が増してきており、インフレ期待値も下がっている。FEDは年内に利上げに動くことには変化ないであろうが、タイミングについては流動的にならざるを得ない。
・コメルツ銀行本日の声明文での注意点は、利上げのタイミングが示唆されるかであろう。年内残されたタイミングは、9月か12月だけだ。特に9月に利上げをするのであれば、本日の声明文が最後のチャンスとなる。そうは言っても、FEDは金融政策変更の可能性について事前にコミットしたくないであろうし、今後発表される経済指標も、見なければならない。いずれにせよ、本日の声明文の内容は非常に重要だ。
・ドイツ銀行本日の声明文から、何か新しい情報を得ようとすることは、難しいと当行は考えている。それよりも、8月19日に予定されている本日のFOMC会合の議事要旨のほうが、将来の利上げ時期を探るには、重要なのではないか?当行は9月利上げを予想しているが、最近のマーケットは落ち着きがなく、インフレ期待値も下がっているのが、気がかりであることに変わりない。
・ロイズ銀行本日発表される声明文の内容は、若干Hawkishとなるのではないか?特に最近の原油価格の下落にもかかわらず、インフレの下落リスクについては、あまり気にしてないということを繰り返すように考えている。一番の見所は、果たして次の会合(9月16/17日)で利上げ実施に動く可能性が高まってきたことを、今回の声明文で示唆するかである。
2004年の利上げサイクルの直前の声明文では、「the Committee believes that policy accommodation can be removed at a pace that is likely to be measured 委員会は緩和的な政策を判断可能なペースで変更が可能 」 と利上げの可能性について示唆したので、今回も同様の文言が記載されれば、次回9月の会合での利上げを織り込みにかかるだろう。
・HSBC銀行当行は利上げのタイミングは、あくまでも経済指標の内容次第だと考えているため、本日の声明文の内容が大きく変化するとは思っていない。最後のFOMCから今回までに発表された経済指標を見る限り、内容はミックスしており、労働/住宅市場は改善するなか、小売関連は新規オーダーなどは失望する内容が出ている。先日の半期に一度の議会証言で、イエレン議長は最初の利上げは年内に実施されると受け取れる発言をされたが、利上げのペースは穏やかなものになることは間違いない。
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