イタリア総選挙後のゴタゴタでなにかとそちらに目を奪われやすい地合いとなっておりますが、私が住む英国では明日補欠選挙が実施されます。
この結果により、ポンドが大きく動くとは思えませんが、長い目で見るとイタリアほどのマグニチュードはないにしても、この国の政局不安を引き起こすきっかけとなる可能性もありますので、私個人的には注目

しています。
*英南部:ハンプシャー州Eastleighの補欠選挙明日(2月28日)Eastleigh市で補欠選挙が実施されます。現職の自民党議員の辞任を受けての補欠選挙となっており、もともと自民党色の強い地域です。
一番最近行われた各党支持率に関する世論調査は
労働党 41%
保守党 29%
英国独立党(UKIP) 13%
自民党 8%

自民党の支持率が低下している

ため、果たしてもともとも自民党色の強い選挙区であるというだけで、同党立候補者が横滑り当選出来るほど、環境は甘くない

とも伝えられています。
*キャメロン首相にとってはLose-Loseの結果となるか?これは私個人の意見ですが、今回の選挙はキャメロン首相、そして保守党にとってLose-Lose となるような気がしてなりません。
その理由は2つ
・EU離脱の是非を問う国民投票キャメロン首相は
2015年総選挙で自分が首相となった場合は、EU離脱の是非を問う国民投票を実施する と公言しました。
自民党は「欧州・ユーロに友好的」な党

ですので、自民党色が強い選挙区での補欠選挙となると、このキャメロン公約を嫌った結果、保守党立候補者の惨敗

が考えられます。そうなった場合、キャメロン首相があんな公約をしたから票が伸びなかったと党内からの不満が高まる可能性が出てきます。
・UKIP票が伸びた場合UKIP(英国独立党)はその名の通り、英国のEU離脱を支持している政党で、ここにきて支持率が上昇しています。

今回の補欠選挙での当選は無理でしょうが、自民党基盤の選挙区であるにもかかわらず、UKIP候補者への投票数が伸び、尚且つ保守党候補者のものを上廻った場合、これはキャメロン首相にとって大打撃

となるでしょう。
補欠選挙の結果が出る時間はまだはっきり判りません。
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