全く懲りていないツィプラス首相

欧州各国を廻り、木曜日にギリシャに戻ったツィプラス首相は、議会で演説し、

「ギリシャの緊縮財政策は、終わった。ギリシャは、（他の加盟国から）あれこれ指図を受けるだけの国ではない。もう（他の国からの）指示はたくさんだ。民主主義に乗っ取って、ギリシャ政府は誰からの指示も受けず、ギリシャ国内の声に耳を傾けたい。」

と語ったようです。



この演説を聴いた有権者達は、早速国会議事堂の前に集まり、ツィプラス首相の演説に同調し、反緊縮政策支持の抗議デモを実施しています


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ギリシャからの要求

この週末から精力的に欧州各国を訪問し、ギリシャの現状を説明し、自分達の考えを披露してまわったファルファキス・ギリシャ財務相

今週の日曜日に訪問したフランスでの勢いは、もう既にありません。

総選挙で主張していた「債務の棒引き」の可能性も、無理でしょう

月曜日に訪問した英国で発表した　【債務交換案】も、ほぼ絶望的　　

昨日は、ECBからギリシャ国債の担保としての特例措置を解除されました　

今朝になると、語調はどんどん弱くなり、「時間が必要なので、つなぎ融資をお願いしたい」

ツィプラス首相は、今でも強気ですが、昨日のECBからの三行半、あれはちょっと効いた感じがします。

このあたりに関しては、明日の　セントラル短資FX さんのコラムで詳しく書かせてくださいね！


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ショイブレ／ファルファキス財務相共同記者会見

ギリシャのファルファキス財務相、本日はベルリン入りし、ショイブレ財務相と会談をしました。予定を10分くらい遅れて、共同記者会見がスタートしています。

まだ続いていますが、とりあえずここまでに判った内容をお伝えします。



最初からショイブレ財務相が、ずっとお話しされており、ファルファキスさんの発言はまだです。


＊ショイブレ財務相

We weren’t in full agreement
ギリシャの債務問題や今後の経済運営などについて、我々は全ての点で合意するということは、出来なかった

We agreed to disagree
ギリシャ債務問題について、（それぞれの考えていることに対して）合意が出来ない…という点で、合意した

Germany has to have understanding for Greece and Greek peoples
ドイツは、ギリシャという国やその国民を理解しなければならない

Problems in Greece have not been solved but progress has been made
ギリシャが抱えている問題は解決されてはいないが、それに向け前進してきている

Calls of a German Europe is nonsense
ヨーロッパの「ドイツ化」などと呼ぶことは、ナンセンスなことである

We have to live up to our responsibility and priority is to aim to create sustainable growth and jobs, we must be quicker and more reliable to implement this
我々は（EUの一員として）責任を持って行動し、安定した経済や雇用を創出することを優先しなければならない。そして、それに向けて早急に取り組まなければいけない

Greece must continue to work with the IMF, the ECB and the EC
ギリシャはトロイカと共に協議を継続すべきだ


まだまだたくさんありますが、新たな債務再編の可能性についても、NOを出しています。

この後、ファルファキス財務相が続きます。とりいそぎ



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長期金利の逆転

本当は昨日書こうと思っていたのですが、時間がなくて書けませんでした。一日遅れとなりましたが、自分の記録用に残しておきたいと思い、更新しました。


＊日独、長期金利逆転



私は債券、特にJGBに関しては、全くの素人なので、昨日の日本の国債入札であまり参加者が集まらず、日本の長期金利がピューンと跳ね上がった…　ということについて、深い事情は知りません。

その結果、昨日はじめて、日独の利回りが逆転したのです。

ドイツの利回り低下は、欧州のデフレ懸念の象徴のように言われており、【欧州の日本化　Japanification】　と呼ばれていますが、来月からQEが開始されることを考えると、今まで以上に長期金利の低下が予想されます　

そうなると、　日　＞　独　は、これからの　New Norm　になるのかもしれません。




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今朝の朝刊一面

今週に入ってから、精力的に　欧州各国を訪問し、現在のギリシャの置かれた状況を説明し、理解を求めているファルファキス財務相。

ギリシャ政府は、目先の資金需要をカバーするためにも、短期債（Tビル）の発行上限引き上げをECBに対して要請しているようですが、ECB側は難色を示していると報道されています。



FT紙によると、Tビル発行上限は現在、150億ユーロですが、それを250億ユーロに引き上げたい様子。

金融支援プログラムは、本来であれば、昨年末に終了する予定でしたが、大統領選　　総選挙と、例外的なイベントが続いたこともあり、2ヶ月の延長が認められました。その期限が、2月28日に迫っています　

2月28日までに延長／解決策が合意出来なければ　ギリシャ中銀は、ECBから流動性供給を受けられなります。もし、ギリシャ国民の預金引きおろしに支障が生じた場合、中銀が流動性を供給できるうちは良いですが、資金が括弧した局面では、国内の銀行の破綻という話しにもなりかねません。


＊6ヶ月Tビル入札
本日早速、Tビルの入札が実施されました。

応札額：　　8億1250万ユーロ
応札利回り：　　2.75％
応札倍率：　　1.3倍　　　2006年7月以来の低さ　
満期：　8月7日


今回の短期債入札資金は、2月6日に待ち受ける　9億4700万ユーロの償還分の手当て。とりあえず、ギリシャ政府は、Tビル発行上限の引き上げがなくても、6月までは生き延びることが出来るとしているようです。

ただね～、もし私が　「生き延びることが出来る…」　なんていうコメントを出す国に住んでいたら、やはり預金を引き落としたり、なんらかの対応を取るような気がします。

まだまだ、ギリシャを取り巻くニュースに一喜一憂しなければならない毎日が続くでしょう。明日は、ショイブレ独財務相と会談するギリシャ財務相　


＊緊急ユーロ圏財務相会合？
これはまだ確認されておりませんが、2月11日に【緊急ユーロ圏財務相会合】　　を開催し、ギリシャから提示された債務交換案について協議する可能性があるという報道も出ています。

ちなみに、正式なユーロ圏財務相会合の開催日は、2月16日です。

ただし、12日にEUサミットがあるので、もしかしたら、その前日（11日）に急遽追加の会合を開催しても、全然おかしくないですね…





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ギリシャ債務に関する「ここからの注意点」

今までずっと、FX攻略の雑誌で、月に一度、記事を書かせて頂いておりました。

2013年10月からは、よりホットな情報を皆様にお届けするため、オンライン版で情報提供をしたいと思います


ギリシャ新政権誕生から1週間が過ぎ、予想以上に早いスピードで、ギリシャ債務に関する情報が飛び交っています。
本日のコラムでは、ギリシャが提示した債務交換案について、自分の考え方を書いてみました！


バナーをクリック　すると記事が読めま～す！
　　



是非お読み頂けたらと思います

ユーロ上昇

ひえ～　ユーロ上昇で、ポジション閉まりました～　


＊ファルファキス財務相、訪伊
一昨日はフランス、昨日は英国、そして本日はイタリアを訪問中のファルファキス財務相。
あと少しで、ツィプラス首相もイタリア入りします。



訪問先のイタリア日刊紙：　La Stampaとのインタビューでの発言らしいですが、とうとう明日からドイツ訪問が決定したそうです。この発表を受け、債務再編に向けて前向きな話し合いになるという観測（希望）でユーロ上昇　　損切りを巻き込んで一気に上昇となった模様。

＊訪独
最終確認されているのか判りませんが、

・水曜日
ドラギECB総裁と会談

・木曜日
ショイブレ財務相と会談

こういう予定のようです。

とりいそぎ…　



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FXほっとLineで作戦会議！

西原さんと一緒にマーケットについてチャットする企画が、ザイＦＸさんのご好意でスタート致しました　

ここでは、毎週の注目通貨やイベントなどについて、自分達の意見をぶつけあいながら、全体の流れを一緒に考えていこうと思っています。


このバナーをクリックすると記事が読めます　
　　　　　　　　　

ファルファキス財務相のインタビュー

月曜日にロンドンを訪問したギリシャ・ファロファキス財務相。

オズボーン財務相と会談した後、民放：チャンネル４のインタビューも受けています。そこでの発言をまとめると、

・ギリシャ国内の銀行からの預金流出を止め、安定を求める必要がある
・その安定は、ヨーロッパのパートナー達が解決策を早急に見つけてこそ、現実のものとなるだろう
・ヨーロッパ各国は、ユーロ圏の安定をもてあそぶべきでない　　よく判らない発言です…
・ギリシャ危機が過去の出来事になる瞬間は、もうすぐ来るだろう
・ギリシャの国債利回りは、新政権が誕生して、しっかり機能するまでの市場不安を反映している
・我々はヨーロッパの人達にとって利益になるような解決を模索している
・ギリシャ債務問題を解決するのに一番必要なことは、迅速さであろ
・ヨーロッパ各国が一丸となり、解決に向けて力を合わせなければならない


特に番組で一番印象に残ったものとして報道されたのが、この発言でした。

「There will be a deal within a very short space of time that is going to make it perfectly clear to everyone that Greece can play within the rules and in a way that puts the Greek crisis away, once and for all.

ギリシャ債務問題について、非常に近い将来　（具体的には、数時間～数日　と表現していたようです）　交渉がまとまるだろう。そのときには、ギリシャという国は決められたルールに乗っ取り行動する国であると、皆が理解するであろうし、それが決まれば、ギリシャ危機はきれいさっぱりと片付けられる。」



このあと、ロンドン金融街：シティーでは、約100行の関係者が集められ、そこでスピーチをしたファルファキス財務相。
そこでは、民間部門に債務問題で迷惑はかけないと語りました。



最後になりますが、債務問題に関しての解決策に関しては、英FT紙のインタビューで語っています。

・名目経済成長率に連動する債券
・永久債

２種類を提案しました。詳しい内容は、また火曜日に書きますね～

これから夕食をいただきます。頑張りましょう




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英ギリシャ財務相会談

週末のフランス訪問を終え、ファロファキス財務相は本日、英国訪問中です。
昼前に、オズボーン財務相との会談がはじまり、先ほど終了しました。



同財務相は、これから金融街：シティーに向かい、100行に及ぶ銀行と話し合いをすると伝えられています。

話し合いの主な内容として伝えられているのは、

「ギリシャ債務に関して、特に民間で保有している部分に関しては、損失を計上しないように配慮する」

ということのようです。

ちょっとこれから出かけなければならないので、次の更新は今夜／明日になってしまいますが、債務の取り扱い方や支援などに関して、今後の　ギリシャ　vs　欧州　の対立／和解という結果によって、株・債券・通貨市場の動きが大きく影響されるので、ちょっと大きくポジションを取りにくいイメージです。

とりあえず、ギリシャ株は置いといて、欧州全般の株価指数はまだ上昇余地があるように感じています。




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スペインで反緊縮デモ

恐れていたことが、起きました。

この過去記事で　「寝た子を起こす」　可能性があると指摘しましたが、その通りのことが起きてしまいました。

この週末、スペイン・マドリッドでの反緊縮デモですが、10万人を超す人達が参加したそうです。



この動画を見ると、参加したおじさんの一人が、

「ギリシャで反緊縮政権が誕生したのだから、我々もそれをサポートしなければならんだろう。」

というようなことを仰っています。

これが、今回だけの一回ぽっきりで終わってくれれば良いのですが、こういう動きが本格化してしまうと、反緊縮に加え、反移民、反EU、反なんでもかんでもという気運が欧州中に拡大し、5月の英総選挙や12月のスペイン総選挙で大きな政治的変動　　が起きるかもしれません。



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ロンドンFX 「視るブログ」

2013年7月8日より、上田ハーローFXさんのご好意　　で、『視るFX』　と題し、毎週月曜日にその週のマーケットの注目イベントや指標のご紹介　　や為替動向を動画配信することになりました　




ギリシャ新政権発足後、逆鱗に触れる発言や決定内容が発表されていますね。

今週の視るブログでは、ギリシャやSNBに注意して頑張りましょう～　ということを、ユーロを中心に、話させていただきました。



このバナーをクリックすると動画が見れま～す　







どうぞよろしくお願いします～　


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ギリシャの主張、ヨーロッパの主張

この写真が、現在のギリシャ新政権と、ヨーロッパとの関係を一番判りやすく表わしていると思い、ブログに載せてみました。



先週金曜日、ギリシャ入りしたユーロ圏財務相会合のダイセルブルーム議長　（オランダ財務相）。

この席では、ギリシャはギリシャの主張を…　ユーロ圏加盟国の意見を代弁した同議長は、ユーロ圏の主張をして、全く譲り合いがなかったようです。

そして、最後の閉めの共同記者会見の最後で両者が握手する時に、同議長が途中で握手を切り上げて退室しました。


＊ファロファキス財務相の発言内容
この人の発言は非常に謎です。

BBCやチャンネル4での発言と、報道で読む発言内容が著しく違う部分があったりして、いったいどれが本音なのか？正直うまくつかめません。


特にトロイカ調査団との協議についての部分が、よくわからないんですよね…

報道を読む限り、同財務相は、トロイカとの協議には応じない トロイカではなく、加盟各国の首相や財務相と直接逢って、今後の協議を深めたいという内容になっています。
それに対して、ニュースなどで発言する同財務相は、トロイカとは是非逢って、直接話し合いたいという内容の発言をしています。

もう一点は、2月28日に迫った支援期限です。同財務相は、「期限の更なる延長は、希望しない」と語っています。

理由は書かれていないので、あくまでも私の想像ですが、前政権とトロイカの間で決定された金融支援条件そのままで、更に延長に応じた場合、SYRIZA政権はその条件を受け入れたとみなされるため、延長に応じず、条件変更に持ち込もうという意思の表れでしょうか？

過去記事でも書きました　が、この延長が実行されない場合、ギリシャ中銀がECBからの流動性供給を受けられないため、ギリシャ国内の銀行の破綻や、経済に対する悪影響が増し、最悪の場合は、Grexit　ということもあり得ます。


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ファロファキス財務相、BBCで独占インタビュー

英BBCテレビが、ギリシャ新政権で財務相に就任されたファロファキス氏にインタビューをしました。

実は、これ以外でも、英民放：4チャンネルが、10分くらいにわたり、ファロファキス財務相がメインプレゼンターとなり、「ギリシャの現状」という感じの紹介番組を放映していました。




このYoutubeは、BBCの独占インタビューです。

BBCには、優秀なプレゼンターがたくさんいるのに、どうしてこの女性が選ばれたのか、判りません。

以前から、私は彼女のアナウンサーとしての素質に、少しだけですが疑問を持っておりました。

今回のインタビューを聞いていても、質問のタイミングや掘り下げ方、特に質問のタイミングのシャープさに欠けていると感じました。相手のファロファキス財務相の方が、上手ですね…　というか、この方、ずっと大学の教授をされていたと聞いていますが、インタビューに対する答え方を聞く限り、立派な政治家　（YES、NOの質問に対して、そうでない答え方をして、最後まで自分の気持ちを表現しない　など）　に思われました。

いずれにしても、このリンクが見れることを祈り、貼り付けておきます。

ファロファキス財務相がインタビューで答えている内容と、ブルーンバーグやロイターで書かれている内容とは、特にトロイカ調査団との今後の協議に関して全く違っており、いったいどちらを信じてよいのか、迷っています。





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