9月6日に開催されたECB金融政策理事会で、ドラギ総裁が
『OMT』 というバズーカ砲 
を発表してから、スペインやイタリアの長期金利は軒並み急低下(=国債価格上昇)していました。
スペイン10年物国債利回りを例にとると、7月24日につけた7.57%

先週は5.5%台まで急落


先週金曜日に開催されたユーロ圏財務相会合の席で、果たしてスペインがOMTを通じて救済支援を要請するか?に、市場の関心は集中していました。
しかし結果としては、どの国も要請せず、そのままたち切れとなった訳です。
*スペイン長期金利・CDS先週金曜日のスペイン10年物国債利回り終値は5.83%でしたが、週明けの昨日になると、ジワジワ上昇(=国債価格下落)し、5.97%まで上昇

特に危険水域に達した訳ではありませんが、スペインの今後の対応を巡り、少しづつ市場が心配をし始めてきたサインとも見受けられました。

そして今朝になると、一気に6%台でオープンし、先ほど実施された
短期債の入札結果を好感 し、6%台を下回って推移している状態です。
昨日は長期金利の上昇と足並み

を揃え、CDS(Credit default swap クレジット・デフォルト・スワップ)も上昇が確認されています。
*週末の抗議デモこの週末には、スペイン・ポルトガル・ギリシャの各地でそうとう大規模な抗議デモが繰り広げられました。

ギリシャは、またあらためて記事にすることにしますが、スペインのデモは2重の苦しみに喘ぐ市民の叫びが聞こえてきました。

このブログでも紹介しましたが、
地方自治体 も赤字削減に取り組まざるを得えない状態です、

つまりスペイン国民は、国家の財政赤字削減を目的とした緊縮財政策

自分達が住む地域が課した緊縮策、それぞれ両方の影響を受けていることになります。

そこに、欧州最悪の雇用状況とくれば、彼らが受ける痛みは相当のものでしょう。
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