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バイエルン州議会選挙

今週末、9月22日にはドイツ連邦議会選挙(総選挙)が実施されます。その1週間前の昨日、ドイツのバイエルン州で議会選挙が実施されました。

*得票率結果

バイエルン州議会選挙結果
(クリックすると、グ~ンと拡大します)

このグラフが、得票率と州議会での議席数の最終結果です。

注: 得票率が5%以下の党は、議会で議席配分されない



*バイエルン州議会選挙結果を受けて

・今回の州議会選挙結果を受け、22日に実施される本番の総選挙では、CDU/CSUが更に票を伸ばすことが出来るのか?  その結果、独議会の過半数を取ることが可能なのか? 注目を集めそうです 

CDU/CSUが単独で下院の過半数を取ったのは、1957年が最後です。それを考えると、下院の単独過半数は無理という見方が優勢

・現在の連立政権の一党であるFDP党の得票率の落ち込みが痛々しい 
バイエルン州の前回の議会選挙での得票率は8%  今回は3.3%まで落ち込んだ。この結果を受け、バイエルン州議会での議席獲得は無理となった 

この結果を受け、総選挙でもFDP党の不振が心配されている 
CDU/CSU党の支持者の中には、SPD党との大連立を嫌う人達がおり、彼らがFDP党へ投票することも考えられる。

・伝統的に、FDP党はバイエルン州議会選挙での得票率は低い傾向がある。

・バイエルン州は熱心なカソリック教徒が多く、保守系政党への支持率が高く、CSUは1950年代から一貫して州の首相ポストを握っている。残念なことに、前回の選挙は第1党を確保したものの、単独過半数は維持できなかったという屈辱の結果となった。そのため、今回の議会選挙では、有権者が意識的にCSU党に票を入れた可能性も指摘されている。

*総選挙の連立予想

一番最近の世論調査によると、与党連合と野党連合の支持率は50/50 
CDU/CSU+FDP 支持率 45~46%
SPD+緑の党+左翼党 45~46%

ひとつだけ言えることは、メルケル首相の3期目は確実である点でしょう。

問題は、果たしてどの党との連立政権となるか?です。

FXをやる私達にとって、それが大事である理由のひとつは、組む連立相手がSPD党となった場合、ショイブレ財務相から他の財務相へ交代する可能性が出てくるからです。



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[ 2013/09/16 20:14 ] 欧州関連 | TB(-) | CM(0)

大手銀行のTapering予想

今週は、18日のFOMC結果に世界の注目  が集まっています。

米英欧各地の大手金融機関では、どのような見方をしているのか?ご紹介します。

*9月18日FOMCでTapering開始を予想する銀行

・RBS銀行
国債とMBS 100億ドルづつの縮小 (合計: 200億ドル)

・クレディスイス銀行
国債とMBS それぞれ100億ドルの縮小 (合計:200億ドル)
又は、国債 100億ドル、MBS 50億ドル (合計: 150億ドル)

・HSBC銀行
150億ドルの縮小

・JPモルガン
150億ドルを予想するが、場合によっては、100億ドルになる可能性も残る

・ゴールドマンサックス
金額は100~150億ドル、たぶん国債の縮小になるであろう

・格付け大手: ムーディーズ
国債 100億ドルの縮小

・UBS銀行
国債 70億ドル、MBS 30億ドル (合計: 100億ドル)

・モルガンスタンレー
小規模の縮小 (具体的な金額明記なし)

・ソクジェン銀行
小規模の縮小

・バンカメ・メリルリンチ
具体的な金額、明記なし  もしかしたら、12月までずれ込む可能性もあるとは、言ってるようですが...

・ファニーメイ
具体的な金額、明記なし

・RBC銀行
具体的な金額、明記なし

・野村證券
具体的な金額、明記なし

*10月開始予想

・米ジェフェリーズ証券

*12月開始予想

・BNPパリバ銀行




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[ 2013/09/16 19:01 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

サマーズさん、FRB後任人事レースから撤退

日曜日は、9時間ぶっ通しで仕事をしたのですが、私がPCを消して、韓ドラを見ている間に大きなニュースが出ていました  

*サマーズ元財務長官、FRB後任候補から撤退

賭け屋さん(ブックメーカー)では、60%以上の確率で’’バーナンキ議長の後任’’と見られていたサマーズ元財務長官が、オバマ大統領にFRB後任人事レースから撤退する内容の書簡を手渡したと報道されました。

タカ派と見られていた同氏が後任レースから外れたことを受け、ドルは急落しています。

サマーズさん

これは私個人の意見ですが、サマーズさんはウォール街の金融機関や、民間企業で顧問やアドバイスをしており、そこから相当額の収入があります。彼がFRB議長になった場合、「これらの顧問アドバイスの仕事を継続する訳にはいかない」という意見が多かったこともあり、今回の決断に動いたのかもしれません。

*ここからのマーケット

あまりに急な報道ですので、ロイターもブルーンバーグなどを調べても、アナリストなどの見解がでていません 

これはあくまでも私個人の意見としてですが、考えられる動きとしては、

・米長期金利の下落(国債価格上昇)
・米株式指数の上昇
・ドル安


サマーズさんはタカ派の方でしたので、バーナンキさんやイエレンさんよりも、Taperingのスピードも規模も大きくなると予想されていました。しかし、それがなくなったことで、金利先高感が色あせてくると思っています。

果たして、この予想が当たっているかどうかは、わかりませんが、金曜日の米10年物国債金利は 2.898%でした。
これが2.50%を割るのは、そう時間がかからないかもしれません。
果たして、2.50%を割ったとして、そのレベルで長期間推移するのか?は、全く別の問題  どうしてか  と言えば、それはFOMCでのTaperingがあるか  ないか    あったとしても、規模はどのくらいなのか   規模が判ったとしても、国債とMBS両方からの縮小なのか  国債だけなのか  など、不透明感が高いからです。

とりあえず、FOMCを前に、いろいろなポジション整理が出てくるようにも思えますので、それを見てから、あらためて考えたいと思っています。


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[ 2013/09/16 08:29 ] 米国関連 | TB(-) | CM(2)

ポンド徹底検証!

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりました セントラル短資FX さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2012年11月16日より 毎週金曜日に マーケット・ビューで連載されることになりました 


9月に入ってから、とにかく材料がてんこ盛りで動きますね~ 

本日のコラムでは、私が住む英国の通貨: ポンド を徹底的に検証してみました。最近の相場展開をみていると、Taperingのドルや、オリンピックの円が主役なのですが、地味にポンドも堅調推移しているため、スポットライト  を当ててみました 

どうぞごゆっくりお読みください   そして一緒に頑張りましょう~ 

このバナーをクリックすると記事が読めます。


Net Money

または このブログの左上 すこしFX ☆ なが~くFX バナー をクリックして是非お読みください!  よろしく~

過去記事に閲覧法ですが、2012年10月5日までの記事は全て このリンク  をクリックして頂くと読めます。マーケット・ビューの過去記事は このリンク を使って頂ければと思います 
[ 2013/09/14 00:12 ] 相場検証/予想 | TB(-) | CM(0)

FRB後任人事否定報道

ダウジョーンズのヘッドラインですが、日経新聞が報じた【FRB後任人事】記事について、否定発言がでた模様。

DJ White House Is Saying Reports In Japanese Press That Obama Is Set To Name La rry Summers Are Wrong

ホワイトハウスは、日本の新聞で報道された「オバマ大統領は、サマーズ元財務長官をFRB後任人事に指名するという報道は間違っている」


これを受けて、ドル下落


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[ 2013/09/13 21:10 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

米国の数字について

先ほど米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数は29万2000件となり、市場予想平均の33万件程度より強い結果となっています。

しかし、その直後に、米CNBCが以下のコメントを発表しているようです。

Labor official: Drop in claims due largely to faulty reporting by states;
2 states failed to report data due to computer system upgrades.
労働省高官:失業件数の下落は、2つの州がPCのアップグレード作業のために、レポートをしてこなかったため



こんな驚くようなミスがあるのか?正直わかりませんけど、もしこれが本当なら、この数字はアメリカの本当の雇用実態を映し出していないと言えるでしょう。

特に、18日のFOMCでのTaperingが既成事実となっているだけに、嫌になりますね 


まだ何が本当なのかよく判りませんが、とりあえず上昇していたドルが戻しています。

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[ 2013/09/12 21:49 ] 米国関連 | TB(-) | CM(3)

ローヤル・メールのIPO

500年に近い歴史を持つ英国有郵便サービス:ロイヤル・メール。

英政府は保有する株式の過半数をIPOを通じて公開すると発表しました。ちなみに、IPOのアドバイザーを務めているのは、ゴールドマン・サックス とスイス:UBS銀行。

これが実現すると、英国では何十年ぶりかの大規模な民営化となるのは確実。

10分前くらいから、英議会では、保守党のファロン・ビジネス相が今回のIPOに関して発言しています。

*IPOの規模

まだはっきりした数字は出ていませんが、市場予想は30億ポンド規模を予想。

そのうち、10%が従業員への割当に廻されますが、残りの40%くらいがシティーの金融機関が買うであろうと予想されており、残りが投資家や一般の人が購入すると予想されています。

もし今回のIPO規模が30億ポンドであれば、ロイヤル・メール株は、FTSE100に上場するだけの規模とはならず、FTSE250への上場となると予想。

FTSE100は四半期ごとに、上場企業の見直しをします。たまたま昨日、その見直しがあり、スポーツダイレクトというスポーツ用品販売会社がFTSE100に新たに加わったのですが、この企業の資産総額が43億ポンド

*ロイヤル・メール組合の反発

当然、組合は今回のIPOには大反対。

そもそも、昔、サッチャー首相がロイヤル・メールの民営化を検討し、ボコボコに叩かれて諦めた経緯があるくらいです。

組合は、この決定に反対し、9月20日にストライキ実施の是非を問う採決を実施  もしそこで、ストライキ賛成が多ければ、10月10日に大型ストライキを実施するようです。

*問題点

政府としては、数週間以内にIPOに踏み切りたい

ロイヤル・メールの大型ストが10月10日に実施される可能性がある

政府はそれを完全に無視し、10月10日より前に、IPOに踏み切れるのか?

ここが現在の焦点となっているようです。

いずれにしても、これもある意味、ポンドのサポート要因となり得るだけに、眼が離せません。




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[ 2013/09/12 20:31 ] 政治 | TB(-) | CM(0)

カーニーBOE総裁、証言開始

これから、カーニーBOE総裁が、英金融委員会公聴会で証言を行います。

内容は、8月に発表された四半期インフレーションレポートについて

当然、その時に発表されたフォワードガイダンス内容についての質問も飛び出すでしょうから、ポンド取引をされる方は十分に気をつけてください。

こういう公聴会は数時間に及ぶことがあります。

重要な発言が出たら、Twitterで呟きます。私をFollowしていらっしゃらない方は、ブログ右下のTwitterの呟きのところで、チェックしてくださいね~ 

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[ 2013/09/12 18:13 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

英雇用統計結果

英中銀が発表した フォワードガイダンスの条件とされているのが、【失業率 7%】という数字。

これが発表されてから、英国の失業率も、米国並みの注目度  を集めることになりました。

*本日の発表内容

・7月までの3ヶ月の失業率は、7.7% (予想: 7.8%)

・同時期の失業者数は、24,000人の減少  失業者総数: 249万人

・失業保険申請者数は、32,600人の減少  失業保険申請者総数: 140万人  この数字は、2009年2月以来、最高に低い水準となりました 

・週単位の平均賃金上昇率(6月までの3ヶ月)  ボーナス込み 年率1.1%、ボーナス抜き 年率 0.6%

・7月までの3ヶ月の雇用率は、71.6%  前月の71.5%より若干改善

・雇用者数は、2984万人  前期より8万人増  前年比で27万5000人増

・7月までの3ヶ月の間、フルタイムで働いている人の数は、9万5000人増  フルタイム総数: 2,179万人  労働人口の73%を占める。

・7月までの3ヶ月の間、パートタイムタイムで働いている人の数は、1万5000人増  フルタイム総数: 805万人 

・16~17歳の失業率は、38%  私が住む英国の義務教育は、16歳まで

・18~24歳の失業率は、18.9%

・8月までの3ヶ月間の求人数は、531,000件  前期比 7,000件増  前年比 53,000件増


*本日発表された数字を見て...

数字自体は、しっかりと改善基調が見えているのですが、平均賃金が全然戻ってないのが、気になりました 

英平均賃金チャート

これは、インフレ率と賃金上昇率を比較したチャートです。

青線  ボーナス込みの給与
水色線  ボーナス抜きの給与
黄色線  インフレ率

これを見る限り、世帯所得は伸びているどころか、減っていることが判ります。しかし、インフレ率はなかなか落ちてくれません。

これをみる限り、英国のGDPの77%を占める消費を含むサービス部門の伸びが、大きく改善されるとも思えません。もちろん、製造業は最大輸出相手国である欧州が景気回復してくれているので、伸びていますが、やはりサービスセクターとは比較にならない規模でしょう。

英景気改善期待がドンドン高まっているだけに、この平均賃金上昇率が非常に気になりました。


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[ 2013/09/11 19:19 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

イタリア短期債入札

明日、イタリアは3年・10年物の国債入札を実施しますが、それに先駆けて、短期債(12ケ月物)の入札を本日実施し、その結果が発表されました。

・12ケ月物
入札額: 85億ユーロ
応札利回り: 1.340% (前回: 1.053%)
応札倍率: 1.36倍


12ケ月物の入札としては、応札利回りは、2012年12月以来の高さ  となってしまいました。

やはり、ベルルスコーニ元首相の進退がはっきりしない間、イタリア政局動向が不安定となるため、それをうつしだす結果となった模様。

明日に注目  です。


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[ 2013/09/11 18:24 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

今朝のオバマ大統領


今朝のオバマさん

長い一日になりそうですね




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[ 2013/09/11 01:12 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

ダウジョーンズ、選手交代

アメリカの経済新聞「ウォールストリート・ジャーナル WSJ」の発行元であるアメリカの経済関連の出版社:ダウ・ジョーンズの創立者であるダウ氏が設定した株価指数がダウジョーンズです。

そのダウの銘柄変更が発表されました。英ガーディアン紙によると、ダウジョーンズ株価指数が誕生した1907年から現在に至るまで、株価銘柄の変更が実施されたのは、53回だけとのこと。


出て行く銘柄   ヒューレートパッカード、バンカメメリルリンチ、アルコア
新たに加わる銘柄   ゴールドマンサックス、Visa、ナイキ



ただし、ここで問題発生 


株価を算出する比重では、株価の高低にかかわらず、1ドルは1ドルと算出される点。

例えば、バンカメメリルの株価は14ドルでしたが、ゴールドマンは、159ドル。

つまりゴールドマンの株価変動に、ダウジョーンズ株価が大きく振らされる危険性が高まってきただけでなく、ゴールドマンが上がれば、ダウも上がる可能性が高くなってしまうようです。

だからという訳でもありませんが、私は株価指数取引する時は、S&P500に絞ってやってます。




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[ 2013/09/10 23:29 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

米JOLTSって知ってた?

ここでは昨日お話ししたのですが、 本日ロンドン時間15時(日本時間23時)に、アメリカ労働統計局が JOLTS (Job openings and Labour Turnover data 求人労働異動調査)の7月分の結果を発表します。

私もこの数字を知ったのは、この週末がはじめて 
調べてみると、毎月8~10日前後に発表されていたようなので、ただ単に全く気がつかなかった~ 

*JOLTSとは?

週末に仕事をしているとき、今月の米Tapering関連記事を読んでいたら、そこにJOLTSという文字があり自分で調べてみたのです。

これは米国全域の「求人・採用・解雇」など雇用全般についての調査であり、毎月発表される数字は、そのうちの「求人数」となるようです。

このチャートは、2008年からの毎月の求人数の推移を表したもの

米JOLTS

先週金曜日の8月分雇用統計の数字が悪かったため、9月18日のFOMCでのTapering発表に関して、最後の雇用関連指数が、本日発表のJOLTSとなります。当然、FRB理事達もこの数字には注意を払う  とも書かれていました。



一点だけ追加ですが、FOMC開催1週間前から、報道規制がしかれ、理事達の発言が伝わってきません。本日は10日ですので、17日から開催されるFOMCの1週間前となります。ですので、JOLTS発表後の理事達の発言は私達には伝わってこない筈。


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[ 2013/09/10 20:49 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

ベルルスコーニさんを巡る動き  その2

このすぐ下の記事の続きです。

*ベルルスコーニ元首相に関する伊上院での公聴会

イタリアの憲法では、首相在職中は刑事訴追の対象外とする免責法を2008年に制定しました。今回のベルルスコーニ元首相の有罪判決を受け、イタリア上院では判決結果に「訴追免責」が当てはまるのか?に関する採決を、早ければ9月末にも実施する予定でいると伝えられています。

昨日(9月9日)、訴追免責適用に関する公聴会が上院特別委員会で始まりました。ここには23名の上院議員が選ばれ、出席していると伝えらえており、この23人のうち少なくとも14人が同氏の議員資格剥奪を支持するとみられています。

同氏の有罪判決決定による議員資格剥奪の最終決定は、この上院特別委員会での審議の後、上院本会議において採決が取られ、それで最終決定となる見込み。

*ベルルスコーニ氏の動き

同氏の弁護士は、フランスのストラスブールにある欧州人権裁判所に、この問題を持っていきました。

「え?人権裁判って、どういうこと?」と思って調べてみると、イタリアでは2012年に「イタリア議会に属する議員で、2年以上の有罪判決を受けた人物は、議員資格を剥奪される」という法が設定されたそうです。

これに対し、ベルルスコーニ氏の弁護士は、

1)同氏の有罪判決は、政治的な圧力で決定されたもので、そもそも有罪判決自体が間違っている
2)有罪判決の対象となった脱税は、この法律が設定される以前に起きた事件なので、対象外となるべき
3) (追記) 有罪判決の対象となった脱税やそれに絡む問題は、汚職防止法が設定される2012年12月より以前に起きた事件なので、対象外となるべき


以上の3点を訴えており、少なくともこの人権裁判所での判決が言い渡されるまでは、同氏の有罪判決は最終決定とは言えない  イタリア上院特別委員会での審議は見送られるべきであると主張しています。

同時に、この弁護士は、ベルルスコーニ氏の有罪判決について、欧州最高裁に持ち込む用意があるとも語っている模様。

ちなみに、問題が複雑なため、人権裁判所での判決には、少なくとも3~4ヶ月かかるようです。

*ここからの注意点

泣いても笑っても、有罪判決  議員資格剥奪に関する決定は、イタリア上院が握っています。

人権裁判所の判決を待つか、待たずに採決を実施するのかは、わかりませんが、現在の報道を読む限り、待たずに採決する可能性が高そうです。

いろいろな情報を集めた結果、上院での採決は、早くて今月末という予想もありますが、ほとんどの報道を読む限り、今後1ヶ月後、つまり10月上旬という線が妥当のようです。

*最悪の場合

同氏の議員資格が剥奪  PDL党の連立脱退  レッタ政権も崩壊寸前  とりあえず最優先問題である選挙法改正を片付ける  早期解散総選挙  来年の春に総選挙実施

こんな感じでしょうか?

いずれにしても、今年に入ってから鳴りを潜めている【ユーロ圏債務危機】問題が、これがきっかけとなり新たな危機がイタリアから出てくるかもしれません。

このように政局が不安定の中、イタリアは予定通り、今週木曜日に国債入札を実施すると発表しました。

MNI社の報道によると、9月12日(木)には最大55億ユーロ規模の入札が行われ、内訳としては、3年物国債が最大40億ユーロ、10年物が同じく最大15億ユーロとなる模様です。

読者の方でもお気づきの方がいらっしゃると思いますが、最近のイタリア長期金利(10年物国債利回り)はスペインと同レベル(4.5%台)まで上昇し、両国のイールド・スプレッドがほぼゼロとなっていましたが、とうとう本日イタリア>スペインと逆転しています。



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[ 2013/09/10 19:44 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ベルルスコーニさんを巡る動き

8月末くらいから、欧州の関心を一手に集めていたのが、イタリアのベルルスコーニ元首相が議員資格をはく奪されるのか   結果として、レッタ政権が崩壊してしまうのか  でした。

日本ではどの程度、報道されているのかわからないので、こちらでの報道内容をお伝えしたいと思います。

*ベルルスコーニ元首相、実刑判決

私が住むイギリスでもトップニュースとして報道されましたが、今年8月1日、脱税の罪に問われた同氏に

1)禁固4年(恩赦で1年に減刑)
2)5年に渡る公職禁止  内容見直しとして、高裁に差し戻し

以上の有罪判決が下されました。同氏は過去20年に渡り数々の問題を起こしており、そのたびに裁判にかけられるということを繰り返してきましたが、結果は全て無罪判決だったのです。しかし今回は、20年ぶりの有罪判決となったため、イタリア国内では「ベルリンの壁が崩壊されたのと同じくらい、衝撃な事実」と受け止められている模様。

*PDL (自由国民)党の動き

ベルルスコーニ氏率いるPDL党幹部は有罪判決に異議を唱え、判決結果に訴追免責が適用されなければ、連立から脱退すると脅しをかけています。

*民主党の反応

レッタ首相率いるイタリア民主党のエピファーニ書記長(=党首)は、「ベルルスコーニ氏は有罪判決を認め、議員として辞任すべきである。」と繰り返し発言しているようです。

民主党がどうしてここまで強気発言を続けるのか?ですが、万が一、PDL党が連立から脱退しても、ずっと課題となっていた『選挙法改正』に関しては、5つ星連合が協力してくれるので、問題ないと判断したと伝えられています。



これらの報道を見る限り、PDL党と民主党との大連立は、ベルルスコーニ元首相に対する判決内容をめぐり、完全に対立関係となっているようで、全く機能していないことがわかります。


すみません、あと5分でお客さんが来るので、この続きはその後、あらためて書きますね。


最後ですが、採決が実施される上院で、レッタ首相率いる民主党上院議員が、どのような票を投じるか?ですが、

・ベルルスコーニさん、引退に一票
同氏は政界から身を引く  その結果を受け、同氏率いるPdL党が、レッタ政権の連立から抜ける
という決断をする  レッタ政権崩壊の危機 

・ベルルスコーニ氏が政権に留まることを容認するほうに一票
レッタ政権は安泰だが、他の党や有権者からの反感を食らう可能性が高い。

 いずれにしても、レッタ首相の立場は Lose-Loseになりそうです 

それでは、またのちほど



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[ 2013/09/10 18:26 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

FX戦略会議

2012年7月より 西原宏一さんと一緒に為替相場を語る FX戦略会議 を読売オンラインさんで始めました 

今週は、イタリア関連・AUD見通し・米国について話し合ってみました 

是非お読みください~ 

このリンク または ブログ左側にあるバナーをクリックして是非ご覧下さい 
[ 2013/09/10 18:06 ] 読売オンライン・FX戦略会議 | TB(-) | CM(0)

金利先高感が出てきたユーロ

久々にやってもた 

物凄く長い記事を書いたのに、突然PCがエラー表示を出し、次の瞬間、記事が全部消えてました  

まだ、書いた内容を覚えているので、さっさと書きますね

*金利先高感が出てきたユーロ

最近、出てくる経済指標が軒並み予想をはるかに超えており、元気に躍進を続けているポン様。

しかし、お隣のユーロ圏も、ここに来て、ポン様を追うような現象が起きています。

欧州中銀 金利先高観

これは、ユーロの翌日物金利期待感を表したチャートなのですが、7月の理事会で、ECBが過去の伝統を破り、将来の金融政策の方向に事前コミットした【フォワードガイダンス】が発表されて、金利期待感は、一気に下がりました  ユーロ/ドルも1.27台まで急落しましたよね

しかし、その後に出てきた経済指標、特に将来の景況感を占う上で重要なPMIや、1年半ずっと続いたマイナス成長からやっとプラス成長へとなったQ2GDPが発表されてからというもの、金利先高感がまたまた台頭してきました。

*ECBのバランスシート

欧州中銀バランスシート

2011年12月と2012年2月、2度に渡って行われた3年物LTROで、市場に1兆ユーロ規模の流動性を供給したECB (チャート上の青い枠の部分)

この3年物LTROは、実施から1年後、前倒し返済が認められていました

そして、その前倒し返済が開始された昨年12月から、欧州の市中銀行の返済が開始

チャートを見れば判りますが、前倒し返済のお陰で、ECBのバランスシートのバランスも減少しています。

そのため、市場の流動性が徐々にタイトになっており、金利先高感が上昇する根拠のひとつになっているようです。



個人的には、この金利先高感は大事ですが、目先のマーケットは

1)シリア問題
2)米Tapering
3)イタリア公聴会

これに集中すると思っているので、これらの材料のひとつでもいいから、見通しがはっきりするまでは、ユーロは対ポンドで入ろうと思っています。




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[ 2013/09/09 19:57 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

ロンドンFX・松崎 美子の「視る」ブログ

2013年7月8日より、上田ハーローFX(株)さんのご好意  で、『視るFX』 と題し、毎週月曜日にその週のマーケットの注目イベントや指標のご紹介  や為替動向を動画配信することになりました 


9月に入り、さまざまな要因で乱高下するマーケットへの突入となりました。

本日公開の【視るブログ】では、先週の主な動きを振り返り、今週の米JOLTSやイタリア公聴会などを中心に、話してみました!

このバナーをクリックすると動画が見れま~す 



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どうぞよろしくお願いします~ 
[ 2013/09/09 18:02 ] 動画レポート:『視る』ブログ | TB(-) | CM(0)

Tapering 大手銀行の予想

先週金曜日の予想を下回る米雇用統計の数字  を受け、9月17/18日のFOMCでTapering(QE3規模縮小)が市場の予想通り、実施されるか?否か?に注目 が集まっています。

各銀行のエコノミストの予想は以下の通りです。


・モルガンスタンレー Vincent Reinhart氏

金曜日の非農業部門雇用者数(以下、NFP)の発表を受け、市場が予想している通りに9月のFOMCでTaperingが実施されるのか?予想が難しくなってきた。やると思う人、やらないと思う人の数はかなり接近してきているだろう。当行の考えでは、FOMCの理事達は、景気回復基調が今後も継続することに自信を持っていると考えており、TaperingでQE3の規模が縮小したからと言って、それ(回復基調)が萎えるとは思っていない。

総合すると、当行は9月のFOMCからTaperingが開始されると予想しているが、縮小規模は当初の予想よりも少額となるかもしれない。そして、FOMCでの声明文にも「今後の経済指標次第では、Taperingの規模や回数にも、柔軟性を持たせる」点を強調するであろう。

もし9月のTaperingが見送られた場合でも、一ヶ月のずれ込みだけとなり、10月からの実施と予想する。


・JPモルガン銀行 Michael Feroli氏

金曜日のNFP数を見る限り、当行は9月17/18日のFOMCで、Taperingが開始され、縮小規模は150億ドルとなると予想する。ただし、縮小幅が100億ドルになってしまう可能性もないとは言えないであろう。金曜日に発表された169,000人という数字が小さすぎるという意見が聞こえてくるが、その考え方には同意できない。それは、今回の数字を含む過去12ヶ月の平均雇用者増数は、184,000人/月となっており、決して悪い数字ではない。


・ドイツ銀行 Joe LaVorgna氏

市場参加者の間で、Taperingが9月から開始されることが、既成事実化されつつある。FOMCの理事達もこれを承知であろうし、市場の期待を裏切ることは好まないはずだ。

当行は、9月のFOMCでTaperingが開始されると予想するが、縮小される内容が他とは若干違う。縮小幅の合計は150億ドル、そのうち100億ドルが国債から、50億ドルがMBSからとなると予想する。


・UBS Kevin Cummins氏

金曜日の数字には失望した。8月の数字が予想を下回っただけでなく、6・7月ともにかなりの下方修正となった。そのため、果たして9月のFOMCでTaperingが開始されるかについては、悩むところだ 

今週発表される米小売売上高や鉱工業生産高の数字も気になっている。

ただし、雇用統計の数字は予想より悪かったが、Taperingを遅らすほどの悪い数字ではないと判断し、当行は9月からTaperingが開始され、最初の縮小幅は、100億ドルになると予想する。


・ゴールドマンサックス Jan Hatzius氏

当行は、2013年後半より、米景気回復基調が大幅に改善すると予想しているが、投資家達は、FRBが緩和スタンスから脱出する速度が速すぎる場合の弊害を心配しはじめている。

これらを総合すると、当行は9月のFOMCでTaperingが開始するとの予想は変更しないが、縮小規模は小さくなると考えている。声明文のフォワードガイダンスの部分を強調するであろう。




ということで、欧米の大手銀行は、予想通りに9月18日にTaperingの発表がある!と見ているようです。




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[ 2013/09/08 20:24 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

ドイツ選挙キャンペーン

投票日まで、あと2週間ちょっととなったドイツ連邦議会選挙

最近の世論調査結果をみて、おや  っと思ったのが、ドイツの緑の党の支持率低下  です。

2011年のピーク時には23%程度の支持率があったのに、最近の世論調査では、たったの10%まで低下しています。原因を調べてみると、選挙公約で【税制改革】を前面に押し出したのが敗因とかかれていました。緑の党の支持者は、当たり前ですが、エコ関係の政策を支持したくて、あの党をサポートしているのに、「いきなり税制改革ですか?」  という感じのようです。

*各党の選挙キャンペーン (TV版)

メルケルさんのCDU党


最大野党のSPD党


メルケルさんと連立を組んでるFDP党



当たり前ですが、全部ドイツ語です 


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[ 2013/09/06 20:35 ] 欧州関連 | TB(-) | CM(0)

盛りだくさんの9月相場

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりました セントラル短資FX さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2012年11月16日より 毎週金曜日に マーケット・ビューで連載されることになりました 


9月に入ってから、とにかく材料がてんこ盛りで動きますね~ 

本日のコラムでは、昨日のBOEとECBについて、最近のユーロのボラティリティーのなさ  について、そして最後にここからの相場の主役は?  について、書いてみました 

どうぞごゆっくりお読みください   そして一緒に頑張りましょう~ 

このバナーをクリックすると記事が読めます。


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または このブログの左上 すこしFX ☆ なが~くFX バナー をクリックして是非お読みください!  よろしく~

過去記事に閲覧法ですが、2012年10月5日までの記事は全て このリンク  をクリックして頂くと読めます。マーケット・ビューの過去記事は このリンク を使って頂ければと思います 
[ 2013/09/06 20:01 ] 相場検証/予想 | TB(-) | CM(0)

雇用統計ライブ!

さぁ~~て、本日金曜日は、FX業界のお祭りイベントである『米雇用統計』が発表されます。
本日の数字は、今まで数多く見てきた雇用統計の中でも、一番重要な  ものと位置づけられています。

どうしてか  それは、本日の結果が、Taperingの行方を決定すると言ってもいいからです。

私は毎月欠かさずに JFX:小林社長 の雇用統計ライフを見てますが、本日9月6日の雇用統計ライブ!の詳細を調べてみましょう!



2013年9月6日(金)21:00~21:50 

失業率予想コンセンサスは7.4%、非農業部門雇用者数予想中心値が180千人です。
雇用統計が予想以上に悪化する場合は、量的金融緩和縮小開始が、9月予想から12月にずれ込むとの思惑が台頭。更にシリア問題がどのようになるか、波乱要因が沢山あり、市場の動向から目が離せません 


今月の雇用統計Liveでは、雇用統計の発表を挟んでドル円レートが上がるか下がるかを当てる  キャンぺーンを実施いたします。キャンペーン対象者の方には、JFX株式会社 の 人気キャンペーン商品(食品)    をお送りいたします。



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9/6 21:31 USD/JPY Bidレートが
9/6 21:29 USD/JPY Bidレートよりも高いか低いかを予想してください。

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・同一住所からの複数のお申込みがあった場合は、一番最後の方のお申込みを対象とさせていただきます。
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雇用統計Live!
[ 2013/09/06 19:30 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

欧州中銀(ECB)予想 3

下の記事の続きです。

4)声明文内容

ドラギ総裁記者会見の最初の20分くらいで読み上げるのが、ECB声明文です。そこでは、フォワードガイダンスが継続維持されているのでしょうか?

個人的には、継続と見ています。


5)クレジットに関するドラギさんの言及

8月の記者会見で、ドラギさんが一番時間を使って話していたのが、過剰(余剰)流動性についてでした。

2011年12月・2012年2月の2度に渡り実施された3年物LTROを通じて、合計1兆ユーロ規模のの流動性が供給されました。昨年12月から前倒し返済がすすめられており、欧州の市中銀行は、予想以上に早いスピードで前倒し返済  1兆ユーロだった余剰流動性が、現在は2,500億ユーロまで減少。



7月のECB月報によると、ECBは、余剰流動性が2000億ユーロ  政策金利 0.5% 

という関係を意識しており、もし今後も市中銀行の前倒し返済が早まり、流動性が2,000億ユーロを下回った場合、金利下げか追加緩和策を導入し、流動性のタイト分を相殺しなければなりません 



話しが難しくなってきたので  ブログ読者の方でも、なんだかよく判らなくなってきた方がいらっしゃるかもしれません  これをきっかけに、頑張って勉強してくださいね~ 

でと、結果論から申し上げると、その場合、取れる手段は2つだと思っています。

・政策金利カット
レフィ金利(現在 0.5%)を、0.25%へ下げる  その場合、現在のコリドー幅がそのまま使用された場合、デポ金利はマイナスとなってしまいます 

個人的には、極度のデフレ懸念がない限り、マイナス金利にする整合性は、現在見当たらないと感じています。

・3年物LTRO再導入
過去2度に渡って実施された3年物LTROは、固定金利を1%として実施されています。もし再導入をする場合、この固定金利自体を下げて、【追加緩和】と【低金利の長期化】両方をマーケットに示唆することも可能だと、個人的に思っています。


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[ 2013/09/05 18:51 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

欧州中銀(ECB)予想 2

次は、私自身の見所を挙げます。いずれも、ドラギさんの記者会見での注意点となります。

1)政策金利

最近のユーロ圏全体の経済指標が改善されていることを受け、マイナス金利導入は、ない

2)スタッフ予想

6月に続き、今月はスタッフ予想が発表されます。

6月時点でのGDP予想  2013年 -0.6%、2014年 +1.1%
CPI予想  2013年 +1.4%、2014年 +1.3%

本日のスタッフ予想では、特にGDP予想が改善されると思っています。

3)GDPとCPIとの関係

ずっと疑問に思っている点  ですが、6月のスタッフ予想をみると、2013年から2014年にかけて、GDPは改善される予想(2013<2014)となっているにもかかわらず、CPI(インフレ率)は、2013>2014となっています。

もし本日、GDPを上方修正した場合、CPIは、2013<2014に変更されるのか?
もし2013>2014のままですと、追加緩和導入の可能性がずっと残ったままになりますね...




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[ 2013/09/05 18:51 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

欧州中銀(ECB)予想 1

本日、私が一番注目  しているのは、ドラギECB総裁の記者会見です。

*ロイター社のアンケート結果

まず最初は、ロイターが実施した調査結果をお知らせします。

22人のディーラーに対して行われた調査では、
・20人がECBは政策金利を据え置くと予想
・2人は、
1)ドラギ総裁が近い将来の政策金利下げを強く示唆する  
2)3年物LTROの再導入
3)市中銀行がECBへ預け入れる準備預金制度の準備率を下げる

このいずれかを示唆 又は 実施するであろうという予想のようです。


ちょっと今回はお伝えしたことが山積みですので、何度かに分けて書きますね。そのほうが読みやすいと思った...


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[ 2013/09/05 18:50 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

雇用統計ライブ!

9月に入り、マーケットが乱高下しておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さて、今週金曜日は、FX業界のお祭りイベントである『米雇用統計』が発表されます。

私は毎月欠かさずに JFX:小林社長 の雇用統計ライブを見てるんですよ!

それでは、9月6日の雇用統計ライブ!の詳細を調べてみましょう!



2013年9月6日(金)21:00~21:50 

失業率予想コンセンサスは7.4%、非農業部門雇用者数予想中心値が180千人です。
雇用統計が予想以上に悪化する場合は、量的金融緩和縮小開始が、9月予想から12月にずれ込むとの思惑が台頭。更にシリア問題がどのようになるか、波乱要因が沢山あり、市場の動向から目が離せません 


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③キャンペーン申込フォームよりお申込みをすること

④お申込みフォームに放送中に表示される「キーワード」を入力すること。

⑤ドル円レートが上がるか下がるかを当てる
※ドル円レートは、MATRIX TRADERの
9/6 21:31 USD/JPY Bidレートが
9/6 21:29 USD/JPY Bidレートよりも高いか低いかを予想してください。

※判定はMATRIX TRADERのUSD/JPY 1分足 Bidレート始値を基準に行います。

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・同一住所からの複数のお申込みがあった場合は、一番最後の方のお申込みを対象とさせていただきます。
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雇用統計Live!
[ 2013/09/05 18:47 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

今秋の米議会

今年の秋の米議会での重要決定事項について、ある米投資銀行のエコノミストさんが要点をまとめていたので、ここでご紹介します。


*決定事項満載 

米国では、今年の秋  に、シリア問題・債務上限引き上げ問題・予算案・FRB後任人事指名など、議会で協議される課題が山積みとなっています。


優先順位の一番最初にくるのが、シリア問題 。 早ければ、上院委員会で9月4日に、そして上下院では9月9日週にも採決が行われる予定となるようです。 

この問題は、想像しているほど単純ではなく、今秋に解決されなければならない2つの課題へ間接的影響を与えることが考えられるそうです。


最初は、債務上限引き上げ問題ですが、軍事介入の実施  が可決された場合は、軍事行動を起こしているうちに(債務不履行が理由で)米政府が閉鎖されることは許されない  という理由から、債務上限の一時的な引き上げについて、議会が承認する可能性が高まるようです。


2点目は、歳出削減の度合いを、若干緩める可能性が出てくるとも考えられます。


残りの、FRB議長後任人事に関しては、シリア軍事介入とはあまり関連が見られません。重要な新議長候補指名のタイミングは、未だに不透明ですが、この銀行はFOMCが終った後の9月下旬を予想しているそうです。


債務上限引き上げ問題については、2011年のような泥沼の戦いにはならないと予想しているそうですが、議会は引き上げを簡単に認めるとも思えないとなっています。上限額に近づけば近づくほど、マーケットのボラティリテー  が上がることは覚悟しておきたいですね  




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[ 2013/09/04 22:32 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

コメント欄での質問への答え

ブログのコメント欄で、以下の質問とご意見を頂戴しました。両方ともかなり大事な問題なので、記事にしてお答えします。

*最初の質問

ブログからの抜粋
アフガニスタンなどとは違い、シリア攻撃の場合は、陸からの侵入は不可能ですので、空からの攻撃、つまり空爆となります。

このような意見は初めて聞きました。もしよろしければ根拠をお聞かせ頂ければと思います。



今回のシリア化学兵器使用後の軍事介入の可能性について、日本では、どういう形で報道されているのか、私には判りません。

過去に英国が参加した軍事介入を思い起こすと、まず2001年の米同時多発テロの報復措置としてアフガニスタン紛争が勃発しましたが、その時からずっと米英は現地に駐留しています。

2003年イラク戦争の時も、攻撃開始前に、当時のブレアー首相は声明文を出し、そこでは「陸海空から」と明記されていました。

あれから10年、イギリスではイラク戦争に参戦したことを後悔していることもあり、もしシリアへの軍事介入実施を余儀なくされた場合、最初から【駐留軍を置くやり方】は除外されていました。つまり、最初から【数日で終る空爆】以外の選択視を考えていなかったと思います。

*2番目のご意見

テロに屈したイギリスと日本人はとらえてるようです。サリンは日本でもテロがあり他人事はないです。サリンで1400人犠牲ですか。



日本でのサリン事件は私もよく覚えています。

今回、英議会で軍事介入に対する採決が取られ、結果として、キャメロン首相が支持する【参戦】は否決されました。このブログ記事でもご紹介したように、国際舞台での英国の発言力が弱くなる・キャメロン首相の指導力に問題が生じるという意見はでておりますが、イギリスがテロに屈したという意見は、まだ耳にしたことがありません。

今回の採決結果に関する報道としては、

1)タイミングの悪さ
アメリカのケリー国務長官が、「化学兵器使用の証拠を握っている」という声明文を出す前日に採決が行われました。もしこの発言後に英議会が採決をしていたら、結果は全く違うものになっただろうという意見がでています。

2)最大野党:労働党に対する批判
今回の採決で、否決に一番力を入れていたのが、最大野党である労働党だったと言われています。イラク戦争を考えれば、当然の行為だ!という意見もありますが、国際舞台での英国の影響力低下を失ってまで否決に持ち込んだ労働党は、いかがなものか?という報道も出ています。

3)採決のやり直し
否決結果が出た瞬間から、やり直しの意見は根強く出ていました。最初の頃は、もし2度目の採決をして、またしても否決が出てしまった場合、キャメロン首相が責任を取る形で首相辞任要求が出るのは必須ですので、キャメロン首相も、そう簡単に2度目はやらんだろ... というのが今までの意見でした。

しかし昨日だったかな?キャメロン首相は、2度目の採決の可能性はゼロでない!という意味の発言をしており、もしかしたら新たな議会採決が実施される可能性が残されています。個人的には、やはり議会での決定を尊重し、2度目の採決は、やらないと思いますが...

4)民主主義の崩壊
為替ブログですので、政治的な内容は極力書かないようにしていますが、一点だけ書きます。

社会科の教科書みたいになってしまいますが、民主主義とな何か?を考えれば、今回の否決を受け軍事介入には参戦しないキャメロン首相の決断は、正しかったと私は信じています。もし私がこの国の首相であれば、同じ決断を下したし、それ以外の決断を下しようがないでしょう。

その決定を無視したら、それは民主主義の崩壊になってしまうからです。


最後になりましたが、サリンで苦しんだ日本は、その経験を生かし、シリアに対して、または国連に対しなにかをする/提案するのでしょうか?

福島の汚染水問題でそれどころではないかもしれませんが、あの痛ましい経験を、今回のシリア化学兵器絶滅のためにも、是非生かして欲しいと思っています。


本当に最後になりますが、私はこのブログを政治討論の場にする気は一切ありませんので、その点は是非ご理解ください 


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[ 2013/09/04 20:39 ] 政治 | TB(-) | CM(1)

為替に関係ない話し(不動産編)

なんだか、英欧から出てくる数字が、やけに改善していませんか?
特に私が住む英国は、特に飛ばしてる 

実は、諸事情があり、10年間ずっと賃貸に出していたマンションを売ることにしました。昨年のロンドン・オリンピックが終ったら売る!と決めて10年前に買った物件だったので、昨年夏からずっと売るタイミングを探していました。

しかしオリンピックが終っても、不動産市場は元気にならない  うちのマンションでも、もう一人の人がやはりマンションを売りに出していたけど、何ヶ月経っても売れず、とうとう売値を切り下げて、それでも売れず ... という状態。ところが、今年の6月かな?売値を下げたその値段で、そのマンションが売れました! 

それを見て、「この夏が勝負だ!」と決めたのです 

特に賃貸物件を売る時は、少しお金を使っても、買い手が「これなら何も手を加えずに、即、賃貸に出せるな!」と思ってくれるのが大事だと判断し、8月中旬に、内部の修繕とプロの掃除会社に入ってもらいました。当然、もったいないな!とも思うほどの金額がかかったのですが、それは必要経費と割り切る。そして、出来あがりは、私が想像していた以上の完璧な状態となりました 

8月中は夏休みなので買い手が少なく、9月から全員参加のマーケットになると思い、8月下旬に物件をマーケットに出し、売値も市場相場より、少しだけ高めに設定して  売りに出したのですが、なんと1週間で売れました!  

これだけ即売になったということは、売値を切り上げて、他の買い手を待つことも可能です。私もどうしようか  と悩みましたが、それはせずにこの人で決定しました。それを好意的に受け止めてくれたようで、買い手の人も急いでくれて、「買います!」と伝えてくれてから、わずか2日後には、弁護士からの書類が届いて、たぶん今週末には全てが完了する予定です。

もしかしたら、これ、ロンドン市内なので、動きが早いのかもしれませんが、それでもやはりイギリス全土に渡り、景気は改善してるなと実感したエピソードです。



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[ 2013/09/04 18:47 ] イギリスでの生活・食事等 | TB(-) | CM(0)

イスラエルでのガスマスク販売数

昨日は私用で忙しく、ブログを更新する時間がなかったので、週末に見つけたこの写真をご紹介します。

イスラエル ガスマスク購入

これはイスラエルの典型的なユダヤ人の家族写真ですが、手にしている箱は、ガスマスク。

シリアでの化学兵器使用がほぼ確実となったことを受け、イスラエルでも万が一のためにと、ガスマスクの売り上げが伸びてきた ...という記事に載っていた写真でした。

この人達は、きっと家族分を購入したのでしょうが、このような動きがある中、今朝の【イスラエルと米国、ミサイル発射を共同実験】みたいなヘッドラインが出ると、ますます心配になります 

今回のシリア問題に、イスラエルが絡むと、これはこれはちょっとやそっとの問題ではなくなるんで... 



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[ 2013/09/03 19:40 ] 政治 | TB(-) | CM(1)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

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