欧州統合の深化に伴い、財政規律強化を目的として、
6パック、2パックという規則 が2011年~2013年の間に設定されました。
2パックの主な目的は、財政/予算の相互監視となっており、ユーロ圏加盟国は自国の議会に提出する予算案を、それに先駆けて欧州委員会に提出、そして一般公開を経て、他の加盟国や欧州連合/委員会がそれをチェックするという厳しい赤字是正措置を導入しました。最終的には、欧州連合(EU)の承認を求めることが義務付けられています。
*欧州委員会からの報告書本日、欧州委員会は、提出された加盟国の2014年度予算案内容について、報告書を公開しています。主な点は、
1)予算案内容が合格点に達したのは、ドイツとエストニアのみ

2)イタリア・スペイン・ルクセンブルグ・フィンランド・マルタは、EUが設定している赤字/債務ルールを越えている

3)ドイツは、構造改革に対する努力不足
4)イタリアの予算案は、公的債務赤字対GDP比の規則に抵触するリスクがある
5)スペインは、赤字削減に向け大変努力をしている内容となっているが、財政赤字を目標内に収められない恐れがあり、規則に完全に見合っている内容とはなっていない

6)ただし、深刻なほど条件から脱落している加盟国は、見当たらない
7)フランスの予算案はEUの規則に沿っているものの、「余裕が全くない」
8)クロアチアの財政赤字は高すぎる。
今回の勧告は強制力は持たないと理解されていますが、勧告を受けた国は予算案の練り直しをし、12月31日までに欧州委員会の承認を得ることが義務付けられていると私は理解しています。
非常にあやふやな書き方になってしまいますが、この措置は今年5月に決定されたばかりで、今年がはじめてとなるため、欧州委員会も加盟各国政府も手探りの状態だと理解しています

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