2008年秋のリーマン・ショック以降、英国ではロイズ銀行とRBS銀行が一部国営化されました。その中でも、経営内容がより安定しているロイズ銀行の政府保有株の放出が、昨年から始まっています。
*3月26日: 2回目の放出昨年9月に続き、英政府が保有しているロイズ銀行株の放出を昨日実施しました。明細は、
・放出株数 560万株
・売値 1株/75.5ペンス (25日終値 79.1ペンスよりディスカウント)
・2008年に政府が購入した時の株価 73.6ペンス
・放出総額 42億ポンド
・放出割合: 約7.8%

放出前の政府保有割合は、32.7%

昨日の放出後の政府保有高は、25%へ低下する
・放出株を購入した人達
50% 英国
30% アメリカ
10% アジア
10% 欧州
ちなみに昨年9月17日の第1回目では、6%程度の放出をしてます。
政府は来年5月の総選挙までに、現在保有しているロイズ銀行株全ての売却を終える予定。売却によって得た収益は、財政赤字削減に使用されています。
*ポンドとの関係
(クリックすると拡大します)
昨年の売却当時のポンドを見ると、9月16・17日は小動き (赤丸のところ)

翌日の18日に上昇しています。その時のポンド上昇の理由が株価購入のポンド手当てとは限りませんが、今回の購入者の半分が海外からであるため、ポンドの動きが気になります。
とりあえず、放出翌日の本日、ポンドは小売売上高が好調だったことを受け、強含みで推移中
いずれにしても、本日は年度末の最終応答日となっており、いろいろな思惑が混じった玉が交錯すると思っています。ここでわざわざ書くまでもありませんが、今週末は 【週末・月末・期末・年度末】(31日までありますが...)それぞれの思惑玉が飛び交いそうな気配...
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