次は今週の主なイベントに移ります。
*9月6日(木) ECB金融政策理事会とドラギ総裁定例記者会見発表内容予想は新しい記事で書くとしますが、市場参加者は9月6日のECB理事会で 『EFSF/ESMとECBによる協調国債購入』 に関する詳細発表をが遅れる可能性

をある程度織り込んでいるようです。
この記事 でも指摘しましたが、ECBによる加盟国の国債購入第2弾 (SMP2) は欧州安定メカニズム(ESM) / 欧州金融安定ファシリティー(EFSF)が稼動

当該国がまずこれら救済基金に支援を要請することが条件となっている点を考慮すれば、翌週12日に予定されている ドイツ憲法裁による「ESMの合憲性」に関する判決待ちという姿勢を取らざるを得ないから

というのが理由です。
予想:1) 一部の欧州系銀行の調査部では、「ドイツ憲法裁の判決結果を待たず、可能な限りのSMP2に関する詳細を発表するのではないか

という見方をするところも出てきているようです。
2) SMP2詳細は10月の理事会にずれ込み、今月はECBの主要政策金利を現行の0.75%から0.50%へカット、それに加えより多くの加盟国の銀行がECBから資金供給を受けられるようにするため、担保基準の更なる緩和が発表される?という見方も出ています。
個人的な意見:一口に「SMP2に関する詳細」

と言っても、その内容は多岐に渡っています。

すぐに思いつくだけでも

購入規模・実施期間・タイミング・不胎化/非不胎化・優先債権者待遇・長期金利上限またはバンド設定 などが挙げられます。

果たしてこれらのうち、一部を6日に発表するのか? それともドイツ憲法裁の判決を待ち、来月の理事会で全てがクリアーになるのか?
私達は木曜日のECB理事会に対し 「何を期待すればよいのか?」
それすらも、あやふやになって来ました
*9月7日(金) 米雇用統計8月31日のジャクソンホールでの講演で「労働市場の停滞が、追加緩和措置を金融政策面での選択肢に残す理由の一つだ。」

と説明したバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長。

そのため、金曜日に発表される米雇用統計の数字が予想を大きく下廻った場合、早ければ翌週に控えているFOMC(連邦公開市場委員会)でのQE3実施が視野に入ってきます


ブルームバーグ社が行ったエコノミスト71人の予想では、金曜日に発表される8月の雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が前月比12万5000人増(中央値)

前月の16万3000人増から伸びが鈍化する見通し

失業率は7月と同じ8.3%が見込まれているようです。
*オーストラリア・カナダ・英国・スウェーデンそれぞれの中央銀行による金融政策理事会の発表がありますが、どこも「据え置き」予想となっており、イベント性はありません

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