シリアへの攻撃

が現実に行われるのか

そして、もし行われるのであれば、EU加盟各国は、それにについて、どのように考えているのでしょうか
まず各国の考え方を調べる前に、3通りの区分けが出来ると思います。
1)軍事介入を支持し、それに参加する国 
2)軍事介入には、参加しないが、武力行使は支持する国 
3)国連合意の有無を問わず、軍事介入を支持することは、正しい選択か?という疑問を持つ国
*加盟各国の違い1)軍事介入を支持し、それに参加する国国連合意がなくても軍事介入を支持し、参加するであろう国は、英国・フランス・デンマークの3ヶ国です。
特に英国とフランスは欧州の防衛面では、一番力を握っているので、当然といえば当然の結果とも言えるでしょう。
ただし、今回のシリア問題に対し、両国の考え方には大きな相違点があることも付け加えておきたいと思います。
まず英国は、「100年近く前の第一次世界大戦が終了した時点で、化学兵器使用が国際法で禁止された。しかしシリアではそれが起こっている。なので、国際法を破ったという面から、化学兵器使用禁止を徹底させるために、誰かが止めなければならない。」としているのに対し、フランスのオランド大統領は、「化学兵器というあくどい手段を取った人達を、罰するべきである」という強硬な態度に出ている点です。
具体的には、オランド大統領は punish (罰する)と一歩踏み込んだ発言をしています。
*ドイツ当たり前と言ってしまえばそれまでですが、ドイツが軍事行為に積極的に参加するチャンスは、ゼロ

そこで問題になるのは、3)で書いたように、国連合意の有無を問わず、軍事介入を支持するのか

です。
米英仏による多国籍軍が、2011年にリビアへ軍事介入した際、国連安全保障理事会における決議の採択にあたっては、ロシア、中国、ブラジル、インド、そしてドイツの5ヶ国が棄権した事実があります。
今回のシリア問題が深刻化して以来、ドイツ高官からの発言を見ますと、独外務省報道官は「国連の合意を取り付けない軍事行動は想像しにくい」と否定的な内容の発言をしていました。
*イタリアイタリアの外務相は、「国連合意に基づかない軍事介入には、参加出来ない」と発言しています。
*ポーランドポーランドのTusk首相は「わが国は、いかなる手段においても、シリアへの軍事介入には一切参加する用意はない。」と否定的
*スペイン外務相は「国連が国際法に沿って適切な決定をすることを望む」と語っており、スペイン政府としての見解は「もう少し詳細がはっきりしてから、決定する」というはっきりしない態度に留まっています。
*特にコメントしてない国コメントしてないというより、国連次第という態度を貫いているのが、スウェーデン、オーストリア、ポルトガル
*EUファンロンパイEU大統領は、EUとしては国連の合意を取り付けてから、軍事介入という既成路線を支持する内容の発言をしているようです。
もし今回、英仏がEUの路線に沿わず、独断で(国連合意を取り付けずに)シリアへ軍事介入

した場合、EUにおける外交政策の面で、かなりこじれる可能性が既に指摘されています。
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