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FX戦略会議

7月より 西原宏一さんと一緒に為替相場を語る FX戦略会議 を読売オンラインさんで始めました 

金融の中心であるニューヨークを直撃しているハリケーン・サンディ。
今週は、ハリケーンと為替、米大統領選、金曜日の雇用統計、ギリシャなどについて話し合ってみました 

このリンク または ブログ左側にあるバナーをクリックして是非ご覧下さい 
[ 2012/10/31 19:10 ] 読売オンライン・FX戦略会議 | TB(-) | CM(0)

ユーロ圏財務相会合電話会議

おはようございます 
今日はハロウィーン  今年はどのくらいの人数の子供達がドアをノックしてくるのか、今から楽しみです 


*ユーロ圏財務相会合

本日、電話を通じて  ユーロ圏財務相会合が開催されます。
開催時間はロンドン時間午前11時30分(日本時間20時30分)より。

今回の協議内容はずばり『ギリシャ』

*サマラス首相とトロイカ調査団

本日の会合に合わせたのかどうかは判りませんが、4ヶ月に及んだ135億ユーロの追加緊縮策内容がギリシャ政府とトロイカ調査団の間で昨日合意となりました 

私も昨日この合意報道を聞いて、「よかったね~ 」と喜んだのですが、その後の報道を見る限り、喜んでいる場合ではないようです。

サマラス首相は合意発表後のインタビューで

「The problem from this point on is not this or that measure. The problem is the exact opposite: what would happen if the deal is not ratified and the country is led to chaos, and how much more painful such a development would be for the Greek people; from an economic standpoint and - more importantly - from a political standpoint. These dangers must be averted, and this is now the responsibility of all the parties and each individual deputy.

現在ギリシャが直面している問題とは、135億ユーロ規模の追加緊縮策内容では、ない。本当の問題は、もしこの内容が議会で承認を得られず、ギリシャ全体が大混乱  となることである。それはギリシャ国民にこれまで以上の苦痛  を与えることになる。これらの危機を実際に起こさないためにも、ギリシャ与野党の議員達は自分達に課せられた責任を全うすべきである。」

と語っていました。

*予算案承認へ向けて

サマラス首相が言っている『議会での承認』ですが、今回の追加緊縮策を含んだ2013年度予算案は本日議会に提出される運びとなっています

最大野党であるSYRIZA党のツィプラス党首はTwitterを通して
「Measures should not be ratified and will not be implemented
追加緊縮策は議会での承認は得られない。」と既に反対票を投じる  と表明しています。

ギリシャ連立与党(3党)のひとつである民主左派党は
「The Democratic Left has fought on the issue of labour relations, to protect workers’ rights which have been already weakened. It does not agree with the result of the negotiations. The Democratic Left sticks to its position.
民主左派党は労働者の権利を守る為、今回の追加緊縮策に含まれている雇用関連部分の合意内容の変更を求め戦ってきた。しかし最終合意では、それが受け入れられなかった。我々は(雇用関係内容には合意出来ないという)元々のスタンスを貫くこととなる。」と語り、合意内容にNOを突きつけました 

今回の合意はサマラス首相が強引に推し進めた経緯があり、与野党内でも反対が多くなる見込みでした。

慌てた  サマラス首相や政府関係者は、やはり連立の一党であるPASOK党議員33名に対し夜通し説得にかかり、今朝の報道では33名中31名がYES票を投じると約束したようです。

この31名が本当にYESに票を入れてくれれば、連立に名を連ねている民主左派党がNOを入れても、最終的に承認となる運びのようです 

*民営化問題に対する投票

2013年度予算案に対する承認投票がいつ行われるかは不明です。

しかし本日の議会では、135億ユーロの追加緊縮策に含まれる『民営化による歳入増内容』ついての投票  が行われます。関係者の間では、この投票結果がよければ予算案の承認投票結果もよくなるという見方が一般的のようです。


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[ 2012/10/31 18:47 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

トロイカ調査団からの要求

おはようございます 
何週間ぶりか忘れるほど久し振りに晴天のロンドンです  やはり天気がよいと心も晴れますね~ 

さてと、これは昨日出たニュースですが、外出していたので記事に出来ませんでした。自分の記録として残しておきたいので、一日遅れの更新となります。

*PSIとOSI 

ギリシャの135億ユーロに及ぶ追加緊縮策内容について同国政府と協議を継続しているトロイカ調査団。この内容が合意出来なければ、315億ユーロの追加支援金が受け取れなくなる  だけでなく、EUが設定した『2020年までに公的債務赤字対GDPを120%以下にする』というお約束が果たせなくなります 

既に両者の協議は3ヶ月目に入ろうとしており、痺れを切らしたトロイカ調査団は
今年3月に民間部門だけを対象に実施された債務削減策 により、とりあえず無秩序なデフォルト(債務不履行)に陥るリスクをいったん回避できた。しかし2020年に公的債務赤字対GDPを120%以下にするには、今度は欧州中央銀行(ECB)などの公的機関を対象にヘアカット(債務元本の削減)の受け入れを求めることになる。」と発言。

これは先月東京で開催されたIMF年次総会の時にラガルドIMF専務理事が
「ギリシャは再度の債務削減が必要な可能性がある。」と示唆しOSIの可能性を示唆しました。

 注:民間部門を対象にした債務削減をPSIと呼びますが、公的機関が関与するものはOSIと呼ばれます。

*ドイツとECBの反対

このOSIについて、強い拒否反応を示しているのがECBとドイツ。

ショイブレ財務相は
「欧州の加盟国のほとんどには、ローンの返済が何らかの形で保証されていない限り債務保証を提供することを禁じる規則がある。OSIが実施されれば、今後の保証と支払いの前提が全て崩れる」と述べています。

そしてとうとう昨日になると、ドイツ政府報道官が
「ドイツ予算法39条では、金融支援を受け取りながら、同時に債務削減を加盟国政府に求めるという行為は禁じられている。」 と発言。

総選挙  まで1年を切ったドイツとしては、ただでさえギリシャへの金融支援に反対している有権者に対し、これ以上の負担を強いることは何があっても避けたいでしょう。ですので、法律で禁じられているからという理由だけでなく、有権者への配慮という問題もあると思います。

ECB側からの発言としては、オーストリア中銀総裁でありECB理事でもあるノボトニー総裁が、
「OSIを論じる事じたい、問題外である 。 ECBがギリシャの債務削減に加担すれば、それはEU法で禁じている最後の貸し手となってしまう。」と語っています。ドラギ総裁もこの案には反対しています。



ギリシャにしろスペインにしろ、3年目に入った緊縮財政策の影響もあり、景気後退  がどんどん深刻化  しています。本来なら財政規律優先から成長重視の現実路線への変更が望まれるところですが、なかなかそうもいかないというのが現実です。

11月中旬には国庫が空になるギリシャ。この問題は今後もまだ議論が続くと思われますので、要注意ですね。


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[ 2012/10/30 18:48 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ドラギECB総裁、インタビュー

おはようございます 
何日ぶりだろう、今日は雨が降っていません 
ただ、今年の冬は相当寒くなるようで、ロンドンも先週末くらいから驚くほど寒くなりました。来週後半から日本へ一時帰国となりますので、この寒さから逃げ出せるのが嬉しいです 

*ドラギECB総裁インタビュー

今朝の欧州ではドイツ・シピーゲル誌のドラギECB総裁へのインタビュー記事が注目を浴びています。

このインタビュー内容は、そのまま全てECBホームペ-ジに掲載される という異例  の扱い。

読んでみた感想ですが、

1)sovereignty(国家主権)について

ショイブレ独財務相は「ユーロ加盟各国の財政政策に関して、欧州委員会・経済金融部門の担当者が直接関与出来るようにすべきだ」と主張しているが、これに関してどう思うか?という質問に対し、ドラギ総裁は

「I am fully in favour of it. I firmly believe that, in order to restore confidence in the euro area, countries need to transfer part of their sovereignty to the European level.
その意見に大賛成である。ユーロ圏に対する信頼を取り戻すためには加盟各国の主権の一部を欧州レベルに移譲する必要があると強く信じている。」と述べています。

2)『無制限』のOMTについて

ドラギ総裁は『無制限』が意味することは、コントロールが全く効かないような無謀な購入をする訳ではないと念を押しました。

先週 ブログでも紹介しましたが、オランダ・クノット中銀総裁の発言にもありますが、ECBの『無制限』国債購入にはさまざまな条件がついているようです。

3)加盟各国間の国債利回り格差(イールドスプレッド)について

OMTを通じて問題国の国債購入に動く際、その国の利回りを(ドイツ国債の利回りと)同一レベルに下げるようなことは、しない。イールドスプレッドが生じることは当然のことであり、その格差が広がれば当該国政府は''より一層の財政・構造改革の実施に踏み切る''からである。

ECBがOMTを通じて加盟国の国債購入に動く目的は、イールドスプレッドをゼロにするためではなく、それがあまりにも拡大しすぎてしまった場合 通常のレベルに戻すことが目標である。もしECBが購入を継続し利回り格差がなくなった途端、当該国は財政政策の改善に対し手を抜くことがあるかもしれず、それは好ましい結果を生まない。

4)イールドスプレッドの具体的なレベル

ドラギ総裁は『拡大しすぎてしまったイールドスプレッド』について具体的なレベルは示唆しませんでした。同総裁は「緻密な分析をすれば、イールドスプレッドがどのレベルに達したらその国の財政運営が難しくなるか、おおよその見当がつくであろう。」と答えています。

現在市場では、500bps以上拡大した場合を『危険水域』と見なしていると、私は思っています。その根拠は、過去の金融支援要請に動いた時のそれぞれのイールドスプレッドが500bpsを若干超えたレベルであった点です。

要請に動いた利回り
(クリックすると拡大します)

これは過去にギリシャ・アイルランド・ポルトガルが金融支援要請に動いた時の10年物国債利回りを示したチャートです。いずれの時も比較となるドイツ10年国債利回りは2.5~3%台での推移となっており、問題国の国債利回りとドイツの利回り格差は500bpsを越えたレベルです。

市場では加盟国が自力で財政運営を遂行することが不可能となるレベルとして『10年物国債利回りが7%台に乗った時』というものをベンチマークとしていますが、利回り格差では500bps以上というのも非常に重要な判断基準になると思っています。


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[ 2012/10/29 20:10 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

ハリケーン・サンディー

今晩は。本日10月28日(日)より英国は冬時間  に変更となりました。日本との時差は9時間となります。

*ハリケーン「サンディ」

サンディーと名付けられたハリケーンが米大西洋沿岸を北上しており、米北東部の各州は暴風雨  による被害に備えて非常事態宣言  を発令するなど、厳戒態勢を敷いたようです。ニューヨーク市では地下鉄やバスが28日19時(現地時間)から運行を停止  するとも発表がありました。

ハリケーン サンディー 3

これはBBCニュースから拝借したものですが、明日月曜日にはニューヨーク州を直撃  する模様。

ハリケーン サンディー 2

ハリケーンの被害を避けるために準備に忙しい  バージニア州の住民達。

ハリケーン サンディー

ハリケーンに備え、水や食料品の買い置きに走るニューヨーク州の住民達がスーパーの前で長い行列を作っています。

*ニューヨーク証券取引所

ハリケーンの直撃  を受けるであろうニューヨークでは、既に37万人以上の住民に対し避難命令が出されました。

先ほど、ニューヨーク証券取引所は「立会場を29日に閉鎖し、すべての取引を電子株式市場Arcaに移行する緊急計画を実施する」と発表  しました。ハリケーンによる取引所の閉鎖は1985年以来はじめて。

ニューヨークのウォール街にある銀行のトレーディング・ルームは通常通りの勤務となるようですが、交通機関が止まっているため  取引高は少なくなるかもしれませんね。



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[ 2012/10/29 06:38 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

ユーロに対する見方

おはようございます 
寒い、寒い、寒~~~~~~~い 
今朝は今年一番の冷え込みとなり、スコットランドの一部の地域では初雪観測。私が住むロンドンでも気温は5度くらいのようですが、風が強いので体感気温零度 。 今夜は2度まで気温が下がると天気予報のお兄さんが言ってました。今年の冬は2009年以来の激寒となるようです 

*ここからのユーロの見方

これはある米銀のユーロ予想です。

モルガンのユーロ予想
(クリックすると拡大します)

チャート上にも記載しましたが、この銀行のクォンツモデルを元にして、ユーロが「上方に行き過ぎ(オーバーシュート)」た時、「下方に行き過ぎ(アンダーシュート)」た時をそれぞれ、2010年から現在までに渡りグラフにしています。

チャートを見ると一目瞭然ですが、この銀行は現在のユーロ水準を「オーバーシュート」と見ている  適正水準は対ドルで1.28としています。



これに対し、ある大手欧州系銀行は
「年内にスペインがOMTを通して支援要請に動けば、ユーロ/ドルは1.35まで吹き上げる  可能性がある」としています。

キーワードは『年内』という部分だと思いますが、私自身はこの記事で書いたように 早ければ12月クリスマス前にでもスペインの支援要請があるのではないか?と思っています。

*ユーロ実効レート

ユーロ実効レート 10月26日2012
(クリックすると拡大します)

これは欧州中銀が毎日発表しているユーロ実効レートで、2012年1月~昨日終値をチャートにしてみました。

今年の高値(100.8136)と安値(94.4059)の38.2/50/61.8%戻しに赤い線を引いてみました。

これを見るとよく判りますが、ユーロ/AUDなどは300ポイントにも及ぶ下落をしていますが、実効レートそのものは今月に入ってからというもの、半値戻しの50%の上下をウロウロしているだけ  になっています。

私も夏が終わってからはユーロ/ドルは下がったら買い、下がったら買いを繰り返していましたが、61.8%に達しないのを確認して以来  取引の中心をドル円に移しています。

本日、このあと米Q3GDPが発表されます。その数字でユーロ/ドルが下落し、先週の安値を下回って終わるようですと、週足チャートの形が悪くなりますね   そうなると来週月曜日は一旦売りから入る相場展開になることも予想され、来週水曜日の月足チャートの終値がどこになるのか?が気になるところです。

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[ 2012/10/26 18:58 ] 相場検証/予想 | TB(-) | CM(0)

米格下げの噂

たった今、米国市場で格付け大手:フィッチが 「米国の格下げを検討中」 という噂  が流れ、米代表的株価指数のダウジョーンズやS&P500が急落  しています。

リスク・オフでユーロもクロスも下落。ちょっと気になります



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[ 2012/10/25 23:51 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

スペイン関連

政府の借り入れ金利も下がり  なかなか支援要請に動かないスペイン  ですが、ここからの動きを米英各行が予想を出しましたので、ここでご紹介します。

*GDP予想

スペイン議会が予算案設定に用いた2013年GDP予想は 『-0.5%』  それに対し、米ゴールドマン・サックスは 『-1.7%』 を予想  この-1.7%という数字は今月に入ってから下方修正されており、その前の予想は-1.4%でした。

下方修正に動いた理由として、同行は

1)最近のスペイン長期金利低下や同国を取り巻く環境がやや改善したため、スペイン政府は緊縮財政策の断行を一時的に緩和/延期する可能性が出てくると予想。これが来年以降、逆効果を招く恐れがある 

2)今回の予算案では2013年中にGDP比0.4%相当に値する追加緊縮策を発表している。

*ECCL/OMTによる支援要請時期

英バークレイズ銀行は、スペイン政府は11月25日に実施されるスペインからの独立を賭けたカタルーニャ自治州選挙  を待たず、11月上旬にでも支援要請に動くと見ているようです。

そして、もしその時期に要請に動かなければ、失望感  からのユーロ下落を予想している模様。



これに対し、米バンカメ・メリルリンチ銀行は、スペインは最終的には支援要請に動くであろうが、焦ってはいない 。 たぶん年末から年始にかけての時期に支援要請に動く可能性が高い.....という見解を示しています。

そう考える理由は

1)スペインは今年必要な入札額の約9割を完了している 
2)10月~11月にかけて実施される自治州選挙を巡り、国内ではEUに対する支援要請に抵抗感が強くなっている 
3)しかしそうは言っても、スペインは2012年の赤字対GDP比ターゲットを守れないであろう 。 そうなると遅かれ早かれ支援要請に動かざるを得ないという見方は変わらない。
4)(自治州選挙が終了すれば)支援要請に動く政治的な抵抗感が少なくなる。
5)ドイツがスペインの早期要請の必要性はないと明言している。


私自身はどちらかと言うと、バンカメ・メリルの考え方に同感です。早ければ年末前、12月中旬くらいかな~  と見ています。


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[ 2012/10/25 23:37 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

英第3四半期GDP

おはようございます 

昨日外出した帰りに車の中でBBCラジオを聞いていたら、「明日のGDPの数字は+0.7%になるらしい。とうとう英国もリセッションから抜け出せる。でも貴方はこれで英国の景気は底を打ったと思いますか?」というような質問を視聴者にしていました。

GDPなどの数字は、公式発表の24時間前に首相や政府高官に伝えられるので、私はてっきり本日の数字は+0.7%に違いないと信じていました 

*英Q3GDP速報値

英GDP2012Q3

前期比予想: +0.6%  実際に出た数字: +1.0%
前年比予想: -0.5%  実際に出た数字: 0%

エコノミストの見解では、Q3はオリンピック効果だけでなく、Q2に行われたエリザベス女王即位60周年記念による祝日の1日増加による経済損失効果がなくなるので、最低でも前期比+0.6%より高くならないといけなかったそうです。

そうなると +1.0%-0.6%=+0.4%  この+0.4%が『本当の経済成長』ということになります。

GDPの内容としては
・製造業部門は前期比+1.1%の伸び 
・建築業部門は前期比-2.5%の落ち込み 
・サービス業部門は前期比+1.3%の伸び 

*英国の景気は底を打ったのか?

見方はいろいろですが、Q3は先ほど書いたようにオリンピック効果による景気押し上げ要因に加え、Q2に行われたエリザベス女王即位60周年記念式典のため、国民祝日が1日増えたことによる経済損失分がなくなったため、’’よくて当たり前’’だったように思います。

オリンピック効果

年率では未だに0%ですので、Q4で再度マイナス成長が確認されれば、2012年の英国GDPはマイナス成長で終わる可能性が高まります 

10月から始まったQ4を振り返ってみると、連日の雨の影響で英国の多くの場所で洪水の被害がありました。これがQ4GDPの数字にどのように反映されるのか?英国の主要輸出先である欧州では、ユーロ圏を取り巻く環境が徐々に改善  していることを受け、英国の製造業界から明るいニュースが聞こえてくるのか?

個人的にはまだまだ予断を許さないと思っています。

*11月の英中銀金融理事会とインフレーション・レポート

英中銀は伝統的に四半期インフレーション・レポートを発表する月に政策金利や資産買取プログラムの増額に動きます。市場の見方としては、QE2増額分の期限が11月に切れるため、更なる増額予想が一般的となっています。

果たして本日発表された強いGDP速報値により、QE2増額が中断されるのか?そういう予想がこれから徐々に高まってくると思い、それが短期的にポンドのサポート要因になり得ます。


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[ 2012/10/25 19:05 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

ギリシャの要求が通ったのか?

本日の南ドイツ新聞(Sddeutsche Zeitung) では、「135億ユーロ規模の追加緊縮策導入による目標達成期間を2年間延長し、2016年までとする。そして追加緊急策内容の合意がなされたらすぐに、315億ユーロの支援金を受け取ることが出来る。」と報道しました。

私は、『2年間延長』を巡り、延長賛成  のIMF 対 反対  のドイツとの対立が表面化し結論が付かないまま先週のサミットが終了したと理解していました。

*否定報道

しかしその報道があってから2時間くらいして、ドイツのアスムセンECB理事はARD局のインタビューに応じた際
「現在のところ、ギリシャ政府とトロイカ調査団は最終合意に至っていない。ギリシャに対して2年間の延長を許せば、他のユーロ加盟国の財政負担が更に増してしまうことは忘れてはならない。」
と釘を刺しました。

さらにまた1時間くらいしてから、欧州委員会のレーン委員(経済・通貨問題担当)が「2年間延長に関しては、確認は出来ない。」と否定的な発言 

*ギリシャ財務省が認める

それから1時間くらいして、今度はギリシャの財務省が「2年間延長が認められた」  と公式発表し、ロイターもそれを確認した記事を載せました。

*ドイツの否定

懲りないよね、全く~

この報道に対し、ドイツ政府報道官の発言が出て「ギリシャの2年間延長という報道は、全く根拠がない。」と反撃 

好きにせんかい~ 

*米WSJ紙の報道

つい10分前くらいに、WSJ紙がギリシャ政府とトロイカ調査団との間で交わされたMOU(覚書)を入手したようで、「そこにはっきりと2年間延長と記載されていると確認した」と報道



これを受け、ユーロ上昇ということになってますが、本当かな?


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[ 2012/10/24 22:27 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ドラギECB総裁、ドイツ下院に出席

本日の目玉として、私が注目しているのが米FOMCとドラギ総裁のドイツ議会への出席です。

*ドラギ総裁の決断

ドラギECB総裁はロンドン時間午後13時(日本時間午後21時)より、ドイツ連邦議会(下院)の委員会の非公開セッションに出席し、ECBが新たに導入する危機対策:国債買い入れプログラム(OMT)について説明します。

これは同総裁が自ら提案して決定したものであり、一部では「ドラギのドイツ議会への殴りこみ」  と言ったセンセーショナル  なタイトルで報道しているところもあるようです。

今回の決断の背景には、ドイツ国内でOMTに対し懐疑的な見方があること   ドイツ連銀が反対に廻っている  ECBの独立自体を脅かす内容になるのではないか  という懸念も強いことに対し、総裁自ら数時間に渡り質疑応答に答える内容となるようです。

具体的な時間は未定ですが、最後のドイツ議会とドラギ総裁との共同声明が発表されるとも言われています。



もしここでドイツ議会の合意  が得られれば、ドイツ連銀の反対があるもののOMTはスムーズな滑り出しを見せることが期待され、ユーロのサポートとなり得ます。


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[ 2012/10/24 21:01 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

オランダ中銀総裁発言

昨日私が病院廻りしている間に出た発言ですが、自分の記録のために記事にすることをお許し下さい 

*欧州中銀理事・オランダ中銀:クノット総裁

9月にドラギECB総裁が公表した加盟国の 国債購入計画第2弾:OMT について昨日クノット総裁はその内容の一部を明らか  にしました。

・国債購入計画第1弾:SMPの場合、時によっては加盟国の国債を毎日購入した  OMTの場合、毎日購入に動くようなことは、ない。
・SMPで毎日国債購入したことは、間違っていた 
・ECBは同じ過ちを繰り返すことは、しない 
・OMTにより加盟国の国債を購入する場合、事前にECB理事会で協議する。
ECBは、OMTによる加盟国の国債購入を3ヶ月ごとに見直しするため、(3ヵ月ごとに)一時的に中止する。
・国債へのリスク・プレミアム (国債利回りの上乗せ金利部分  リスクが深刻であるほど上乗せ金利が大きい) は、加盟各国自身が責任を持って対処すべきである。

*私が持っていたOMTに対する疑問  への回答

ドラギ総裁が発表したOMTの概要がなかなかつかめなくて、イライラしていた私ですが、クノット総裁の発言により

1) この記事の『不明/疑問点』でも挙げた継続期間 についてですが、クノット総裁によると、OMTは3ヶ月ごとの見直し期間があり、その間は加盟国の国債購入が一時的にせよストップするということ

2)OMTによる国債購入は(SMPの時と違い)毎日継続するものでは、ないこと

3)リスク・プレミアムは加盟各国の責任であること

リスク・プレミアムが大きくなりすぎて加盟国の対処が限界に達してしまった   ESM/ECBがリスク・プレミアムを下げる手伝いをする  それがOMT

私はそう思っていたのですが、同総裁の発言を見る限り、その考え方は正解ではないようです。そうなると、そもそもOMTを始める大義名分は、いったい何なのでしょう?新たな疑問が残ってしまいましたよ 


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[ 2012/10/24 19:48 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

カナダと英国

おはようございます 
日本に帰る前にやっておかなければならない衛生歯科のトリートメントや、歯医者さんの6ヶ月定期健診などを、まとめて昨日やってきました。しかし私がいない間、相場は大きく姿を変えていました 

欧州や北米から、いくつか気になる発言がありましたので、少しづつご紹介していきます。

*カナダと英国からの発言

昨日カナダ中銀と英中銀それぞれが発したメッセージが全く正反対の内容となっていたので、それをまずご紹介します。

・カナダ
カナダ中央銀行は、政策金利である翌日物金利の誘導目標を1.00%に据え置きましたが、声明文の中で徐々に利上げを行う必要が生じるとの見通し  を示したため、カナダドルが急騰しています。

「Over time, some modest withdrawal of monetary policy stimulus will likely be required, consistent with achieving its inflation target
インフレ目標:2%達成と整合性が取れるよう、金融刺激策を徐々に解除することが今後必要になるであろう」

・英国
昨日講演をした英中銀のキング総裁の発言内容は、カナダ中銀のものと全く正反対の内容  となっています。

「英中銀金融政策委員会(MPC)は追加資産買い入れの決定に際しては熟考するが、(回復の)兆候が薄れた場合、経済に一段の流動性を供給する用意がある(Stand ready to inject more stimulus if needed)」と講演しています。

偶然かどうかわかりませんが、明日(木曜日)に第3四半期GDP速報値発表を控えての発言となっているため、予想より低い数字となるのか?心配しています 


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[ 2012/10/24 18:46 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

ギリシャに残された時間

おはようございます 
日本への一時帰国が2週間後に迫りました。寒い寒いロンドンを抜け出し、暖かい日本へ早く飛び立ちたい気分で一杯 

*未だに合意に至らない追加緊縮策 

135億ユーロ規模の追加緊縮策 の内容について、ギリシャ政府関係者とトロイカ調査団との協議は連日続いています。しかし未だに最終合意に至っていません。

さすがにこれだけ合意が先延ばしになってきたためか、政府とトロイカ調査団との間で何点か折り合いがついた部分もあります。


公務員解雇数
年内に15,000人の公務員カットという要求  5,000人の解雇へ変更

・民営化
当初の予定は、2015年までに500億ユーロ  ぐっと目標は下がり、2016年までに100億ユーロ + 2020年までに250億ユーロ 

*本日の会合

本日ロンドン時間13時(日本時間21時)より、連立3党の党首会談が行われます。

サマラスさん

本日の最大の議題は、政府とトロイカ調査団との間で合意がなされた場合、いつそれを議会に提出し承認作業に入るか?の段取りのようです



先日、サマラス首相は「11月16日には、ギリシャの国庫が空になる。」 と発言。



そうなると、追加緊縮策内容合意  議会へ提出  承認  11月12日に開催されるユーロ圏財務相会合で発表  315億ユーロ規模の追加支援受け取りという、秒刻みのスケジュールになると予想されます。



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[ 2012/10/23 18:22 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

FX戦略会議

7月より 西原宏一さんと一緒に為替相場を語る FX戦略会議 を読売オンラインさんで始めました 

最近軒並みに上昇を遂げているユーロ・クロスとドル円。少し出遅れ気味ですが、やっと動き始めたポンド。
今週はこれらの通貨に関して、話し合ってみました 

このリンク または ブログ左側にあるバナーをクリックして是非ご覧下さい 
[ 2012/10/23 16:52 ] 読売オンライン・FX戦略会議 | TB(-) | CM(0)

スペイン自治州選挙の結果

おはようございます 
連日の雨で気分が腐ってくる  今日この頃。英気象庁の話しでは、今年の冬は2009年の激寒と並ぶ寒さ  となるそうです。日によってはマイナス18度くらいまで気温が下がるとのことですが、それに備え日本からロンドンに帰ってきてからすぐに新しいボイラーに取り替えることにしました。備えあれば憂いなし...........

*スペイン・2自治州議会選挙の結果

昨日日曜日には、スペインのガリシア州とバスク州でそれぞれ州議会選挙が実施されました。

ガリシア州はスペインのラホイ首相のお膝元であるためか、同国の『緊縮財政路線が争点  となった国民投票的』な色合いを持つ選挙となりました。

それに対し、バスク州は11月25日に前倒し州選挙を実施するカタルーニャ州同様、『スペインからの独立を賭けた  国民投票的』な選挙となっていたのが特徴です。

・ガリシア州
ラホイ首相率いる国民党が軽く過半数を超す41議席を獲得  し、第一党となりました。ラホイさんも  としていることでしょう。

・バスク州
独立を希望するバスク国民党(PNV)が27議席で第一党、同じく独立を''強く''希望する急進派新党(Bildu)が21議席が第二党

どの党も過半数である38議席に及ばなかったため、PNVとBilduの連立となるのか?それともPNVは他の党と連立を組むのが焦点。

もしPNVとBilduが連立を組んだ場合、バスク州の独立を賭けた国民投票  の実施に動く可能性が高まります。これは11月25日に投票を控えたカタルーニャ州選挙にも影響を与えると思われます。


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[ 2012/10/22 19:30 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

EUサミット・2日目

おはようございます 

昨日に続き、本日EUサミットは2日目に入ります。現在までに決定/未決定の内容を簡単にご説明します 

1)銀行同盟
現在加盟各国の中央銀行がそれぞれ銀行監督権限をもっていますが、それを欧州中央銀行(ECB)の下で一元化する制度「銀行同盟」を2013年中に始めることで合意。今年末までに制度づくりの議論を終える。

現在判っている内容としては、2014年までに欧州にある6,000の金融機関をECBが主導した銀行監督局が経営監視し危機の発生を防ぐ。

監督一元化の制度が設立した際には、加盟各国が出資する救済基金(ESM 欧州安定メカニズム)から直接、銀行に資本が注入できるようになる。

この内容決定では、ドイツ対フランスの意見の食い違い  があからさまになったようです。2012年末までに制度を完全に確立したかったフランス  来年総選挙を控えているドイツは、制度の完全確立には「時間をかけて」2013年中に段階的に行うという意見を主張  最終的にはドイツ案が採用された形になりました。

2)ESMによる銀行への資本注入
未だにESMによる銀行への資本注入開始の時期や規模は、はっきりしません。
2013年秋のドイツ総選挙前にも開始される可能性は残っています。

3)財政統合(共同予算案構想も含む)
これについては協議時期が延期され、早くても12月に予定されているEUサミットの席で話し合う模様。銀行同盟ではドイツ案が採用された形になりましたが、この財政統合に関してはフランスのオランド大統領が主導を握っていたようで、12月まで持ち越しとなった模様。

4)ギリシャ関連
今朝早い時間にギリシャに関する声明がでましたが、支援金支払や支援条件の延長などには全く言及せず。本日午後にもメルケル独首相とサマラス首相の個別会談が急遽設定されました 

5)スペイン関連
昨日のラホイ・スペイン首相の言葉を聞く限り、今回のサミットでスペイン支援要請に関する協議は行われない可能性が高まったようです 

2)のところでも書きましたが、もしESMによる直接の資本注入が早期に可能となればスペインはOMT支援要請に動かず、それを待つ可能性もあるようです 


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[ 2012/10/19 18:28 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

スペイン支援要請を巡る憶測

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりましたセントラル短資FX(株)さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2011年4月より隔週金曜日に マーケット・ビューでも連載させて頂く事になりました 

昨日から始まったEUサミット 。初日の昨日はユーロ圏共通の銀行監督機関を創設し、2013年中に運用を開始  することで合意した模様です。

本日のコラムでは、サミットで話し合われる予定となっているスペイン支援要請を中心に書いてみました。
9月のドラギECB総裁が放ったバズーカ砲  とも言えるOMTによる救済が、少しだけ形を変えそうな話しになってきているため、その点を私なりに解説してみました。

このブログの左上 すこしFX ☆ なが~くFX バナー をクリックして是非お読みください!  
よろしく~

最後になりますが、このリンク  をクリックして頂くと私が書いた全ての過去記事が読めますので、是非ご活用下さい 
[ 2012/10/19 16:55 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

EUサミットのスケジュール

本日は夏休み以来はじめてのEUサミットが開催されます。

EU首脳が集まるサミット本番は午後からですが、既に『若年層の失業対策を話し合うサミット』が始まりました。このサミットは約2時間続き、その後記者会見という運びとなります。

*サミット本番で話し合われる内容

・銀行同盟
・欧州予算案
・スペインとギリシャ問題 など

*サミットのスケジュール

・EU加盟各国の首相/大統領到着
ロンドン時間午後15時15~45分(日本時間23時15~45分)

・ファンロンパイEU大統領を囲んで立ち話し
ロンドン時間16時~16時30分(同金曜日零時~零時30分)

・集合写真撮影
ロンドン時間16時50分(同金曜日零時50分)

・サミット開始
ロンドン時間16時55分~19時(同金曜日零時55分~午前3時)

・夕食会(協議続行)
ロンドン時間19時~21時(同金曜日午前3時~5時)

その後記者会見となる運びです。



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[ 2012/10/18 18:41 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

スペイン国債入札結果

おはようございます 

スペイン国債入札の結果が出ましたので、お知らせします。入札が行われた時の流通市場での10年物国債利回りは5.49%くらいでした。

*入札結果

入札予定額: 35~45億ユーロに対し、入札総額は46億1400万ユーロとなり予定額を上回りました。

・10年物国債
入札額:15億1300万ユーロ
応答利回り:5.458% (前回:5.666%)
応答倍率:1.88倍 (前回: 2.85)

・3年物国債
入札額:16億3700万ユーロ
応答利回り:3.277% (前回: 3.676%) 
応答倍率:2.61倍 (前回: 1.76) 

・4年物国債
入札額:14億6400万ユーロ
応答利回り:3.977% (前回: 4.603%) 
応答倍率:2.55倍 (前回: 1.86) 


想像はしていましたが、OMT の対象となっている3年物の応答利回りと倍率が飛躍的に改善  しています。それに近い4年物も同様。

それに対し、10年物の応答倍率が大きく下落 

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[ 2012/10/18 17:59 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

オランド仏大統領のインタビュー

オランド仏大統領が、英独仏伊そしてスペイン・ポーランドの主要紙  に対しインタビュー記事を載せています。5月の大統領選当選以来、これだけ多くの新聞にインタビュー記事を載せたのは初めての試み 


英  ガーディアン紙
独  Süddeutsche Zeitung
仏  Le Monde
伊  La Stampa
スペイン  El Pais
ポーランド  Gazeta Wyborcza


しかし明日にEUサミット開催を備え、このタイミングでのインタビューを決定した『本当のところ』はどうなのでしょうか?

*名指しでドイツ非難

英国ではガーディアン紙がそのインタビューを載せていますが、最初からユーロ債務危機解決を巡るメルケル独首相の取った行動の非難から始まっているのには驚きました 
以下がオランド大統領が挙げた主な発言内容です。

• suggested Merkel was too preoccupied with domestic politics in her response to the crisis
メルメル首相はユーロ圏債務危機の解決に対する判断をする際、あまりにも国内の政治的要因にとらわれすぎている。

• demanded Berlin reverse its opposition to decisions taken by eurozone leaders in June
6月のEUサミットでの決定内容に対し、ベルリン(ドイツ政府)の反対姿勢を撤回することを要求。

• called on the eurozone to act promptly to bring down the costs of borrowing for Spain and Italy
スペインとイタリアの借り入れコスト(国債の利回り)を下げるため、ユーロ加盟国に適切な行動にでることを呼びかけた。

• insisted Greece be assured of staying in the eurozone
ギリシャはユーロ圏に残留することを主張する。

• dismissed as unfounded the strong German criticisms of the recent moves on the crisis by the European Central Bank.
欧州中銀(ECB)が危機に直面したというドイツからの強い主張には全く根拠がなく排除するにふさわしいと判断。

このECBの危機とは何なのか  よく判らない  のですが、OMT導入に対しドイツ連銀のバイトマン総裁だけが反対票を投じ、ECB理事達の間で意見の統一が付かなかったことを指しているのでしょうか?正直、よく判りません 

かなり長い記事ですが、オランド大統領は「フランスは北欧州と南欧州の橋渡し役となる。しかしヨーロッパの(北と南の)2分化は好ましくない」と語っています。それに加え

「Let's stop thinking that there's only one country who's going to pay for the others. That's false.
(金融支援要請に対し)一ヶ国だけが他の全ての加盟国に対し(支援金を)支払っていると考えることは止めなければならない。それは間違っているからだ。」

とも語っています。

とにかくドイツ、そしてメルケル首相に対する攻撃  とも取れるこのインタビューを、EUサミットの前日に行ったオランド大統領。明日のサミットは荒れるのでしょうか?




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[ 2012/10/17 20:15 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(2)

ムーディーズからの発表

おはようございます 
昨夜TVを付けたら映像は乱れてる・音声が出ない  ことを発見。一日経てば大丈夫になるだろう~という全く根拠なき判断をし、その代わりに友人から借りた大好きな福山君  が出ている『ガリレオ』でも見ようとDVDを動かしたら、これまた音声が出ない 
今朝起きて、あらためてああでもない・こうでもないで1時間無駄にしましたが、やっと全てが元に戻りました 
そのためブログ更新が遅れたことをお詫びいたします 

*ムーディーズの動き

昨日既に噂が出ていました が、本当に発表となりました。

発表内容は、スペイン政府債格付けを「Baa3」で据え置き  見通しは「ネガティブ」

懸念されていた投資不適格(ジャンク債扱い)は回避されました。

*ここからの格付け見通し

見通しはネガティブのままですし、他の大手:S&Pとフィッチもネガティブですから、ジャンク債扱いになる可能性は依然として残されています。そのきっかけとなるものとして

・財政赤字削減達成の遅延
スペインが債券市場にアクセスできることが投資適格級の維持に重要

ここでいうアクセスというのは、発行市場で国債入札し、投資家が積極的に購入してくれることを意味します。

現在、スペインは 『OMT要請の前提条件となっているECCL  要請』に動くのではないか?という見方がマーケットでは優勢になりつつあります。

しかしムーディーズの発表内容を読む限り、スペインの債券市場へのアクセスを非常に重要視しているため、OMT支援ではなくECCLのみの支援要請では不十分であると警告  していると私は理解しています。

 ECCLとは?  『条件強化信用枠』のことを指し、これは欧州安定メカニズム(ESM)が発動可能の手段のひとつ。ECCLは、OMTを通じてESM/ECBが加盟国の国債購入に動く「必要条件」となっていますが、OMTを発動せずECCLを単独で利用することも可能。一例を挙げますと、ECCLを利用してスペイン国債の『保険』機能を持たせる案です。これは投資家が将来購入するスペイン国債に対し額面の2~3割をECCLによる損失カバー機能をつける内容となっており、将来これがOMTと併用されることも考えられます。


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[ 2012/10/17 19:21 ] 売買取引 | TB(-) | CM(0)

収益上昇のゴールドマン・サックス

米国ではQ3の企業収益発表が今週から本格化してきました。つい数分前に、ゴールドマン・サックスの企業収益が発表


ネット収益: 15億ドル
一株あたり収益:予想は一株当たり2.12ドルの収益  結果は2.85ドルの収益 

予想を上回っただけでなく、前期(第2四半期)の一株あたり0.84ドルの損益  と比較して、飛躍的な伸び  となったことが確認されました。

これを受け、米株式指数先物は上昇  米国債10年物は売られ利回り上昇  これがドル円の上昇を助けている形になっているようです。

取り急ぎ更新します




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[ 2012/10/16 21:13 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

スペイン財務省の事情説明会

昨日スペイン財務省はマドリッドで関係者を集め、「支援要請に関するブリーフィング(事情説明)」を実施したようです。それを受け、米WSJ紙や英FT紙が早速その内容について報道しています。

私はFT紙から読んでみたのですが、印象としてはスペインは今すぐ要請に動かなくても当面は大丈夫  ただしいずれかの時点で要請には動かざるを得ない  どうせ要請するなら、どうして早いうちに動かないのか?という理由ですが、それは国内問題以上にユーロ加盟各国の意見の相違や与える影響の度合いを測りかねているという『外部的要因』が邪魔をしているのかもしれないな  という印象を受けました。

*主な外部要因

1)イタリアの取り扱い方
スペインの支援要請を先取りした形で、スペインやイタリアの10年債利回りも順調に低下しています。もしスペインが支援に動いた場合、EU内では

・スペインの長期金利が低下する  イタリアもその恩恵を受け、借り入れ金利の低下が期待出来る   薔薇色派 

・スペインが要請すれば、次はイタリアも要請に動くのか?  イタリアの支援要請を促す催促相場となる   ユーロ圏の不安程度が増す心配  心配派 

これら2つの全く正反対な意見が出ており、調整がつかない様子

2)加盟国の負担増
ギリシャ・アイルランド・ポルトガルと続き今度は大物:スペインとなると、支援に対する加盟各国による負担が心配  されます。

イタリアからの報道によると、最初の3ヶ国の支援による負担で、同国の公的債務残高は4%増加   スペイン支援に対しては、たぶんGDP比1.5%相当の負担  となると発言。

3)ドイツの反対
ドイツはスペインの支援要請は「究極の選択」  と位置づけており、本当ににっちもさっちも行かなくなる  まで、この切り札は温存すべきであるという見方を変えていないようです。

*要請だけで十分なのか?

FT紙やWSJ紙を読んでいて印象的だったのは、「スペインは支援要請に動く」と発表  するだけで市場は勝手にその報道を好感する可能性が高い。

つまり極端な話しですが、ECBやESMがスペイン国債を全く購入しなかったとしても、その宣伝効果だけでスペインは恩恵を受けられるのではないか?と見られているようです。

WSJ紙を読む限り、スペイン財務省関係者は「支援要請正式発表の翌日には、スペインの代表的株価指数は15%の上昇   スペイン10年債利回りは1.5%の低下  が期待出来る 」としているようです。

果たしてそこまで簡単に市場反応の予測がつくのか  イタリアへの波及効果はどうなるのか  今後の動きから目が離せません 

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[ 2012/10/16 20:34 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

スペイン格下げの噂

おはようございます 

先ほどからマーケットに密かに流れ始めた『ムーディーズによるスペインの格下げが本日中にでも発表されるのではないか?』という噂 。 同社は本来なら9月末までに同国の格付け見直しについて結果を発表しなければならなかったのですが、ESMの発足が10月にずれ込む事などを理由に、発表の1ヶ月延長を申し出ました。ですので、今月中の『いつ』発表があるのか?市場関係者は少々ピリピリしている状態  と言ってもいいでしょう。

格付けの変更がある場合は、格付け会社は対象国へ24時間前に通知をしますので、もしかしたら昨日のうちに、スペインはその予告を受け取ったのかもしれません。

噂の内容としては、ムーディーズはスペイン格付けをジャンク債扱いに下げるという内容のようです。

*債券投資の判断基準

少し詳しい話しになり恐縮  ですが、ムーデーズがスペイン国債をジャンク債扱いにした場合、年金運用などを手がける投資家達が一斉にスペイン国債を投げると思われがちです。

しかし債券投資の判断基準には3通りあります。
説明に入る前に念の為に大手3社のスペイン格付けを書きますが、
・S&Pとムーディーズ  投資不適格(ジャンク債扱い)まで、あと1ノッチ
・フィッチ  投資不適格(ジャンク債扱い)まで、あと2ノッチ

1)S&Pまたはムーディーズの格付けのみで判断

2社のうち、1社がスペイン国債の格下げに動き、ジャンク債扱いとなる  同国の国債は投資不適格と見なす  投資家は保有のスペイン国債を売らなければならない

2)S&P・ムーディーズ・フィッチ3社の平均

3社のうち、2社がジャンク債扱いとする  同国の国債は投資不適格と見なす  投資家は保有のスペイン国債を売らなければならない

3)現在の格付けから、合計で3ノッチ格下げが起きる

これは私も今回はじめて知ったのですが、S&P・ムーディーズ・フィッチ3社が合計で3ノッチ格下げに動いた時点で、スペイン国債は投資不適格と見なす  例えば3社が1ノッチづつ下げた場合、フィッチの格付けはそれでもまだジャンク債扱いにはならない  しかし『合計で3ノッチ』の格下げには変わりない為、それが確認された時点でスペイン国債は投資不適格と見なされる

以上3つの可能性があるようです。投資家により判断基準はさまざまかと思われますが、単純に「ムーディーズがスペイン格下げし、ジャンク債扱いになった」という報道だけで動揺するのは避けたいと思います。

逆にその報道でスペインが支援要請を急ぐ可能性も高まる為、ユーロが一旦下げるような局面があれば、そこで買うつもりで私はいます。


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[ 2012/10/16 19:23 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(2)

FX戦略会議

7月より 西原宏一さんと一緒に為替相場を語る FX戦略会議 を読売オンラインさんで始めました 

今週もいくつかの注目イベントが重なります。そのイベント紹介、そしてそれに関する為替動向などを話し合ってみました。

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[ 2012/10/16 17:12 ] 読売オンライン・FX戦略会議 | TB(-) | CM(0)

ギリシャとトロイカ調査団との交渉

今週木曜日から開催されるEUサミットまでに、是が非でも 135億規模の追加緊縮策の内容合意 に漕ぎ着けたいギリシャ。この週末も政府とトロイカ調査団との話し合いが行われたようですが、途中で政府関係者が退室し話し合いが中断したと伝えられています。

*トロイカ調査団からの要求

歳出削減・構造改革と、トロイカ調査団からの要求は限りなく続くのですが、週末の要求内容は
「年末までに15,000人の公務員解雇」の断行だったようです。

この解雇要求は、ここでも紹介した 「18万人にのぼる公務員解雇」の第一弾と見なすようです。

この要求に耐えられなくなった  政府関係者が退室してしまったため、本日あらためて交渉が開始されるようです。

*明るいニュース

英ガーディアン紙の報道によると、この週末7時間かけて行われた交渉は、『今後4年間に渡って推し進められる追加緊縮策』という書き方に変化していることを発見しました 

他の報道各社の記事では、特にこの点については言及していません。



先週東京で開催されたIMF総会の席で、ラガルド専務理事が「赤字削減期間を数年間延長してあげる柔軟な態度が必要である」と発言し、ドイツなどの考え方 と大きく食い違うことが問題となりました。

このラガルド専務理事による発言について、彼女に近い人の話として
「現在ユーロ加盟各国では長引く不況や追加緊縮策に反対する国民による抗議デモが盛んに行われている。昨年北アフリカ・中東で起きた民主化運動のように、ユーロ加盟各国の抗議デモが勢いを増し欧州での『革命運動』になってしまったら大変なことである。ラガルド専務理事はこの『革命化』を非常に心配しており、事態が悪化しないためにも、ギリシャに対する緊縮策の達成期限延長など柔軟な態度に出たと考えられる。」
とされています。

果たしてこの動きが革命化するのか?定かではありませんが、確かに欧州での抗議デモはますます規模が大きくなっているのも事実です。

18日からのEUサミットにはラガルド専務理事も出席されるでしょうから、そこでの話し合いに注意したいです。

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[ 2012/10/15 19:58 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ユーロの動き

おはようございます 
昨日髪を染めに行ったのですが、思ったより地毛に近い色だったので少し落ち込んでいます 
ただ、久し振りにCovent Gardenに行き若い人の空気を吸ってきたので、今日は元気ですよ~ 
 
*アジア時間開始早々、ユーロ下落

週末にスウェーデンのボーグ財務相がした発言がユーロ下落の背景にあると言われています。

同財務相は「ギリシャは今後6ヶ月以内にユーロ使用を断念するであろう」  この発言に続き「ただし、この(ギリシャのユーロ圏離脱の)動きは金融市場ではある程度予想範囲となることも想定されている。」としギリシャ離脱が市場に於ける『脅威』  とはならないかもしれないという発言となっているようです。

しかしこの発言と同時期に滞在先のシンガポールでのインタビューに答えたショイブレ独財務相は
「ギリシャのデフォルトはないであろう。もしギリシャがユーロ圏を離脱するような動きが起これば、金融市場はパニック状態  に陥る。」と警告。

ギリシャのユーロ離脱に対する見解が真っ向から対立した状態です

*その後のユーロ上昇の背景

直接のきっかけとなったのが、スペインの支援要請時期を巡る ロイター社の観測記事 です。

匿名を条件としたスペイン政府高官・欧州委員会関係者の話しをまとめたロイターの記事を読む限り、スペインの支援要請時期は「11月になる公算が高い」とされています。この憶測の根拠となる理由として

1)10月の大型償還資金手当て済み
今年最大:290億ユーロ規模の大型償還が控えている今月。もしかしたらスペイン政府はこの償還に充てる資金が手元にないので支援要請に動かざるを得ないのでは  という憶測がありました。しかしこの記事を読む限り、償還は全く問題なし  となっているので、急いで10月に支援要請に動く根拠が見当たらなくなりました。

2)ドイツ議会
ユーロ加盟国に対する金融支援決定に関して、ドイツでは議会での承認が義務付けられています。現在、ギリシャとキプロスから(追加)支援要請が出ていますが、もしスペインからの要請が近日中にあるのであれば、メルケル首相やショイブレ財務相としては各国個別に何度も議会での承認手続きを取るのではなく、ギリシャ・キプロス・スペイン3ヶ国まとめて『一度の承認』  で済ませたい意向を示しています。ギリシャの支援条件内容の合意が遅れることを考慮し11月にまとめて承認という形になる可能性が高いようです

3)スペイン側
この記事によると、10月の償還手当ては完了  年内の入札は9割終了している  最悪の場合は年内の必要資金は手元にあるため、入札を完全に終了しても大丈夫  としています。

しかし来年からの資金手当てとなると話しは別で  来年1月には地方自治体への支援金や税収不足による歳入減が予想されるため、190億ユーロ規模のまとまった資金が必要となることが既に判っているようです。

そうなると、念には念を入れ11月に支援要請に動き、来年の資金需要を円滑に進められる準備に取り掛かるという見方が優勢となりそうです。


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[ 2012/10/15 19:16 ] マーケット | TB(-) | CM(0)

IMF対EU

現在東京で開催中のIMF年次総会。その席でラガルド専務理事が発した発言に対し、ユーロ圏の関係者が反対意見を続けて述べた事がこちらでは話題になっています。

*ラガルド対ショイブレ/レーン

IMFラガルド専務理事は、度重なる緊縮財政策のお陰で景気回復の手がかりがつかめず苦しんでいる  ギリシャやスペインなどに対し「赤字削減期間を数年間延長してあげる柔軟な態度が必要である」と東京での講演で語りました。

しかしその発言を受け、同じく東京でIMF総会に出席しているドイツ・ショイブレ財務相は英FT紙のインタビューに応じ「ギリシャの財政再建に関しては、最初に設定されたゴールに向かって最善の努力をすべきである。例えば登山をしている時に疲れたと言って下山した場合、登らなければならない距離はもっと長くなる。」

この発言の数時間後、欧州委員会のレーン副委員長(経済・通貨問題担当)は米CNNテレビのインタビューで「(ギリシャは追加緊縮策を順守すべきというEUの判断に対し)IMFはどのような批判や意見を述べることは自由である。しかしIMFの意見が最終決定となる訳ではない。」と語っています。

*意見の相違から来る弊害

IMFと欧州当局者との間でギリシャの財政政策の進捗状況に関する意見の相違は、今後かなり重大な問題  となってくる可能性を秘めていると私は思っています。すぐに頭に浮かんだ弊害などを何点かご紹介します。

問題点1:トロイカ調査団の分裂?

ここであらためて申し上げる必要もないかと思いますが、トロイカ調査団は欧州委員会(EU)・欧州中央銀行(ECB)そして国際通貨基金(IMF)から構成されています。もしIMFとEU/ECB側の見解が異なれば、トロイカ調査団としての公式見解が出せない  ことになります。

一部では、EU/ECBとIMFとの意見調節がつかない場合、IMFがトロイカ調査団から抜ける可能性  も囁かれているようです。

問題点2:IMFが抜けた場合
過去の金融支援に対し、IMFは3割の出資をしています。もしIMFがトロイカ調査団から抜け、ユーロ圏債務危機から少し距離を置くような場合、将来の金融支援に対するIMFの関与度が低下するのでしょうか?

問題点3:IMFの主張
ギリシャ債務削減のため民間債権者は、50%以上のヘアーカット率  を適用した債務交換(PSI)に踏み切り、その結果損失計上を余儀なくされました 
ギリシャ国債最大の保有者であるECBは『公的機関』である為、損失計上は行っておりません 

IMFは債務削減の過程で、PSI(民間部門関与)だけでなくOSI (Official Sector Involvement 公的機関関与) を求めギリシャ支援の負担を共有すること を提案しています。

このOSIに関しては、ドイツやECBが猛烈に反対  しています。もしIMFがトロイカ調査団から抜けるようなことが起きれば、ますますOSIを主張する可能性が高まるかと思われます。

問題点4:ギリシャの債務
もしラガルドIMF専務理事が主張するようにギリシャに債務削減の一時中断を許した場合、2020年の同国の債務対GDP比レベルは目標の120%達成は無理となり、145%くらいになってしまうと言われています。

加盟国の達成目標を緩和してしまうと、他の加盟国も「うちも緩和して欲しい」  と要求してくるかもしれません。


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[ 2012/10/12 21:26 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

インフレ懸念再来となるか?

ギリシャやスペインの行方も非常に気になるところですが、昨日からイギリスのニュースを賑わせているのが「ガス・電気料金値上げ」  に関する報道です。

*ブリティッシュ・ガスの値上げ報道

先月SSEが「10月15日より、ガス・電気料金それぞれ9%づつ値上する」と発表。

そして今週に入ってから、英国2,500万世帯の約半分がガス・電気の供給を受けているブリティッシュ・ガス(British Gas)が11月16日より値上げに踏み切ると発表  しました。

イギリス電気ガス料金値上げ率
(クリックすると拡大して見やすくなります)

この表は英BBCのデータをもとに、私が作成した各社の価格変動表  2010年冬から現在までの2年間に渡る値上げ、値下げを数字で示しました。
2012年に入ってすぐ、若干の値下げが実施されていますが、こちらに住んでいる私にとってはとにかく『値上げに次ぐ値上げ』  というイメージしか思い浮かびません。

先ほども書きましたが、British Gasは英国に住む2人に1人がお世話になっている会社ですので、ここの値上げは特に注目  を浴びざるを得ません。

*値上げ幅

現在ガスと電気両方をBritish Gasから受けている世帯は、平均で年間1,260ポンド支払っている計算になるそうです

ガス・電気代それぞれ6%値上げとなると、年間支払額は1,340ポンド

BBC以外では、値上げ率は8%になるかもしれないという報道もあり、その場合の年間支払額は1,360~1,380ポンドとなる計算。

毎年冬になると暖房を入れるお金がないので、寒さと戦いながら体調を崩し死亡した老人の話しや、小さい子供を抱えながらも暖房を入れずに冬を乗り切る家庭の話しが報道され、それを聞くたびに胸が痛みます。

British Gasが値上げに踏み切ったということは、他も追随するに違いありません。
今年の冬も財布の紐が緩むことはなさそうで、先が思いやられますね.... 


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[ 2012/10/12 19:12 ] 経済 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX(株)さんで 連載スタート
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
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