昨日のブログ記事の最後に
「ある大手欧州系銀行のエコノミストさんによると、ギリシャ財政状況は非常に厳しく、このままでいくと、4月1週くらいで、国庫のお金が尽きてしまう可能性があるという厳しい指摘」

と書きましたが、状況はかなり切羽詰ってきているようです。

本日、ギリシャ政府は、EU/ECB/IMFからなる「トロイカ」と支援延長内容について協議しますが、結果によっては、財政事情が急速に悪化する可能性もあるため、要注意かな?と思っています。
*英FT紙の記事本日のFT紙に載っていた記事 によると、ギリシャ政府に入ってくる税収入が大幅に減少しており、今月支払わなければいけない公務員給与や年金、国際通貨基金(IMF)への返済金を確保するため、社会保障基金に対して、お金を廻してくれ!と要請したようです。サラ金地獄のようですね…

ファルファキス財務相は、「ギリシャは資金不足なんかじゃない」と発言していますが、なんだか話しは全く反対の方向へ行っています。
FT紙ではさらに突っ込んでいますが、政府に品物などを納品している業者への支払いが滞っているだけでなく、企業に対するVAT(付加価値税)返金もずっと未納となっているようなので、ギリシャ国内の企業も苦しいでしょう。
さしあたり、3月末までに、公務員給与+年金+IMFへの返済=合計 15億ユーロがどうしても必要であるギリシャ政府が、最後の切り札である社会保障基金のお金に手をつけようとしているということです。ただし、同紙によると、社会保障基金が保有する「いざという時のための資金額」は、20億ユーロと言われており、そのうちの15億ユーロを今月使い切っちゃったら、「この先、どうするわけ?」という素朴な疑問がわいてきます。
*4月になれば楽になるWSJ紙の集計によると、3月のIMFへの返済額は、合計で約12億

4月は、約5億と、かなり楽になります。そして、その頃には、うまくいけば、ギリシャ向け金融支援の最後の残高である72億ユーロの一部が、ギリシャ政府に支払われる可能性も出てくる… そういう話しになっています。
しかし、最近のユーロ圏財務相会合から洩れてくる話しや、欧州政府高官の発言などを見る限り、話しはそう簡単に進むのかな…
*失業保険管理局は、NO社会保障基金のひとつである失業保険管理局は、先週ギリシャ政府から 「1億3000万ユーロ、すぐに貸してくれ!」と要請を受けたそうですが、上層部での話し合いの結果、政府に対して、「それは無理です。」と答えたそうです。
*ギリシャ会計監査院に関する報道昨日でたニュースですが、ギリシャの会計監査院は、【公務員給与と年金以外の支払いを3月10日付けでストップした】とそうだという報道を目にしました。そして、かなり早い時期に、給与や年金も全額支給が難しくなり、給与の一部分だけの支払いになる可能性もあるとも警告していると伝えられています。
なんか、ヨーロッパの国で、こんなことが起きているとは、少し信じられないですが、2012年の頃と同じ流れになってきているのが、非常に気になります…
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