キャメロン首相率いる英国最大与党:保守党に所属する下院議員が、先週突然 「
英国独立党(UKIP)へ、くら替えするぞぉ~!」 と発表し、英国中がドン引きしました。

まぁ、そもそもUKIPの党員は、元保守党の議員が多いので、特別に不思議ということもないのですが、この人は保守党の「EU離脱に関する国民投票」の実施を声高に叫んでいたので、 ① 国民投票実施を前に ② 来年に総選挙を控えたタイミングでのくら替えには、ちょっとやそっとのことでは驚かない私も、素直に驚きました。
*保守党の欧州懐疑派議員のくら替え今回UKIPへくら替えしたのは、保守党の中でも欧州懐疑派に属するカーズウェルさん。

(写真手前がカーズウェルさん、向こうがUKIPファラージェ党首)
話すとエライ長い話しになるので、短くまとめますね...
ええと、
① カーズウェルさんは、単純にくら替えするのではなく、まず議員を辞職する予定
② あらためて、UKIP党の候補として、自分の選挙区で補欠選挙に出馬する決意
③ そこで当選すれば、UKIPは初めて晴れて下院に議席を得ることになる
ひえ~

昨年くらいから
今年の春に実施された欧州議会選挙に向けて、英国で一世風靡したUKIP党ですが、2010年総選挙の頃はまだあまり人気がなかったせいか、英下院にはUKIP党の議員が1人もいないんです...

なので、このおじさんは、わざわざ議員を辞職してでも、補欠選挙で当選し、正式にUKIP党として下院に名前を残したいようです。
*補欠選挙は実施されるのか?「一応、予定としては、今年10月か11月に補欠選挙が実施されるだろう...」と報道されています。しかし、この選挙が’絶対に’実施される保証はありません。というのも、保守党は「総選挙まであと9ヶ月を残すだけとなった今、わざわざ補欠選挙をせずに、総選挙で勝負すべきだ!という意見を主張しているからです。
ちなみに、カーズウェルさんの選挙区でたった今、補欠選挙が実施された場合、有権者の支持率に関する世論調査では
・UKIP党支持 64%
・保守党支持 20%
・労働党支持 13%
・自民党支持 2%
となっており、断トツUKIPが有利



しかし、くどいんですが、2010年総選挙では得票率がわずか3%しかなかったUKIP党が、ここまで人気を集めてきたのは、ひとえに英国人の間で反EUの動きが大きいかを物語っています。特に、UKIP党の支持者は、反EUという以上に、反移民を支持する人が多いように感じます。
そう考えると、今年5月の欧州議会選挙では、フランスの第一党となった極右:国民戦線も、全く同じことですね。2017年に予定されているフランス大統領選では、国民戦線のルペン党首が現在のところ、一番人気

だそうです!
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