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イタリア出口調査結果

ロンドン時間14時(日本時間23時)に投票終了し、一番最初の出口調査が発表されました。

2013年総選挙投票率は76.6%  2008年総選挙の80.6% を下回った結果となりました。

*英スカイTV
中道左派連合 34.5%
ベルルスコーニ連合 29%
5つ星運動 19%
モンティ連合 9.5%



*イタリアの調査会社
中道左派連合 35~37%
ベルルスコーニ連合 29~31%
5つ星運動 19~21%
モンティ連合 8~10%


イタリア出口調査結果速報


イタリアの出口調査はあまり当てにならないという話しもあるようですので、今後の展開にも注意してください。

もしこのままの調子で中道左派連合が票を伸ばした場合、モンティ連合と組まずに、単独で上下両院とも過半数議席獲得が可能となるかもしれないということ。

この出口調査を見る限り、一番苦戦しているのは、モンティ連合です。緊縮財政・構造改革推進に有権者がNOを突きつけたということでしょうか?


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[ 2013/02/25 23:47 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

イタリア総選挙後のタイムライン

独立系シンクタンク・オープンヨーロッパがイタリア総選挙投票終了後のタイムラインを書いたレポートがありましたので、そこから何点かお伝えします。これはあくまでもオープンヨーロッパの見方である点はご了承ください。


・ロンドン時間14時(日本時間23時)
投票所が閉まり、最初の出口調査が発表される。
開票は上院から先に行われる。

注 :イタリア選挙の出口調査は実際の開票結果と大きく違うことがあるようですので、鵜呑みにしない方がよいようです。例えば、2006年総選挙の時を例にとると、出口調査ではプロディ連合楽勝という発表がされたようですが、実際の得票率を比較するとプロディ 49.81%に対して、ベルルスコーニ 49.74%という0.1%にも満たない寸差となりました。ですので、本日の出口調査の結果にも要注意です。


・ロンドン時間15時(同火曜日零時)
上院の開票結果、最初の予想が発表される。
その後、約1時間ごとに最新の開票結果が発表される。


・ロンドン時間19~20時(同火曜日午前4~5時)
上院の開票がほぼ終了する予定。
上院の開票終了次第、下院の開票に移る。
上院の選挙権は25歳以上であるのに対し、下院は18歳以上となっているため、
下院の開票には時間が要する。


・ロンドン時間23時頃(同火曜日午前8時)
下院のおおまかな開票結果が把握出来る。


最後になりますが、私は毎週月曜日の午後、ボランティアに行っており、本日も休むことが出来なくなりましたので、イタリア選挙結果は全く見れません。帰宅時間は午後6時30分過ぎとなりますので、帰宅後判った情報をブログに書かせて頂きます。


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[ 2013/02/25 21:38 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

英格下げを受け

先週金曜日、ニューヨーク市場が閉まる30分前に格付け大手:ムーディーズは英格下げの発表  をしました。どうしてこんな際どい時間をわざわざ選んで発表したのか  理解に苦しみます 

今朝のロンドン市場では既に下がってしまったポンドを更に売り込むことはしておりませんが、格付け会社1社の格下げ報道で、どうしてここまでポンドが売られてしまうのか  首をかしげるトレイダーもいるようです。

注:今朝のロンドン市場では対ユーロでポンドが弱含んでいますが、これは月末要因と見られています。

*既成事実化した英格下げ

昨年、格付け大手3社すべてが、英格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に下げたことを受け、実際の格下げは時間の問題と見られており、市場では’’完全織り込み済み’’という見方が一般的でした。米モルガン・スタンレーも 「英格下げは完全に織り込み済みのニュースであるため、これだけを材料としたポンド売りは短期的には反応薄となるであろう。」とコメントしていました。

ある大手欧州系銀行のレポートでは 「先週金曜日、ムーディーズは英国の格下げに動いた。しかし英国がデフォルトする危険性は1週間前も今朝も全く同じで’’あり得ない’’ことに変わりはない。そして格下げに関しては、随分前から既に市場に織り込まれていたことである。一番肝心なことは、今回の格下げを受け、オズボーン財務相の信頼性が傷ついたことが心配されるが、格付け会社自身の信頼性はとっくに欠如しはじめていることと比較すれば、たいした問題ではないのかもしれない」 と辛口のコメントを載せています。

金曜日の格下げ報道後のポンド急落で一番目立った売りをしていたのは、マクロ系ファンドと言われていますが、金曜日のNY、それも市場が閉まる30分前という時間ですので、商いがほぼ終了しており流動性が薄い時でしたので、動きも大きくならざるを得ませんね。

*オズボーン財務相の反応

オズボーン財務相

この週末の各紙一面は、ムーディーズ格下げ報道で埋め尽くされました。果たして今回の格下げを受け、3月20日に予定されている2013年度予算案発表時に、オズボーン財務相は緊縮財政策を若干緩和し、その代わりに成長重視の政策に転換するか?が一番の注目材料 となることは間違いありません。

そのオズボーン財務相ですが、格下げに対して「英国は財政赤字削減姿勢を緩めるつもりは、ない。」と未だに財政規律優先をほのめかしています。

元はといえば、2010年に現在の保守・自民連立政権が誕生して以来、緊縮につぐ緊縮財政を国民に押し付けた政府ですが、その最大の理由は 『英国のトリプルA格付けを守ること』 とはっきり名言していました。しかし結果としては、予想以上に悪化した経済成長の低迷  が理由で、どんなに国を挙げて赤字削減に取り組んでも、GDPそのものが伸びないので、赤字対GDP比の改善に結びつかないという最悪の結果  を生んでしまった訳です。

*格付け会社の動きとその後のマーケット

米国やフランスがトリプルA格から格下げされた時、ドルもユーロも下落せず、逆に上昇しました。それらの国の国債利回りも、上昇するどころか下落(=国債価格上昇)しています。

それなのに、どうして英国の格下げ報道の時だけ、ポンドは下落し、国債利回りは上昇してしまったのでしょう  ただ単に発表の時間が悪かった、流動性が一番薄い時間帯だったから?という理由だけなのでしょうか?

これが私が一番知りたい点です。


ブルーンバーグの調べによると、過去の格上げ・格下げ報道とその後の国債利回りとの関係で面白い関係があることが判りました。

昨年1年間の間に実施された32回の格上げ・格下げ・格付け見通し変更の報道後、53%の確率でその国の国債利回りは予想された動きの逆の動きをしたそうです 

1974年からの長いデータを見ると、300回以上の格上げ・格下げ・格付け見通し変更が実施されましたが、その報道後予想された動きの逆の動きをした確率は47%となっており、昨年1年間の確率よりも若干下がります。

それではムーディーズとS&Pからの発表後、逆の動きをした確率ですが、ムーディーズは56%、S&Pは50%となっており、ムーディーズの発表後の方が逆に動く確率が高いことも判りました 

現在の英株式指数・10年物国債利回り・為替レベルをチェックすると、株は上昇・国債利回りは金曜日の発表レベルまで戻したのですが、為替だけは未だにポンド安の状態です 


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[ 2013/02/25 20:25 ] 経済 | TB(-) | CM(1)

イタリア入札結果

総選挙中であるにもかかわらず、本日イタリアは国債発行に動きました。
明日・明後日も入札が続きますので、ご注意  ください。

本日の入札結果は、

入札予想額は25~42億5000万ユーロ  実際の入札額: 40億6800万ユーロ

・2014年満期ゼロクーポン国債(CTZ)
入札額: 28億1800万ユーロ 
応答利回り: 1.682% (前回: 1.434%)

・2021年満期国債
入札額: 9億4100万ユーロ
応答利回り: 2.79% (前回: 3.33%)

・2026年満期国債
入札額: 3億900万ユーロ
応答利回り: 3.23% (前回:3.49%)


問題なく入札は終了したことを好感して、ユーロ上昇中。


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[ 2013/02/25 19:32 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

イタリア総選挙予想

おはようございます

本日ロンドン時間午後2時過ぎ (日本時間23時過ぎ) に イタリア総選挙 の出口調査が出ます。こんな大事な時なのに、私は算数教室のお手伝いでず~~~~~~~~~~っと外に出ている予定。運が悪い 

*ある銀行の予想

イタリア総選挙の結果が、ハングパーラメントとなった場合を想定しての話しです。

ハングパーラメントが誕生するということは、どの党・連合も横並びの得票率しか得られなかったということになりますが、横並びと言いながらもベルルスコーニ連合かグリッロ連合の得票率が(他の連合と比較して)やや多かった場合、以下の2つのシナリオが考えられるとしています。

(注:これが意味することは、ベルサニ連合とモンティ連合の2つを合計しても、上院の過半数議席獲得に失敗した  ということ)


シナリオ1:挙国一致内閣

イタリア国内での政治的不安定要素  が増し、国際社会や金融市場からの圧力に押される形で、イタリアのナポリターノ大統領は各党・連合に対し挙国一致内閣を組閣するよう要請  その場合、内閣が進む方向や新選挙法の設立などに代表される政策決定内容を事前に決定する必要がある。

この挙国一致内閣が誕生した場合、モンティ氏が引き続き首相となるでしょうが、安定した内閣となる保証は全くなく、1~2年とうい短期間しか持たないかもしれないとしています 

この案が実現した場合、挙国一致内閣が進むべき道がはっきり示されるまで、金融市場は神経質な動きに終始するであろう。当然、マーケットのボラティリティーは高まり、国債スプレッドは拡大すると予想。

この神経質な期間が終わり、目標がはっきりした新内閣が動き出した暁には、イタリア国債市場は落ち着きを取り戻し、現在の利回りレベルまで戻ってくると考える 


シナリオ2:2度目の総選挙の実施 

現在の選挙法の元で新たな選挙を実施するというシナリオは、最初のシナリオ(シナリオ1)と比較すると、実現する可能性は低い。いずれにしても、このシナリオが実現するか否かは、上下両院の片方、または両方を解散させる権限を持つナポリターノ大統領の判断にかかっている。

金融市場からみると、このシナリオが現実化した場合、ボラティリテーが増大され  イタリア国債市場に相当な圧力がかかるであろう。

いろいろな考えうる仮定を元にシナリオをたてるのであれば、10年物国債利回り格差(イールドスプレッド)は2011年11月につけた最悪のレベル  --- 独伊スプレッド 550bps --- まで拡大するかもしれない。

もしこの事態が実現した場合は、イタリアはECBに対してOMT発動を要請することになるかもしれない 

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[ 2013/02/25 18:52 ] 欧州関連 | TB(-) | CM(0)

イタリア総選挙について

イタリア総選挙 投票、1日目が終了しました。イタリア北部は雪、南部は強風の影響もあり、2008年総選挙の時と比較して有権者の出足は鈍いようです 

ロイター通信によると、本日と明日の投票時間は
日曜日:イタリア時間午前8時~午後22時(日本時間16時~月曜日午前6時)
月曜日:イタリア時間午前7時~午後15時(同月曜日15時~23時)


出口調査は開票終了直後に発表されるようで、最終結果はイタリア時間火曜日の朝早くとも伝えています。

月曜日に投票が終了する頃、ちょうどニューヨーク市場の取引が活発になります。つまり月曜日のニューヨーク市場はイタリア総選挙速報を背景に大きく動く可能性  が高まってきました。

*浮動票が鍵を握るか?

4,700万人の有権者のうち、30%強にあたる1,300万人の浮動票の行方が鍵を握っているようです。この人たちは誰に投票するのか決定しておらず、そのうちでも特に500万人は棄権する可能性が高いとも言われているようです。

もし、この浮動票に属する有権者が投票所に足を運んだ際、一番有利とみられている候補者は5つ星運動連合のグリッロ氏。

市場が一番恐れているのは、大連立政権となる場合か、組閣が決定されずギリシャの時のように再投票が行われる場合です。

これに関してはまた朝起きてから書きます。今ロンドンは23時35分ですが、この週末は非常に忙しくて、まだ夕食を食べてない、私… 


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[ 2013/02/25 08:34 ] 欧州関連 | TB(-) | CM(5)

イタリア総選挙特集

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりました セントラル短資FX さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2012年11月16日より 毎週金曜日に マーケット・ビューで連載されることになりました 

本日から来週月曜日にかけて、安部訪米    キプロス大統領選決選投票  イタリア総選挙  が次々実施されます。特にイタリア総選挙  はここからのユーロ圏の安定を根本的に覆す危険性をはらんでいると言っても過言ではないでしょう。

本日のコラムは、ずばり イタリア総選挙特集 です!

イタリア総選挙

主な内容は
・2006年総選挙のdeja vu?
・イタリアの選挙システム
・主な政党連合の紹介
・各連合リーダーのユーロ圏債務危機に対する見方
・組閣までの道のり
・選挙後の予想
・ベルルスコーニ連合の勝利の可能性
・注目は国債市場


3日かけて書きましたので、少し長い文章となっていますが、是非お読みください 


このバナーをクリックすると記事が読めます。


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または このブログの左上 すこしFX ☆ なが~くFX バナー をクリックして是非お読みください!  よろしく~

過去記事に閲覧法ですが、2012年10月5日までの記事は全て このリンク  をクリックして頂くと読めます。マーケット・ビューの過去記事は このリンク を使って頂ければと思います 
[ 2013/02/25 08:08 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

キプロス大統領選挙の結果

この記事 でもご紹介しましたように、本日キプロスでは大統領選の決選投票  が実施され、先ほど結果が判明致しました。

中道右派・民主運動党(DISY)のアナスタシアディス党首
VS
共産系の労働人民進歩党(AKEL)のマラス前保健相との間の一騎打ち

結果は、アナスタシアディス候補 57.48%に対し、マラス候補 42.51%となり、アナスタシアディス候補の圧勝  となりました。

ギリシャ危機の影響をまともにうけたキプロスは、過去ずっと金融支援をロシアにだけ頼って生きながらえてきましたが、今回の選挙を通してEUやIMFからの支援確保に向け、緊縮財政策や構造改革、民営化などを受け入れる用意があること  を伝える結果となりました。

新大統領は同時に、EUやIMFだけでなく、各国政府やファンドとつなぎ融資に関する協議を行っていることも明らかにしています。ただし、ギリシャのような債務再編を行う選択肢だけは完全に排除する姿勢を貫いてもいます。

とりあえずEUに友好的な大統領の当選となり、EU/ユーロ関係者は  としていることでしょう。



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[ 2013/02/25 06:10 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX (株)さんで 連載スタート
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
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