明日に迫ったECB金融政策理事会。今月も先月同様、期待はずれの内容になるであろうことを先取りした形でユーロが売られています。
ユーロ債務危機が始まって以来、欧州では「多大な口約束」

の後には必ず「期待を裏切られる結果」

がついて廻りますが、今回も例外ではなさそうです。
しかし心配

なのは ’’期待はずれとなるかもしれないECBの政策発表予想’’ だけでなく、スペインを取り巻く環境の悪化にも注目

が集まりはじめてきました。
*デギンドス経済相のインタビュー
本日独経済紙:ハンデルスブラットのインタビューで、スペインのデギンドス経済相は
「(救済支援を受けるにしても)条件や詳細がはっきりしない限り、スペインは動けない。現在のスペインは、(EUから送られてくるトロイカ調査団に対し)国家の財政状況をまるごと見せて、国家の尊厳を手渡す準備が出来ていない。
我々スペイン人は、’’単一通貨:ユーロのこれから’’ がスペインを舞台に繰り広げられていることを知っている。我が国はユーロが継続するのか?崩壊するのか?の防波堤となっている。」と語っています。
英テレグラフ紙によると、ギリシャだけでなく、スペインでも年金支給のための財源不足が深刻化

しており、バーゴス社会保障相は「7月分の年金支払金の不足額を補うために、社会保障法に基づく労働者災害補償保険金から44億ユーロを借り入れ、年金支払に充てた」

と発言。それに加え、今後発生する年金支払いの不足分は、スペイン年金基金などから借り入れる予定

とも語っています。
デギンドス経済相がなんと言おうと、スペインが全面的な支援をEUに要請するのは時間の問題のように見えてなりません。
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