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QE3後のマーケット

QE3発表後、マーケットはリスク・オン相場となっており、しばらくの間、この傾向は変わらないように思っています。
今週中にユーロ/ドルが1.30台に届くという予想でしたが、1.31まで既に来ています 

昨日のQE3内容を見て、ここからの相場に与える影響を考えてみましょう

*ドル安要因
FRBは雇用市場に焦点をあわせているため、過去の金融政策決定とは違い、今後は低金利維持を長期化することは確実となっています。

まぁ、そうは言っても世界主要国のほとんどが低金利政策を継続しているため、ドルだけ低金利  ファンディング通貨   ガンガン売られると考えるのは無理がありますが  やはりファンディング通貨としての位置づけが他の通貨と比較して長期化することは事実なので、ドルは売られやすい傾向が続くと考えるのが妥当でしょう。

*ドル高要因
FRBによる捨て身で尚且つ大胆な政策が功を奏す  米国のファンダメンタルズが改善される  米資産への投資が魅力的になる可能性が出てくる  ドルにとって好材料となります。

そうは言っても、これが実際に起こるのには時間がかかるでしょうが、マーケットが材料難となった時など、市場は「先取り相場」となりドルが買い込まれる局面が出てきても不思議では、ありません。

*投資家動向
中国の景気減速をはじめとする諸外国の経済環境の悪化を考えれば、米国内の投資家のみならず海外の投資家達も米ファンダメンタルズの改善期待  で米国への投資を増やす可能性があり、それが米ドル上昇の追い風になる可能性はあります。

*心配材料 

1)財政の崖
バーナンキ議長も語っていましたが、『財政の崖』問題は今後の米経済の先行きを決定的にするだけの力を持っているため、大統領選挙後の動きからは目が離せません。

ユーロ圏でドッタンバッタン  しない限り、米大統領選直前までリスク・オン相場は継続  新大統領決定後にその人が財政の崖に対して、どのような対策を講じるか?がはっきりしてから、あらためてそこから相場動向を考えたいと思います。

2)QE3の失敗 
これだけ踏み込んだ政策を打ったにもかかわらず、単純にFRBのバランスシートを膨らませただけに終わってしまった場合、連銀のcredibility(信頼性)が問われるリスク  が増えたと思っています。

既に市場ではQE4・QE5という言葉が出回ってきているだけでなく、インフレが台頭しても当局は手放し状態となる不安  も囁かれています。


私が話したアメリカ人は、ジャブジャブの金融政策のあおりを受け、今後ガソリン代や食料品価格が上昇するのではないか?と心配  しているだけでなく、過去のQE1~現在のQE3まで資産買い入れした額を国民一人一人に分け与えていたら、もっと効果的だったのではないか?という極論まで述べていました。

ちなみに米総人口を計算しやすく『3億人』として計算しますと、毎月アメリカ人ひとりに対する支払額は

QE1  365ドル 平均的4人家族なら、月1,460ドルにもなりますね 
QE2  250ドル
ツイストオペ1  150ドル
ツイストオペ2  150ドル
QE3  280ドル

なんだか、国民に分け与えたら....と嘆いていた人の気持ちが、少しだけ判るような気がしました 


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[ 2012/09/14 20:24 ] 相場検証/予想 | TB(-) | CM(0)

QE3で気になった点

どういう訳か今朝目覚ましがならず、寝坊 
電話  で叩き起こされたのですが、その電話の主がアジアを旅行中  の娘からでした。
1ヶ月の間、インドネシアシンガポールベトナムを廻っており、昨日シンガポールに入ったようです。夏休みの間、ロンドンで企業研修をした会社がシンガポールに支店を持っていたので、そこにご挨拶  に行ったそうです。そうしたら会社の方が非常に親切で「ロンドンのご家族に電話で元気な声を聞かせてあげなさい。」と電話を使わせてくれた~  と言っていました。

ロンドンを発つ前に携帯電話を海外でも使用可能にしていったにもかかわらず、インドネシアからは電話もメイルも打てない状態   仕方なしに、近所のネットカフェからメイルで連絡してきていたのですが、ネット環境はあまり芳しくないらしく、途中でのぶち切れは当たり前だったとか言っていました。それにしても、若いっていいですね~ 


さて昨日発表されたQE3。7月からお手伝いをさせて頂いている 西原宏一のシンプルFXトレード の読者の方や、このブログの読者の方から、QE3に対する質問を受けましたのでここで自分なりの考え方を書いてみたいと思います。

*QE3のやる気度!  

QE1,2,ツイスト 月額
(クリックすると拡大します)

過去の資産買い入れプログラムと毎月の購入額を表にまとめてみました。

昨日発表されたQE3の毎月の資産購入額は、不動産担保証券(MBS) 400億ドルに加え、現行のツイストオペ2 450億ドル  合計850億ドルの資産買い入れとなると私は理解しています。

*低金利政策の継続について

昨日の声明文を読んでいて「低金利政策の継続期間に関する言及」には、少し驚かされました 

’’the committee expects that a highly accommodative stance of monetary policy will remain appropriate for a considerable length of time after the economic recovery strengthens

委員会は景気回復が強まったことを確認してからも、しばらくの間、極めて緩和的な金融政策スタンスを継続することは、適切であると考える。’’

昨日のバーナンキ

景気回復が確認される  当然、インフレ懸念も台頭する  インフレが少しくらい上昇したとしても、失業の減少と同時進行している限りは、インフレ率が予想を若干上回る状況を容認  低金利を継続するという決意です。

私が住む欧州では、『物価安定』に異常なまでの配慮を示すため、このFRBの決定内容は、欧州各国中銀の間では見られない判断です。

*まとめ

QE1から始まったFRBによる資産買い取りプログラムの目的は混乱する金融市場の安定化とデフレ・リスクの払拭だったと理解していますが、QE3は労働市場に照準を合わせている点が特徴であるため、過去のQE1・2とQE3の『単純な数字や内容の比較』は的外れ  になる可能性があると私はおもっています。

相場に対する影響は、またあらためて記事にしたいと思います。


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[ 2012/09/14 20:01 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

FOMC後のマーケット

マーケットは『QE3実施は織り込み済み』だったという事は十分に理解出来るのですが、それにしても特に為替マーケットの動きが少し理解し難いものとなっています。FOMCの発表20分後のマーケット状況です。

まず判りやすいもの

・国債
国債価格下落、利回り大幅上昇

・株価指数
S&P500、ダウジョーンズともに、発表から110ポイントほど上昇中

・金
発表時には1735ドル  現在 1750ドル

・VIX
急落

ホワイトハウスとお札

・為替
非常に理解し難い動きとなっています 

発表と同時にドル売りとなり、ユーロ/ドルは1.2880台から1.2960台まで急騰。しかし2分後くらいから一気に1.2880割れまで急落。その後は1.2920台と1.2880台を行ったり来たりです。

ドル円は77.40台から77.20を一瞬割れ、その後77.70台まで上昇。そこからは77.50台まで徐々に下がり、現在77.55をはさんだ展開となっています。

*ドル買い材料
・QE3自体は織り込み済みなので、新たなドル売り材料とはならない
・QE3の毎月の購入額は500億ドルという見方が優勢だった  しかし、実際の発表は400億ドルとなったため、予想より小さくなった

*ドル売り材料
QE3継続期間が明記されていないため、極端な言い方をすれば ’’雇用者数が上昇するまで、輪転機を廻し続けQE3を継続する’’ と言ったも同然と、私は受け止めました。これは少なくとも『ドル買い』じゃ、ないですよね?

難しいな..... 

バーナンキ議長の記者会見待つしか、ないのかしら?

また気が付いたら書きます

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[ 2012/09/14 02:10 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

オープンエンドのQE3決定

FOMCが発表した声明文は、まだ読んでないのでもしかしたら間違っているかもしれませんが、とりあえずヘッドラインだけご紹介します。


*FOMCからの発表

政策金利据え置き
QE3導入(オープンエンド)
MBSを中心に毎月400億ドルを買い入れ
QE3継続期間に関しては言及なし
労働市場の改善が見られない場合、購入額を増額する
低金利継続の延長  「2014年終盤」を「2015年中盤」まで延長

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[ 2012/09/14 01:41 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

FOMC予想

本日のメイン・イベントはFOMCからの発表 
米英欧、各銀行のFOMC予想をご紹介します。

*米ゴールドマン・サックス
我々は当初、QE3発表は早くても12月のFOMCあるいは来年早々になると予想していた。しかし現在は、本日のFOMCで非不胎化のQE3実施が発表される可能性が出てきたと見ている。買い入れ対象としては、主にMBS(不動産担保証券)となるであろうが、場合によっては米国債も含まれるかもしれない。

QE3とは別に、政策金利を少なくとも2014年終盤までゼロ付近に維持するとしている方針を『2015年中盤またはそれ以降まで後ずれさせる』とも予想している。

FOMCでは毎月500億ドル相当のオープンエンド(無制限)  の債券購入実施が発表される可能性もある。


 オープンエンド(無制限)の債券購入とは?
FRBはこれまで債券購入の総額と終了時期を事前に明示してきました。しかしこうした慣行は、金融面からの景気刺激効果が、いつの時点で打ち切られるのかが事前に予想可能となるため効果の継続性が半減してしまい、いつまで経ってもFRBは目標を達成できずにプログラムを再開せざるを得えない立場に追い込まれていました。

今度新しく発表される可能性が高いオープンエンドのプログラムは、景気の持続的な改善と債券購入とを連動することを可能にするため、次回のFOMCまでに実施する資産買い入れ額を発表  次回会合の場で景気状況を判断  資産買い入れの継続もしくは変更を、その時あらためて決定する という形式。

*独ドイツ銀行
最近の雇用市場の低迷を考えれば、本日のFOMCでQE3発表があると考えるのが妥当であろう。当行はオープンエンドの債券購入実施の発表もあわせて予想している。低金利継続の時間軸の延長も発表するであろう。

*英バークレイズ銀行
2012年第3四半期の雇用状況が思わしくないことをうけ、本日のFOMCでQE3の発表があると予想している。主にMBS(不動産担保証券)を対象としたオープンエンドの債券購入という形を取り、毎月、或いは毎四半期ごとに購入規模の発表を行うと予想している。購入額の上限設定は、ない。

これが発表された場合、FEDはバランスシートを無制限に拡大するという強い意志表示を市場に対して示すことになり、「出来る事なら何でもする」と語ることと同じ意味を持つであろう。もしFOMCで債券購入額の総額が発表されるのであれば、その額は5,000億ドル規模となり、購入対象はMBS(不動産担保証券)と米国債になると予想する。

最後に、低金利継続の時間軸の延長は、現在の「2014年終盤」を「2015年終盤」まで延長すると予想する。

*米モルガン・スタンレー
市場では、本日のFOMCでQE3の発表があるのを当然のごとく思っているようだが、当行は、そうは思わない。もしFEDがQE3の発表をするのであれば、現在継続しているオペレーション・ツイストが終了する12月のFOMCで発表するに違いないと思っている。

米大統領選挙前にFEDがスプレッドシートの拡大を伴うような大胆な政策発表をするとも、思っていない。

*米JPモルガン
当行は本日のFOMCで、主にMBS(不動産担保証券)を対象としたQE3の発表がなされると予想する。購入額や時期については、予想するのが困難であるが、強いて言えば購入総額として来年1月のFOMCまでに3,000億ドル規模となるのではないか?


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[ 2012/09/13 22:36 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

オランダ総選挙出口調査結果

おはようございます 
思いっきり寒くなったロンドンです。昨夜は今年に入って一番の冷え込みだったらしく、郊外では5度まで下がったようです。
今朝起きて、いつものように家中の窓をあけて廻ったら、窓枠から入ってくる空気が冷たく感じられました。

さて、昨日オランダでは総選挙が実施されました。昨日の投票率は73%。

開票率約98%時点の出口調査結果をお伝えします。


*予想議席数 (2010年総選挙、2012年総選挙の順)

・自由民主国民党(VVD)  31⇒41
・労働党(PvdA) 30⇒39/40

・民主66(D66) 10⇒12

・社会党(SP) 15⇒15
・自由党(PVV) 24⇒13
・キリスト教民主アピール(CDA) 21⇒13

(通常、実際の議席数との差は1.5%以内)

長年に渡るユーロ圏債務危機のおかげで、オランダも過度の緊縮財政策の実施を迫られたこともあり、有権者は社会福祉を重視する左派政党の支持にまわっていました。選挙前の世論調査では、社会党(SP)の支持率がVVD党の支持率を上回るという現象が置きていたため、特に今年の総選挙の行方に欧州中が注目  していたのです。

しかしいざ蓋を開けてみると、一番人気のEU懐疑派・社会党は大きく議席を落とし  EU協調路線派のVVD党が第一党となった模様です 

*連立予想

オランダ下院議席数は150、過半数は76議席

上位2党  VVDとPvdA 合計で80~81議席となり、過半数には十分達していますが、一部の報道では、この2党に加えD66も連立に参加するという見方が濃厚です。

VVD-PvdA-D66の3党連立は、こちらで『紫の連立』という名で呼ばれており、1994年~2002年の間、オランダの連立与党となっていました。

オランダでは、第1党が首相を出す慣例があるため、ルッテ氏の続投が濃厚となりました。
これで、欧州財政・金融危機対策では、財政規律を重視するオランダの立場は維持される見通しとなり、本日もユーロが底堅く動いています。


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[ 2012/09/13 17:09 ] 政治 | TB(-) | CM(0)

トロイカ調査団からの要求

先週からギリシャ入りしているトロイカ調査団ですが、本日は厚生労働省との話し合いとなるそうです。

EUからの金融支援受け取りの条件とされている   『2年に渡る115億ユーロ規模の赤字削減』の内容を巡り、サマラス首相、財務相、与党党首との協議を継続してきたトロイカ調査団。

本日は、赤字削減における最大の削減部門である『厚生労働省』との話し合いに移りますが、相当難航すると予想されています。

ギリシャ政府が同調査団に提示した赤字削減内容によると、総額115億ユーロのうち、厚生労働省が関与する部分の削減額は50億ユーロ  これに対し、トロイカ調査団は60億ユーロ以上の削減を要求しています。

追加の10億ユーロの削減をどこから持って来るか?ですが、
・公務員給与カット
・年金支給金のカット
・福祉支給額のカット
という『当たり前の要求』に加え

・一日の労働時間:8時間という上限を撤廃  週78時間に増やす 

これって、結構スゴクね? 

・解雇通告から実際の解雇にいたる期間の短縮  具体的にどのくらいの短縮となるのか判りませんが、現在は4~6ヶ月の期間が設定されているそうです

・定年年齢の2年延長  現在の65歳を67歳へ


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[ 2012/09/12 19:40 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ドイツ憲法裁判決後のマーケット

まだ大手投資銀行や影響力を持つ投資顧問会社などからの見解は出ていませんが、中規模のところからは、いくつか出てきました。

*判決についての見方

・条件付きの判決となることは、ある程度想像していたので、特に驚きではない
・条件内容も特に厳しいものとは、なっていない
・債務上限額は、若干小さいように感じるが、とりあえず本日の判決を持ってESMが正式に稼動する意味は大きい
・今回の判決により、中長期的にユーロを取り巻く環境は改善した
・先行き不透明感が払拭された 

ある投資顧問のファンドマネージャーは「今回の発表を聞いて、ユーロ債務危機解決に向けた新規ポジションを取るきっかけとなりそうだ。今までUnderweightしていた不動産や金融セクターの投資も可能となるであろう。」と語っていました。

*判決後のドイツ市場での反応

判決後のドイツ・マーケットですが、
・株  判決内容発表直後は一旦下落したが、その後上昇に転じる
・国債価格  下落
・ユーロ  上昇

という形になっています。特に国債価格の下落(=利回り上昇)は、過去ずっと安全志向として買いが集中していたドイツ国債でしたが、今回の判決を好感した一般投資家などが、新たにリスクを取りに行った(ドイツ国債売り、周辺国国債買い)とも考えられます。

*判決後の欧州マーケット

欧州銀行株などが上昇しています。

主な銀行株の上昇率  は、独コメルツ銀行株 7%、仏アグリコーレ銀行 4.2%、英RBS銀行 3.5%。

スペイン株価指数 1.2%、イタリア 0.9%、ドイツ 0.8% それぞれ上昇しています。

10年物国債のイールドを見る限り、ドイツが売られスペインやイタリアに買いが入っている動きを示しています。


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[ 2012/09/12 19:16 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ドイツ憲法裁の判決

ESMによる加盟国の国債購入については、「違憲性は、ない」  という判決でしたが、条件として以下2点が挙げられています。

1) The court has rules that German liability to the ESM must not exceed 190bn without asking the Bundestag for approval.
ドイツによるESMに対する債務上限を1,900億ユーロと設定し、(その額までは)ドイツ議会の承認は必要ない。

2) Both Houses of German Parliament must be kept informed.
ドイツ上下院は、ESMからの、いかなる決定に対しても常時報告を受ける。

この2つの条件を見ただけではすぐに判断を下しにくいですが、1,900億ユーロの債務上限という額は、小さいな.....  という印象を真っ先に受けました。

たしかシュピーゲル誌だった筈ですが、「今回の判決でYESが出た場合のESMを通してのドイツのコントリビューションの額は、最大7,000億ユーロ規模となるであろう」という内容の観測記事を読んだ記憶があったからです。

まぁ、そうは言っても、現在の上限は1,900億ユーロですがドイツ上下院の承認があれば、上限額の修正は可能  となるということでしょうから、あまり悲観的になる必要はないのかもしれません。

とりあえずユーロは合憲性判決を好感し1.29を付けました。

これから報道各社や銀行からの判決に対する見方が出てくると思うので、またご紹介します


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[ 2012/09/12 17:36 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ドイツ憲法裁からの発表まで、あと15分

本日ロンドン時間午前9時(日本時間午後17時)よりドイツ憲法裁がESMの合憲性についての判決を下します 

市場では「違憲性は、ない」という前向きな判決を織り込みました。

ただし、ドイツ国内の報道では「違憲性は、ないという判決は、ほぼ間違いないが、憲法裁はなんらかの条件付きYES  の判決を下す可能性も高い。」としています。

その条件のひとつとして、ESMによる南欧州各国の救済速度や額が暴走し、ドイツの国家尊厳や財政事情を著しく損なう懸念が生じた場合は政治家だけでなく、国民の意見も聞く必要がある  つまり国家主権を損なってまで、南欧州各国の財政に対する救済を継続する必要があるか  についての国民投票実施を条件として付ける可能性です。

報道を読む限り、ドイツでは第二次世界大戦以降、一度も国民投票が実施されたことがないようなので、もしやるような事態に将来なった場合、それはそれは ’’えらいこっちゃ ’’ 状態となるのは必須です。

もし本日の条件に「国民投票の実施の可能性」が入ってしまうと問題は若干複雑になる可能性があります。

とにかく投資家は不透明性を嫌いますし、過去のアイルランドやフランスなどで実際に行われた「国民投票」ではさんざん嫌な思い  をしてきた投資家もいるでしょう  ユーロに関連する「国民投票」の一言は投資意欲を激減させるだけに、少し気になりました。


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[ 2012/09/12 16:47 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(2)

ムーディーズからの警告

市場ではドル売り  が加速しはじめてきました。

ドラギ総裁によるOMTの発表  13日のFOMCでのQE3発表期待  を先取りした形で進んでいたドル売り相場ですが、先ほど米格付け大手:ムーディーズが「米格下げの可能性」  について言及したのをきっかけに、ドルの頭がますます重くなってきました。

*ムーディーズからの警告

昨年夏、格付け大手:S&Pは、米格付けを最高水準のトリプルA (AAA)  ダブルA+ (AA+)へ1段階引き下げると発表。

ただし、それ以降も他の格付け大手:ムーディーズとフィッチは、米格付けを最上位で維持してきました。

*ムーディーズの考え方

財政の崖 問題解決まで、残すところあと3ヶ月少しとなった米国ですが、ムーディーズは米国は2013年度予算案の中で、債務の対GDP比率を低下トレンドに持っていかせる何らかの対策を明示しない場合、格下げのリスクが増すと語っています。

*昨年の格下げ以降のマーケット

米格下げ後の動き
(クリックすると拡大します)

このチャートは、米10年債国債利回りと米代表的株価指数:S&P500をメイン、下の段は、ドル・インデックスを表示したもの  昨年夏にS&Pが米格下げを発表した日のところに、黄緑の縦線を入れてみました。

発表から1ヶ月ほどの間は、どれもこれもが乱高下しており、米格下げ報道により市場はかなり動揺していたな...  と判りますが、その後はユーロ圏債務危機の悪化を受け、米ドルは上昇。世界同時不況の悪化懸念も手伝い、量的緩和(QE3)観測が台頭し、それが米株価指数上昇の追い風  となりました。

債務問題に直結する米国債の動きは格下げ後、どうなったのか?というと、(米格下げ以上に)深刻化し世界経済にネガティブに働き始めたユーロ圏債務危機懸念による資産の逃避先として米国の国債が選択されたことも手伝い、S&Pの格下げにもかかわらず国債利回りは下落(=国債価格は上昇)に転じました。

*2匹目のどじょうとなるのか?

果たして本日のムーディーズの格下げ警告が現実の格下げに繋がった場合、昨年のS&Pの時と同じく、米株・国債価格・ドルのトリプル高を誘発するのでしょうか?

OMTというバズーカ砲クラスのドラギ砲 が炸裂し、欧州債務危機収束に対する期待が一気に高まった場合、果たして昨年の格下げ時のようにトリプル高を予想することは難しくなるのかもしれません。
バズーカ
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[ 2012/09/12 00:54 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)

オランダ総選挙・各党の素顔

明日実施される オランダの総選挙 は、21の政党が票を争う激戦  となります。

オランダ テレビ討論会

本日は一番最近の世論調査で国民の支持を集めた上位4党に絞って紹介します。

オランダ最近の世論調査結果


1)自由民主国民党(VVD)

ルッテ首相率いるVVD党。最後に実施された2010年6月の総選挙から今年4月の内閣総辞職まで、ずっと連立与党の座を確保 していました。

財政均衡/緊縮財政政策: 賛成

財政赤字に対する姿勢:2013年に財政赤字対GDP比を3%以下に。2017年に財政均衡を可能にするという目標を掲げています。それが達成してから、公的債務残高を減らすことに着手すると約束。

対欧州政策:欧州委員会が設定した財政規則に違反したユーロ加盟国に対する自動的な制裁金を課す案に賛成。それにもかかわらず、加盟国の財政赤字削減努力に改善が見られない場合、当該国がユーロ圏から離脱することを支持。EUは最強の国家連合となるべきだという固い信念がある。

対ギリシャ: ギリシャに対するこれ以上の救済支援には反対。

2)労働党(PvdA)

原子物理学者であると同時に、国際的な環境保護団体であるグリーンピースの活動家として有名だったサムソム氏が党首を務める労働党。最後に実施された2010年6月の総選挙では、最大与党であるVVD党の議席数に1席足りず、泣く泣く  野党においやられた労働党。

財政赤字に対する姿勢: 財政均衡を急ぐ為に国の経済が打撃を受けるのであれば、財政赤字対GDP比3%の目標達成には、もう少し時間を掛けてもよいという考え方。財政再建達成目標として2017年を挙げている。

対欧州政策:今すぐにではないが、最終的には『ユーロ圏共同債』に賛成。

欧州中銀: 欧州中銀の役割強化を支持。

対ギリシャ: ギリシャの財政再建に対し、もう少し時間を与えたほうがよいという考え方。

金融セクター:欧州にある金融機関を監督する機関の設立・金融取引税の導入・銀行特別課税率の強化を希望。銀行員に対するボーナス支給額に上限設定を希望。

3)社会党(SP)
選挙前の世論調査で、労働党とトップ争いをしているのが、社会党。党首のローマー氏は「ドイツが支持する財政規律の強化は、欧州の景気回復を著しく損ねている」と常に語っており、インフラ整備や住宅市場復興を目玉とした成長重視路線を支持。これは私からの付け足しですが、与党経験がないため、閣僚経験者が不在 

財政赤字に対する姿勢: 2013年に財政赤字対GDP比を3%以下にするという数値目標にこだわらない。財政規律を優先する政策よりも、成長重視の路線への変更を目標としている。それでも、2015年には財政赤字対GDP比3%以下が達成可能とみている。

対欧州政策:他のユーロ加盟国に対する支援金支払には消極的で、自国の財政改善措置を重視している。ユーロ圏では特に北欧州が主導となり、域内全体の景気回復を先導すべきという考え方。

欧州中銀: 欧州中銀の責務の中に「労働市場の活性化」を加えることを支持

対ギリシャ: これ以上のギリシャに対する救済には反対

金融セクター: 全ての金融機関に対し、ボーナス支給を禁止する法律設定を支持。銀行は2分化(リーテイルと投資部門)されるべきだという考え方。銀行取引税の導入・銀行特別課税強化を支持。

4)自由党(PVV)
2010年の最後の総選挙で、ウィルダース党首率いる極右政党・自由党が第3党に浮上  し、オランダだけでなくヨーロッパ中を驚かせました   同党首は反イスラム思想の持ち主として有名であり、オランダのユーロ圏・EUからの脱落を叫び続けています。

財政赤字に対する姿勢: 現在目標とされている2013年ではなく、2015年に財政赤字対GDP比3%の目標達成を希望。

対欧州政策:オランダは完全な独立国家となり、EUやユーロ圏からの離脱を希望。

金融セクター: 銀行特別課税の強化を希望


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[ 2012/09/11 20:11 ] 政治 | TB(-) | CM(0)

OMTに対するドイツでの反応

先週木曜日、 ドラギECB総裁が発表したOMT
久々のバズーカ砲  となり、それを好感した市場は一気にリスク・オン相場となりました。

*ドイツでの反応

ECB理事会でOMTに反対したのは、他でもないドイツ連銀。

この週末のドイツ各紙の内容は、オールマイティー(almighty)である筈のドイツ連銀が完全に脇においやられた形で完成されたOMTに対する批判で埋め尽くされていたようです。

各紙のヘッドラインは、

・ヨーロッパ、そしてドイツで一番売れている新聞:ビルト
“Blank Cheque for Debtor States”
赤字国への空手形

ドイツ 空手形

ビルト紙の一面報道でした。

・日刊紙:Die Welt (ディ・ヴェルト)
“Financial markets cheer the death of the Bundesbank”
金融市場で喝采を浴びるドイツ連銀の死 

・ドイツ最大の経済紙:Handelsblatt
"the Rise, Fall and Resurrection of the Bundesbank"
興亡盛衰と復活を繰り返すドイツ連銀

この新聞では、特にドイツの納税者による負担に焦点を当てているそうです。

・ドイツ高級紙:FAZ (フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング)
"the border between monetary and fiscal policy has been blurred’’
金融政策と財政政策の垣根が不明瞭となった


ドイツ以外の国でも、今回のOMT効果に対しては、短期的には非常に有効な手段  となるであろうが、
長期的にはドイツ連銀を敵に廻している以上、問題が出てくるのは時間の問題  とも言われているようです。


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[ 2012/09/11 17:42 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

FX戦略会議

7月より 西原宏一さんと一緒に為替相場を語る FX戦略会議 を読売オンラインさんで始めました 

先週のECB理事会で新しい債券購入計画(OMT)  を発表したドラギ総裁。その後のユーロ上昇  をふまえ、ここからの相場感について語ってみました。

このリンク または ブログ左側にあるバナーをクリックして是非ご覧下さい 
[ 2012/09/11 17:10 ] 読売オンライン・FX戦略会議 | TB(-) | CM(2)

ドイツ憲法裁からの発表

先週 新しい「国債購入計画」Outright Monetary Transactions (OMT) を発表した欧州中央銀行(ECB)

その内容について、独憲法裁に違憲審査を申請した独連立与党・キリスト教社会同盟(CSU)に所属するペーター・ガウウァイラー議員。

同議員からの申し立てを受け、独憲法裁は月曜日午後に緊急会合を開き、「当初の予定通り、12日に合憲性に関する判決を言い渡すか?それとも延期するか?」について協議した模様です。そして結論は、11日午前中に声明として発表するそうです。

*ガウウァイラー議員

このガウウァイラー議員という人は「ユーロ反対派」  として有名らしく、12日に下される『欧州安定メカニズム(ESM)と新財政協定』の違憲審査の申請をした本人  今度は、『ECBによる無制限の短期国債購入計画(OMT)』 について、あらためて違憲審査の申請をしました。

この2重の違憲審査の申請を受け、独憲法裁は月曜日午後に「新しい申請の答えが出ないうちに、ESMに対する合憲性の判決を出す事が妥当であるか?」について話し合ったと私は想像しています。

悪い言い方をすれば、このガウウァイラー議員は「反ユーロ」の常習犯とも言え、12日の判決を少しでも遅らせるために、最後の賭けに出たのかもしれません 

既に市場関係者の間では、『憲法裁は合憲との判断を下すであることを確実視』しているだけに、万が一「12日の判決言い渡しを延期する」という発表が11日に出た場合は、市場心理を冷やすことにもなりかねません 

要注意ですね 

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[ 2012/09/11 08:03 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

オランダ総選挙について

水曜日に実施されるオランダ総選挙の詳細を入手しましたので、ここでご紹介します 

総選挙投票日  2012年9月12日(水曜日)

投票時間  ロンドン午前6時30分~20時
(日本時間12日午後14時30分~13日午前4時)

最初の出口調査結果  ロンドン時間12日20時少し過ぎ

総選挙の最終公式結果発表  2012年9月17日(月)

組閣に掛かる時間  
1970年代から現在に至るまでの期間、組閣に必要な日数は平均86日 
最長は、1977年総選挙後の208日間 

組閣に時間がかかった場合、オランダの財政均衡への取り組みが空白となるため、マイナス要因となります 


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[ 2012/09/10 18:28 ] 政治 | TB(-) | CM(2)

ユーロ

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[ 2012/09/10 07:53 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

有料パスワードの変更

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メイル  がお手元に届いていない方は、ご面倒でもご連絡下さい 

いつもありがとうございます 
[ 2012/09/10 07:37 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

米雇用統計・ライブ解説!

為替市場に参加している私達にとって、月に一度の大イベント  である米雇用統計(NFP)が本日発表されます。

今月も 『FXプロの解説を聞きながらNFPをむかえる! ツイッター・キャンペーン』 という企画を、JFXの小林社長自らが実現して下さいました  
私も楽しみにしてるんですよ 


小林芳彦マーケットショットLive!

Uスト・リンクはこちらです

2012年9月7日(金)21:00-21:50

今回の放送内容
☆米雇用統計
☆ライブチャートを使用した短期の相場観
☆ご質問に対する回答などなど

ライブ中継で質問をしたい方は、このフォームを使って事前に質問 を受け付けてくれますので、ますます助かりますね! 
[ 2012/09/07 20:30 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

ドラギ効果

7月26日にロンドンで開催されたシンポジウムの講演で「ECBはユーロの存続のために必要ないかなる措置も取る用意がある。Believe me!」と発言し、市場の期待を膨らますだけ膨らませたドラギ総裁。

そして昨日、ECB金融政策理事会後の定例記者会見で 新しい「国債購入計画」Outright Monetary Transactions (OMT) を発表しました。

その間、わずか6週間程度の間に、ドラギ総裁がマーケットに与えた 『ドラギ効果』  は、どのようなものなのか?調べてみましょう

ドラギ発言からのアセット上昇率
(クリックすると拡大します)

OMTは、スペインやイタリアを対象にして作られた救済メカニズムと私は理解していますが、やはりこのグラフを見ると
・スペインとイタリアの株価上昇が断トツ強い 
・ユーロ圏債務危機の被害を受けた金融セクターの回復を確認 
・ギリシャの株価まで、戻っているのには、驚きました 
・OMTは国債を対象にしていますが、株価より国債価格の戻りが鈍いのも、不思議です 
・一番下落率が高かったのは、他でもないドル  リスク・オン相場の特徴でしょうか?

OMTが実際に使用されるのは、いつになるか?判りません。
噂としては、スペインが10月に予定されている大型償還を前に、要請に踏み切る  という話しが濃厚になっています。

果たしてOMTが、ドラギ・バズーカ砲  となるのでしょうか?楽しみですね 
バズーカ


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[ 2012/09/07 19:56 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

不安を抱えるギリシャ

先月ギリシャを訪問した ユンケル議長 に続き、本日はファンロンパイEU大統領がアテネ入りし  サマラス首相と会談を持ちます。

2年以上に渡るギリシャ債務危機  発覚以来、特にEUの要人がギリシャ訪問をしたことはありませんでした。しかしユンケル議長訪問からわずか3週間以内に、今度はEU大統領  の登場です。ギリシャに対するEU側の対応が変化したのでしょうか? 少し気になりますね 

ファンロンパイEU大統領は常に「ギリシャはユーロ圏に留まって欲しい」と言い続けている方なので、爆弾  発言などが出てくるとは思ってもいませんが、現在ギリシャで財政状況をチェックしているトロイカ調査団と同じ時期にわざわざギリシャを訪問する’’偶然’’  も、少し気になっています 

*連立政権の難しさ

EUからの金融支援受け取りの条件とされている   『2年に渡る115億ユーロ規模の赤字削減』の内容を巡り、未だに連立与党内での合意にこぎつけていないギリシャです。

ギリシャのメディア報道によると、サマラス首相率いる新民主主義党(ND)と連立を組んでいるPASOK・ベニゼロス党首と民主左派・クベリス党首は、サマラス首相に対し「トロイカ調査団に最終案を提出する来週月曜日までに、赤字削減内容の緩和を求めるべきだ。」  と主張し続けているようです。

・クベリス党首
「2年に続く超緊縮財政政策により、これでもかというほど緊縮の煽りを受けてきた。これ以上の年金や保健医療カットを国民に押し付けることは賢明な選択では、ない。ギリシャ国民が直面している現状は、いかにして今夜の食事を食卓の上に乗せるか?なのである。今回の危機のツケを支払っている国民に、これ以上の苦痛を強いる内容は、どうかと思う。一部内容の緩和に動くことは出来ないのか?」と訴えている模様。

・ベニゼロス党首
「サマラス首相の態度を見ていると、今後連立を継続していけるのか?疑問が沸いてきた。ギリシャはND党による単独政権では、ない。サマラス首相は他の連立与党との協議なしに、どんどん決定してしまう。」と語っています。

正直、今 そんなことで言い争う時間、ないんですけど..........

*厳しい世論調査結果

Ellada Avrio紙が行った一番最近の世論調査結果では、国民の支持率が

SYRIZA党・ツィプラス党首 30%
ND党・サマラス首相 28%
極右・黄金の夜明け 12%

という恐い結果になっています。

なんだかこういう記事を書いていると、ギリシャがユーロ圏から離脱するのは時間の問題に思えて、仕方ありません 

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[ 2012/09/07 19:31 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ECB金融政策理事会からの発表

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりましたセントラル短資FX(株)さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2011年4月より隔週金曜日に マーケット・ビューでも連載させて頂く事になりました 

待ちに待った  ECB理事会後の記者会見で、ドラギ総裁がスペイン・イタリア国債利回り低下を狙う対策の詳細を発表しました 

発表内容に対する見解は本日くらいから徐々に報道されることになるでしょうが、私なりの見方や疑問点などを本日のコラムで書いてみました。

ECBが過去に行った国債買取プログラムと今回の新規のもの、両方の比較をわかりやすく表にまとめてみましたので、是非ご覧になって下さい 

このブログの左上 すこしFX ☆ なが~くFX バナー をクリックして是非お読みください!  
よろしく~

最後になりますが、このリンク  をクリックして頂くと私が書いた全ての過去記事が読めますので、是非ご活用下さい 
[ 2012/09/07 17:06 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

米雇用統計をライブ解説!

為替市場に参加している私達にとって、月に一度の大イベント  である米雇用統計(NFP)が明日金曜日に発表されます。

今月も『FXプロの解説を聞きながらNFPをむかえる! ツイッター・キャンペーン』という企画を、JFXの小林社長自らが実現して下さいました  


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2012年9月7日(金)21:00-21:50

今回の放送内容
☆米雇用統計
☆ライブチャートを使用した短期の相場観
☆ご質問に対する回答などなど

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[ 2012/09/06 20:30 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

ECB予想 その2

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[ 2012/09/06 18:28 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

期待が膨らむECB理事会決定内容

おはようございます 
とうとう待ちに待ったECB理事会の発表日となりました。

*昨日漏れたECBからの発表内容

・ECBによる加盟国の国債購入は無制限に行われる
・不胎化介入となる  オリジナルのSMP(第一弾)も不胎化でした
・国債購入に動く際に、国債利回りの上限などのターゲット設定なし
・購入対象は、加盟国が発行した国債のみ、期間は3年物まで

*それ以外の発表内容予想

1)政策金利
メインの政策金利:0.75%  0.50%へ下げるという見方をしているエコノミストもおります。
私は政策金利変更なし と見ています。

2)預金金利
現在0%となっていますが、一部のエコノミストはこれをマイナス金利に下げると見ているようです。
私は変更無し と見ています。

ただし、もしECBが政策金利を0.75%から0.50%に下げた場合、政策金利と預金金利の差を75bpsのまま維持するのであれば、当然預金金利はマイナス0.25%にならざるを得ません。

3)適格担保基準
より多くの金融機関が資金供給を受けられるようにする計らいで、資金供給オペに対する適格担保基準の緩和に動くと考えられます。

4)経済見通し
本日の理事会では、ECBのユーロ圏経済見通しを発表します。


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[ 2012/09/06 17:41 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

ECB予想

明日は待ちに待ったECB金融政策理事会での発表があります。7月末に「Blieve me」 と発言し、市場の期待を膨らますだけ膨らませたドラギ総裁。しかし8月の理事会では、発言とは裏腹に、スペインやイタリア国債の利回りを下げる具体策は何も発表されませんでした 

今月はどのような発表があるのか?各銀行のエコノミスト予想をご紹介します。

・米JPモルガン銀行

当行は、明日の理事会での発表は、内容不足となり失望する結果となると予想している。しかし、我々は理事会後にECBは驚くような  行動に出るとも予想している。

それは(金融支援を受け、先週トロイカ調査団が四半期の見直しのために訪れた)ポルトガルの2~3年物国債をECBが流通市場で購入するという行動に出る可能性が高まっていると信じているからである。

当行の予想が外れ、ECBが(理事会後に)ポルトガル国債購入に動かなかった場合はひとつ理由が考えられる。
それは、ポルトガル国債利回りの高さは、市場参加者が(ギリシャに続き)ポルトガルも債務再編対象国になると見ている証拠であると考えている場合である。そうなると仮にECBが購入に動いたとしても国債利回りの低下は限定的となるであろうから、ECBは下手に動かないのかもしれない。

当行の予想が当たり  ECBがポルトガルの短期債購入に動いた場合、その額は無制限となるであろうが、購入期間は最小限に留められると予想する。その場合、ECBは不胎化介入 (sterilized intervention) という手段を取ると予想する。つまり国債購入で市場に流れた資金は最初のSMP同様、今回のSMP2も資金吸収オペ(たぶん期限1週間のオペ)により不胎化を図るであろう。

・英RBS銀行
当行は、ECBが国債購入に動いた際に「特定の利回りターゲット」を発表するとは思っていない。
優先債権者問題に関しては、今後中央銀行もある程度の損失をかぶる可能性がある。

・英バークレイズ銀行
ECBは独立した中央銀行であるため、9月12日のドイツ憲法裁による判決結果を待たずに、6日の理事会でSMP2の詳細を全て発表すると予想している。

もちろん常識的に考えれば、独憲法裁の判決を待つ  ESMの有効性が確認される  国債購入用の資金額が判明してからの方がより効果的であることは判っているが、ECBによる購入額は特に設定されないであろう。

加盟国の国債利回り、特にECBが購入対象とする3年物までの利回りに関しては、ECBが具体的なレベルを特定しないと困るであろうし、効果も半減してしまうであろう。

・独ドイツ銀行
6日のECB理事会で発表されるであろうSMP2に関する内容を、当行は以下のように予想する。

1)2~3年物国債より長い期間の国債が対象となる可能性もある
2)購入額の制限に関しては、かなり柔軟に対処するであろう
3)非不胎化介入となる可能性がある
4)優先債権者問題に関しては、決定を先送り

・仏ソシエテジェネラル銀行
ECBは12日のドイツ憲法裁の判決を待ってから、SMP2の詳細について最終決定すると予想する。つまり6日の理事会では、何も決定的な発表がないかもしれない。

当行としては、SMP2の中に国債利回りのバンドや上限を含めた「ターゲット」を設定することは、ECBの責務外となってしまうと考えているため、そのような動きはECBは取れないであろう。万が一取ってしまうと、ECBの独立性が危ぶまれる 

・蘭ING銀行
基本的な内容としては、ECBは短期(3年物まで)国債を対象に購入するとされているが、それが長期国債の利回りに好影響を与えることを期待せざるを得ない。

国債利回りの上限設定は、やらないと予想しているが、利回り上昇に対しては断固たる姿勢で介入する  ことを示唆すると思われる。

・米シティー銀行
当行はECBが国債利回りの上限設定の発表や、購入額の設定をするとは思っていない。短期債を対象にするという発表は既にされているが、市場で言われているように3年物までという期間を、2年物までに短縮する可能性があると見ている。

6日にECBがSMP2の詳細を発表したとしても、実際の行動に移す時期は、早くても9月下旬となるであろう。その理由は、国債購入を要請する国はドイツ最高裁の判決を確認してからでないと動けないからである。
当行はスペインが真っ先に手を挙げる  と思っている。

・加RBC銀行
当行は6日の理事会でECBがSMP2に関する最終決定事を発表するとは思っていない。

理事会としては、ある程度の柔軟性を残しておきたいであろうし、12日のドイツ最高裁の判決を待たずに先走った行動を取る印象を与えたくないとも考えているであろう。

・独コメルツ銀行
当行は、ECBは市場が予想しているよりもっと実質的なアプローチをしてくると予想している。たぶん国債購入額に制限を設けるようなことはせず、短期債を中心に一定の国債利回りに落ち着かせるよう努力する筈だ。

加盟各国の長期金利上限またはバンド設定に関しては、もしかしたらECB内部は何らかのターゲットを想定をしている可能性はあるが、それは公表しないであろう。それを一旦公表してしまうと、ECBが問題解決に挑む際、柔軟性が損なわれるからである。

そしてバンドを設定したとしても、どの国も共通したバンドには、ならない。加盟国や国債残存期間により、相当違いが生じると思われる。




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[ 2012/09/06 00:20 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

ユンケル議長からの発言

たった今、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のユンケル議長(ルクセンブルク首相)が

「明日のECB金融政策理事会に出席する」 と発言 

通常、ECB金融政策理事会に出席するのは
・ECB総裁、副総裁を含む欧州中央銀行役員会から6人 
・ユーロ加盟国中央銀行総裁17名
の合計23名となっており、’’ゲスト’’が出席することはありません。

ユンケル議長の出席により、かなり重大な発表  があるのではないか?との期待感  が高まり、それがユーロの上昇に繋がっている状態です。


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[ 2012/09/05 18:31 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(1)

苦しいスペイン財政事情

明日に迫ったECB金融政策理事会。今月も先月同様、期待はずれの内容になるであろうことを先取りした形でユーロが売られています。

ユーロ債務危機が始まって以来、欧州では「多大な口約束」 の後には必ず「期待を裏切られる結果」  がついて廻りますが、今回も例外ではなさそうです。

しかし心配  なのは ’’期待はずれとなるかもしれないECBの政策発表予想’’ だけでなく、スペインを取り巻く環境の悪化にも注目  が集まりはじめてきました。

*デギンドス経済相のインタビュー

デギンドス

本日独経済紙:ハンデルスブラットのインタビューで、スペインのデギンドス経済相は

「(救済支援を受けるにしても)条件や詳細がはっきりしない限り、スペインは動けない。現在のスペインは、(EUから送られてくるトロイカ調査団に対し)国家の財政状況をまるごと見せて、国家の尊厳を手渡す準備が出来ていない。

我々スペイン人は、’’単一通貨:ユーロのこれから’’ がスペインを舞台に繰り広げられていることを知っている。我が国はユーロが継続するのか?崩壊するのか?の防波堤となっている。」と語っています。

英テレグラフ紙によると、ギリシャだけでなく、スペインでも年金支給のための財源不足が深刻化 しており、バーゴス社会保障相は「7月分の年金支払金の不足額を補うために、社会保障法に基づく労働者災害補償保険金から44億ユーロを借り入れ、年金支払に充てた」 と発言。それに加え、今後発生する年金支払いの不足分は、スペイン年金基金などから借り入れる予定 とも語っています。

デギンドス経済相がなんと言おうと、スペインが全面的な支援をEUに要請するのは時間の問題のように見えてなりません。


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[ 2012/09/05 18:14 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

イタリア中銀のリサーチ結果

つい先ほど報道されたものですが、イタリア中銀は 『ドイツ国債とイタリア国債との利回り格差(イールド・スプレッド)』について、リサーチ結果を発表したようです。

それによると、

「ファンダメンタルズをベースとしてはじき出されたドイツとイタリア国債の ’’適正利回り格差’’は

10年物で200bps (現在の利回り格差は450bps)
5年物で270bps (現在の利回り格差は490bps)
2年物で180bps(現在の利回り格差は410bps)となる」

と書かれているようです。

このリサーチ結果の発表が、
1)木曜日のECB理事会の2日前に行われたこと
2)ドラギECB総裁がイタリア人であること
などから、少しタイミングが良すぎるのが気になります 

ECBのSMP2実施に関しては、 加盟各国の長期金利上限またはバンド設定という選択肢もあり得る だけに、なんとなくこのタイミングが気になって仕方ありません 

この数字が一人歩き  しないといいのですが............  

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[ 2012/09/05 00:02 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

ECB理事会予想に対する疑問点

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[ 2012/09/04 23:18 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

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