なんだか、制裁の押し付け合いが、どんどん過激

になってきたようです。
*苦しいロシア米欧によるロシアへの制裁強化を受け、景気減速が加速する可能性を懸念し、格付け大手3社のうち、2社が見通しの引き下げに動きました。
S&P社、フィッチ社ともに、格付けは、BBBで据え置きましたが、見通しを「安定的」から「ネガティブ」へと下げています。BBB格は、ジャンク債扱いまで、あと2ノッチ。
2008年に話しは遡りますが、当時のロシアは原油価格下落を受け、景気減速

経常収支/財政収支の赤字化の可能性

海外の投資資金の流出

対外債務借り換えが難しくなった などの理由で、格付け大手:S&P社は1999年以来、約10年ぶりにロシアの格付けを引き下げました。なんだか今回の報道を聞いて、その当時のことを思い出してしまった私です...
*制裁、過熱アメリカ/欧州 vs ロシアの制裁劇が、どんどん過熱してきました。

欧州は昨日のEUサミットの席 + アメリカは昨夜遅く、それぞれ最初に発表した政府要人21名に対する
制裁者リスト に、新たに12人の名前を追加したようです。
EUは、それに加え、EU/ロシアの間で予定されていたEU/ロシア・サミットもキャンセルすると発表しました。
その中でも私の目を引いたのが、クレジットカードのビザとマスターカードが、クリミア情勢に絡み米国の制裁を受けたロシアの民間銀行「ロシア銀行(Rossiya)」と「SMP銀行」の口座決済を停止すると発表。特にRossiyaという銀行は、ロシア政府高官が非常によく利用する銀行であるため、完全にターゲット

にされたイメージです。
*ロシアでの収益が大きい企業名欧州系企業の中では、ロシア国内での売り上げが、相当ウェートを占めている会社がいくつもあります。それらの企業株が今朝方、制裁強化を受けて下落に転じていましたが、その影響も最小限で済んでいる状態。
ロイター社が【ロシアでの収益が多い欧州系企業】のリストを発表しましたが、その中でも、収益全体の10%以上を占める企業を書き出してみました。
・コカコーラボトリング 32.34% (企業収益全体のうち、32.34%がロシアから)
・Tele2(スウェーデンのテレコム会社) 29.69%
・Nokian Renkaat (フィンランドのタイヤ会社) 26.41%
・IMMOFINANZ (オーストリアの不動産会社) 22.49%
・RAIFFEISEN BANK INT’L (ルーマニアの銀行) 21.52%
・KBC GROUPE (ベルギーの銀行) 19.11%
・FORTUM CORP (フィンランドのエネルギー会社) 16.71%
・CARLSBERG (デンマークのビール会社) 16.63%
・UNICREDIT (イタリア大手銀行) 14.30%
・METRO (ドイツの大手スーパーマーケット) 11.56%
・HENKEL (ドイツの多国籍企業) 10.21%
この週末もちょっと目が離せませんね...
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