FOMCでバタバタした18日の夜、
イタリア・上院特別委員会では有罪判決を受けたベルルスコーニ元首相の議員剥奪を巡る採決 が行われました。
*ベルルスコーニ氏のビデオメッセージこの採決が行われる直前に、ベルルスコーニさん自身が、ビデオメッセージを通じて、国民に呼びかけています

17分に渡るビデオでは、「脱税事件で実刑判決が確定したことにより、上院議員の議員資格を剥奪されても、政界からの引退は全く考えておらず、自ら政党のリーダーとして頑張る」と訴えました。それに加え、現在の連立政権からすぐに離脱するとは考えていないと語り、当面レッタ政権安泰が確認されたことになりました。
事実、イタリアの政党のひとつである【5つ星運動】の最高指導者であるグリッロ氏は、過去に起こした刑事責任を取り前科があるため、議員資格がありません。それでも、あれだけの影響力を与えながら、5つ星運動をひっぱってきています。
こちらでは、ベルルスコーニさんは、議員資格を剥奪され自由な身になったほうが、自分の影響力を今まで以上に発揮できるんじゃないか?と見られていますね。
*ここからの採決予定9月18日に行われた『ベルルスコーニ元首相の上院議員としての議員資格を剥奪する動きを停止することを求める』動議が、15対1(棄権者数名)で否決

2回目の採決が10月4日に実施される予定となっています。

その後、10月中旬にも上院本会議で採決が実施され、そこでの決定が最終決定となる模様。
*イタリア国内での予想ベルルスコーニ元首相率いるPdL党の幹部によると、「10月中旬に予定されている上院本会議での最終決定が出る前に、同氏は議員を引退する可能性がでてきた。」と語ったようです。
さきほども書きましたが、同氏が上院議員であろうが、議員資格を剥奪されようが、政界のボスであることには、なんら変わりがありません。


これは、2010年のG20での写真です。
ベルルスコーニさん、恐いものなし!ですね
もし この記事がお役に立ちましたら 3段攻めポチッ

御願いします!
人気blogランキングへ
にほんブログ村
応援 よろしく御願いします