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G7での発言

G7会合での黒田日銀総裁発言が次々と流れてきています。

黒田総裁 G7


*黒田総裁 

The Bank of Japan isn't targeting currency rates, which are determined by the markets.
日銀は通貨を特定のターゲットに誘導している訳ではない。通貨のレベルは市場が決定するものだ。

*ルー米財務長官 

同じく本日のG7に出席しているルー米財務長官は、昨日CNBCテレビのインタビューに答え、100円台に乗ったドル円に対し

「日本は長い間成長面の問題があり、我々も日本に対処するように働きかけてきた。それゆえ、日本が国際合意の範囲内にとどまるのであれば成長は大事な優先課題だと私は考える」

と述べており、とりあえず米国が日本を為替操作国に認定するような動きは考えられません。

ただし、同長官はこの発言を補佐する形で、

「景気を刺激する方策は為替の国際合意の範囲内という基本原則にとどまる必要があり、それについては我々は注視していることを明らかにしている」と指摘してもいます。

*IMF 

ドル円3桁乗せ後、IMFは

We are keeping a tight eye on the effects of ’the wall of money’ unleashed by the BoJ, since such massive flows of cash could lead to asset bubbles or overheating in some emerging markets. New cash supply from monetary easing in the US and Europe could also contribute.

日銀の異次元緩和による大規模な流動性供給は、結果として新興国などで資産バブルを誘発する可能性があるため、特に注視している。
これは(日本だけでなく)米国や欧州の中央銀行による緩和策導入による流動性供給もその引き金となりうる。」

と発言しています。

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[ 2013/05/10 21:13 ] 政治 | TB(-) | CM(0)

G7会合

本日から2日間に渡り、イギリス・バッキンガムシャー州でG7会合が開催されます。

会場は、17世紀に建てられた大邸宅で、かつては亡命中のフランス国王、ルイ18世の宮廷としても使われたことのある由緒正しいマナー・ハウスであるハートウェル・ハウス

イギリスG7会場

*バーナンキ議長

運悪く  米国ではシカゴ連銀年次総会が開催中のため、バーナンキ議長はG7欠席となり代理の者を送ってきた模様。

そのバーナンキ議長ですが、本日ロンドン時間14時30分(日本時間22時30分)より年次総会でスピーチを行います。

カナダ財務省筋からの発言によりますと、G7声明は出さない予定のようですが、議長声明が出る可能性は残されていると報道されています。100円台に乗ったドル円について、何か言及があるのか?とりあえずG7の議長を務めるオズボーン英財務相は協議される内容として「外国為替」を挙げているのは事実です。

最後になりますが、今回のG7では、米国が特にドイツに対し、緊縮財政策の緩和と引き換えに、国内の需要創出に向けて全力を尽くすよう提言するとも伝えられています。


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[ 2013/05/10 17:55 ] 政治 | TB(-) | CM(0)

ECB、マイナス金利導入について

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりました セントラル短資FX さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2012年11月16日より 毎週金曜日に マーケット・ビューで連載されることになりました 

ドル円が2009年以来、3桁にのり、日本だけでなく私が住む英国でも、この勢いの強さには驚きの声が挙がっています。

さて、先週木曜日の定例記者会見で、マイナス金利導入の可能性をあらためて示唆したドラギ総裁。

本日のコラムでは、
過去に政策金利をマイナスにした国はあるのか   
その時、市場ではどのような反応があったのか   
ECBが導入可能であるマイナス金利政策とは何か  

そして一番大事な点として、ECBがマイナス金利を導入する場合、一番影響を受けやすい通貨は、どれなのか  

それぞれ全ての点について、私なりの意見を書いてみました 

どうぞごゆっくりお読みください 

このバナーをクリックすると記事が読めます。


Net Money

または このブログの左上 すこしFX ☆ なが~くFX バナー をクリックして是非お読みください!  よろしく~

過去記事に閲覧法ですが、2012年10月5日までの記事は全て このリンク  をクリックして頂くと読めます。マーケット・ビューの過去記事は このリンク を使って頂ければと思います 
[ 2013/05/10 16:49 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

動き出したマーケット

ずっとグズグズしていたマーケットに突然動意が見られ、気がついたらドル円が99円台にのり、ユーロ円も130台回復していました。

私はMT4チャートが開かず、PCを再起動したりして全く相場を見ていない隙に動かれました 

今、冷静にマーケットをみてみたのですが、この動きは円安というより、ドル高に見えます。

ユーロやポンド、AUDなどが対ドルで下がり、ドルスイスも上昇。

米10年物国債利回りが1ヶ月ぶりに1.80%台へのったことがこのドル高のサポート要因になっているのは、間違いないでしょう。

米10年物利回り

米株の動向にもよりますが、もし10年物イールドが200日線である18.20%を上抜けると、もう一段のドル高になるのか?注意したいと思います。




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[ 2013/05/09 22:40 ] マーケット | TB(-) | CM(0)

英中銀金融政策理事会(MPC)

おはようございます 
今週月曜日に「今年の最高気温 22度」を記録したロンドン、しかし本日くらいからどんどん気温が下がり、明日は雨で最高気温11度とか... これだけ気温の差があると、体調維持も大変です 

日本に帰るまでに3週間を切り、かなり切羽詰ってきました 
いつものことで学習効果なしの自分にはほとほと呆れておりますが、セミナー2つ、頑張りますので応援してください。

あとで、ひとつのセミナーの告知を致しますので、是非ご応募お願いいたします 

質問など知りたいことがございましたら、コメント欄なりTwitterなりで受け付けておりますので、こちらもよろしくお願いいたします 

*英中銀MPCからの発表予想

本日ロンドン時間昼12時(日本時間20時)に英中銀MPCから政策金利などの発表があります。

先週は欧州中銀(ECB)  今週に入ってからはオーストラリア中銀(RBA)  ポーランド中銀  本日の韓国中銀と、立て続けに利下げ  が発表されました。

英中銀は伝統的に四半期インフレーション・レポート発表月に金融政策の変更をする傾向があり、今月5月はインフレ・レポート発表月にあたります。

ただし、個人的には、政策金利(0.5%)、資産買取枠(QE2 3750億ポンド)ともに据え置き決定を予想しています。



ブルーンバーグ社が行った44名のエコノミストを対象とした調査では、43名が据え置き予想。

ロイター社が行った63名のエコノミストを対象とした調査では、わずか3名の人が、5月か6月のMPCでQE2増額をすると予想。

その意味では、本日の発表は、ノンイベント化する可能性あり。

思うんですが、7月1日にカーニー新総裁が就任されてから、本格的にBOEは動き出すのかもしれませんね。


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[ 2013/05/09 18:23 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

お願いがあります!

実は、5月末から約4週間、日本に一時帰国  することになりました。

ありがたいことに、滞在中に2つほどWEBセミナーの機会を頂き、これからその準備に取り掛かろうと思っています 

ロンドン在住を生かし、欧州と英国についてのお話しを中心にすすめて行く予定ですが、皆さんは為替取引をする上で、どんな情報を欲しているのか? どの内容をより深く知りたいのか? それを教えて頂けたらと思っています 

私にとって「おや?」と思うような事を意外と知りたがっていたり、「今更?」ということを復習したいという意見を時々耳にするので、あらためて最近の欧州や英国からどんな情報を皆様にお伝え出来るのか?知りたいと思います 

コメント欄、メールフォーム、Twitterなど、どこからでもご意見を頂けますと助かります 

どうぞよろしくお願いいたします 



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[ 2013/05/09 02:53 ] 未分類 | TB(-) | CM(4)

NYで小規模の爆破

爆破

NYの5番街で小さな爆発物の炎上  があったそうです。

10分くらい前に噂が流れていたのですが、米株は全く反応しないでグングン上昇するので、あれ?っと思っていたんですが、本当の話しでした。

しかし強い、この株 




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[ 2013/05/08 23:07 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

施政方針演説まであと20分

エリザベス女王の施政方針演説に向け、BBCが特番を放映しています

施政方針 BBC特番

エリザベス女王はバッキンガム宮殿を発ち、国会議事堂へ向かっておられます。

姿勢方針演説 馬車


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[ 2013/05/08 19:09 ] 政治 | TB(-) | CM(0)

エリザベス女王、施政方針演説

本日英国時間午前11時30分(日本時間19時30分)よりエリザベス女王から施政方針演説の発表がございます。

エリザベス女王姿勢方針演説

これは伝統的な儀式で、英国議会の開会に合わせ、エリザベス女王がその開会式で政府を代表し、今議会で可決を目指す政策の柱を示すだけに、ここで連立与党の姿勢が鮮明に打ち出されます。

今回発表されるであろう主な政策内容として挙がっているのは、
年金・移民問題・社会福祉・猛犬対策・アルコール最低価格設定問題など。

今回の演説の注目点は、EU離脱に関する国民投票に関する法案が提出されるのか?ですが、個人的には先週の地方選からあまり時間がないため、本日の演説では見送りされるのではないか?と思います

女王の施政方針演説の後、英国会はイギリス時間15時10分(同23時10分)より開会されます。





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[ 2013/05/08 17:39 ] 政治 | TB(-) | CM(0)

FX戦略会議

2012年7月より 西原宏一さんと一緒に為替相場を語る FX戦略会議 を読売オンラインさんで始めました 

今週はAUDやスイスを中心に、話し合ってみました 

このリンク または ブログ左側にあるバナーをクリックして是非ご覧下さい 
[ 2013/05/08 16:59 ] 読売オンライン・FX戦略会議 | TB(-) | CM(0)

ECBバランスシート、またしても縮小

欧州中銀(ECB)が、先週末時点のECBとユーロ圏17ヶ国の中銀によるバランスシートの残高を発表しました。

*バランスシート縮小が確認

この数字は毎週発表されていますが、聞くたびに『縮小』が確認されています。

本日発表された数字は、前週よりも31億3200万ユーロの減少  合計2兆6081億ユーロ



この数字は、2011年12月以来の低さとなりました。

ECBバランスシート縮小

ECBのバランスシート縮小に一番貢献しているのが、3年物流動性資金供給オペ(LTRO)の前倒し返済。



先週木曜日の定例記者会見の席で、ドラギECB総裁は「デポジット口座の金利をマイナスにすることは、テクニカル的に可能である」と発言し  ユーロは緩みました 

しかし、気がつくとスルスルとまた1.31台に戻っています 



たぶん落ちるに落ちきれない  理由として、ユーロ圏債務危機が小康状態を保っていることだけでなく、バランスシート縮小による流動性のタイトさが挙げられるのかもしれません。



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[ 2013/05/07 22:24 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

シカゴ連銀年次総会

明日水曜日から金曜日にかけて、米国シカゴの連銀が年次総会を開催します。そこでは、バーナンキ議長をはじめとするFOMC理事達も参加し、スピーチ  を行う予定となっております。

先週金曜日の雇用統計発表時に、過去2ヶ月分の雇用者数を上乗せ修正  NFPの6ヶ月平均が20万人を超えました 

以前、一部のFOMC理事達がQE3額の縮小や出口戦略を考える条件として 「6ヶ月連続、NFPで20万人以上の雇用創出を確認」というものを挙げています。

先週金曜日の数字で6ヶ月平均が20万人以上と確認されたということは、’出口戦略が近づいてきたのでしょうか ’ その意味でもシカゴ連銀年次総会での理事達の発言には注目  しています。

もし出口戦略というシナリオが浮上した場合、果たして株が下落してリスクオフになるのか  あるいは下がりそうで下がらず、特にリスクオフにならないのか? 

リスクオフであれば、ユーロ円や豪円の下落がドル円の頭を押さえる可能性高くなると思っています。


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[ 2013/05/07 18:38 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

英国独立党(UKIP)

先週木曜日に実施された地方選挙 で、予想以上の大勝  を遂げた英国独立党(UKIP)

毎週日曜日、BBCテレビで放映される政治ショーでも、昨日の出演はUKIP党首のファラージェさんでした。

ファラージュ UKIP

*英国2大政党制、崩れる

英国政治は、伝統的に保守党と労働党による『2大政党制』となっており、この2党が常に対立しているという図式が出来上がっていたと思います。しかし、2010年総選挙の時に、自民党人気が高まったことを受け、’’保守党、労働党という2大政党に、自民党が追随する’’形で現在まで来ています。

そして先週の地方選挙の結果、その自民党を完全に抜いたのが、UKIP



スコットランドやウェールズ議会では、10年以上に渡り4大政党制となっていますが、とうとうイングランドも2大政党制から3大、そして今度は4大政党制へと移行したことは確実です。

*英国独立党(UKIP)

ここで簡単に英国独立党(UKIP)についてご紹介しましょう。

英国独立党  United Kingdom Independence Party (UKIP)
設立年: 1993年
党首: ナイジェル・ファラージェ


英国独立党の生命線とも言える最大の主義は、英国のEU脱退。その他では、英国内における『中央集権の強化』をうたっており、スコットランド・ウェールズ・北アイルランド議会を廃止し、すべての権限を英国議会へ委譲するよう訴えています。『保守党の圧力団体』とも呼ばれているほど UKIPは多数の元保守党党員を抱え、保守党党員の半数近くが「UKIPを’最も見解が近い党’と認識している」といわれています。



そもそも、ファラージェ党首自身、元保守党の党員でした。しかし欧州連合の創設を定めた『マーストリヒト条約』が1992年に調印されたことをきっかけとして、保守党を離脱。1991年にマーストリヒト条約に反対した議員が集まった(UKIPの前進)ことがきっかけ  1992年にファラージェ氏がそこに参加  1993年に新党立ち上げとなりました。

それ以降も、UKIPは鳴かず飛ばずの状態  で、何の注目も集めませんでした。2005年イギリス総選挙では、60万3298票(得票率2.2%)を獲得

*2009年以降

2010年英総選挙の前の年である2009年に、保守党の最大政治献金提供者であるWheeler氏 (為替証拠金会社: IGインデックス社の創設者) が、当時の保守党党首であったキャメロン氏の対欧州政策が気に入らない  という理由で、保守党の代わりにUKIPに政治献金を提供してから、風向きが変わってきた  ように、私は思っています。

ただし、2010年イギリス総選挙では、91万9471票(得票率3.1%)を獲得したに留まっています。



その後、ユーロ圏での債務危機悪化  という追い風  にのり、英国ではEU離脱について国民の関心  が徐々に高まってきました



2011年、2012年とイングランド各地で実施された補欠選挙では、UKIPの活躍が目立ち、それにつれて世論調査でも2大政党以外では、自民党に迫る勢い  をつけてきたのです。



今年2月に実施された補欠選挙 では、とうとう保守党を抜き、第二党へ踊りでました 



そして先週行われた2013年イギリス統一地方選挙では、保守党や自由民主党が議席を減らした  のに対して、UKIPは8議席  147議席へと大幅に議席を増加  させるとともに得票率も23%を記録し、得票率では自由民主党を上回りました 


今後、このブログでもUKIPの名前がたびたび登場することは間違いありません!



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[ 2013/05/06 22:18 ] 政治 | TB(-) | CM(1)

英地方選挙結果

英地方選 2

先週木曜日に実施された34の自治体に於ける地方選挙が終了し、結果が出ました。

週末の報道は、「UKIP (英国独立党) 大勝」  報道に加え、「保守党大敗」 の報道ばかり。

保守党が負けるのは予め予想されていたので、驚きはそれほどでもありませんが、個人的には、どうして労働党の健闘が見られなかったのか  それが気になりました 


*前回と今回の比較

英地方選結果比較
(クリックすると拡大します)

左側の地図は、2009年に実施された地方選挙の結果です。
水色に塗られている箇所は、保守党が過半数議席以上を獲得した選挙区
赤は労働党、黒は過半数議席獲得政党なしとなっています。



右側の地図は、今回の選挙結果。
水色(保守党過半数以上)の選挙区が減り、赤(労働党)や黒(過半数獲得なし)が増えているのが、判ります。

*各党議席数

英地方選 議席増減
(クリックすると拡大します)

現連立政権の保守党と自民党が共に議席数を減らし、労働党とUKIPが増やしています。

増加した議席数の単純比較では労働党の勝ちですが、そもそもUKIPは3大政党(保守、労働、自民)と比較して立候補した議員数が少ないので、139議席増は思いっきり凄い  結果です   選挙の事前予想としては、「UKIPが40以上の議席増を達成出来れば、2015年の総選挙で相当の脅威  となるであろう 」と言われていましたが、実際には  その3倍以上の139議席増となりました 


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[ 2013/05/05 21:48 ] 政治 | TB(-) | CM(0)

ポンド実効レート検証

昨日からユーロもポンドも買い目線で見ているのですが、全く上がりません 
どちらかと言えば、ユーロがより買い目線なのですが、ポンドもなかなか健闘しています。

*ポンド実効レート

ポンド実効レート 2013・5・2
(クリックすると拡大します)

これは、英中銀が毎日発表しているポンド実効レートを自分でエクセルに載せて、私自身が移動平均線を入れて作ったチャートです。

赤線  21日線、ピンク線  50日線青線  100日線 そして緑線  200日線となっています。

今年の2月末くらいまで、通貨安戦争の影響(?)で、思いっきり値を下げたポンド 

しかし英中銀キング総裁などが「過度の通貨安はCredibility欠如を引き起こす」 「通貨安が物価安定を脅かすことがあってはならない」  などと発言し、一旦戻しました

21日線を上に抜けてから、今度は一気に50日線を抜け  その後ずっと50日線がサポートとなっていました。

そして今度は、この1週間くらいの間に、100日線の上抜けをトライしており、2回ほど上抜けしたまま、現在に至っています。

今のところは、「完全に100日線がサポートになる」ところまで、安定していません 

ちょっとここ7~10日間の上げが急だったので、一旦調整の下げが入ってしかるべし というタイミング  ですが、その調整が50日線でサポートされるのであれば、そこはポンドの買い(クロスでもよいですが)をやってみようかな?と漠然と考えている次第です。



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[ 2013/05/03 22:54 ] 相場検証/予想 | TB(-) | CM(0)

英地方選、開票結果

英地方選 2

この記事 でお伝えしたように、35の自治体のうち、6つが開票作業を終え、結果を発表しました。

*開票速報 

やはり予想通りとでも言うべきでしょうか? UKIP(英国独立党)の議席がぐ~んと伸びてます 

現在までの各党議席数は

保守党 201議席
労働党 42議席
自民党 73議席
UKIP 42議席
その他 25議席


わずか6つの自治体の結果なので、あまり一喜一憂しても仕方ありませんが、英国の伝統的2大政党のひとつである労働党と、議席数が並んでいるという事実には空恐ろしさも感じます 

BBCなども、本日午後から「選挙速報」の特番を組んでおりますので、そこで変わった情報や、新しい情報がありましたら、お伝えします。

英地方選 1



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[ 2013/05/03 19:39 ] 政治 | TB(-) | CM(0)

雇用統計ライブ中継!

今週の締め、そして世界が注目  している米雇用統計発表まであと2時間となりました 。私は今月も JFX:小林社長 の雇用統計ライブを見て、一緒にトレードしま~す! 

それでは、本日の雇用統計ライブの内容を調べてみましょう 



雇用統計ライブの放映時間: 
2013年5月3日(金) 21:00~21:50


今月の雇用統計Liveでは、雇用統計の発表を挟んでドル円レートが上がるか下がるかを当てる  キャンぺーンを実施いたします。キャンペーン対象者の方には、JFX株式会社の人気キャンペーン商品(食品)    をお送りいたします。



※キャンペーンのお申込みには、ツイッターの登録が必要となります。
ツイッターアカウントをお持ちでいらっしゃらない方は事前にご登録ください。

■キャンペーン詳細
キャンペーン申込期間: 2013/5/3 20:45 ~21:25
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①当社小林芳彦のツイッター(@JFXkobayashi)のフォローをすること。
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②キャンペーン申込期間中に
よりツイートをすること。
ツイート内容はご質問等をお書きください。

③キャンペーン申込フォームよりお申込みをすること

④お申込みフォームに放送中に表示される「キーワード」を入力すること。

⑤ドル円レートが上がるか下がるかを当てる
※ドル円レートは、MATRIX TRADERの
5/3 21:31 USD/JPY Bidレートが
5/3 21:29 USD/JPY Bidレートよりも高いか低いかを予想してください。

※判定はMATRIX TRADERのUSD/JPY 1分足 Bidレート始値を基準に行います。

【注意事項】
・同一住所からの複数のお申込みがあった場合は、一番最後の方のお申込みを対象とさせていただきます。
・同一人物による複数のツイッターアカウントのお申込みは全てキャンペーン対象外とさせていただきます。




雇用統計Live! 視聴&ツイッターキャンペーンの申込は  をクリックしてくださ~~い!

雇用統計Live!
[ 2013/05/03 19:29 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

英地方選挙、開票作業開始

5月2日、英国とウェールズのいくつかの地方自治体で 地方選挙が実施されました。
ロンドン時間23時(日本時間金曜日午前7時)に投票が終わり、一部の投票所では開票  が始まっています。

*選挙の詳細
イングランドでは34・ウェールズでは1つ、合計35の地方自治体・選挙区で選挙が実施。
ほとんどの自治体で最後に地方選が行われたのは、2009年(一部は2008年)

今回選挙が行われる35の自治体のうち、過半数以上の議席を獲得している政党名  28の自治体では保守党、1つの自治体で労働党、残る6つの自治体では過半数以上の議席を保有する政党がない

今回争われる35の自治体の相議席数は2,362 

選挙実施以前の各党の議席数は
保守党 1,485議席、労働党 245議席、自民党 481議席、UKIP(英国独立党) 9議席

*開票結果
35のうち、6つの自治体のみが23時の投票終了と同時に、開票作業に入る  結果は、早ければロンドン時間金曜日午前2時30分(同10時30分)くらい、遅いところでは午前6時(同14時)くらいに判明予定。

それ以外の開票作業は、金曜日朝から始まり、結果はロンドン金曜日午前11時~18時30分(同19時~土曜日2時30分)くらいに判明する予定。



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[ 2013/05/03 08:28 ] 政治 | TB(-) | CM(0)

雇用統計ライブ中継!

木曜日の欧州中銀(ECB)金融政策理事会では、主要政策金利と貸し出し金利をそれぞれカット  しました。その後行われたドラギ総裁定例記者会見  を私もずっと見ていたのですが、先月までの様子とは違い、かなり’’先行き暗い’’  お顔をされていたのが、印象に残っています。

さて、本日は今週の締め、そして世界が注目  している米雇用統計が発表されます。私は毎月欠かさずに JFX:小林社長 の雇用統計ライブを見てるんですよ! 

それでは、5月3日(金)の雇用統計ライブの内容を調べてみましょう 



雇用統計ライブの放映時間: 
2013年5月3日(金) 21:00~21:50


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⑤ドル円レートが上がるか下がるかを当てる
※ドル円レートは、MATRIX TRADERの
5/3 21:31 USD/JPY Bidレートが
5/3 21:29 USD/JPY Bidレートよりも高いか低いかを予想してください。

※判定はMATRIX TRADERのUSD/JPY 1分足 Bidレート始値を基準に行います。

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雇用統計Live!
[ 2013/05/03 02:39 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

ロンドンまるごと90秒

すみません~
全然FXに関係ないのですが、ロンドンの主な観光スポットをまとめたものがあったので、載せてます。
これが私の住んでいるロンドンです~
少しテンポが速いのが難点ですが、いい具合にロンドンを紹介していると思いました。





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[ 2013/05/02 22:57 ] イギリスでの生活・食事等 | TB(-) | CM(1)

ドラギ総裁・定例記者会見ライブ中継!

今月も頑張って、ドラギ総裁の記者会見をライブでお届けします

スーパーマリオ・ドラギ

記者会見始まりました。

声明文を読み上げており、利下げの根拠を説明しています


our monetary policy stance will remain accomodative for as long as is needed
ECBの金融政策は必要な限りずっと、緩和状態を維持する

かなりDovishですね


ECB stance accommodative for as long as needed, ECB to keep full fixed-rate refinancing allotment until mid-2014.
ECBの緩和スタンスは必要な限り、継続する。ECBは2014年中盤まで固定金利の利ファイナンスオペを継続する

Cut in interest rate should aid economic recovery later in the year
金利カットは今年後半にも、景気回復の助けとなるべきだ

ESSENTIAL GOVTS TO INTENSIFY STRUCTRUAL REFORMS
加盟各国政府による構造改に前向きになることが必要である

improvements in financial markets since last summer should work their way through to the real economy
昨年夏以来のマーケットを取り巻く環境の改善は、実体経済の改善に役立つべきである

labor mkt conditions remain weak, short-term indicators signal weak activity. Exports should benefit from stronger global demand
労働市場の回復も弱い、短期的には労働市場の活動も低迷が予想される
輸出は世界的景気回復の恩恵を受けるべき

Urges Swift Implementation of Banking Union
銀行同盟の早期設置を切望

recent data confirm that the underlying pace of monetary expansion continues to be subdued
最近のデータによると、資金供給拡大のペースは停滞気味

Downside risks include weaker than expected domestic and global demand, slower reforms
加盟国の国内需要、世界的な需要が弱いことに加え、構造改革の遅延により、ユーロ圏経済は下落リスクを抱えている

Inflation Rates Could Remain Subject to Volatility. Risks to Outlook on Prices Broadly Balanced
多少のボラタイルはあるが、インフレ懸念は台頭していない、物価安定の見通しはバランスが取れている

the below-target inflation rate of 1.2pc in March was partly due to Easter falling in the month, as well as falling energy prices.
ECBインフレターゲット(2%)より低い4月のCPI 1.2%は、イースター休暇がその月にあったことをエネルギー価格の下落が理由であろう



**質疑応答に入りました

we will certainly look at all incoming data and stand ready to act if needed
今後のデータを注意深くチェックし、必要であればECBは次の行動を起こすであろう

お!  これは指標が弱ければ、追加の金利下げがあり得るという意味でしょう  ユーロ下落 

There Can't Be Fears of Lack of Funding As Excuse for Not Lending
企業貸出用の資金が不足するという恐れはあり得ない

 お~~~~~~~~~~~  英FT紙の記者が「本日の利下げは、タイミングが遅すぎ、カット率も少なすぎる」と抗議してます。

ドラギさん、まじめな顔になってます。

weakness isn't only affecting periphery, now affecting core countries.
景気後退などの影響は南欧州だけでなく、コア各国(ドイツなど)にも波及してきた

MONPOL HAS BEEN EXTRAORDINARILY ACOMMODATIVE
金融政策はかなり過大なまでに緩和状態となっていた

WE LOOK AT THE DATA, STAND READY TO ACT WHEN NEEDED
今後のデータを見極め、必要であれば行動を起こす  さっきと同じことを繰り返しています。これは追加金利下げと受け止められ、更にユーロ下落


it is more effective to act now than a few months ago as there is increasing evidence that a rate cut would filter through
数ヶ月前と比較して、金利下げの影響(よい影響)が経済に浸透するためには、今金利カットする方が効果的だという根拠がある

no wonder higher taxes had contractionary effect in an area where taxes are already very high
(緊縮財政策の一環での)増税が逆効果を招いたことは全く不思議ではない


wants to see lower government spending not tax rises as Europe is already a high tax area.
加盟各国政府の歳出削減を希望、欧州の税率はすでにかなり高いレベルに来ている

以前から思っていたのですが、ドラギさんはかなり財政政策に対する注文をつけています。これはバーナンキ議長も同様で債務上限問題などについて、相当言及しています。
これに対し、英中銀では中銀総裁が財政政策に言及するのは、ある意味「タブー」とされており、以前キング総裁が1度か2度、財政政策に言及した時、ボコボコに叩かれました 
やはり国が違うと、中銀総裁のあり方も違うのでしょうかね?素朴な疑問です


ECB TECHNICALLY READY FOR NEGATIVE DEPOSIT RATES
出た~~~~~~~~~~~~~~ 
ECBはテクニカル的にも、デポジット金利をネガティブ(マイナス)にすることは可能

ユーロ急落 

ドラギさん、記者がおしゃべりしているのに、注意してます、先生みたい ...

we should never forget that our objective is price stability in the medium term, not the market reaction in the immediate term
忘れてならないことは、ECBの目的は、中期的な物価安定を維持することであり、目先のマーケットのリアクションでは、ない


When asked on Merkel saying Germany needs higher rates says ECB independence dear to all and especially to German citizens
メルケル首相の「利上げが必要」発言に対し、ドラギさんは
ECBは誰が何を言おうと独立した中央銀行であり、特にドイツ国民にとってそれは明白は事実である と語っています。

too much was made of Merkel's comment, simply said business cycles are different across eurozone
メルケル首相発言に、あまりにも騒ぎすぎている。加盟国はどこも経済のサイクルが違うのである

OMT REMOVED THE TAIL RISK AND WAS THUS VERY HELPFUL
OMT(債券購入プログラム)はユーロ圏を取り巻くテールリスクを取り除いたので、非常にヘルプフルなものである。

capital inflows continue to happen, also other side of the coin as to why euro continues to be strong
資本の動きをみると、欧州への流入が継続している。これがどうしてユーロが強いのか?の理由である

domestic deposits contnue to go up in all troubled countries
問題を抱えている加盟国のデポジット口座バランスは上昇している

SHARE OF REJECTED LOAN APPLICATIONS HAS GONE DOWN
融資申請が却下される件数は減少している

bank lending survey shows that there is slower pace of tightening in stressed countries
銀行貸出調査の内容をみると、資金がタイトな国のタイト度が徐々に解除されている

***イタリア財務相発言
SACCOMANNI SAYS PRO-GROWTH POLICIES MUST NOT RAISE DEBT
景気重視の政策により、債務残高を増やしてはならない

Saccomanni says Italy must keep deficit under 3 pct of GDP in 2013 and coming years
イタリアの財政赤字対GDP比は、2013年もそのあとも3%を超えてはならない

SACCOMANNI SAYS ITALY ABLE TO MEET EU BUDGET DEFICIT GOALS
イタリアはEUの赤字削減目標の達成が可能である


ドラギさんに戻ります


DOMINANT FACTOR IN LOW CRED DEMAND IS MACRO UNCERTAINTY
欧州でのクレジット需要が低迷している主な理由は、マクロ経済の先行き見通しが不確かであることだ


全然関係ないけど、ドラギさん ものすごく疲れた顔をされているけど、白髪が減ったような気がする
髪の毛、染めたのかな 


Some Banks Will Have to Strengthen Captial Position to Lend Again
ユーロ圏の銀行の中には、貸し出し用の資金を強化しなければならない


記者会見終りました。なんだか、いつもと違い、5分の休憩の後、新しい5ユーロ紙幣の発表があるそうです。



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[ 2013/05/02 21:34 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(2)

ECBによる非標準的措置に関する予想

あと15分でECBからの政策金利発表があります。

この記事で ECB予想 を書きましたので、是非お読み頂けると嬉しいです 

*非標準的緩和措置

ここでは私が考えた緩和措置 について書きましたが、それ以外の考えられる手段を挙げてみましょう。

1)コミュニケーション
今月の理事会では、政策金利カット  のみとなり、流動性供給や中小企業への貸し付け拡大に対する措置は来月以降発表となる旨を、ドラギ総裁が記者会見で伝える 

問題点:
昨年夏にドラギ総裁が「ビリーブミー」発言をし、その翌月のECB理事会でどんなバズーカ砲  が出されるのか市場は大きな期待をかけていたところ、結局その時は何の発表もされず、マーケットは非常に落胆  しました。今回はその時の学習効果で、「今月は何も出来ませんが、来月には皆さんの期待するような政策発表をしますので、ご期待ください」  とし、将来の期待感を高める  という手段に出てくるかもしれません。


2)担保基準の緩和
ユーロ圏内の銀行がECBから資金を借り入れる際に提出する担保の基準は、数回にわたり緩和されてきました。この「担保基準の緩和」は主に、担保としてECBが受け入れる国債の格付けの緩和(低い格付けの国債でも担保として使用可能となる)という形で実施されてきました。今回も更に担保基準を下げる可能性が残されています。

問題点:
担保基準、つまり受け入れ国債の格付けをあまり下げてしまうと、ECBバランスシートの質の劣化となるため、果たしてこの点をどう妥協するのかが問題となるでしょう。そしてこの措置が、中小企業などへの貸し出し拡大に直結するか?疑問符もつきます。


3)中小企業貸出基準の緩和
2)は欧州内の銀行に対する担保基準ですが、3)は中小企業が自国の中央銀行から借り入れる際の担保基準のことを指しています。

昨年ECBは、中小企業貸出活性化を目的とし、加盟各国の中央銀行が自国の中小企業に貸し出す際の担保基準を、ECBの基準よりも低い格付けのローン債権を担保として受け入れることを認めました。
これを受け、スペインをはじめとする南欧州各国の中銀は早速担保基準の拡大に踏み切った経緯があります。

ただし、ECBはこれらローン債権に約50%程度のヘアカット率(担保価値の切り下げ)を適用しています。もし更なるヘアカット率の引き下げが発表されれば、貸し出しの拡大に繋がることを考えると、本日にでもこのヘアーカット率の引き下げ発表があるかもしれません。


4)ECBが直接に中小企業の担保であるローン債権を買い取る
これはほどんど可能性がないと思いますが、果たしてどのくらい欧州そしてECBが切羽詰っているか  によると思っています。

問題点:
ECBが格付けの低いローン債権を直接買い取るとなれば、ECBのバランスシートの劣化は相当悪くなる  と予想されます。これに対し、特にドイツ連銀は、バランスシートの劣化だけでなく、中央銀行の『介入』と位置づけ、絶対に賛成しない  と思ってます。


5)英国のFunding for Lending Scheme(FLS 融資促進のための資金調達スキーム)の導入
BOEが中小企業融資に特化した対策として打ち出したFLSと非常に似た措置の導入。既にドラギ総裁もこれを念頭においていると報道されていますが、意外と導入は難しいのではないか  と私は思っています。

問題点:
ユーロ加盟17ヶ国では、それぞれの国が違った貸し出し規制や中銀の制限などがあると考えられるため、意外と導入に踏み切らないのではないか?と考えられます。


6)EIB(欧州投資銀行)との連携プレー
これは十分にあり得る選択だと考えています。ただし加盟各国全てがEIBが中小企業貸出にコミットすることに合意する必要性が出てくるでしょう。


いずれにしても、これらの発表はドラギ総裁の記者会見の席、特に最初の20分くらいで同総裁が読み上げる声明文の中に書かれている筈です。その後、質疑応答に移り、記者団からの質問もありますので、本日は特に気を引き締めて記者会見に耳を傾けたいと思っています。



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[ 2013/05/02 20:36 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

欧州財政政策とECB金融政策予想

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりました セントラル短資FX さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2012年11月16日より 毎週金曜日に マーケット・ビューで連載されることになりました 

本日は、私自身が勝手に「今週のメインイベント」  と位置づけた欧州中銀(ECB)金融政策理事会が開催されます。政策金利などの発表の後には、ドラギ総裁の定例記者会見  が待っています 

過去3年に及ぶ緊縮財政策の限界  に関する欧州政府高官達の発言を受け、果たして本日ECBは景気浮揚対策の一環として政策金利カットや、流動性供給に向けた非標準的措置の導入に動くのでしょうか 

本日のコラムでは、それに関して私なりの意見を書いてみました 

どうぞごゆっくりお読みください 

このバナーをクリックすると記事が読めます。


Net Money

または このブログの左上 すこしFX ☆ なが~くFX バナー をクリックして是非お読みください!  よろしく~

過去記事に閲覧法ですが、2012年10月5日までの記事は全て このリンク  をクリックして頂くと読めます。マーケット・ビューの過去記事は このリンク を使って頂ければと思います 
[ 2013/05/02 17:02 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

スロベニア、格下げ

昨日格付け大手:ムーディーズは、スロベニア の格付けをBaa2から2段階引き下げ  投機的等級 (ジャンク債扱い) のBa1   アウトルック (格付け見通し) は’’ネガティブ(弱含み)''としました。

キプロスの次は、スロベニアだ  と言われているくらい、EU/IMFからの金融支援要請候補であった同国ですが、他からの金融支援に頼らず自力で国債入札により資金調達をするため、昨日ドル建て国債指定銘柄の起債実施に踏み切ったのです。

詳しく言いますと、実際に5年物と10年物のドル建て債の入札が実施され、60億ドルの応札がありました 

しかし運が悪いことに、応札があった瞬間、スロベニア財務省へ格下げの連絡  が入ったようで  即刻入札を中止する  という事態になってしまいました 

その直後に、格付け大手:ムーディーズが格下げを発表 

ちなみに、他の格付け大手:S&Pとフィッチの格付けでは、投資適格級のA-が維持されています。
(A-から4ノッチ格下げされると、ジャンク債扱いとなる)

ユーロ圏17ヶ国のうち、ムーディーズがジャンク級に引き下げたのはこれで5ヶ国目。
(ギリシャ、キプロス、アイルランド、ポルトガル、スロベニア)

*スロベニアの政治的背景

ロンドンに住んでいても、スロベニアに関するニュースは、そう簡単に入って来る訳では、ありません。ましてや、日本となれば、絶望的  かもしれませんね。ですので、この国が抱えている問題をザッと説明したいと思います。まずは、政治的な問題から行きましょう 

2011年12月に実施された総選挙で、第一党に躍り出た新党:積極的なスロベニア党が連立工作に失敗   その結果、第2党であったスロベニア民主党が連立の長となり、2012年2月よりヤンシャ首相率いる連立与党が政権を担ってきました。

他のユーロ加盟国同様、この国も緊縮財政策を強行し、国民の不満は頂点に達し  連日抗議デモが続いておりました。そこにきて、ヤンシャ前首相による汚職疑惑が発覚  したことを受け、昨年秋から冬にかけて、連立を組む複数の政党が政権を離脱。スロベニア議会は今年2月27日にヤンシェ前首相の不信任決議を採択。そして2013年3月20日、第1党:積極的なスロベニア(中道左派)のブラトゥシェク党首が首相となり、新政権が発足したばかりです。

*スロベニアの金融セクターの問題点
スペインと非常に似ており、不動産ブームのバブルがはじけ  同国の銀行は住宅ローンの焦げ付きなどに代表される巨額の不良債権  を抱えています。そのため、政府としては、銀行への資本注入が急がれますが、その財源をどこから確保するのか  が、問題となっていました。

スロベニアの銀行はが抱える不良債権の規模は70億ユーロと言われ、これはGDP比20%に相当  金融セクターの総資産はGDP比150%程度で、キプロスの800%と比較すると規模がだいぶ小さいのが特徴です。

*キプロスの次はスロベニアなのか?
少なくとも、つい数週間前までは、こちらのマーケットでは、キプロスの次はスロベニアかもしれないね...  と言われていました。しかしここに来て、イタリアの組閣が決まったり、キプロスの金融支援受け取りに対する条件内容が可決されたりと、不透明感が徐々に払拭されてきたため、スロベニアに対する関心が薄くなっていたのも事実です。

とりあえず、こちらのマーケットの見方としては、スロベニアの銀行が抱える問題は、銀行セクターの規模そのものよりも、不動産バブル崩壊による資産の質低下にあると言われており、国営銀行の不良債権を買い取り民営化に道を開くための「バッドバンク」設立  景気後退の中での銀行システムの資本増強のためには、市場での資金調達が不可欠だと見られています。


IMFによると、同国は財政補助として30億ユーロ、そして銀行の資本増強に10億ユーロ  合計40億ユーロが最低限必要であるとされていますが、緊縮財政策の見直しを掲げている新政権に対し、果たしてEUやIMFが支援に合意するのか?は非常に困難とも思われます。そうなると、同国は入札による資金入手に頼らざるをえません。

しかし運が悪いことに  最近になって判ったことですが、今年6月には約10億ユーロ規模の短期債の償還が控えており、銀行への資本注入に加え、償還分の資金確保の必要性が表面化しました 

そのため、昨日同国はドル建ての起債に踏み切ったのですが、ムーディズの格下げにより、急遽中止に追い込まれったのです  なんか、思いっきり気の毒なストーリーですね、これ... 

今後入札により資金確保が出来ない場合、もしEUやIMFに金融支援を要請することになれば、当然その見返り条件としてギリシャやキプロスのような過酷な緊縮策が求められると予想されます。

*10年物国債利回り 6%台
ギリシャやポルトガルなどが実際の支援要請に動くきっかけとなったのは、国債利回りが7%を超えてしまい、国債の新規発行コストが跳ね上がり、自力で財政運営が不可能となり、やむを得ず支援要請に動いた経緯があります。つまりこの「国債利回り7%」というのは、ユーロ加盟国が支援要請に動くひとつのベンチマーク化しており、今回のスロベニアも10年物国債利回りが7%台へ行ってしまうと、同様の扱いを受けるのではないか?と見られています。



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[ 2013/05/01 19:25 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX (株)さんで 連載スタート
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
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