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SYRIZA党、党内投票実施の可能性

もともと木曜日はとにかく忙しい日なのですが、今日は特に慌しかったです。その理由は、車のナンバープレートがなくなってしまったから…  

昨日久しぶりにジムに行った帰り道、やたらと対抗車が車のランプをフラッシュして、私に何かを伝えようとしているのに気づきました。もしかしたらガソリンとかが洩れてるのか?とか思って、すぐに車を停めてチェックしましたが、何も異常がありません。帰宅してあらためて車の隅々まで見ましたが、まだ何も見つかりません。最後に車の前と後ろをチェックしてはじめて 「あ!フロントのナンバープレートがなくなってる!」  と気づいたのです。
スタンプ ガ~ン

いつも修理をお願いしているオジサンに電話して聞いたところ、それは自分でやるしかないと言われました。ネットで調べること約一時間。ようやく要領が飲み込めました。

まず、ナンバープレートなしで運転するのは違法で、見つかれば1,000ポンドの罰金   今朝おきて新しいプレートを作る権限を持っている会社を探しました。車関係の会社にあちこち電話して聞いたら、自宅から車で10分くらいのガレージで、作ってくれることを発見!早速電話して必要書類を全て揃えて行って来ました。

しかし、これを全部やるのに、半日費やしてしまったので、今日はブログを書く時間が取れませんでした、ごめんね~



*ギリシャ、党内投票、緊急党大会、解散総選挙の噂

Q: 今度は何が起きてるんですか?

A: 木曜日にシリザ党の中央委員会が会合を開き、そこでツィプラス首相は、「野党のサポートを取り付けながらの政策運営は限界に来ている。前回の議会採決でも、シリザ議員の3割近くが、NOに投票している。自分が首相として、正しいことをやっているのかを知るためにも、9月に緊急党大会を開催して、党員の真意を問いたい。党大会の開催時期としては、第3次金融支援内容に合意し、署名をした直後となる可能性が高いため、9月初旬となるだろう。しかし、シリザ党の反対者がそれでは遅すぎるというのであれば、次の日曜日(8月2日)に支援条件内容に関して、党内投票を行ってもよい。」と語りました。

Q: どうしてツィプラス首相は、党内投票などという賭けをうってでたのですか?

A: ツィプラス首相は、シリザ党の最左翼集団である「左翼プラットフォーム」に対して、議員職の辞職勧告という脅しを使ったようです。当然ですが、「左翼プラットフォーム」の議員達は職を失うくらいなら、嫌でもこのまま与党の議員として仕事を続ければ、生活には困りません。そうなるとシリザ党の議席は現状維持となるため、ツィプラス首相は政策運営が可能となります。

Q: 最終的には、どんな結末になるんでしょうね…

A: 最悪の場合は、今後数ヶ月のうちに、解散総選挙が実施されることになるでしょう。さしあたりは、8月中旬までに第3次金融支援に向けた合意がなされるかが焦点となります。



あと、やはり本日午後にFT紙に

「IMFによるとギリシャの改革案内容は金融支援条件を満たすには足りないと判断したため、ギリシャ向け第3次金融支援に参加するかどうかの判断は来年以降になる可能性を示唆」

という記事が載っていました。これは、明日またブログに詳しくかきます~

朝からスムージー飲んだだけなので、お腹すきました。今 午後18時すぎ~




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[ 2015/07/31 02:19 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(1)

FOMCに向けて、各行の予想

昨日は22年ぶりの友人に会ったりして、マーケットから離れていました。今日はFOMCがありますね!

大手行のそれぞれの予想を書きますね~

アメリカ イエレンさん


*FOMC予想

・ゴールドマンサックス
本日発表される声明文の中に、利上げに向けた準備を強めるような文言が追加されるとは考えていない。前回の声明文の中にあった「原油価格は安定し…」は削除されるだろうが、インフレ見通しはそのまま維持。当行はFEDの利上げ時期として、今年12月が最もあり得るタイミングだろうと考える。


・シティーバンク
もしかしたら若干Hawkishな内容になる可能性は捨てきれない。その場合、ドルの一段高もあり得るだろう。


・モルガンスタンレー
市場関係者は本日の声明文で、FEDの利上げのタイミングがはっきりすればよいと願っているかもしれない。しかし、本日発表される声明文の内容は、イエレン議長の半期に一度の議会証言で語られたものと大差ないかもしれない。この予想が正しければ、金利のフロントエンドの上昇が起こらないことになり、ドルのサポート要因がなくなることになる。特に対ユーロ、ポンドがこの傾向が顕著になる可能性があるだろう。


・クレディスイス
当行は9月に最初の25bpsの利上げ、そして2016年には合計4回の利上げが実施されると予想している。もしこの予想が正しければ、本日のFOMCの声明文では、利上げがもうすぐあるということをほのめかす内容になる可能性もある。1999年や2004年の利上げの時にも、内容の変化が同様にあった。とりあえず、市場では「2015年中に25bpsの利上げ」というのがコンセンサスとなっているため、9月に利上げに動く可能性は50/50とも言える。いずれにしても、声明文で利上げが遅れるような内容にならない限り、ドルの買いもちを続けることになりそうだ。


・ソクジェン銀行
本日の声明文内容は大きく変化せず、経済指標次第という言い方を繰り返すだけであろう。当行は木曜日発表の米Q2GDP速報値を+3.3%と予想しているため、引き続きドルのサポート要因になると考えている。もし何かのタイミングでドル買いの調整が入りユーロ/ドルが上昇する局面があれば、そこでユーロ売り/ドル買いを仕掛けることがよいだろう。


・BNPパリバ銀行
本日のFOMC声明文は、新たなドル買いを支持する内容にはならないと考える。アメリカの労働市場の改善基調は継続しているだろうが、最近のコモディティー価格の下落で、それがオフセットされるからだ。


・バークレイズ銀行
本日のFOMCでは、将来の利上げのタイミングを示唆するような強いメッセージは期待していない。さしあたり、明日発表されるQ2GDP速報値や来週の雇用統計などの数字を見て、FOMCのメンバーは9月の利上げの是非を考えるのではないだろうか?Q2GDP速報値に関しては、当行は+3%を予想している。


・クレディアグリコレ銀行
FEDは本日のFOMCを利用して、9月利上げを強く示唆するような行動には出てこないだろう。せいぜい、今後の経済指標の行方によると繰り返すのが関の山かもしれない。先日行われたイエレン議長の半期に一度の議会証言のトーンをそのまま継続するという意味である。9月の利上げの可能性については、OIS (翌日物金利スワップ)では30%、FF金利先物ではわずか19%しか織り込まれていない。ドル実効レートは6月から4.1%も上昇しているが、これだけしか可能性がマーケットに織り込まれていないところを見ると、ドルの上昇余地はまだありそうだ。このドルの上昇に対しての犠牲通貨は、コモディティー通貨と債務超過国の通貨となるように考えている。

これとは逆に、本日の声明文が予想以上にDovishとなった場合には、ドル・ロングの巻き返しが出るであろうから、コモディティー通貨の上昇が起こる可能性は捨てきれない。しかしこういう動きは長続きするとは思っていない。


・UBS銀行
当行は9月利上げを予想しているが、本日の声明文の中で9月利上げに関する内容が盛り込まれると期待している。


・SEB銀行
当行はずっと9月利上げを予想してきたが、最近の市場を取り巻く情勢を考えると、利上げ時期予想を後退させる必要性が出てきたようだ。アメリカの雇用市場は引き続き堅調のようだし、明日発表されるGDP速報値も3%を越すかもしれない。しかし、世界に目を移すと、最近のデータは不安定要素が増してきており、インフレ期待値も下がっている。FEDは年内に利上げに動くことには変化ないであろうが、タイミングについては流動的にならざるを得ない。


・コメルツ銀行
本日の声明文での注意点は、利上げのタイミングが示唆されるかであろう。年内残されたタイミングは、9月か12月だけだ。特に9月に利上げをするのであれば、本日の声明文が最後のチャンスとなる。そうは言っても、FEDは金融政策変更の可能性について事前にコミットしたくないであろうし、今後発表される経済指標も、見なければならない。いずれにせよ、本日の声明文の内容は非常に重要だ。


・ドイツ銀行
本日の声明文から、何か新しい情報を得ようとすることは、難しいと当行は考えている。それよりも、8月19日に予定されている本日のFOMC会合の議事要旨のほうが、将来の利上げ時期を探るには、重要なのではないか?当行は9月利上げを予想しているが、最近のマーケットは落ち着きがなく、インフレ期待値も下がっているのが、気がかりであることに変わりない。


・ロイズ銀行
本日発表される声明文の内容は、若干Hawkishとなるのではないか?特に最近の原油価格の下落にもかかわらず、インフレの下落リスクについては、あまり気にしてないということを繰り返すように考えている。一番の見所は、果たして次の会合(9月16/17日)で利上げ実施に動く可能性が高まってきたことを、今回の声明文で示唆するかである。

2004年の利上げサイクルの直前の声明文では、「the Committee believes that policy accommodation can be removed at a pace that is likely to be measured   委員会は緩和的な政策を判断可能なペースで変更が可能 」 と利上げの可能性について示唆したので、今回も同様の文言が記載されれば、次回9月の会合での利上げを織り込みにかかるだろう。


・HSBC銀行
当行は利上げのタイミングは、あくまでも経済指標の内容次第だと考えているため、本日の声明文の内容が大きく変化するとは思っていない。最後のFOMCから今回までに発表された経済指標を見る限り、内容はミックスしており、労働/住宅市場は改善するなか、小売関連は新規オーダーなどは失望する内容が出ている。先日の半期に一度の議会証言で、イエレン議長は最初の利上げは年内に実施されると受け取れる発言をされたが、利上げのペースは穏やかなものになることは間違いない。



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[ 2015/07/29 22:17 ] 米国関連 | TB(-) | CM(1)

FXほっとLineで作戦会議!

西原さんと一緒にマーケットについてチャットする企画が、ザイFXさんのご好意でスタート致しました 

ここでは、毎週の注目通貨やイベントなどについて、自分達の意見をぶつけあいながら、全体の流れを一緒に考えていこうと思っています。


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[ 2015/07/28 18:21 ] ザイFX!FXほっとLineで作戦会議 | TB(-) | CM(0)

中国とコモディティー相場

今までずっと、FX攻略の雑誌で、月に一度、記事を書かせて頂いておりました。

2013年10月からは、よりホットな情報を皆様にお届けするため、オンライン版で情報提供をしたいと思います

今週はいろいろな指標がでますが、注目はやはり中国の株式市場の動きとコモディティーかな?と思っています。
それについて、自分の意見を書いてみました。

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Net Money


是非お読み頂けたらと思います
[ 2015/07/28 17:56 ] FX攻略:オンライン | TB(-) | CM(1)

コモディティー市場と中国の株価

日本から友人がロンドンに来ており、明日(火曜日)は22年ぶりに再開となります。それもあって、月曜日はバタバタしていてブログが更新できずに申し訳ありませんでした。

市場は ① 中国株式市場でのパニック売り  ② コモディティー価格の下落  が支配しています。この2つについての記事を既に書いておりますので、火曜日の夕方にでもブログにアップしますので、楽しみにしていてくださいね 

ヨーロッパでもこれ以外のニュースがたくさん出ておりますが、今のマーケットを支配しているのは上の2つなので、これらが収まる気配を見せたら、ヨーロッパでの出来事 (ギリシャでのドラクマ移行に向けたSYRIZA内部の動き、ギリシャでの平行通貨に関する勧告、ギリシャからユーロ圏加盟国への政治的な飛び火リスク、英国のEU国民投票の前倒し実施観測など) を順を追ってご紹介しようと思います。



ええと、詳しい内容は火曜日の記事を読んでいただくとして、ここで申し上げたかったのは、今回の中国株価下落 + コモディティー価格の下落 という2つのリスク  が台頭してきたのに、スイスが買われないのは、どうしてなのでしょうか?
スタンプ くま 疑問

いくつかの報道を読むと、ギリシャ危機が一旦収束しているので、今まで特に対ユーロで買われていたスイスが売られていると書いてありました。しかし、もしこの株価/コモディティー下落が今後非常に大きなイベント・リスク  になるように思うんですけどね…  私の何かが間違っているんですね、きっと…

スタンプ くま ムムム


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[ 2015/07/28 05:24 ] 新興国関連記事 | TB(-) | CM(0)

ロンドンFX 「視るブログ」

2013年7月8日より、上田ハーローFXさんのご好意  で、『視るFX』 と題し、毎週月曜日にその週のマーケットの注目イベントや指標のご紹介  や為替動向を動画配信することになりました 


コモディティー

本日の視るブログは、金をはじめとするコモディティー市場について、お話しさせていただきました~


スタンプ エイエイオー
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[ 2015/07/27 19:04 ] 動画レポート:『視る』ブログ | TB(-) | CM(0)

解散総選挙の噂が立ちこめるトルコ情勢

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりました セントラル短資FX さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2012年11月16日より 毎週金曜日に マーケット・ビューで連載されることになりました 

トルコ イスタンブール



6月に日本に帰った時に驚いたことは、日本人の証拠金取引をする人たちの間で、やけにトルコリラ円の人気が高まっていたことでした。トルコを「欧州」と見なすのか、イスラム教ということもあり「中東」と考えるのかには、個人差があると思いますが、ロンドンから直行便で4時間ちょっとで行けるトルコ。私も少しづつ勉強して行こうと思います!

さて、早速最近のトルコ情勢について書いてみました。


主な内容は

・2002年からのトルコ総選挙結果

・どうして再総選挙の話が出てくるのか?

・2015年6月の総選挙結果が意味するもの

・政局の不安定によるリラ売り推奨

・ここからのリラ





コラム記事の一部を抜粋しますと、

>>>エルドアン大統領は、2002年から3期続けて首相を務めましたが、党の規定で首相は最長3期までと決まっているため、2015年の総選挙以降は首相に留まることが出来ません。そのため、2014年8月にトルコの歴史上初の直接選挙による大統領選が実施され、エルドアン氏が大統領に選出されたのです。

現在の「大統領職」は、一部の行政権を除き、実質的には儀礼的存在に留る名誉職という色合いが強いのですが、トルコ建国100周年にあたる2023年まで自分自身の影響力と権限を出来るだけ強化させたいようです。そのため、一日も早く名実ともに大統領に権限を集中させる本格的な大統領制を認める憲法に変更するため、改正を目指していると伝えらえています。<<<


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どうぞごゆっくりお読みください 


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または このブログの左上 すこしFX ☆ なが~くFX バナー をクリックして是非お読みください!  よろしく~

マーケット・ビューの過去記事は このリンク を使って頂ければと思います 
[ 2015/07/24 19:48 ] 新興国関連記事 | TB(-) | CM(3)

英FT紙、日経に売却

今朝、メルマガ 読者の方には、私はこのニュースを流しましたが、英国の伝統的経済紙:フィナンシャル・タイムズ(FT)を傘下におさめる英メディア:ピアソン社は、FT紙を日本経済新聞社に売却すると発表しました。

今朝から売却相手として、ブルーンバーグ・ロイター・ドイツのなんとかいう新聞社の名前が挙がっており、日経の名前は出ていなかったので、聞いたときには素直に驚きました。

売却額は8億4400万ポンド(約1620億円)。

英FT紙 日経に買収

これはFT紙のニュースデスクの画像で、テレビのニュースで日経新聞社に売却が決まったことを知った瞬間の様子です。

英FT紙 日経に買収 2

現在は、社長さんが、社員からの質問を受けているようです。

英FT紙 日経に買収 3



FT紙は、500人のジャーナリストが50ヶ国以上にちらばり、ニュースを報道しています。最初に新聞として記事を流したのは、1888年 (明治21年)

日経新聞さん、どうぞこの伝統をこわさずに、素晴らしい記事を世界中にひろめてください。


ps
と言う事は、もう日本の皆さんは日経新聞を通して、世界のトップ経済・ビジネスニュースが読めるから、私のブログ、必要なくなるのかな?
スタンプ ワナワナ


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[ 2015/07/24 00:42 ] イギリスでの生活・食事等 | TB(-) | CM(0)

ギリシャに関する興味深い記事

今朝早い時間に行われたギリシャ議会での2回目の採決は、賛成多数で可決されました   これですっかりギリシャ・ネタも終わりですかね?と聞かれれば、私の答えはNOです。8月20日にECBへの返済があり、その日までにツィプラス政権は第3次金融支援に向けた合意を取り付けると公言しているようなので、ひとまず8月中旬くらいまで、脇を甘くしていようと考えています w


*ドラクマに戻るつもりだった?
私は毎朝起きたらすぐにiPadをつけて、寝ている間に出たニュースを片っ端からチェックします。これに要する時間は、2~3時間。これを全て終わらせてから、朝食を取るために起き上がります。本当はPCに座って行えばよい作業なのですが、なんだかベッドの中でやってしまう癖が抜けずに困っています… 

その時に見つけたのが、 ブルーンバーグに載っていた記事 。それによると、ツィプラス首相はドイツをはじめとする債権団にボコボコにされていた「あの時」にも、ロシアから100億ドル借りてドラクマへ戻る準備をするつもりだったのかもしれない… という内容です。

この記事を書いた人は、ギリシャ日刊紙: To Vima の記事を元に書いており、To Vima紙にこの記事が出たのが今週入ってすぐだったそうで、野党ND党の議員が公式に、この記事の信憑性について、ツィプラス首相ご自身に質問しているそうです。

ギリシャ プーチン ツィプラス


*ドラクマに戻るのに必要な額 = 100億ドル?
この記事によると、ギリシャ国庫は空っぽなので、ユーロからドラクマに変更する際に必要な資金 + 外貨準備金の積み増し用として、100億ドルをロシアから借りる話し合いをしていたようです。ちなみに、ツィプラス首相がプーチン大統領に電話をしたのは、国民投票の結果が出た7月6日。

そして、その2日後の7月8日には、トゥスクEU大統領が

「Seek help among your friends and not among your enemies, especially when they are unable to help you
もし、何らかの援助を必要としているのなら、わざわざ敵 (=ロシア) に頼まずに、友達 (=ユーロ圏/EU) に頼んだらどうかね?特に、(貴方の敵は)援助が出来ないようだし…」

と発言していることを考えると、ツィプラス首相の動きはEU関係者の間では、周知の事実だったのかもしれません。そうなると、ショイブレ独財務相がGrexitカードをちらつかせたのも、こういったギリシャのロシア頼みの姿勢に切れたからなのかもしれません。


それでは、どうしてプーチン大統領がギリシャへの融資に動かなかったのかに関しては、たぶんプーチンさんはギリシャを助けても、自分に得られるものが少ないと判断したためだ… と書かれています。

・ギリシャを助けても、ロシア向け経済制裁が解かれる公算は低い
・ツィプラス政権が安定していない

などが挙げられていました。ウクライナに関する見解も書かれていましたが、このブログは政治ブログではないので、これ以上は書きません。

いずれにしても、政治ってこんなに大変なんだ…と痛感しました。凡人の私の想像をはるかに超えています

スタンプ うさぎ ワナワナ


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[ 2015/07/23 21:31 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(5)

ギリシャ向けELA、さらに増額

本日ロンドン時間昼12時から、電話会議を行っていた欧州中銀(ECB)

話し合いの内容は、ギリシャ向け緊急流動性支援(ELA)の増額について。

ECB said to raise Greek ELA ceiling by another €900mln,

やっと先ほど会議が終わったようですが、このヘッドラインによると、先週木曜日のECB理事会に続き、今回も9億ユーロの増額 に踏み切ったようです    これでECBからギリシャへのELA総額は、908億ユーロとなる計算。

ギリシャ ECBからのELA

ただし、この額では資本規制の解除は無理ですし、ATMからの引き落とし額も、60ユーロ/日 または 420ユーロ/週 のままです。


*ECBの賭け
先週木曜日のECB理事会で、ギリシャ擁護とも取れる発言に終始したドラギ総裁 

ヨーロッパのエコノミスト達の間では、「ECBは次から次へとELAを増額し、ギリシャの銀行に資金を流しているが、もしギリシャの銀行が明日にでも倒産でもしたら、どうするのだろう?ECBはメチャクチャ危険な賭けをしているのではないか?」という意見が出ていました。

ドラギさんは、7/20にギリシャ政府がECBに対してデフォルトせずに、全額返済することを事前にご存知でしたから、ギリシャの銀行の資産状況などは、しっかり耳に入っているのかもしれません。

しかし、粉飾決算でユーロ圏に加盟したギリシャですから、なんだか全部が全部信じられていない私がいます。

近い将来、ギリシャの4大銀行に対し、ストレス・テストを実施するというニュースが今朝でていましたが、具体的な時期については書かれていませんでした。



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[ 2015/07/23 00:20 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(2)

トルコ・リラを取引しようと思ったら… 

ギリシャが少しだけおとなしくなったので (8月中旬頃に、またひと悶着ありそうですね)
これから8月末まで 【トルコ・リラ 勉強月間】  とし、一昨日からマクロ経済の数字などを拾い、勉強を開始しました。

スタンプ 3人並んで勉強


やはり実際にポジションを持たないと、リラの動きが実感出来ないので、30分前くらいに 「ユーロ売り/トルコ・リラ買い」 をやろうと、画面の 「SELL」をクリックする寸前、思わずやめてしまいました。

理由?

マージン、高すぎ~      ユーロ/ドルと比較して、20倍+   

スタンプ ざわ~

これは、一分足を使った短期トレードなので、すぐに閉じるつもりだから取引できたんですが、やはりこのマージン額を見ると、ドン引きしてしまいました。ドル/ルーブルとあまり差がありません 


試しに、リラ/円とドル円を比較すると、リラ円のマージンは、ドル円の約4倍

でも、やはりやるならユーロ/リラがやりやすそうだな…


ちょっと小さい金額でやってみようかな…と考えております。


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[ 2015/07/22 22:14 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

英中銀マイルズ理事の発言

英国中銀金融政策理事会(MPC)には、5名の英中銀からの理事と、4名の外部理事 = 合計9名で成り立っています。その中で、今年8月31日に任期満了となる外部委員が2人おります。

一人は、マイルズ理事(最もハト派)  既に、2期 (一期3年 x 2回) 継続されたので、8月末で終了。

もう一人は、マカファーティー理事 (中立/タカ派と私は思っています)   まだ一期3年だけですので、先週オズボーン財務相が、「2期目もお願いします…」と公表したため、2018年8月末まで任期が延長されました。


*英中銀MPC タカ派/ハト派表
サササッと9名の理事の任期とタカ派/ハト派表を作ってみました。

水色の矢印が付いている理事ですが、例えばホールデン主席エコノミストを例にすると、エコノミストなどの間では、「あいつ、きっとタカ派に違いないよ!」  という前評判でMPCに参加されたのですが、その後の講演などでの発言を聞く限り、私は「中立/ハト派」の方ではないか?と感じたので、勝手に訂正しました。それ以外の方も同様です。

英中銀 タカ派ハト派 2015年7月


*最もハト派のマイルズ理事の最後の講演
先週、8月末までの任期中で最後となる講演をしたマイルズ理事。本日もその発言が蒸し返されポンド上昇に繋がっています。

マイルズさんの発言内容は既に報道されているので、読んだ方もいらっしゃると思いますが、自分の記録用の意味もあり、ここに書きます。


「The time to start normalization is soon. Raising rates soon would lessen the risk that policy makers need to raise rates more drastically in the future to keep inflation in check, which could hurt borrowers and slow the economy. What you really need to avoid is a sharp rise in interest rates.
政策金利の正常化を始める時が近づいてきた。将来インフレ・リスクが急速に台頭し、MPCが慌てて金利を上げるようなことになれば、利上げ幅や速度が急速になる可能性がある。それを避けるためにも、より早い時期に金利を上げれば、穏やかな利上げとなり、消費者にとっても、英国経済にとっても、優しい利上げとなるであろう。MPCが是が非でも避けなければいけないのは、あれよあれよと言う間に、金利水準が上昇してしまうことである。」

英中銀 マイルズ理事

「One thing the monetary policy committee [MPC] will not do, and never has, is just follow another big central bank; it is a daft idea that we cannot raise rates in the UK before the US and also cannot be long behind them
(誤解があるようなので、敢えてお話しするが) MPCが絶対にやらないことは、他の主要銀行の金融政策の動きにつれて、自分達の金融政策の変更をすることである。FRBが利上げするまでに、相当時間がかかるからと言って、英国も利上げが出来ないなどという考え方は、馬鹿げている。」


特に2番目の発言は、私自身も肝に銘じて聞きました。




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[ 2015/07/22 21:49 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

Grexitの可能性は?

なんだか今更 Grexit とか書くと笑われそうですが、こちらではGrexitは既に過去のもの…と割り切っているようには見えません。


*某米銀の予想
ある大手米銀は 「2016年末までに、ギリシャはユーロ圏離脱 (Grexit) する」 と予想するレポートを出したようです。

そこに載っているマクロ経済予想の表だけ手に入ったので、ご紹介しますね。

ギリシャ シティーバンク予想 2015 7 21
(クリックすると、ぐ~んと拡大します)



「2016年末までにGrexit」 という前提で作られているためか、ビックリするような数字が並んでいます。
スタンプ ヤバっ


・水色枠で囲んだもの  国民総生産 (GDP)
2017年まではGrexitの影響を受けて、経済はガタガタになるようですが、2018年からは、いきなりGDPがプラス転するだけでなく、+10.7%と凄い勢い  


・赤い枠で囲んだもの  インフレ率 (CPI)
これは、結構乱暴な予想ですね… 数字見ただけで、すくみ上がりそうです 

Grexitの影響で、2016年のインフレ率予想は、いきなりの+16.2%
GDPは依然マイナス予想なので、めちゃくちゃのスタグフレーションとなります 

そして、2017年は更に厳しく、マイナス成長率の中、インフレ率 +22.5% 


・緑枠で囲んだもの  公的債務残高 対GDP比
IMFは2年後くらいから、公的債務残高対GDP比が200%に達すると警告をしておりましたが  この銀行の予想では、2016年以降しばらく200%+の債務残高になるという予想のようで、厳しい展開が続きますね…


・ピンクの線を引いたところ  10年物国債利回り
現在の10年物国債利回りは、11.65%くらいですが、これを見ると、まだ利回り上昇(国債価格下落)するようです。

ただし、私はもっともっと利回り高くなるのではないか?と思うんですが、この程度で済んでしまうのかな?
まぁ、年間の平均値ということであれば、この程度なのかしら?



*ブルーンバーグの調査
ブルーンバーグ社がエコノミストを対象にして行ったサーベイでは、71%の人達が、2016年末までに、ギリシャはユーロ圏離脱すると予想していることが判りました。



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[ 2015/07/21 23:40 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

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[ 2015/07/21 19:21 ] ザイFX!FXほっとLineで作戦会議 | TB(-) | CM(0)

ロンドンFX 「視るブログ」

2013年7月8日より、上田ハーローFXさんのご好意  で、『視るFX』 と題し、毎週月曜日にその週のマーケットの注目イベントや指標のご紹介  や為替動向を動画配信することになりました 


カーニー総裁 スーパー カーニー

日本は本当に暑いそうですが、皆さん お元気にされていらっしゃいますか?

本日の視るブログは、ポンド ポン様について、お話しさせていただきました~


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[ 2015/07/21 19:20 ] 動画レポート:『視る』ブログ | TB(-) | CM(2)

トルコ円って、皆さん取引してますか?

質問になってしまい恐縮ですが、今年に入ってから、「トルコに関する情報が欲しい」という問い合わせや、6月に日本に一時帰国した時にも、セミナー中に「トルコについて」の質問をいくつかお受けしました。

そこで質問なのですが、このブログ読者の方で、どのくらいの比率の方が、トルコ円を取引されていらっしゃいますでしょうか?

ちなみに、さきほど教えて頂いて驚いたのですが、 くりっく365の6月取引高 を見ると、

トルコリラ円 376,679枚
ユーロ円 407,694枚
豪ドル円 318,684枚

となっていて、驚いたことに  AUD円よりも多いんです

まぁ、トルコリラ/円をメインでやっているという方は、いらっしゃらないでしょうが、

・時々やる とか、年に数回ですがやる 
・トルコ・リラの情報は欲しい

という読者の方おられましたら、教えてください~

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[ 2015/07/20 23:34 ] 未分類 | TB(-) | CM(11)

ギリシャの繋ぎ融資と借金返済

本日ギリシャ政府に対して支払われる 【71億6000万ユーロのつなぎ融資】 のおかげで、ギリシャ政府は

・ECB向け返済(利払いを含む)  42億ユーロ
・IMF向け返済(利払いを含む)  21億ユーロ
・ギリシャ中銀         5億ユーロ

合計 68億ユーロの支払いを実行中(ギリシャ財務省オフィシャル) とヘッドラインが出ました。

つまり71億ユーロを受け取っても、即刻68億ユーロの資金が、右から左へとなくなってしまうということです。




この週末、私は11時間くらいかけて、繋ぎ融資と第3次金融支援について調べました。と言うのは、欧州委員会のホームページを見ると、

「ギリシャ向けの繋ぎ融資は、最高2度に渡り、支払いが行われる」

と書かれていたからなんです。最高2度に渡り… ということは、本日の71億ユーロは 「第一回目の繋ぎ融資」 という可能性があり、「2度目の繋ぎ融資」は50億ユーロ相当になる可能性がでてきているのです。

現在、債権団は8月中旬までにギリシャ向け第3次金融支援の合意に持っていく   そこで支援金を受け取ったギリシャが、8月20日に待ち構えるECBへの償還返済金に充てるという筋書きだと、私は思っています。

しかし、夏だということ +  交渉相手がギリシャ政府だということ  +  ユーロ加盟国の中には第3次金融支援の内容について、あらためて議会で採決を取らなければならない国もあるので、あと約3週間後の8月中旬までに合意できなかった場合を想定し、「2度目の繋ぎ融資」は50億ユーロを想定しているのだろう と勝手に理解しました。

そこで問題となるのは  今回の繋ぎ融資の財源となった EFSM (欧州金融安定メカニズム) の残高なんですよね…

これについては、もう少しきちんとしらべて、あらためて記事にします。



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[ 2015/07/20 21:48 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ギリシャの銀行、営業再開

今朝から3週間ぶりに、ギリシャの銀行が営業再開しました。
各支店の前には長蛇の列で、銀行によっては支店長自ら、並んでいるお客様に対して、整理券を配る姿も…

ギリシャ 銀行オープン 1


ギリシャ 銀行オープン 2


営業再開とは言え、かなり制限が残されたままのようですね。

・資本規制は現在も導入されたまま
・ATMからの引き出し上限も 一日 60ユーロ /一週間 420ユーロ のまま。
・小切手の現金化に制限
・口座への入金は出来る
・現金、キャッシュカードやクレジットカードを使っての海外送金は禁止
・海外からの物品購入はカード使用が認められる
・新規口座開設も限定的
・融資の一部・全額返済にも制限

そして、ギリシャ株式市場も閉鎖中。


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[ 2015/07/20 20:39 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

英中銀実効レートの探し方

ブログのメール・フォームを通じて、ご質問を頂きました。

「FX初心者で、松崎さんのBlog拝見しながら、また、上田ハローさんのロンドンFXを拝見させて頂きながら、勉強させて頂いています^_^

実効為替レートについてお聞きしたいのですが、イングランド銀行に、毎日値が出ていると、Blogに書いてあったのですが、イングランド銀行のホームページを見てもどこに掲載されているのか分かりません。どこに掲載されているのか教えていただくのは可能でしょうか?

実効為替レートについて勉強しようと思いまして、本屋さんに行ったのですが、その類の本が一冊も置いてない状況です T_T

実効為替レートについて、ご教授頂ければ幸いです。宜しくお願い致しますm(__)m」



たしかに、英中銀のホームページを見ても、簡単にわかりませんね…  というか、どこの中銀もIMFやBISのような機関、各国の統計局など、「一体どうしたら、ここまで探しづらいように工夫出来るんだろう?」と首を傾げたくなるようなものに、何度も遭遇しました。ひとつの統計を探してチャートを作成するのに、5時間や6時間かかるのは、私にとってごく普通の日常です  

数ある中銀のホームページの中で、(絶対に内緒ですが)内容が貧相というか、力入れてないなぁ~ と感じるのが、何を隠そう 日本銀行のものです。まぁ、ギリシャ中銀とかと比較すれば、全然内容は濃いですが、日米欧そして英の中銀の中で私の使用頻度ほぼゼロは、日銀だけですね… 

それに比べると、英中銀のホームページの統計資料は非常に内容が濃く、私はお礼を言いたいくらいなのですが、ご質問者の方が仰る通り、実効レートに関しては少し探しにくいのは、本当ですね。

とりあえず、判りやすいように図にしましたので、これ見てくださいね!

英中銀 実効レートページの探し方


世界一のPC音痴の私でも、行き着いたので、たぶん大丈夫だと思います。

もしお時間に余裕があれば、英中銀のホームページのStatistics をいろいろ見てください。思わぬ資料が見つかることがあります。


あと、これは日本にいた時に、ブログ読者の方に聞かれたのですが、

「全ての表示が英語になっているので、出来たら ロンドンFX のブログに毎日の実効レートを載せてくれませんか?」

という質問でした。もしご希望が高ければ、載せますよ!
ただ、どのくらいの方々が実効レートまで、きちんとチェックして取引されていらっしゃるのかについては、私には判りませんので、もしご希望が高ければ書かせていただきますので、教えてくださいね~



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[ 2015/07/19 00:22 ] 通貨の実効レート | TB(-) | CM(4)

まず最初は、お礼から!

日本は3連休ですね!皆さん、週末はリラックスされていらっしゃいますか?私は日本に行っている間に出来なかったこと (仕事関連) を本日土曜日にやっています。この次のブログでは、メールフォームを通して頂いていた質問にもお答えしますので、お待ち下さいね~


*本の増刷が決まりました!
7月8日に発売になりました、私の生まれてはじめて書いた本 「ロンドンFX」 が、発売日から一週間後に、増刷が決定しました。

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私の本を買ってくださり、読書後の感想を、ご丁寧に Twitter や ブログのメールフォーム、そしてFacebook を通して送ってくださった皆様にも、心より感謝したいと思います  最近特に、感想を送ってくださる方々が増えてきたので、発売してからちょうど読み終わるタイミングなんだなぁ~ と思いました。

たまたま発売したタイミングで、ギリシャが動いたこともありますが、自分としてはそれよりも何よりも 「皆さんがお得意のテクニカルに、ファンダメンタルズを加えてマーケットを見る癖をつけていただきたいこと」   「欧州時間では、流動性が一番高い通貨 (現在はユーロ/ドル) を取引すると、約定のよさを実感できるはず」  「日本人だからと言って全ての取引に円を絡める必要なし」 ということを書いたつもりです。

今年1月のスイス・ショックの時には、流動性が一切なくなり  損切りが数千ポイントも離れてつく  追証が来た  という経験をしたトレイダーが世界中におります。その時にスイスのポジションを持っていなかった読者の方でも、流動性が薄い/なくなった時の恐さ  は実感されたと思います。

ということで、遅くなりましたが、皆様のお蔭で増刷となりましたお礼を述べさせてください。

本当にありがとうございます!

スタンプ ぺこり
[ 2015/07/18 23:34 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

欧州中銀金融政策理事会を終えて

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりました セントラル短資FX さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2012年11月16日より 毎週金曜日に マーケット・ビューで連載されることになりました 

本日のドラギ君

ここ数週間、公私共にバタバタしておりました
ギリシャ問題には本当に振り回されましたが、今後数週間に限り、穏やかになると期待しております。

本日のコラムでは、昨日開催された欧州中銀金融政策理事会、そしてドラギ総裁記者会見を見ての感想を書いてみました!



主な内容は

・ドラギ総裁に質問したかったこと
ギリシャ向けの緊急流動性支援(ELA)について
ECBの姿勢
ギリシャの銀行に対する追加支援
7月20日のECBへの返済
飛び火した場合のQEシステムの変更について

・ドラギ総裁記者会見を終えて
1) ELAについて
2) 7月20日のECBへの返済
3) ギリシャの新たな債務削減について
4) ギリシャ国債の購入に関して

・ギリシャの新たな債務削減について

・ここからのユーロ




コラム記事の一部を抜粋しますと、
>>>それでも敢えて「5年間のGrexit」を唱えたドイツ財務省や、それに賛成したユーロ加盟国は、何を根拠にIMFの提案に反する態度を取ったのか?それが不思議でした。

調べてみると、リスボン条約の中に「EUは加盟国の中央政府の責任を引き受けない」というノー・ベイルアウト(非救済)条項が規定されています。これに加えて、ECBが保有するギリシャ国債についても、債務削減や返済期限の延長などを認めてしまうと、中央銀行による融資に該当するため、禁止されています。

つまり、反対しているドイツなどは、ギリシャの債務削減の必要性については十分に理解しているが、それを行うことは違法行為となるので、同意出来ないと粘っているようです。

そうなると、もうひとつ他の疑問が沸いてきました。それは、ドラギ総裁は常に、「ECBはルールに基づいた機関である」と繰り返していますが、もし公的部門の債務削減が、ドイツが言うように違法行為でタブーであるのなら、どうしてドラギ総裁がルールに触れる内容に対して、賛成しているのでしょうか?<<<



スタンプ ぎく?後ろにだれか


どうぞごゆっくりお読みください 


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または このブログの左上 すこしFX ☆ なが~くFX バナー をクリックして是非お読みください!  よろしく~

マーケット・ビューの過去記事は このリンク を使って頂ければと思います 
[ 2015/07/17 20:39 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

最初に瞬きをしたのは、ギリシャだった

今までずっと、FX攻略の雑誌で、月に一度、記事を書かせて頂いておりました。

2013年10月からは、よりホットな情報を皆様にお届けするため、オンライン版で情報提供をしたいと思います


ギリシャ 電話



日本に帰ってバタバタしていて、FX攻略さんのコラムに書く機会が減っており、本当にご迷惑おかけしました。

久しぶりのコラム記事ですが、今回のギリシャ危機をまとめてみました。最後のところには為替についても書いています~
今回の記事は会員登録せずに全文が読めますので、ごゆっくりお読みいただけたらと思います 


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Net Money


是非お読み頂けたらと思います
[ 2015/07/17 18:25 ] FX攻略:オンライン | TB(-) | CM(0)

ECB予想

すみません~ バタバタしていて、更新が遅くなりました  
大手行の予想です。


・クレディスイス
本日のECB会合では、特に新しい政策変更の発表はなく、QEを予定通り、2016年9月 (またはそれ以上) まで続けるという発表があるだろう。ユーロ/ドルは引き続きベアリッシュな展開となるであろう。


・BNPパリバ銀行
ギリシャ向け緊急流動性支援(ELA)の増額を予想している。理事会だけに限っていえば、ユーロに対する影響は、ニュートラル。


・バンカメメリル
ECBは全体的にDovishなメッセージを投げてくると予想する。(中略) 現在のユーロ/ドルの水準は、ファンダ的にみて適正水準にあると考える。マーケットのポジションも以前ほど積み上がっていないので、今後発表される経済指標やファンダメンタルズが、ここからのユーロの動きに影響を与えるだろう。中長期的には、年末までに、ユーロ/ドルはパリティー(1.0000)に届くと予想しているが、これは米FRBが9月に利上げするという条件付きである。


・モルガンスタンレー
ギリシャ情勢が未だに不透明であることを考えれば、ECBが緩和政策を継続する以外の手段は考えられない。つまり、ユーロにとってはベアリッシュである。


・シティーバンク
欧州から発表される経済指標は最近改善されているが、ギリシャ問題をはじめとする欧州を取り巻く環境には、リスクがつきまとっている。ドラギ総裁は、最近の原油安などを例にあげて、インフレがすぐに上昇する地合いではないので、緩和政策を維持すると言及するであろう。ドラギ総裁の記者会見中のユーロは、ベアリッシュで見ている。


・バークレイズ銀行
ギリシャ危機や、ギリシャ向けELAについてなど、ドラギ総裁にはたくさんの質問が投げかけられるであろう。マーケットは、今後のボラティリティーの変動について、過小評価しているようだ。引き続き、ユーロ/ドルはショート維持を推奨する。


・ソクジェン
ギリシャ議会が改革案を承認したとはいえ、他の加盟国の議会承認や、今後のギリシャの行方について楽観できる状態でないことに変わりない。そうなると、ECBは超緩和姿勢を継続せざるを得ない。さしあたり、ユーロ/ドルは1.09を抜け、5月の安値に向けて動くであろう。


・JPモルガン
マーケットはECBからの政策変更を予想していないが、ギリシャ危機の捉え方次第では、何らかの国債購入額の増額発表などのサプライズがあっても、おかしくないと当行は考えている。


・ロイズ銀行
ドラギ総裁の記者会見で、最近のギリシャ危機により、欧州の景気回復スピードがやや鈍化したなどの発表があるかもしれない。それに加え、2016年9月までのQEプログラムが、更に延長されることが考えられるとヒントを与える可能性もある。



・HSBC銀行
ECBの金融政策内容については、変更ないだろう。ただし、ギリシャ危機の影響もあり、6月中は他の加盟国の国債利回りが上昇した。この予想外の金利上昇を防ぐためにも、いざという場合には、QEを最大限利用することを、あらためて繰り返す可能性がある。総裁の記者会見内容は総じてDovishにならざるを得ないだろう



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[ 2015/07/16 21:18 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(2)

ギリシャの繋ぎ融資の続編

すぐ下の記事 の続編ですが、今朝早く、英国からの抗議に対して、欧州委員会お付きの弁護士さんから回答があったようです。それによると、

「2010~11年に英国政府との間で取り決められたものは、あくまでも誓約であり、法的義務に縛られるものではない。
特に今回は7月20日に待っているECBへの返済がかかっており、ギリシャがデフォルトになるかならないかの瀬戸際  という緊急性が高い。」

という返事が返ってきたようです。そして、

「今回は特例として、EFSMの原資をEU加盟国からではなく、民間セクターから徴収し (  また民間が犠牲になるんですか ) 遅くても3ヵ月後に第3次金融支援が整った時点で、そこから、繋ぎ融資の資金を返済してもらう形で考えている」

ということのようです。

これはあくまでもその弁護士さんの意見で、最終決定ではないと思いますが、なんだか呆れました。
EFSMは民間関与の機関ではないので、これはあくまでも弁護士さんの意見で、最終的にはEU加盟国の出資金により、繋ぎ融資が行われると私は理解しています。


*転んでもタダでは起きない英国
この国の政治家は転んでもタダでは起きません。ダメだろうな… ということでも、真顔で平気で要求します。結果として、嫌われ役になりますが、そんなこと、あんまり気にしてません。こういう点は、全部でなくても、少しだけでも、日本も見習った方がよいと思う部分ですね…

英オズボーン財務相

今回のギリシャ向け繋ぎ融資の額は、70億ユーロと言われています。そのうち、英国が負担する割合は、15%  つまり10億5000万ユーロの負担となるのです。

上に書いた弁護士さんからの返事を受け、オズボーン財務相は、こうやりかえしました。

「英財務省は、今回のギリシャ危機に関しての支払い金に対して、何らかの損害が発生した場合は、ユーロ圏に対して補填を請求する。」

2010~11年にかけてキャメロン首相が欧州委員会から勝ち取った  《英国はユーロ圏危機の支援に参加しなくていいですよ》 という約束により、英国民は、もう2度とギリシャや他のユーロ圏のゴタゴタに巻き込まれない’保証’を付けられたと理解 しているので、英政府も必死です 

特にEU離脱の是非を問う国民投票が待っているので、タイミング的にも、最悪…  

オズボーン財務相は、英国の支払いに対する’保証金’の財源として、ECBが加盟国の国債購入により手にした19億ユーロの収益を、特別勘定に移管して、そこから支払えばよいとしています。そして、これは英国に対してだけでなく、スウェーデンやデンマークなど、ユーロ圏に加盟していないEU加盟国に対しての損失補てんにも使うよう、重ねて勧告しました 



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[ 2015/07/15 20:01 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ギリシャ向け繋ぎ融資の問題点

ちと内容が複雑なので、そしてローマ字がやたらたくさん出てくるので、疲れている時には読まないでください。もっと疲れます...
スタンプ そんなバナナ


*ギリシャ向けブリッジ・ローン(繋ぎ融資)について

・・・拒否姿勢を示した英政府

繋ぎ融資の支払い方法について、早速ですが、英国が物申してます… 

本日、Ecofinに参加した英国のオズボーン財務相は、

「EFSM (欧州金融安定メカニズム) を使って、ギリシャ向け繋ぎ融資を実行すると聞いている。そのためには、EU加盟28ヶ国全体で、100~120億ユーロを払い込まなければならない。そうなると、英国の支払い額は、10億ユーロ規模となる。
英国は、前回ギリシャ債務危機が発覚した2010年に欧州連合との間で、ユーロ圏で起きた危機に関しては、EFSMは使わないという合意を取り付けており、今回どうしてギリシャ危機に対する融資にEFSMが使われようとしているのか、理解出来ない。」

という内容の発言をしました。

話しを2010年時点に戻すと、当時はギリシャ危機が発覚して  てんやわんやしていました    そして、EFSMからは、アイルランドとポルトガル向けの支援が支払われ、当然ですが英国もその一部を負担することになったのです。それに反発した  英国政府は欧州委員会に 「ユーロ圏への救済と、EU加盟国への救済資金は、きちんと別勘定にし、管理する」よう勧告し、翌月にユーロ圏加盟国だけを対象とした ②EFSF が誕生したのです。


・・・3つの支援機関についての説明

この3つの支援機関をまるまる全部を説明しようとすると90分のセミナーになってしまうので簡単にまとめます 

EUやユーロ圏加盟国に何らかの問題が生じた際に  融資などの金融支援をする支援機関には、 
① EFSM (欧州金融安定メカニズム)  
② EFSF (欧州金融安定ファシリティー) 
③ ESM (欧州安定メカニズム)  

この3つがあります。ただし、②EFSFは今年6月末で終了しているので、現在残っているのは、① EFSM と ③ ESM だけです。

ESM挿絵

① EFSM
「EU加盟27ヶ国全部を対象とした金融支援枠」であり、欧州委員会が発行体となり、EUの予算を保証につけて、EFSM債を発行して資金を調達します。

③ ESM
「ユーロ参加国による政府間組織」という立場を取っており、EFSMとは違い、加盟各国による払込資本により資本を調達し、加盟国が保証をつけています。そのため、EFSMのように債券を発行して救済資金を入手するわけではないため、『基金』と呼んでも構わないような特殊な性質を持っています。


・・・どうしてわざわざEFSMに白羽の矢  が当たったのか?

これはあくまでも私の憶測ですので、話し半分で聞いてください。

今回の繋ぎ融資に ③ ESM を使った場合、緊急動議という議決方法を使わなければいけないそうです。そして、この「緊急動議」というものを使うと、ユーロ・グループの85%以上の特定多数決が必要となります。この多数決は一ヶ国1票ではなく、ESMへの払い込み比率 (ECBへの出資比率とほぼ同じ = GDPのサイズで決定される) が使用されます。

その場合、GDPが一番大きいドイツの比率は、26%を超えているため、ドイツ一ヶ国が反対に廻れば、緊急決議は即否決となるため、繋ぎ融資が出来ません。

今回、EFSMを使って繋ぎ融資をする案を強烈に支持しているのが、他でもないフランス。そしてユンケルEU委員長であり、たぶんドイツは反対票を投じるでしょう。

英政府の異議申し立て以来、他の(ユーロに加盟していない)EU加盟国からも反対の意見が出ているようです。少なくとも、オズボーン財務相が語った内容は、2010年に欧州委員会から合意書を受け取っているようなので、法的な場に出ても、勝つのではないでしょうか?




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[ 2015/07/14 21:46 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ギリシャでの出来事

昨日午後遅くギリシャに戻ったツィプラス首相。一秒も無駄に出来ませんので、帰国してすぐに、新財務相と、SYRIZA党幹部の一人を呼んで、3人でミーティングをしたようです。

そこでは、先週土曜日の採決で、NO/棄権/欠席した17人の議員に対し処分を下すことについて話し合った模様です。本日、あらためて与党の緊急会議を開催し、17人の議員に対する処分が発表される予定のようです。


*スタサキス経済相からの発言
おじさん、いくつか大事なことを発言しています。

・ギリシャ内閣改造のタイミング
水曜日の法制化に関する採決が終わってから、ツィプラス首相は内閣改造を実行すると予想する。

・ギリシャの銀行が営業再開するタイミング
欧州議会がギリシャ向け第3次金融支援を承認してからとなるので、早くても来週月曜日以降となると予想

・ギリシャの資本規制が解けるタイミング
今後数ヶ月かかると予想

・ギリシャの預金口座に対する ベイル・イン の可能性は?
第3次金融支援で、250億ユーロの資本増強用の資金を割り当てている以上、ベイル・インは、やらない

ギリシャ スタサキス経済相


このあと、ギリシャ向け繋ぎ融資について、記事を書きます。結構重要なので、しっかり読んでくださいね!


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[ 2015/07/14 21:22 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

FXほっとLineで作戦会議!

西原さんと一緒にマーケットについてチャットする企画が、ザイFXさんのご好意でスタート致しました 

ここでは、毎週の注目通貨やイベントなどについて、自分達の意見をぶつけあいながら、全体の流れを一緒に考えていこうと思っています。


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[ 2015/07/14 18:32 ] ザイFX!FXほっとLineで作戦会議 | TB(-) | CM(0)

ギリシャのここから

17時間に及ぶユーロ圏首脳会談の末、一旦Grexit の危険性が遠のきました。ただし、今回の合意には条件がついており、本日から水曜日までのギリシャ議会の動き次第では全てがご破算になる可能性がありますので、注意が必要です 


さきほどギリシャに戻ったツィプラス首相は、さっそく緊急会議を招集しました。本日の会議では、先週土曜日の新改革案に対する採決で、YES票を入れなかったSYRIZA党の議員を離党勧告するためだそうです。

とりあえず、判っている人数としては、SYRIZA党員で YES票を入れなかったのは

NO票を入れた者  2名
棄権した者     8名
当日欠席した者  7名

合計 17名です。

しかし、ある欧州系銀行によると、今回の債権団との合意内容について、与党議員のうち、最大32名がNOに投票する可能性を指摘しています。現在のギリシャ与党の議席数は、SYRIZA党が149+ANEL党が13=162議席 (全300議席) なので、与党の32名がNOになってしまうと、過半数を大きく割れてしまいます 

そのため、ツィプラス首相が最初にやるべきことは、内閣改造  挙国一致内閣をまずつくり、欧州寄りの議員を集め、水曜日までに今回の合意内容を法制化するという駆け足  政治になりそうです。

ただし、長い目で見て、この挙国一致内閣が長期継続するとは思えず、早ければ今年9月以降、解散総選挙  というシナリオになる可能性が高まっていると私は考えています。

いずれにしても、夏が終わる頃までに第3次支援をまとめないと、これ以上の政治の空白は許されません。

ギリシャ 新聞



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[ 2015/07/14 00:34 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

7月7日からのポンド下落

「7月7日から、どうしてポンドはスルスルと下落を始めたのですか?」
こういう質問を、このブログのコメント欄や、お手伝いしている メルマガ の読者さんからも頂いております。

ギリシャの混乱で、ユーロのことばかり書き続けておりましたが、ここは英国在住の利点を生かして、ポンド下落について書いてみようと思います。


*7月8日 新予算案発表
英国は5月に総選挙を行い、予想外の保守党単独政権 が誕生しました。

この選挙のお蔭で、今年の英国は ① 3月の本予算に続き、 ②(総選挙での政権交代による) 新予算案が7月8日に発表されました。

本予算発表から、わずか4ヶ月しか経っていないので、たいして中身は変わっていないだろう…と、脇を甘くしていた私たちですが、いくつかの変更があり、それがポンド売りに結びついたと私は考えています。


*GDP予想

・3月の本予算
2015年  2.5%
2016年  2.3%
2017年  2.3%
2018年  2.3%
2019年  2.4%


・7月の新予算案
2015年  2.4%
2016年  2.3%
2017年  2.4%
2018年  2.4%
2019年  2.4%


*労働人口の増加数
オズボーン財務相は、今後5年間で、労働人口を200万人増加させたいと希望していますが、予算責任局の見通しでは、せいぜい100万人増加がいいところだ…ということになっています。


*公的債務 対GDP比

・3月の本予算案
2014年 80.4%
2015年 80.2%

2019年には、71.6%まで下がると予想


・7月の新予算案
2014~2019年にかけて、80.8%のピークに達する。
そこから徐々に下げ、2020年には、68.5%へ下がる


*財政均衡達成年度

・3月の本予算案
2018年度から黒字化


・7月の新予算案
2019年度から黒字化




*ポンド実効レート
最後にポンド実効レートで、ポンドを見てみます。これは、今年1月2日~7月10日までのもの。

ポンド実効レート 2015・7・10

日本に帰った時のWEBセミナーでも何度も繰り返しましたが、今年のポンドは、「相手通貨によって、売りと買いを使い分ける」
これがキーだと思います。実際に、私はポンド/ドルでは、ポンド売りを… ユーロ/ポンドでは、ポンド買いを繰り返してきました。

実効レートを見る限り、まだ上昇傾向の中にある   赤線のサポートが下抜けしても、89辺りでは、止まりそう    89を本格的に下抜けしたら、全通貨に対してポンド売りを開始

こんな感じで見てます。

とりあえずは、明日火曜日に《英中銀が5月に発表した四半期インフレーション・レポート》に関する議会証言があります。これは、ロンドン時間 午前10時15分 (日本時間 18時15分)から開始です。

そしてそれに続き、7月1日に発表された《英中銀の半期に一度の金融安定報告書》に関する議会証言が、ロンドン時間昼12時45分 (日本時間 20時45分) から始まります。

特にインフレ・レポートに関する証言で、最近のギリシャや中国問題により、英国の利上げ時期の後退を示唆するような発言が出ると、ポンドは一旦調整を強いられそうです。

カーニー総裁 マンションハウス


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Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

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