1年前の本日7月26日は、ドラギECB総裁がロンドンで有名な発言をしました。
’’Within our mandate, the ECB is ready to do whatever it takes to preserve the euro. And believe me, it will be enough.
ECBの責務の範囲内で、我々はユーロを守るためなら、なんでもやる!僕の言葉を信じてくれ。’’
このわずか23語の発言が、ユーロの『その後』を変えました。欧州勢はこの1周年記念日、結構意識しています。
*OMT発表昨年のこの発言から6週間後のECB理事会で、
「新たな国債購入計画」(OMT:Outright Monetary Transactions) が発表

これは特にスペインとイタリアの長期金利(10年物国債利回り)低下を念頭に置いた措置でしたが、見事にそれらの国の金利は低下しています。

(クリックすると拡大します)

このチャートは、昨年の発言~現在までの長期金利を示したグラフですが、見事に下げていますね

こちらでは、
この’’ドラギ発言’’は、マーケットのユーロ観を変えるゲーム・チェンジャーだったという認識で一致していますし、私も同じ考えです。しかしゲームはチェンジしましたが、ユーロ圏の景況感を変えるには至りませんでした
*ドイツ憲法裁の判決待ち9月22日のドイツ連邦議会選挙後に
OMTに関するドイツ憲法裁の判決 が出ます。
違憲判決にはならないだろう...というのが、こちらでの見解ですが、OMTにドイツが参加することに対し、憲法裁が新たな制約・条件などを付け加えることは、十分に考えられます。
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