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第1四半期のマーケットを振り返って

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりました セントラル短資FX さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2012年11月16日より 毎週金曜日に マーケット・ビューで連載されることになりました 


つい先日お雑煮  を頂いたように思っていましたが、早いもので既に今年も第1四半期が終わろうとしています。今年はとにかくマーケットのスピードが早く  追いついていけないこともありました 

本日のコラムは、今年第1四半期を振り返り、各月に起きた主な材料を挙げてみました。
そして今後の相場展望も併せて、書きましたので、お楽しみください 


どうぞごゆっくりお読みください 

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過去記事に閲覧法ですが、2012年10月5日までの記事は全て このリンク  をクリックして頂くと読めます。マーケット・ビューの過去記事は このリンク を使って頂ければと思います 
[ 2013/03/29 13:26 ] 相場検証/予想 | TB(-) | CM(0)

イタリア、組閣作業

本日、民主党:ベルサニ党首はナポリターノ大統領に組閣作業の進展について説明を求められます。

具体的な時間はまだ発表されていませんが、現在までに伝えられている限り、ベルサニ党首は内閣信任投票で過半数を獲得できるような状況にはおらず  今後の行方が心配されています 

過半数が取れないと判った以上、『ベルサニ内閣』がスムーズに誕生するチャンスは消えました 
果たして残る可能性として、どんなものがあるのでしょう?


1)ベルサニ、組閣失敗。組閣作業期間の延長を要請
往生際が悪いとも思えますが、延長を要請する可能性は残されており、ナポリターノ大統領も2度目の組閣作業延長は認める公算があるとされているようです。

このシナリオのリスク:
延長を認めた場合、どのくらいの期間、延長を認めるか?が問題です。5つ星運動は態度を変えることはないでしょうから、よほどベルルスコーニ前首相率いる自由国民党の譲歩を取り付けない限り、空振りに終わる可能性大


2)ベルサニ、組閣失敗。でも首相として内閣信任投票実施を要請
かなり荒っぽい予想となりますが、内閣信任投票日までに水面下でYES票の数を増やすよう説得工作を進めるという、ギャンブルに打って出ることになるかもしれません。下院は問題ありませんが、上院で過半数以上の議員に新ベルサニ内閣を承認してもらうには、あと15票不足していると言われています。

このシナリオのリスク:
ナポリターノ大統領に指名され、ベルサニ氏が首相に就任した場合、10日以内に上下両院で信任投票を終えなければなりません。そこで否決された場合は、同大統領が次の一手を決定するまで暫定政権が継続されます。

少しテクニカルな説明になりますが、内閣信任投票に棄権する議員が出た場合、棄権票はカウントされません。つまり棄権する上院議員が多ければ多いほど、その数が差し引かれるので、『過半数』達成が簡単になります。

ベルルスコーニ氏率いる中道右派連合のひとつである北部同盟は、「自分たちの提示した条件をベルサニ党首が飲むのであれば、上院での信任投票に棄権する用意がある」と駆け引きを持ちかけている模様。


3)ベルサニ党首、負けを認め  ナポリターノ大統領に組閣作業を引き渡す
この場合、同大統領は振り出しに戻り、今後の組閣作業をどのように進めていくか考えなければなりません。現在のところ、一番あり得る可能性としては、「挙国一致内閣」の発足が挙がっています。

このシナリオのリスク:
ベルサニ氏が組閣を諦めた時点で「2回目の総選挙」という予想が出てくるため、かなりイタリア国債や株式には悪影響を与える可能性が高まります。

もし挙国一致内閣が発足した場合、5つ星運動は自分達の組閣入りの可能性が高まるため、組閣協議がはかどることが考えられます。

しかしこれはあくまでも「その場しのぎ」の解決でしかなく  早ければ来年早々にも2度目の総選挙実施は避けられない  というのが、大方の見方となっています。



今朝の欧州市場では、安全志向が強いドイツ国債と、やばくなりそうな  イタリア国債の利回り格差(イールドスプレッド)が拡大  しています。今までずっとキプロスに眼を奪われていた市場参加者も、そろそろ『イタリアの本気度』 を見極める時期に来たのかもしれません。



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[ 2013/03/28 19:37 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

キプロスの銀行、営業再開!

本日キプロス現地時間昼12時(日本時間19時)より18時(同金曜日午前1時)までの6時間、銀行業務が再開します。

ただし、同時にオープンする予定であったキプロス証券取引所は、今朝になり急にオープンを中止しました。

この写真は、昨夜遅くユーロ紙幣を積んだ大型トラックですが、何台もキプロスに到着したようですので、準備は整った模様。

ユーロをつんだトラック 

この写真は、キプロスNo.2のポピュラー(Laiki)銀行の窓口のお姉さんが現金を数えているところ。

ポピュラー銀行の現金 2

各銀行には、特別警備隊のメンバーが窓口で警備にあたっていますが、現在のところ、静かに列を作って待っていると伝えられています。

追記:

時間になっても準備が整っていないのか  まだ銀行がオープンしていないようです。
ただし、行列を作っている人達は、静かに待っており、どこでも暴動などは起きていないと伝えられています。

キプロスの銀行の行列


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[ 2013/03/28 19:03 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

トリプル・リセッション懸念

先週からロンドンも含め、英国は大雪  にみまわれています。気温もこの時期にしては珍しく、最高気温が1度くらいまでしか上がらず、私も24時間暖房の生活  を強いられています。現在のロンドンの気温もプラス1度となっています。

この季節外れの大雪の影響ですが、ある保険会社の試算によると、英経済のマイナス効果は6億2900万ポンド/一日 となると発表されました。

*主な大雪による影響

・学校が休校になるため、親が仕事を休まなければならない  
・ショッピングセンターは、ガラガラ 
・パブやレストランもガラガラ 
・建設関連も天候悪化のため、休まざるを得ない 
・工場への物資の移動が遅れるため、生産性が落ちる 
・電車のキャンセル、遅延 
などが挙げられています。



これらの悪影響を受け、英国の第1四半期のGDPは下手するとマイナス成長となり、英国は本格的なトリプル・リセッション入り  するという予想がここにきて出てきました。

2010年12月に記録的な大雪を経験した英国ですが、その時はGDPがマイナス0.5%となりました。今回の大雪はそこまでひどくないため、同じマグニチュードのマイナス度はないとしても、そもそも2013Q1のGDP予想はゼロ%くらいと見られていたため、この雪でマイナスへの転落は避けられそうにない模様。

英2013Q1のGDP速報値は4月25日に発表されます。



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[ 2013/03/28 08:00 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

ポンド下落

英2012年Q4のGDP最終値が発表されましたが、このポンド安は英中銀FPCからの報告書内容によるものと思われます。

*MPCとFPC

耳慣れないFPCという名前ですが、英中銀には

1)金融政策を牛耳る金融政策委員会
(MPC Monetary Policy Committee)
2)銀行監督/行政を監視する金融監督委員会
(FPC Financial Policy Committee)

以上の2つの委員会があります。

2番目のFPCですが、以前英国の金融セクターを一手に監督していたFSA(銀行監督庁)の業務内容変更に伴い、本年度から英中銀が代わりに銀行監督を始めることになりました。

現在FPCは四半期に一度づつ会合を開き、英国の金融セクターの健全性などについて話し合いを持ちます。



先ほど発表されたFPCの報告書によると、「銀行による資本増強の進展は鈍化しており、投資家の信頼感は依然低い 。 銀行は資本バッファーを300億ポンド程度強化すべき」

という内容になっており、新たな資本増強の必要性を嫌気した筋のポンド売りが炸裂した  と私は理解しています。

特にキプロス危機以来、金融セクターの増強については、欧州だけでなく主要各国全てが神経質にならざるを得ません... 

FPCはかねがね、英大手行は自己資本を過大評価している可能性があると指摘しており、ユーロ圏の緊張緩和で金融システムが直面するリスクはやや和らいでいるものの、英銀に資本を増強するよう求めていました。

最後になりますが、FPCは2014年から定期的に英国の銀行は『ストレス・テスト』を実施することを提言しています。


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[ 2013/03/27 19:01 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

キプロス・ユーロの価値

昨夜、ボランティアから帰って来て、マーケットのニュースを調べていたら、どこもかしこも「欧州株、続落。特に金融セクターは大打撃」  という内容の記事ばかりでした。

なんじゃらほい?  と思い、調べてみると、ユーロ・グループ議長のダイセルブルーム議長(オランダ財務相)の発言がきっかけだったんですね。同議長は

「キプロス危機の解決方法は、今後ユーロ圏で同様の危機が起きた時の雛形となるであろう」と語りました。

この発言が何を意味しているのかと言えば、 「今後、加盟国の銀行に問題がおき、その銀行が自力で資本増強が出来なくなった場合、(従来のように)ユーロ加盟各国政府や納税者が支援金の負担をするのではなく、その銀行の株主・債券保有者、必要とあれば預金保険対象外の預金者に負担を要請することになる」ということです。

見方を変えれば、ドイツとIMFの一人勝ち  とも受け止められますが、本当にこれが’’雛形’’になった場合、極端なことを言ってしまえば、ユーロ圏の恒久的救済機関であるESM(欧州安定メカニズム)が不要になります。

*今朝の報道

同議長の発言から一夜明けた  今朝の欧州では、やはりECBの理事達の間から賛否両論の意見が出ています。

しかし、それ以上にこちらで話題になっているのが『キプロス・ユーロと他の加盟国のユーロ』との価値の違いです。

そもそもユーロ加盟各国の間では金・人・物資全てが’’自由に’’移動出来ることが前提となっています

木曜日から銀行営業が再開したら、キプロス政府は資本統制(資本規制)を布くことになっています
(先週、キプロス議会では銀行再編などを含む7つの法案を可決しました。そのうちのひとつが、資本統制)

資本統制とは、簡単に言ってしまえば、『キプロスの銀行からの送金や預金引き落としに対し、制限を加えること』
つまりロシア人などの大口預金者が銀行窓口に来て、「今すぐ50万ユーロをスイスの銀行へ送金したい」  と言っても、それが出来ない  ことを意味しています。

他の例では、キプロスの銀行にある預金を崩して、スペインに別荘を買おうとする人が出ても、預金引き落としが出来ないため、別荘を買えなくなります 

つまり同じ『ユーロ』という仮面を被っているものの、キプロスのユーロはドイツやスペイン、はたまたギリシャのユーロと同じ価値を持っていないことになります。

今朝の報道では、「キプロス・ユーロの価値はドイツ・ユーロの50%くらいまで下がった」という議論まで出ていますが、これが通用するのは、あくまでもキプロスが資本規制をしている間だけであり、一旦それを外せば、キプロスのユーロもフランスのユーロも同じ価値を持つことになります 

それでは、果たしてどのくらいの期間、キプロスは資本規制を導入しているのでしょうか 

キプロスのサリス財務相は本日、英国のラジオ局のインタビューで
「資本規制は数週間くらい続くであろう」と発言しました。しかし『くらい...』の部分が自信なさそうだった  と伝えられています。

2008年、やはり金融危機にあった島国のアイスランドでも資本規制が導入され、5年経った現在もそれが継続しています 

果たして、キプロスは本当に数週間で規制を解除できるのでしょうか?

既に一部の金融機関は「キプロスの資本規制が解かれるまで、(資本の移動が自由に出来ない)キプロスは、正式なユーロ加盟国とは、みなされない」という顧客レポートを出しているようです。





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[ 2013/03/26 19:50 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

FX戦略会議

2012年7月より 西原宏一さんと一緒に為替相場を語る FX戦略会議 を読売オンラインさんで始めました 

今週はキプロス問題に絡むユーロと、最近やけに上値が重くなったように感じる円をメインに、話し合ってみました  

このリンク または ブログ左側にあるバナーをクリックして是非ご覧下さい 
[ 2013/03/26 17:54 ] 読売オンライン・FX戦略会議 | TB(-) | CM(0)

ユーロ圏財務相会合、そろそろスタート

本来であればロンドン19時(日本時間月曜日午前4時)からスタートする予定であったユーロ圏財務相会合でしたが、当初の予定から約4時間遅れ  これからやっと開始されるようです。

遅れた理由として、EU側が譲らない「キプロス銀行再編」案に対しアナスタシアディス大統領が難色を示し、辞任  を仄めかしたため、ファンロンパイEU大統領とバロッゾEU委員長が同大統領を呼んで、2度目の協議に入ったため。

4時間も待たされているユーロ加盟17ヶ国からブルッセルに集まった財務相達は、さすがにお腹が空いたとみえ、ピザの出前が頼まれたそうです。

ユーログループ遅れ ピザ



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[ 2013/03/25 06:04 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

キプロス関連

今、ロンドン午後18時40分ですが、キプロスを巡る動きを取り急ぎご連絡します。

*日曜日の動き

本日、キプロスのアナスタシアディス大統領とサリス財務相などの代表団が、EUのヘッドクォーターのあるブルッセル入りし、EU首脳と協議しました。

ロンドン時間13時より、ファンロンパイEU大統領・バロッゾEU委員長と最初の協議を行い、その後レーン委員・ラガルドIMF専務理事・ドラギECB総裁、ダイセルブルーム・ユーログループ議長(オランダ財務相)との協議が続いた模様。

*キプロスの新しい支援条件

報道各社により、若干内容が違うのですが、大まかな条件として

・キプロス政府はEUからの支援金100億ユーロのうち、58億ユーロを負担する
・キプロスの最大手銀行であるキプロス銀行に対しては、10万ユーロ以上の預金口座に対して、20%の特別課税を課す
・それ以外の銀行の10万ユーロ以上の預金口座に対して、4%の特別課税を課す
・10万ユーロ以下の口座に対しては、課税せず
・58億ユーロの負担金には、キプロスの年金基金の資産は含まれない  ドイツの強い要請
・先週金曜日に2分割(良い銀行⇒優良資産、バッドバンク⇒不良資産)されたポピュラー(Laiki)銀行のの資産は最大手のキプロス銀行へ移管
・ユーロ・グループは、ポピュラー銀行がECBのELAから受けた91億ユーロの流動性供給資金を、キプロス銀行が責任を持って返済するよう、要請している模様

*ユーロ圏財務相会合

EU首脳とキプロスとの協議の後、ブルッセルでユーロ圏財務相会合が開催されることになりました。

最初はロンドン時間17時からの予定でしたが、2時間遅れ、19時(日本時間月曜日午前4時)からの開催となっています。
ユーロ圏財務相会合ビル前
(会合が開かれるビルの前に詰め掛けた報道陣)

*アナスタシアディス大統領を巡る噂

EU首脳陣との協議を終え、ユーロ圏財務相会合開催を待つばかりの今、突然同大統領辞任の噂がキプロスやギリシャのTVで報道されているようです。

ロンドンでは確認出来ませんが、アナスタシアディス大統領は ’’EUやIMFから提出されたキプロスの銀行再編内容に異議を唱えた’’ ようで、場合によって辞任すると語った模様。

それに加え、同大統領は、『キプロスの銀行の将来は、キプロス国民が国民投票により意見を述べることが大切』とし、国民投票実施も同時に呼びかけている  とも伝えられています。

キプロス反対
(金曜日に2分割が決定したポピュラー(Laiki)銀行の職員による抗議デモ)

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[ 2013/03/25 03:52 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(2)

2つの質問

このブログの読者の方からメールフォームを通じて質問が来ました。

1)約23億ユーロの節約の根拠

23億ユーロが節約出来るという根拠は、Laiki銀行のバッドバンクに残された二束三文の資産を投売り(オリジナル価格の2~4割掛けくらいで)することにより、それくらいの収入が上がるそうです。

そしてLaiki銀行のバッドバンクは閉鎖されるため、資本増強コストがゼロ。

2)10万ユーロ以上の口座に対する課税比率の違い

どうして15~40%までと、課税比率の予想に差があるのか?

これはかなり鋭い質問なのですが、
一番低い予想である15%は、National Solidality Fund(国家団結基金)からの財源を考慮した場合の税率です

ここで問題となるのは、メルケル独首相とトロイカ調査団は、National Solidality Fund(国家団結基金)の財源として、キプロスの年金基金を組み入れる案は拒否しています。

もしこの基金構想が崩れてしまうと、10万ユーロ以上の口座に対する課税率が跳ね上がってしまうというからくりです。



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[ 2013/03/23 00:15 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(2)

キプロスを巡る動き

キプロス危機 に、新たな展開が出てきたようです。

本当はもっと早くブログを更新しようと思ったのですが、JFXさん のトレード・バトルに釘付けになってしまい、こんなに遅くなりました 


*キプロスの支援条件

ロシアとの交渉がうまく行かず  来週月曜日にECBからの緊急流動性供給の道が絶たれる  前に、キプロス政府はもう一度条件見直しに迫られました 

現在報道されている『キプロス政府が決定した新条件』内容ですが、

1)Popular(Laiki)銀行を良い銀行/悪い銀行(バッドバンク)に2分割される。

『10万ユーロ以下の預金保険対象口座のみ』が、良い銀行へ移される

10万ユーロ以上の口座は、バッドバンクへ移される。そしてこれらの口座には、20~40%の特別課税が課せられる可能性が出てきた模様 

2)それ以外の銀行は (未だに救済枠組みは不明 ) 将来設立されるであろう救済機関により資本注入される予定。



以上1)2)により、キプロス政府は約23億ユーロの節約となるため、当初EUから要請された58億ユーロの自己負担額が35億ユーロへ減少する 


3)National Solidality Fund(国家団結基金)の設立。
その財源については、年金基金・キプロス教会保有の不動産・中央銀行の外貨準備で保有する金・将来の天然ガスによる収益(あくまでも将来の話しです ) などを充てる予定  どんだけ’’とらぬ狸’’な訳 

この基金が設立されたら、これらの財源を担保に6年債を発行  FT紙によると、この基金の規模は25億ユーロくらいと書かれています。

キプロスの自己負担額 35億のうち、25億を National Solidality Fund(国家団結基金)が受け持つ。



残りの10億は?

4)10万ユーロ以上の預金への特別課税から徴収
この10万ユーロ以上の口座に対する特別課税率に関しては、マスコミ各社違う数字を出しており、一番低い数字が15%、そして27~30%、一番高いものは30~40%となっています。


*キプロスの預金口座残高別の比率

ある独立系シンクタンクのレポートによると、キプロスの預金口座の残高別の比率配分ですが、

2万ユーロ以下  全体の27%
2万~10万ユーロ  19%
10万~50万ユーロ  12%
50万ユーロ以上  42% 


つまりこの数字が正しいのであれば、預金口座の4割が50万ユーロという大口預金であり、全体の54%が預金保険対象外の口座となります。そして、私の想像が間違っていなければ、こういう大口口座を持っているのは、ロシア人だと思われます。果たしてEUがこの条件を受け入れたとしても、ロシアが黙っているのか?



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[ 2013/03/22 23:30 ] 売買取引 | TB(-) | CM(4)

キプロス危機

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりました セントラル短資FX さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2012年11月16日より 毎週金曜日に マーケット・ビューで連載されることになりました 


今週のマーケットは「キプロス危機」で一転二転し、荒っぽい動き  となりました。ECBからの緊急資金供給が途切れる来週月曜日に、果たしてキプロスはデフォルトしてしまうのでしょうか 

本日のコラムでは、キプロス危機とは何か?その背景説明や、どうしてEUやECBがここまで強硬な態度に出るのか?  など、「キプロス危機・総まとめ」を書いてみました。

どうぞごゆっくりお読みください 

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[ 2013/03/22 18:23 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ユーロ圏財務相会合電話会議からの声明文

ユーロ圏財務相会合(ユーロ・グループ)電話会議後の声明文を、ざっくり訳してみました。


The Eurogroup held a teleconference to take stock of the developments in Cyprus.

The Eurogroup stands ready to discuss with the Cypriot authorities a draft new proposal, which it expects the Cyprus authorities to present as rapidly as possible.

キプロス政府が間もなく提出する見通しの新たな提案について協議する用意がある。キプロス政府は出来る限り早い時期にこの提案をしなければならない。

The Eurogroup would subsequently, on the basis of a Troika analysis that needs to be undertaken, be prepared to continue negotiations on an adjustment programme, while respecting the parameters defined earlier by the Eurogroup. After the conclusion of such negotiations the Cyprus authorities should begin legislating the elements of such an agreement.

ユーロ・グループは最初に提出した支援条件内容を尊重しながらも、今後提出される新しい条件内容について、キプロス政府と交渉する準備がある。

交渉の結果、両者の間で条件内容に関する結論に達した場合、キプロス政府はその合意に基づき法案作成などの作業を始めるべきである。

the Eurogroup reaffirms the importance of fully guaranteeing deposits below €100,000 in the EU.

ユーロ・グループは10万ユーロ以下の預金保護の重要性を再確認している。

The Euro area Member States continue to stand ready to assist the Cypriot people in their reform efforts and stand ready to ensure the stability of the euro area as a whole.

ユーロ圏加盟各国政府はキプロス国民が直面するであろう構造改革の過程で出来る限りの手助けをし、ユーロ圏全体の安定を確実なものとするつもりである。



さぁ~てと、長い一日が終わりました。
これから西村京太郎の本を読みながら寝ま~す 
明日もどうぞよろしく~ 

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[ 2013/03/22 08:45 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

アナスタシアディス大統領からの発表

たった今、キプロスのアナスタシアディス大統領から発表  がありました。

National Solidality Fund(国家団結基金)の設立で合意したもようで、本日ロンドン時間16時(日本時間金曜日午前1時)から議会を招集、ロンドン時間17時(同午前2時)より採決を実施する模様。

気になる財源ですが、まだどこの報道者も財源の内容について報道をしておりませんが、私が勝手に考えた可能性としては、
・年金基金
・国有資産
・キプロス国教が保有する不動産

など。基金の規模は当然不明。

とりあえず現在のところまで、ギリシャ政府は預金口座に対する課税の選択肢を完全に放棄しています。ただ、その『放棄しました』という発表を、ロシアのメドベージェフ首相がやっているのが、気に入りませんね~、私は

昨日夕方行われた副財務相レベルでの電話会議では、肝心のキプロスが欠席  というとんでもないハプニングが起こったようです。それを伝えたロイターの記事には、

The official also mentioned the possibility of Cyprus leaving the euro zone. In the event of an exit, the official said steps needed to be taken to ring-fence the rest of the euro zone from the impact and
to ensure there was no contagion to Greece.
キプロスのユーロ離脱の可能性についても言及した。もし離脱が起こるのであれば、(それが他の加盟国に被害を与える結果とならないよう)加盟国の保護を確実とする方法が必要となるであろうし、特にギリシャへの飛び火  が起こらないよう、対策を練らねばならない 



こうなってくると、本当にキプロスは特別な例  になるのかもしれません。



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[ 2013/03/21 21:45 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(2)

ECBからの三行半

今朝起きて、一番ショック  を受けたニュースは、欧州中銀(ECB)がELA***支援を絶つ可能性が出てきたことです。

ECBのホームページに短い声明文が載っておりますが、「EUから示された条件を受理しない限り、ECBは3月25日までキプロスに対しELAを継続する」となっています。

つまり3月25日までは、キプロス中銀はECBから特別流動性を確保し、それを自国の金融機関に廻せるが、それ以降は資金を確保する道が絶たれる  ということです。

*ELA支援がなくなったら...

ELAとは(詳しい内容は、下の説明を参考にしてください)簡単に言ってしまえば、普通のオペに参加して資金供給を得るには、担保が必要  担保には『適格担保基準』が設定されている  キプロスだけでなくギリシャでも同様でしたが、それらの国の民間銀行が保有している国債などの担保は格付けが低すぎて、ECBが設定している適格担保基準に見合わないものばかり  結果として、普通のオペに参加できない  当該国の中央銀行が代わりにECBからELAを通して資金供給を受ける  その資金を自国の民間銀行に流す

つまりライフラインとなる訳です。そのライフラインが絶たれた場合(キプロスがEU側の条件を受理しなかったという仮定で)

・3月26日からキプロスの銀行への資金供給の道が絶たれる 
・キプロスの預金保険機構も財源確保の道が絶たれ、預金保護が出来ない 

こうなると、キプロスに残された時間は月曜日までということになりますね...


***ELAとは?
Emergency Liquidity Assistance(ELA 緊急流動性支援)とは、ユーロが誕生した時から、中央銀行として「最後の貸し手」機能を発動する手段と想定して用意された枠組み。極めて特殊な状況下で金融機関が流動性不足に陥り、金融システム全体へのリスクが差し迫るようなケースに用いられる。そのため、十分な透明性が確保されておらず、適用金利や条件などが公表される形となっていない。

このELAを受ける民間銀行は、ECBが定めた適格基準に見合った担保を保有していないため、ECBが行う資金供給オペに参加して資金供給を受けることが出来ない。

そのため、当該銀行の中央銀行がECBの承認のもとで、その銀行に資金供給をするシステム。ECBの理事会がELAの実施を許可することになっており、2週間ごとに見直され、供給を断つにはメンバーの3分の2の賛成が必要


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[ 2013/03/21 19:48 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

英予算案とポンド

あと75分でオズボーン財務相が2013年度予算案を発表します。

まだ確定ではありませんが、英中銀金融政策決定の枠組みの変更を発表するのではないか?と市場関係者は見ています。もしその発表があった場合、ポンドにどのような影響を及ぼすのかについて考えてみました。

お断りしますが、これはあくまでも私の考え方であり、市場の反応が全く逆に動いてしまうことも十分に考えられますので、予めお断りしておきます。


1)本日は枠組みの変更ではなく、6月までに変更しますよ!という確認だけに留まる

ポンド動向:
動きなし


2)インフレ・ターゲットを現在の2%から上げる(3%とかへ)

ポンド動向:
利上げをするタイミングが遅くなるため、ポンド下落が予想される


3)インフレ・ターゲット達成期間の変更
現在BOEは「18~24ヵ月後」をインフレ・ターゲットの達成目標期間として設定していますが、それをもっと伸ばす

ポンド動向:
利上げをするタイミングが遅くなるため、ポンド下落が予想される


4)北米式への変更
米FED(連邦準備理事会)が掲げている『物価の安定の維持と最大雇用の達成』というデュアルマンデート(2つの政策目標)の導入  その際の2つの政策目標とは、『物価の安定と名目GDP値』の導入となると予想。

またはインフレ・ターゲット制をやめて、名目GDP値を政策目標と変更する

ポンド動向:
ポンド、大きく下落


こうやって書いてみると、全てポンドは下落か動きなしですね...

先ほどの議事録公開後、ポンドは戻しています。市場は上がったら売りという見方を変えていないと思いますが、英中銀がポンド下落について言及したという事実は軽視してはいけないと思っています。売るにしても、ストップを確実に入れないと、かなり痛い目にあう予感がするな... 

とりあえず、予算案が出るまでに何か食べておこう。

それではまた~ 




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[ 2013/03/20 20:24 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

英中銀MPC議事録公開

先月6対3で据え置き決定されたものの、3月はQE2増額があるのではないか?という事前予想を裏切った結果となりました。

市場関係者が注目していた議事録内容は、QE2の投票配分です。

事前予想は5対4の1票差でギリギリ『据え置き』が決定されたに違いないと読んでいましたが、今出た議事録では、2月と同じ『6対3』での据え置きとなり、なにも変化していない  QE2増額に対する票が増えてない  QE2増額の可能性が減少  ポンド買戻し


*それ以外のポンド買戻し要因

議事録の中のポンド下落に関する言及を受け、ポンドがグングン戻っています。

MEMBERS ARGUED FURTHER QE COULD LEAD TO UNWARRANTED DEPRECIATION
MPC理事達は、これ以上のQE2増額は根拠がない(不当な)ポンド安を引き起こす
要因となる

BOE To Monitor If Pound Drop Reflects Weaker Cpi Credibility
英中銀は『物価安定の維持』という英中銀金融政策の目的の遂行をするうえで
ポンド安がその信用性を損ねるような結果とならないよう、注視する



こういう’’ポンド安懸念’’の発言を全く議事録内で期待していなかった市場参加者は、慌ててポンドのショートカバーをしています。
この「これ以上のポンド安」を「英中銀の信用性の問題」と結びつけている点が私にも気になって仕方ありません。


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[ 2013/03/20 18:46 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

今朝のキプロス

昨夜から今朝にかけてのキプロスでの出来事をお伝えします。

アナスタシアディス大統領
昨夜開催されたユーロ圏財務相会合電話会議後、支援受け取り条件内容の変更について議会で協議したが、採決で過半数のYESが取れる見通しが立たないと判断した同大統領は、夜遅く欧州委員会のレーン委員(経済・通貨問題担当)に電話連絡。メルケル首相にも連絡したとも伝えられています。具体的な内容はわかりませんが、預金口座に対する特別課税は受けいれるが、もう少しキプロス支援に前向きになって欲しいと訴えた模様。今夜、ロシアのプチン大統領とも電話会談する予定。


課税対象となる額
欧州の預金保険の対象となる額が10万ユーロであるため、フランスは今回のキプロス預金に対する課税額を『10万ユーロ以上』に限定する案を強く押しているそうです。

もしこの案の通りになると、課税から58億ユーロを徴収するためには、10万ユーロ以上の口座保有者に対し、一律15.6%の課税がなされる計算(トロイカ調査団弁)


ロシアの出方
過去2年に渡り、ロシアはキプロスに対して25億ユーロの融資をしています。EUはロシアに対し、キプロスが緊急事態に直面していることを受け、融資返済期限の延長に加え、金利を下げるよう要請  しかし今回の特別課税決定に際し、ロシア抜きで独断決定したことに腹を立てた  ロシアはキプロスへの融資条件の変更には反対に廻っています。とりあえず本日中にもキプロスの財務相がロシアを訪問し  条件緩和について協議することが決定。


キプロス証券取引所
火・水曜日と銀行が臨時休業するのにあわせ、証券取引所も本日と明日閉鎖することに決定。


キプロスの防衛大臣の発言
今朝の国営放送での同大臣の発言によると、キプロス政府は課税対象額の変更に対し、本格的に協議に入ったそうです。

新しい口座残高に対する課税率の案として、

2万ユーロ以下  0%
2万~10万ユーロ  6.75%
10万ユーロ以上  9.9%



しかし、これではEU側から要求されている『58億ユーロ』になりません 

世銀の主席エコノミストがTwitterで呟いていましたが、彼の計算によると58億ユーロにするためには

2万ユーロ以下  0%
2万~10万ユーロ 3%
10万~50万ユーロ  9.9%
50万ユーロ以上  12.5%

こうなるようです。


本日の採決
現在のところ、本日ロンドン時間16時(日本時間水曜日午前1時)より採決が実施される予定となっていますが、課税率内容を議会で決定しない限り、採決は不可能となります。
既にMNI社がヘッドラインの報道として「アナスタシアディス大統領、本日の採決は否決されるであろう」と語っているようなので、事態はますます深刻化しています。


メルケル首相の動き
独立系シンクタンク:オープンヨーロッパによりますと、メルケル首相は、キプロス問題を協議するため、自身が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)の臨時特別集会を明日開催するよう呼びかけたそうです。


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[ 2013/03/19 20:07 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

FX戦略会議

2012年7月より 西原宏一さんと一緒に為替相場を語る FX戦略会議 を読売オンラインさんで始めました 

今週はキプロス問題、そして米FOMCなどを中心に話し合ってみました 

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[ 2013/03/19 19:18 ] 読売オンライン・FX戦略会議 | TB(-) | CM(0)

スイス・フラン乱高下

先ほどスイスが全ての通貨に対して、30~50ポイントほど下落(=売り)したのですが、スイス中銀モーザー理事が、

SNB Will Not Exclude Negative Interest Rates: SNBs Moser
ネガティブ金利導入の選択は、除外していない

と発言したことを受けての動きと思われます。



これは国際通貨基金(IMF)がかねてから「スイスは余剰分のリザーブ資金に対してネガティブ金利を導入すべきである」という提案をしており、それを受けての発言かもしれません。

やはりキプロス危機が悪化し、スイスが大きく上昇するのを先取りして、転ばぬ先の杖作戦かな 


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[ 2013/03/18 20:07 ] マーケット | TB(-) | CM(2)

キプロス議会での採決はキャンセル

本日のキプロス議会における「金融支援条件」についての採決時間ですが、英ガーディアン紙の報道によると、

・議会で条件に関しての協議開始
現地時間16時 (日本時間23時)

・議会での採決スタート予定時間
現地時間18時 (日本時間火曜日午前1時)

となっていました。

*本日の採決はキャンセル

しかしたった今、MNI社がヘッドラインとして

「本日のキプロス政府の採決はキャンセルされました
CYPRUS PARLIAMENT CANCELS TODAY'S VOTE ON BAILOUT」
と発表。いつまでの延期かは?不明


ある通信社によると「採決は明日火曜日になる可能性が出た」

他の出所不明の怪しげなものは「採決は今週金曜日まで先送り」

これを受け、ユーロが下落




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[ 2013/03/18 19:41 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

キプロスを巡る動き その2

*キプロス議会での投票予想

キプロス内閣全議席:56議席

与党:
民主運動党(DISY) 20議席
民主党(DIKO) 9議席

野党:
労働者進歩党(AKEL) 19議席
社会民主運動党(EDEK) 5議席
欧州党 2議席
環境運動党 1議席

与党の29議席のうち、28議席はYESに投票するだろうと報道されていましたが、一番最新の英FT紙オンライン版の記事によると、小口預金口座を持っている一般のキプロス人に対してまで、6.75%の課税を強いるのであれば、民主党はNOに投票する可能性が徐々に高まってきているようです 

野党の欧州党の2名はYESに投票すると予想

もし、与党全てと野党:欧州党全てがYESに票を入れれば、簡単に過半数を超えます。
しかし民主運動党と野党:欧州党だけになってしまうと、過半数に足りません 

野党:労働者進歩党、社会民主運動党、環境運動党の全ての議員はNOに投票する予定。


つまり議会の約半分が今回の救済条件にNOを投票する可能性があるということは、万が一可決されとしても、この政権の先行きはあまり長くないという見方が出来るのではないでしょうか?


*ドイツの変化

今回の決定を見る限り、キプロス支援金の額は当初の170億ユーロから100億ユーロへ減額  そのうちの6割をキプロス自身が負担(預金への課税など)するという異例の結果となりました。

今までは他の加盟国への飛び火が怖くて  言われるがままに支援金を支払っていたドイツですが、9月に総選挙を控えていることに加え、加盟国の支援に関する独連邦議会での採決が義務づけらえたこともあり、加盟国支援そのものに対する態度にかなりの変化が見受けられます。



ECBがOMTという武器を持っており、恒久的支援機関としてESMが機能しはじめたから… と安心していましたが  ドイツの姿勢がこのように変化していくのを見ると、果たしてユーロ危機というものは新たな顔を見せ初めてきたのか  と少し心配にもなります 

新政権発足が遅れているイタリアや、いつまた不良債権や取り付け騒ぎが起きてもおかしくないスペインなど、ユーロ圏加盟国を取り巻く金融・財政・政治的危機は、完全に終結しておりません。ユーロ圏全体のわずか0.2%の経済規模でしかないキプロスの救済で、これだけ波風が立っている  事実には空恐ろしさを感じます 

とりあえず、月曜日の欧州市場が開いてから、スペインやギリシャなどの預金流出が加速するのか? そこに私自身の神経を集中して今後の展開を自分なりに考えたいと思います。

今日は朝10時から今まで(夜23時)、1時間の休憩のみで、ずっと働いていました    さすがに頭が疲れたので、すこし早いですがベッドに入って、西村京太郎さんの推理小説でも軽く読むことにします 

お休みなさ~い 

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[ 2013/03/18 08:02 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

キプロスを巡る動き

週末日曜日にもかかわらず、既に6時間も仕事をしています 
これから外出しなければならないので、また帰宅後仕事の続き 

出かける前に少しキプロスでの動きについて書いてみます。


*キプロスキプロス支援に対する協議

先週金曜日、EUサミット後の臨時ユーロ圏財務相会合が開催される直前に『キプロス預金口座課税』の噂がロンドンマーケットでは流れておりましたが、ここまで早急に具体的内容が出てくるとは思っておらず、油断していました。

同国に対する支援規模に関しては、

当初の予定額:170億ユーロから100億ユーロに減額 

特にドイツなどの抵抗  があり、100億ユーロですら難しくなるとの憶測が流れた 

100億ユーロを70億ユーロに減額するかもしれないという噂が金曜日に流れていた

金曜日の午後遅い時点で、とりあえず45億ユーロ規模の支援金の道筋について合意した模様。残りをどこから引っ張ってくるか  が問題となった

そこでキプロス預金口座課税の話しが具体的になってきた

*キプロス支援に向けた条件

金曜日の臨時ユーロ圏財務相会合、そしてトロイカ調査団との話し合いなどを総合した支援に向けた条件を挙げてみましょう。

・キプロスの銀行の預金口座に対する特別課税(1回のみ)
口座残高が10万ユーロ以上  9.9%
口座残高がそれ以下  6.75%

・特別課税金と同額の銀行株が預金者に手渡される

・法人税上げ  現行の10%から12.5%へ引き上げ

・民営化  14億ユーロ規模の民営化の決定

・金融支援額  最大100億ユーロ規模となる予定だが、IMFによる負担規模により変更の可能性あり

・キプロスの公的債務残高対GDP比を2020年までに100%とする


この決定を受け、同国の全銀行口座からの引き出しを制限する預金封鎖を開始。現金自動預払機(ATM)からの引き出し・インターネット上での資金移動も制限。

*キプロス議会の動き

今回の決定を受け、キプロス議会は急遽日曜日現地時間14時から採決を行う予定でしたが、それがキャンセルされ  月曜日に延期されました。

あいにく18日(月曜日)はキプロスの休日に当たりますが、同国議会は銀行が営業を再開する19日(火曜日)までに必要な法律を可決し、課税を完了しなければなりません。

訂正~ 

キプロス政府は火曜日(19日)も臨時に国民休日にすると発表。もしかしたら、場合によっては水曜日も祝日にする可能性が出てきています。



日曜日の採決が月曜日に先送りされた理由として、今回の措置に反対する共産党系議員が多いことに加え、今まで聖域とされていた『一般個人の預金口座に対する課税措置』が実施された場合、今後他のユーロ加盟国(特にギリシャやスペインなど)で預金流出が加速される懸念  が出てくることなどが挙げられています。



昨年からお手伝いさせて頂いている『西原さんのメルマガ』 では、既に6ページに渡って今回の措置に関する内容説明・政治的背景・議会での投票予想・ここからのユーロ危機・月曜日のマーケットでの動きの予想などを、私なりに考えて書いてみました。

10日間の無料お試し期間!もありますので、一度のぞいてみてください 



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[ 2013/03/18 01:46 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

キング総裁のインタビュー

おはようございます  先週末から今週にかけての雪  は完全に止みましたが、寒さが半端じゃありません  BBCの天気予報によると、今年3月の激寒は1986年以来のものだそうです。昨日よりベルギーで開催されているEUサミットの様子を見たら、やはり雪が残っていたのでヨーロッパ全体が凍っているということなんですね、これ... 

*ITVニュースでのインタビュー

木曜日ロンドン時間18時15分から始まるイギリス最大の民放:ITVのニュースで、首都ロンドンに次ぐ第2の大都市:バーミンガムを訪問中の英中銀のキング総裁がインタビューに応じる  とヘッドラインで流れたのが、木曜日午後1時過ぎ。そのインタビュー内容が漏れた?という噂もあり、ポンドは対ドルで1.49ミドルから1.51Lowまで高騰しました。

キング総裁のインタビューは18時30分から流れ、私も釘付けになって見ていましたが、特にポンドが高騰する内容の発言は、していませんでした。

総裁の主な発言内容をまとめると

・北海油田と建築業の不振を除けば、2012年の英国GDPは+1.5%近くになっていただろう
・景気回復が徐々に形を成してくるというモメンタムが出来つつある
・2013年中には、本当の景気回復が確認出来るだろう
・バーミンガムの製造業社を訪問して判ったことであるが、輸出オーダーなどの需要が伸びている
・英国の経済はバランスが取れ始めてきている
・英国の景気回復が遅れている理由は2つ 1)ユーロ圏全体の景気後退
2)英国の最大輸出先であるユーロ圏のリセッション入りにより、英輸出企業は新規投資を控えている
・キャメロン首相、オズボーン財務相と会談を持った。当然予算案についても話し合ったが、その内容を公の場で話すのは、私の役目ではない。
・ただし、英政府は景気回復に何が必要か、よく理解している

*その後の展開

一夜明けた今朝、市場関係者の間では、’’昨日のポンド上昇とキング総裁インタビューを、どう結び付けてよいのか '' 混乱が生じているようです 

私もいろいろ調べてみたのですが、英テレグラフ紙がまとめたインタビュー記事 の中に、放送では出なかった部分として『同総裁がポンドの価値について言及している部分』がありました。



Sir Mervyn also retreated from his earlier attempt to talk down the pound. Having said last year that the 8pc appreciation in sterling ’’was not a welcome development’’, he cheered its recent decline to a two-and-a-half year low and suggested the pound had fallen far enough.’’We’re certainly not looking to push sterling down,’’ he said. ’’We are moving to a properly valued exchange rate. I think we’re probably there.’’

キング総裁はポンド下落を誘発するようなトークダウンをすることは止めた。昨年8%上昇したポンドについて、同総裁は以前 ’’このポンド上昇の動きは歓迎すべきものでは、ない’’と発言したことがあった。しかしここに来て ’’最近2年半来の安値をつけた(ポンド)下落の動きを見る限り、ポンド下落は来るところまで来た感がある。我々はここから更にポンドを下落させようとしている訳ではない。現在のポンドは実体経済を反映したレベルに近づいている、というか、実際にそのレベルまで来たのかもしれない。’’と語っている。



この発言を受けて、ポンド売りポジションを閉める動きが加速し、昨日のポンド上昇に結びついたと見る人達もいるようですが、あの動きが起きた時点ではこの発言は事前に漏れておりませんので、後付解釈としか思えません。


いずれにしても、来週20日に発表される英予算案までは相当神経質な動きになると思っています。

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[ 2013/03/15 19:35 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

英金融政策決定の枠組み変更の可能性

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりました セントラル短資FX さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2012年11月16日より 毎週金曜日に マーケット・ビューで連載されることになりました 


昨日はポンドが高騰する場面  がありました。噂によると、どこかのシンクタンクがドル金利先高感を否定するような内容のレポートを出したために、ドル売りが加速  一番ショートが溜まっていたポンド  が大きく戻したと言われています。

そのポンドですが、来週20日に『2013年度予算案』が発表されます。そこでは英中銀の金融政策決定の枠組み変更が発表されるのではないか?と噂されています。

本日のコラムでは、枠組み変更がされた場合、どのような内容への変更となるのか?
それに加え、ここまでのポンドの動きを実効レートを使って考えてみました。どうぞごゆっくりお読みください 

このバナーをクリックすると記事が読めます。


Net Money

または このブログの左上 すこしFX ☆ なが~くFX バナー をクリックして是非お読みください!  よろしく~

過去記事に閲覧法ですが、2012年10月5日までの記事は全て このリンク  をクリックして頂くと読めます。マーケット・ビューの過去記事は このリンク を使って頂ければと思います 
[ 2013/03/15 18:39 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

オランダでの動き

水曜日のうちに更新しようと思っていたのですが、遅くなってしまいました 

オランダでは4万人以上の署名がある請願は議会で協議するという制度があります。(英国の場合は、10万人以上)

そのオランダで「これ以上の国家の権限をEU(欧州委員会)へ譲渡する場合には、必ず国民投票を実施し、その是非は国民が決定すべきである」  という請願が4万人以上の署名を集め、話題になっています。とりあえず政府特別委員会がこの請願が議論に値するものであるかについて話し合いを持つようですが、万が一議会まで持っていかれたとしても、現在のオランダ内閣でこの案について採決を取った場合、否決される公算が高いとされています。

ただし、署名数が30万人を超えた場合、オランダ憲法では「拘束力がない国民投票実施」が義務付けられているようで、この請願をまとめているグループは30万人目指して頑張ると宣言しました 

*世論調査の結果

一番最近行われた世論調査によると、オランダの有権者の64%が、これ以上の国家権限の譲渡の際には国民投票実施を支持しているだけでなく、65%の有権者はこれ以上の譲渡に反対  しているという結果が出ています。1,700万人の人口をもつオランダですので、30万人の署名を集めることは、想像しているより難しいことではないのかもしれません。

今のところ、この動き自体はオランダのユーロ圏における地位を脅かすには足りませんが、ドイツと並ぶ優等生であるオランダでこのような動きが出てきていることに危惧する声も聞こえています。

*ドイツやオーストリアでの動き

ドイツでは反ユーロの政策を掲げた政党が立ち上がったばかり。さすがに今年9月に実施されるドイツ連邦議会選挙では力を発揮出来ないでしょうが、来年春に予定されている欧州議会選挙までに相当力をつけた場合、メルケル首相にとって脅威となる可能性もあると報道されています。

お隣のオーストリアでも、反欧州の政党が誕生したようです。

今までは、反欧州と言えば緊縮財政策でとことん痛んだギリシャやスペインなどの南欧州各国での出来事と割り切っていましたが、今度は優等生と扱われてきた北欧州でも、同様の動きが出てきているようです。

いずれにしても、来年5月に実施される欧州議会選挙は、いろいろな意味で注目  を浴びると同時に、最大限の注意を払わなければならないですね...



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[ 2013/03/14 08:10 ] 欧州関連 | TB(-) | CM(0)

選手交代となるか?

おはようございます  昨夜いきなり病院から電話が来て、「お宅の娘さんが高熱でにっちもさっちも行かないので、今すぐ迎えに来てください。」と言われました。昨日の朝、娘から電話が来て「今日、ある試験と面接があるんだけど、体調が悪いんだ。どうしよう...」と言っていたので、「なに甘っちょろいこと言ってるの?行けば緊張で体調の悪いのもぶっ飛ぶわよ。」と無責任な発言をした私 
面接が終わってすぐに病院へ行ったらエライ悪くて、先生が慌ててうちに連絡を取ってきたということでした。

結局試験にも面接にも落ちてしまい、2重苦の娘ですが、仕方ないですね。体調管理が出来ていなかったのがいけなかったのだし、たぶん縁がなかったと諦めるしかないかな?

*アイルランド国債市場に復帰 

2010年秋にEU/IMFに金融支援を要請し、ギリシャやポルトガル同様、国債市場から締め出されていたアイルランド。

しかし血のにじむような緊縮財政・構造改革を断行し  金融支援を受け取った国の中でも断トツの回復  を見せており、ドラギECB総裁も高い評価を下しています。

同国は、昨年より短期債(1年未満)の入札を再開し、かなりの成功  を収めました。そして本日とうとう、2010年以来初の『10年物国債』の入札に踏み切ったのです。

*入札結果予想

最終結果はまだ出ていませんが、市場から漏れてくる情報としては、10年物入札利回りは4.20~4.25%  応答倍率もまだ発表されていませんが、入札予定額:30億ユーロに対し、70億ユーロの参加があったようですので、単純計算すれば応答倍率は2.3倍となります。

本日の入札成功により、これがここからの『アイルランドの10年債ベンチマーク』となります。2011年には一時的にせよ、10年物国債利回りが15%  に達したアイルランドですので、驚くほどの改善ですね 

本日の入札での応答利回り:4.20~4.25%は、イタリア(4.63%)やスペイン(4.73%)より低いという皮肉な結果となりました。

ユーロ圏の劣等組と呼ばれていたギリシャ・ポルトガル・アイルランドですが、そろそろアイルランドがそこから抜け、イタリアやスペインと選手交代の時期が来たのでしょうか?


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[ 2013/03/13 20:13 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(1)

NIESRからの発表

経済シンクタンク: 英国立経済社会研究所 (NIESR the National Institute of Economic and Social Research)が毎月発表する 英GDP値 がたった今、出ました。

2012年12月~2013年2月までの3ヶ月間のGDP値は、-0.1%   これに加え、2012年11月~2013年1月までの3ヶ月間のGDP値を0%から-0.2%へ修正 

NIESRによると、2013年1月~2月の2ヶ月間のGDPは、ほぼゼロ成長  となるとも予想しているようです。

もしこの予想が当たっていれば、トリプル・リセッションはギリギリ回避出来るかもしれません 

NIESRのグラフ 2013.2月分
(クリックすると拡大します)


これはNIESRが作成したグラフで、過去に英国が遭遇したリセッション時のGDP推移を比較しています。

現在のリセッションは、黒い線で描かれており、キャメロン政権が発足した2010年5月に矢印を入れてみました。

過去のリセッション時と比べ、いつまで経っても景気回復が出来てないことが、ここからも確認出来ます 


最後になりますが、NIESRのGDP予想値と英統計局のGDP速報値との誤差は、過去平均 0.1~0.3%(伝統的に「0.2%以内」)とされています。ただし最近の予想は難しくなってきたのか、その差が0.5%くらいまで拡大したことが何度かありました。


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[ 2013/03/13 00:25 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

英財務省の動き

この記事でもお知らせ しましたが、やはりオズボーン財務相は3月20日の予算案発表の時に、英中銀の金融政策目的の変更について具体的な内容を発表する可能性が高まりました。

*ブルーンバーグの記事

2時間ほど外出して先ほど帰宅したのですが、いない間に英財務省の動きに関して、ブルーンバーグにこんな記事 が載っていました。

内容としては、英財務事務次官であるMacpherson氏が先週カナダのオタワを訪問  し、カーニー次期英中銀総裁と話し合いを持ったことが確認されたようです。たぶん3月20日の予算案発表までに間に合うよう、先週カナダを訪問したと理解してよいでしょう。

たぶん緩和拡大期待が継続するでしょうから、ポンドの頭は重いままで推移しそうですね。

日本といい、英国といい、今年の最弱通貨の2つである円とポンドを取り巻く環境は、中央銀行総裁の変更を巡り、似ているように感じます 


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[ 2013/03/13 00:04 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(1)

FX戦略会議

2012年7月より 西原宏一さんと一緒に為替相場を語る FX戦略会議 を読売オンラインさんで始めました 

今週は先週金曜日のNFPや、それを巡るドル高について。イタリア情勢、日銀新総裁などを交えて話し合ってみました 

このリンク または ブログ左側にあるバナーをクリックして是非ご覧下さい 
[ 2013/03/12 18:46 ] 読売オンライン・FX戦略会議 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX (株)さんで 連載スタート
Net Money
FXダイレクトプラス
2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
~丸わかり! ロンドン発
★欧州経済事情~
欧州の注目テーマを一刀両断!

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新イーグルフライ
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私も新イーグル・フライで
欧州情報を配信しています

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