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ダウジョーンズ、選手交代

アメリカの経済新聞「ウォールストリート・ジャーナル WSJ」の発行元であるアメリカの経済関連の出版社:ダウ・ジョーンズの創立者であるダウ氏が設定した株価指数がダウジョーンズです。

そのダウの銘柄変更が発表されました。英ガーディアン紙によると、ダウジョーンズ株価指数が誕生した1907年から現在に至るまで、株価銘柄の変更が実施されたのは、53回だけとのこと。


出て行く銘柄   ヒューレートパッカード、バンカメメリルリンチ、アルコア
新たに加わる銘柄   ゴールドマンサックス、Visa、ナイキ



ただし、ここで問題発生 


株価を算出する比重では、株価の高低にかかわらず、1ドルは1ドルと算出される点。

例えば、バンカメメリルの株価は14ドルでしたが、ゴールドマンは、159ドル。

つまりゴールドマンの株価変動に、ダウジョーンズ株価が大きく振らされる危険性が高まってきただけでなく、ゴールドマンが上がれば、ダウも上がる可能性が高くなってしまうようです。

だからという訳でもありませんが、私は株価指数取引する時は、S&P500に絞ってやってます。




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[ 2013/09/10 23:29 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

米JOLTSって知ってた?

ここでは昨日お話ししたのですが、 本日ロンドン時間15時(日本時間23時)に、アメリカ労働統計局が JOLTS (Job openings and Labour Turnover data 求人労働異動調査)の7月分の結果を発表します。

私もこの数字を知ったのは、この週末がはじめて 
調べてみると、毎月8~10日前後に発表されていたようなので、ただ単に全く気がつかなかった~ 

*JOLTSとは?

週末に仕事をしているとき、今月の米Tapering関連記事を読んでいたら、そこにJOLTSという文字があり自分で調べてみたのです。

これは米国全域の「求人・採用・解雇」など雇用全般についての調査であり、毎月発表される数字は、そのうちの「求人数」となるようです。

このチャートは、2008年からの毎月の求人数の推移を表したもの

米JOLTS

先週金曜日の8月分雇用統計の数字が悪かったため、9月18日のFOMCでのTapering発表に関して、最後の雇用関連指数が、本日発表のJOLTSとなります。当然、FRB理事達もこの数字には注意を払う  とも書かれていました。



一点だけ追加ですが、FOMC開催1週間前から、報道規制がしかれ、理事達の発言が伝わってきません。本日は10日ですので、17日から開催されるFOMCの1週間前となります。ですので、JOLTS発表後の理事達の発言は私達には伝わってこない筈。


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[ 2013/09/10 20:49 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

ベルルスコーニさんを巡る動き  その2

このすぐ下の記事の続きです。

*ベルルスコーニ元首相に関する伊上院での公聴会

イタリアの憲法では、首相在職中は刑事訴追の対象外とする免責法を2008年に制定しました。今回のベルルスコーニ元首相の有罪判決を受け、イタリア上院では判決結果に「訴追免責」が当てはまるのか?に関する採決を、早ければ9月末にも実施する予定でいると伝えられています。

昨日(9月9日)、訴追免責適用に関する公聴会が上院特別委員会で始まりました。ここには23名の上院議員が選ばれ、出席していると伝えらえており、この23人のうち少なくとも14人が同氏の議員資格剥奪を支持するとみられています。

同氏の有罪判決決定による議員資格剥奪の最終決定は、この上院特別委員会での審議の後、上院本会議において採決が取られ、それで最終決定となる見込み。

*ベルルスコーニ氏の動き

同氏の弁護士は、フランスのストラスブールにある欧州人権裁判所に、この問題を持っていきました。

「え?人権裁判って、どういうこと?」と思って調べてみると、イタリアでは2012年に「イタリア議会に属する議員で、2年以上の有罪判決を受けた人物は、議員資格を剥奪される」という法が設定されたそうです。

これに対し、ベルルスコーニ氏の弁護士は、

1)同氏の有罪判決は、政治的な圧力で決定されたもので、そもそも有罪判決自体が間違っている
2)有罪判決の対象となった脱税は、この法律が設定される以前に起きた事件なので、対象外となるべき
3) (追記) 有罪判決の対象となった脱税やそれに絡む問題は、汚職防止法が設定される2012年12月より以前に起きた事件なので、対象外となるべき


以上の3点を訴えており、少なくともこの人権裁判所での判決が言い渡されるまでは、同氏の有罪判決は最終決定とは言えない  イタリア上院特別委員会での審議は見送られるべきであると主張しています。

同時に、この弁護士は、ベルルスコーニ氏の有罪判決について、欧州最高裁に持ち込む用意があるとも語っている模様。

ちなみに、問題が複雑なため、人権裁判所での判決には、少なくとも3~4ヶ月かかるようです。

*ここからの注意点

泣いても笑っても、有罪判決  議員資格剥奪に関する決定は、イタリア上院が握っています。

人権裁判所の判決を待つか、待たずに採決を実施するのかは、わかりませんが、現在の報道を読む限り、待たずに採決する可能性が高そうです。

いろいろな情報を集めた結果、上院での採決は、早くて今月末という予想もありますが、ほとんどの報道を読む限り、今後1ヶ月後、つまり10月上旬という線が妥当のようです。

*最悪の場合

同氏の議員資格が剥奪  PDL党の連立脱退  レッタ政権も崩壊寸前  とりあえず最優先問題である選挙法改正を片付ける  早期解散総選挙  来年の春に総選挙実施

こんな感じでしょうか?

いずれにしても、今年に入ってから鳴りを潜めている【ユーロ圏債務危機】問題が、これがきっかけとなり新たな危機がイタリアから出てくるかもしれません。

このように政局が不安定の中、イタリアは予定通り、今週木曜日に国債入札を実施すると発表しました。

MNI社の報道によると、9月12日(木)には最大55億ユーロ規模の入札が行われ、内訳としては、3年物国債が最大40億ユーロ、10年物が同じく最大15億ユーロとなる模様です。

読者の方でもお気づきの方がいらっしゃると思いますが、最近のイタリア長期金利(10年物国債利回り)はスペインと同レベル(4.5%台)まで上昇し、両国のイールド・スプレッドがほぼゼロとなっていましたが、とうとう本日イタリア>スペインと逆転しています。



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[ 2013/09/10 19:44 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ベルルスコーニさんを巡る動き

8月末くらいから、欧州の関心を一手に集めていたのが、イタリアのベルルスコーニ元首相が議員資格をはく奪されるのか   結果として、レッタ政権が崩壊してしまうのか  でした。

日本ではどの程度、報道されているのかわからないので、こちらでの報道内容をお伝えしたいと思います。

*ベルルスコーニ元首相、実刑判決

私が住むイギリスでもトップニュースとして報道されましたが、今年8月1日、脱税の罪に問われた同氏に

1)禁固4年(恩赦で1年に減刑)
2)5年に渡る公職禁止  内容見直しとして、高裁に差し戻し

以上の有罪判決が下されました。同氏は過去20年に渡り数々の問題を起こしており、そのたびに裁判にかけられるということを繰り返してきましたが、結果は全て無罪判決だったのです。しかし今回は、20年ぶりの有罪判決となったため、イタリア国内では「ベルリンの壁が崩壊されたのと同じくらい、衝撃な事実」と受け止められている模様。

*PDL (自由国民)党の動き

ベルルスコーニ氏率いるPDL党幹部は有罪判決に異議を唱え、判決結果に訴追免責が適用されなければ、連立から脱退すると脅しをかけています。

*民主党の反応

レッタ首相率いるイタリア民主党のエピファーニ書記長(=党首)は、「ベルルスコーニ氏は有罪判決を認め、議員として辞任すべきである。」と繰り返し発言しているようです。

民主党がどうしてここまで強気発言を続けるのか?ですが、万が一、PDL党が連立から脱退しても、ずっと課題となっていた『選挙法改正』に関しては、5つ星連合が協力してくれるので、問題ないと判断したと伝えられています。



これらの報道を見る限り、PDL党と民主党との大連立は、ベルルスコーニ元首相に対する判決内容をめぐり、完全に対立関係となっているようで、全く機能していないことがわかります。


すみません、あと5分でお客さんが来るので、この続きはその後、あらためて書きますね。


最後ですが、採決が実施される上院で、レッタ首相率いる民主党上院議員が、どのような票を投じるか?ですが、

・ベルルスコーニさん、引退に一票
同氏は政界から身を引く  その結果を受け、同氏率いるPdL党が、レッタ政権の連立から抜ける
という決断をする  レッタ政権崩壊の危機 

・ベルルスコーニ氏が政権に留まることを容認するほうに一票
レッタ政権は安泰だが、他の党や有権者からの反感を食らう可能性が高い。

 いずれにしても、レッタ首相の立場は Lose-Loseになりそうです 

それでは、またのちほど



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[ 2013/09/10 18:26 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

FX戦略会議

2012年7月より 西原宏一さんと一緒に為替相場を語る FX戦略会議 を読売オンラインさんで始めました 

今週は、イタリア関連・AUD見通し・米国について話し合ってみました 

是非お読みください~ 

このリンク または ブログ左側にあるバナーをクリックして是非ご覧下さい 
[ 2013/09/10 18:06 ] 読売オンライン・FX戦略会議 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX (株)さんで 連載スタート
Net Money
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
フィリップ証券さんで連載始めました
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