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欧州中銀職員の苦情

面白いアンケート調査が出たので、ご紹介します。

*欧州中銀(ECB)で働く人達へのアンケート

過去2年以上続くユーロ圏債務危機の影響をまともに受けたECB職員達。
その人達を対象に行われたアンケート結果を見ると、皆さんストレスと働きすぎでヘトヘト状態  であることが判りました!

80.1%  異常とも言えるほどの過労を感じている 
74.4%  最近の重労働は一過性のものでなく、延々と続きそうな気配が濃い 
76%以上  残業は当たり前 
77.7%  残業手当は支給されてない 
16%  ここのところの重労働で、プライベートの生活や健康に支障がきてる 

先週のEUサミットでESMの役割がより重要になった分、少しはECBの人達は楽が出来ないのでしょうかね?


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[ 2012/07/03 20:37 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

動き出したギリシャ

2回の選挙を経て、首相の座を射止めた  サマラスND党首。首相就任決定直後、眼の手術で入院することとなり大事なEUサミットを欠席したことは、皆さんもご存知の通りです。

昨日より完全に復帰した  サマラス首相ですが、本日より待ちに待ったトロイカ調査団(EU/ECB/IMFからなる調査団)がアテネ入りすることになりました。

*木曜日からが本番

本日到着する調査団は新内閣の要人達との話し合いに入りますが、トロイカ調査団のヘッドは木曜日からアテネ入り

その時に新しく財務相となったストルラナス氏 を含め、3日間に渡る協議を開始するようです。

*Kathimerini紙の報道

ギリシャのKathimerini紙の報道によると、今回のトロイカ調査団のアテネ訪問は 「新政権に対する挨拶」  程度で終わり、ギリシャへの金融支援に対する条件の緩和に関する本格的な協議は7月24日以降となる公算が高いとしています。

*金融支援条件の緩和内容

数々の報道を読む限り、ギリシャはスペインに対して現在進行中である「ESMによるスペインの銀行への直接資金注入」 をギリシャの銀行へも適用してもらうことを、緩和条件の中に組み込む可能性が高まってきています。

この記事でも書いたように、ESMによる民間銀行へ直接資金注入が可能となれば、その支援金はギリシャ政府の債務には組み込まれないため、赤字に計上されない処理となり財政再建を実行しやすい環境が整います。しかしECB関係者は ’’過去3ヶ月の間、財政再建努力を全くしてこなかったギリシャ’’ に対し、一刻も早い財政再建策を提出するよう求めています。


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[ 2012/07/03 18:04 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

英バークレイズ、CEO辞任

おはようございます 
バタバタしていて記事に出来なかった  ことがあるのですが、先週から英国のニュースは 『Libor(ロンドン銀行間取引金利)不正操作問題』 だけ。私は先週のEUサミットについて、各紙どのような見解を持っているのかを読みたくて、週末ほとんどの新聞を買いました。しかしどの新聞も一面だけでなく、どこを見てもこのLibor不正操作問題を扱った記事で埋め尽くされていたのが印象的でした。

さすがに英FT紙は一面にEUサミット関連記事を載せていましたが、ここでもLibor不正操作問題を大きく取り扱っていましたね。

今度この問題について詳しく書くとして、今はこの日経新聞の記事 で我慢して下さい  実際はもっともっと根が深い問題となっています。

*ボブ・ダイアモンド最高経営責任者(CEO)辞任

先ほどダイアモンドCEOが辞任しました。

昨日、アギウス会長が辞任を発表したのですが、本日のダイアモンドCEO辞任を受け、退任するアギウス会長があらためて会長職に戻り、新CEOを選定するようです。

*英財務特別委員会公聴会での証言 

明日(水曜日)ダイアモンド元CEO  翌日の木曜日にアギウス会長が、それぞれ公聴会で証言を求められています。既に辞任を発表したダイアモンド氏、明日の公聴会ではCEO時代には話せなかった 「今だから言える告白」コーナー  となる可能性も出てきました。それに加え、この問題に関与した内部の人間の名前が漏れることもありますので、英国中がこの証言に注目  しています。

時には首相でさえも証言を求められるこの公聴会、長い時は延々6時間とか続きます。

今回の不正操作問題は米FBIによる調査が入る可能性が高いため、かなり踏み込んだ証言が求められることは必須でしょう。

*Libor不正操作問題

現在市場の槍玉に挙げられているのは英バークレイズ銀行だけですが、既に英RBS銀行、HSBC銀行  スイスのUBS  ドイツのドイツ銀行が関与していたところまで判明しています。ロンドンだけでなく、ニューヨークをも舞台として繰り広げられた不正操作問題らしいので、米系銀行の名前が出てくるのは時間の問題とも言えます。報道によると、バークレイズを含めた 『20の銀行』 が関与していたとされています。

この不正問題が大きく報じられた先週木曜日、バークレイズ株は1日で20%近く下落しました。現在堅調に推移している株式市場ですが、この不正問題に絡んだ銀行名がどんどん出てくると、それらの銀行株や銀行セクター全体が下落する可能性もあります。

ボブ・ダイアモンド
(私達と一緒に働いていた当時は、こんな感じでした!)

最後に私自身の話しで恐縮ですが、私は渡英後FX関係の仕事を探していました。その時に親切に私を拾ってくれたのが、バークレイズのディーリング・ルームでした。その時に、このダイアモンドさんも一緒に働いていたんです。たしかボストン出身の方だったと記憶していますが、今でも顔をはっきり覚えています。

当時のバークレイズは英国では知らない人がいない伝統的な大銀行、でも見方を変えれば過去の栄光にしがみついた「古い体質」のクリアリング銀行でした。それから15年くらいかけて、徐々に「世界でも指折りの投資銀行」へと姿を変えていったのです。それを可能にしたのは、他でもないダイアモンド氏でした。そう考えると、バークレイズもひとつの時代が終わったのかな?と少し寂しく感じられます。



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[ 2012/07/03 16:35 ] 経済 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX (株)さんで 連載スタート
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
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