500年に近い歴史を持つ英国有郵便サービス:ロイヤル・メール。
英政府は保有する株式の過半数をIPOを通じて公開すると発表しました。ちなみに、IPOのアドバイザーを務めているのは、ゴールドマン・サックス とスイス:UBS銀行。
これが実現すると、英国では何十年ぶりかの大規模な民営化となるのは確実。
10分前くらいから、英議会では、保守党のファロン・ビジネス相が今回のIPOに関して発言しています。
*IPOの規模まだはっきりした数字は出ていませんが、市場予想は30億ポンド規模を予想。
そのうち、10%が従業員への割当に廻されますが、残りの40%くらいがシティーの金融機関が買うであろうと予想されており、残りが投資家や一般の人が購入すると予想されています。

もし今回のIPO規模が30億ポンドであれば、ロイヤル・メール株は、FTSE100に上場するだけの規模とはならず、FTSE250への上場となると予想。

FTSE100は四半期ごとに、上場企業の見直しをします。たまたま昨日、その見直しがあり、スポーツダイレクトというスポーツ用品販売会社がFTSE100に新たに加わったのですが、この企業の資産総額が43億ポンド
*ロイヤル・メール組合の反発当然、組合は今回のIPOには大反対。
そもそも、昔、サッチャー首相がロイヤル・メールの民営化を検討し、ボコボコに叩かれて諦めた経緯があるくらいです。
組合は、この決定に反対し、9月20日にストライキ実施の是非を問う採決を実施

もしそこで、ストライキ賛成が多ければ、10月10日に大型ストライキを実施するようです。
*問題点政府としては、数週間以内にIPOに踏み切りたい

ロイヤル・メールの大型ストが10月10日に実施される可能性がある

政府はそれを完全に無視し、10月10日より前に、IPOに踏み切れるのか?
ここが現在の焦点となっているようです。
いずれにしても、これもある意味、ポンドのサポート要因となり得るだけに、眼が離せません。
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