ADP全米雇用調査の数字が出ましたね。
私は今日は金や欧州の株価指数取引に専念しておりますが、明日のドラギ総裁の記者会見に向けて、どこまでユーロが催促相場

をするのか、興味深く見ているところです。
*英国、党大会の季節英国は9月から10月にかけて、伝統的に各政党が年次総会を開催するため、政治的発言が多くなる時期です。今年はスコットランド住民投票があったので、開催が少しだけ遅くなりました。
今年の予定は
9月21日~24日 労働党大会
9月26日~27日 UKIP党大会
9月28日~10月1日 保守党大会
10月4日~8日 自民党大会
*労働党大会既に先週終了しましたが、主な内容は、
・最低賃金を上げる
・富裕層に対する助成金のカット
・最高所得税率 50%を復活させる

・無料医療 NHS の質の向上

など、2015年5月総選挙へ向けた選挙公約の公開に踏み切りました。

来年5月の総選挙に向け、各党ともに「選挙前、最後の党大会」となりますので、必然的に選挙キャンペーン的な内容になりがち。特に労働党は、来年の総選挙で政権を取る可能性が高いため、なおさら注目

が集まっていました。
気になる【無料医療制度の質の向上】を実現するための財源は、特に富裕層をターゲットとした増税、タバコ会社に対するSin Tax(罪滅ぼしとしての税金)導入を企てていると言われています。
*保守党大会本日最終日を迎える保守党大会。
今週月曜日に演説したオズボーン財務相。演説内容をきちんと調べてないのですが

大まかな内容は、
「これからも緊縮財政を徹底し、財政均衡に向けて前進します」
と語ったようで、来年の総選挙を意識し、もう少し有権者にやさしい内容になるのかと思いきや、はしごを外された形になりました


そして本日、最終日に演説したキャメロン首相、とっても驚いた選挙公約

となりました。その内容は
・非課税所得額の増額 今年の財政年度から、非課税所得額が10,000ポンドに上がりました。しかし、キャメロン首相は、この額を、12,500ポンドに増額すると約束

シンクタンクの大雑把な試算では、これに必要な財源は35億ポンド程度
・所得税率40%適用額のハードルを上げる 2010年総選挙の直前、労働党政権は最高所得税率を、40%から50%へ上げました。しかし、昨年の4月から、英国の最高所得税率は、45%へ下げられています。そのため、現在の所得税率は、
所得 0~31,865ポンド

20%
31,866~150,000ポンド

40%
150,000ポンド以上

45%
となっています。
本日キャメロン首相は、2020年までに40%の税率適用所得額のスタートを、50,000ポンドにハードルを上げて、20%の範囲を拡大すると語ったようです。もしこれが実現すれば、働いている私達にとっては、願ってもない内容となります

しかし、一瞬の喜びのあと、ふと頭に浮かんだのは、その財源をどこから持ってくるのか?です。

財務相は緊縮財政策の継続を訴え、首相は所得税の仕組みを労働者に優しい内容に変更すると語っており、この2つは相反する内容です。
シンクタンクの試算では、これら2つの「減税」にかかる金額は、全体で約72億ポンド
果たして財源をどこから確保するのか、今後の展開が楽しみです。
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