ということで、待ちに待ったヨーロッパ市場が開きました。ずっとマーケットを見ていましたが、思ったほど落ちない。あ、ごめん、これ 株の話し... 今日は株価指数の売りで粘ってみるつもりが、あっという間に戻されて、もう一度仕切りなおしです。あいかわらず下手ね...
*米WSJ紙WSJ紙を読んでいたら、今回のギリシャ危機に対する大手行のエコノミストやストラテジストの考え方が短~く出ていたので、ご紹介します。
・米ゴールドマンサックスドイツ国債と周縁国、特にスペインとイタリアの国債利回り格差 (イールド・スプレッド) は、200~250bpsほど拡大するであろう。もし、ギリシャがユーロ圏を離脱するGrexit となると、350bpsになるかもしれない。
事態が悪化した場合には、ECBがより大きな額のQEを実施するなどの対応に迫られるであろう。

本日の欧州市場オープン直後のイールドスプレッドですが、
独スペイン先週金曜日終値 約120bps

今朝のオープン 146bps
独伊先週金曜日終値 約123bps

今朝のオープン 152bps
・ドイツ銀行今回のギリシャ危機は、2011/12年のときのような深刻さとは、違うだろう。民間部門のギリシャ資産へのエクスポージャーが小さいことや、ユーロ圏の銀行の流動性が高いことなどが、その理由だ。そして、ユーロ周縁国の財政事情も改善している。
投資家達は、まずリスクを軽減することを優先するであろうから、避難通貨や安全資産が買われやすい。市場がパニックに陥ることは想定していないが、国債の流通市場の流動性が薄くなる可能性は、除外できない。
ECBは現在もギリシャ向けELAを継続しているし、マーケットの状況を常に見守っていると公言している。もし、状況が悪化した場合には、QEを通じて国債購入額を増やすなどの対応に迫られるかもしれない。
・スイス UBS銀行ギリシャ危機が悪化すると、安全資産としてのスイス・フラン買いが出てくる。万が一、Grexitとなれば、より多くの資金が、スイスフランめがけて殺到するであろう。
その場合、スイス中銀 (SNB) はデポジット金利の更なるカット (現在 -0.75%) という選択に迫られるかもしれない。それでもスイス買いが止まらなければ、SNBは為替介入に踏み切ることにも十分にあり得る。
我々が投資家に伝えたいことは、ギリシャの国民投票実施に向け、株式の投げが出たところは、買い場と見るべきだ ということである。ECBはギリシャ危機により金融市場の安定が脅かされそうになった場合には、なんらかの対応をすると見ている。もしかしたら、ECB以外の中央銀行も同様の動きに出るかもしれない。ギリシャ危機をめぐる環境は、2011/12年とは大きく違う。アメリカ経済も回復している。
・米JPモルガン銀行週明けの初動は、債券や株の売りになるであろう。しかし、それが金融市場に与えるダメージは、限定的であろう。ECBは、ギリシャ危機により生じる周縁国への飛び火に対しては、断固として立ち向かうと考えられる。
来週の国民投票の結果は、「YES ユーロ圏残留支持」が勝つと考えている。たぶんその可能性が濃厚になればなるほど、投資家達はヨーロッパ市場に戻ってくることであろう。
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