火曜日はあっちこちの病院を廻っており、マーケットが見れませんでした

私がいない火曜日のマーケットで、ユーロが対ドルで1.34ミドル、対円でも132円台ミドル付近まで、急落する局面がありました。その時の値動きの背景には、イタリアの格下げに関する噂があったようです。
*イタリアの格付け今年7月にS&PがBBB+からBBBへ格下げし、既に格下げしていたムーディーズと同じ格付けとなりました。
残るフィッチは、未だにBBB+のままであるため、万が一格下げがあるとすれば、フィッチが他の2社と同じくBBBへ格下げする可能性が高いと、私は思っています。
S&Pやムーディーズが、更なる格下げに動かない限り、フィッチが同業他社と同レベルへ格下げするだけとなるのであれば、マーケットへの影響は限定的と考えられます。
*格付け変更のタイミング欧州委員会は、今年6月に
「欧州各国の格付け変更の報道は、金曜日午後のマーケットが 閉まった時間のみ、認める」 と通達

を出しました。



2. Improved quality of ratings of sovereign debt of EU Member States
To avoid market disruption, rating agencies will set up a calendar indicating when they will rate Member States. Such ratings will be limited to three per year for unsolicited sovereign ratings. Derogations remain possible in exceptional circumstances and subject to appropriate explanations.
The ratings will only be published on Fridays after close of business and at least one hour before the opening of trading venues in the EU. Furthermore, investors and Member States will be informed of the underlying facts and assumptions on each rating which will facilitate a better understanding of credit ratings of Member States.
この通達がどのように日本で伝えられているのかを確認するため、日本語でググってみたのですが見つかりません

なので、もしかしたら日本では知られていないのかもしれませんね...
このリンク記事を見る限り、このルールはあくまでも欧州連合加盟国のみが対象となっていると理解されるため、それ以外の国には適用されないのかもしれません。
ということで、火曜日にユーロ加盟国であるイタリアの格下げ報道が出ることは、ないと言ってよいでしょう。
その代わり、金曜日の午後に発表がある場合、その日の午前中に漏れたりすることもあるので、要注意ですね

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