う~ん

明日のECB理事会からの発表が、かなり政治的圧力とかも受けてきそうで、心配になっています。
*メルケル首相とドラギ総裁の電話 
ジャクソンホールでQE実施/景気浮揚を目的とした財政拡大を示唆したとも受け取れる発言

をしたドラギECB総裁に対し、明日のECB理事会に先駆け、メルケル首相は電話でその真意を問いただしたそうです。
メルケル首相付きのシーベルト報道官によると、メルケル首相とドラギ総裁は、定期的に電話で連絡を取り合っているので、今回の電話も特別なものではないと強調しているようですが、独誌:シュピーゲルでは、メルケル首相がドラギ総裁の財政規律に対するスタンスをあらためて確認したと報道している模様。
*財政拡大? NO CHANCEジャクソンホールでドラギ総裁は、 (欧州のリセッション懸念を払拭するためには) 今までの財政規律優先から成長重視の現実的な路線への転換もあり! という感じの発言をしていますが、具体的な表現としては、「景気回復目的とした財政支出の拡大は可能である」というようなものだったと記憶しています



たぶんこの部分がメルケル首相の逆鱗にふれたのかもしれません。

ユーロ圏全体がリセッション瀬戸際まで景気が停滞していることを受け、特にフランスとイタリアが《緊縮財政よりも、景気のてこ入れにつながる緩和策の導入》をECBに求めていることもあり、メルケル首相は
ECBの独立性の重要さにも言及したようです。
否が応でも注目度が高いECB理事会ですが、ドラギ総裁をはじめ、各国を代表する理事全員の意見が大きく衝突

することも考えられ、その中でコンセンサスを探っていかなければならないドラギ総裁も大変ですね。
記者会見で疲労困憊の顔つきをされていらっしゃるのでしょうか...
私自身は、
過去記事でも書きましたが、9月18日に最初のTLTROを控えているというタイミングを重視しています。
つまり、TLTROによる《流動性の注入》は、見方を変えれば量的緩和策(QE)の代替手段としての役割を担うことになると、私は考えているため、9月4日のECB理事会では、QE策導入を見送り、18日のTLTROの結果を見てから、あらためて再考するという姿勢を取るように思えてなりません。
もし この記事がお役に立ちましたら ポチッ

御願いします!
人気blogランキングへ
にほんブログ村
応援 よろしく御願いします
ウルトラFX

インターバンク直結
ポンド円の約定率
100%! 

