FC2ブログ
2012 02123456789101112131415161718192021222324252627282930312012 04

ドラギ総裁記者会見

記者会見が開始されました。
本日は今までよりも地味かと思いますが、何か気が付いた内容があればここに書き出します。時々チェックしてみてください


・Stabilization but subject to downside risks
欧州景気は2月に入りかなり安定してきたが、下落リスクは残る

・Inflation likely to stay above 2% in 2012
2012年中、インフレは2%を上廻るレベルで推移

・Inflation may rise above 2% in the event of upside risks
インフレ率は2%を越える可能性あり  これは暗に原油高の影響を示唆しているのだろうと、私は勝手に思っています

・私が一番関心を持っていた  3年物LTROについて
First impact of these measures has been positive. Together with fiscal consolidation, reforms and, “they have contributed to a significant improvement in the financial environment over recent months”. But stresses the measures’ “temporary nature“.
LTROのインパクトはポジティブなものとなった。ユーロ加盟各国が断行している財政均衡や構造改革とともに、欧州の金融環境の改善に貢献した。しかしドラギ君はこのLTROは「あくまでも一時的措置」である点を強調

・欧州景気回復を遅らせるリスク要因
1) an intensification of the European debt crisis
欧州債務危機の加熱
2) higher commodity prices (such as oil) hitting economic growth.
原油などに代表される商品価格の上昇

・LTROs “an unquestionable success”
LTROは間違いなく成功した

・eurozone growth in 2012 of between -0.5% and + 0.3% (down from between -0.4% and +1.0). In 2013, it forecast growth of between 0% and +2.2% (down from between +0.3% and +2.3%)
ユーロ圏GDP予想: 2012年 -0.5% ~ + 0.3%
2013年 0% ~ +2.2%

On inflation, it expects the consumer price index to be between 2.1% and 2.7% (from 1.5% to 2.5%).
インフレ率 2.1%~2.7% 
この上方修正は利下げの可能性を狭くしたとも受け取れます


質疑応答に入りました

・Didn’t discuss rate changes at today’s meeting
本日の理事会では政策金利変更について話し合わなかった

すみません、突然ですがイタリアのモンティ首相が発言しています

既に60%以上の民間部門がギリシャPSIの参加を表明したようである

今、ドラギ君はWSJ紙の記者に対して説教しています 

・LTRO has been an unquestionable success and great progress has been achieved compared with the situation in November (when Italy’s borrowing costs hit 7pc). The ball is now in the court of governments and banks to support the recovery.
私が一番知りたかった3年物LTROが今後も継続するのか?についてCNBCの記者が質問しました。これはその答えです
「LTROは間違いなく成功したと言えるし、昨年イタリア国債の利回りが7%を越えた昨年11月と比較しても、それは明らかである。(ECBは出来る事はやったので)ボールは加盟各国政府や金融機関がここからの改善をリードする役である。

3年物は今回で終わりなのでしょうかね?とりあえず近い将来に第三回目をやるとは思えません

・ドイツ連銀とECB、バイドマン総裁とドラギ君の関係
ドイツ連銀が孤立しているなんて、とんでもない。3年物LTROについても、ドイツ連銀は賛成している。
我々ユーロ加盟国は一蓮托生である。仲間内でケンカをしても何も解決しない

・I am really confident that the referendum will pass and the fiscal compact will be approved. I have this confidence because the government’s effort in Ireland has been really very, very serious. Ireland is probably one of the countries that has made the most progress.
アイルランドの国民投票について 「国民投票で新財政協定が批准されることを確信している。どうしてそんなに自信があるかといえば、アイルランド政府の財政再建に取り組む姿勢はとにかく真剣そのものだ。アイルランドは(金融支援を受けた国の中でも)財政再建に向けて最も努力した国であるからだ。」

・3年物LTROについて
We are experiencing a return of confidence. If anything, the euro has improved since the two LTROs. We have done the LTROs, we want to see what the effects are
「ユーロ圏に自信が戻ってきている。LTROが成功した証拠に、2回のLTROを経てユーロは買われた。ここからのLTRO後の影響を見極めたい」

We have to see exactly how the economic and financial landscape has changed following these two operations and there are many complexities that will have to be thoroughly analysed.We don’t pre-commit – we want to see exactly what the effects are.
2回のLTROにより欧州の金融/経済がどのように変化していくか見極めなければならない。LTROは私達が想像している以上に複雑なオペレーションであり分析はそう簡単ではない。
我々は何も事前に決定しない、全ての判断は経過を見極めてからだ。

・We are not the same thing as US or UK. We are not one country. You want to keep deliberations as separate as possible from national identity of various members of council.
米英の中央銀行のように理事会の議事録を公開しないのか?という質問に対し
「我々は米国や英国とは違い、ひとつの国が参加している理事会ではない。私達は理事会での協議内容に関して出来るだけ加盟各国の限定を避けたい」

・More than half of the banks that participated in the second LTRO were German - 460 out of the 800,
これは私の聞き間違いでしょうかね 
2回目の3年物LTROに参加した800の金融機関のうち、半分以上の460行はドイツからのものだ

ドイツに460も銀行ないでしょ?意味がよく判りません。私の聞き間違いかもしれません 

However, the average borrowed by German banks was much lower than by banks in other countries
しかしドイツ系銀行の平均的な借り入れ金額は、他の国の銀行と比較して低い額に留まっている。

・The ECB does not have a secret plan in place in case Greece, or another country, is forced out of the eurozone. Why not? Because to have a Plan B is to accept defeat
ECBはギリシャや他の加盟国の債務危機に対する秘密の代案(プランB)やユーロからの離脱を迫るなどの代案を持ち合わせていない。その理由?代案を持つということは負けを意味するからである

・3年物LTROに参加した800の金融機関について
I would love to read you the places, the towns, the villages where these banks are but often they would be the only bank in towns so they could be identified. But this tells me one thing – this money is now closer to the small and medium-sized businesses than it was before. I’m not saying this money will necessarily go to SMEs but it is certainly closer. We have this in mind because 80 per cent of eurozone employment is SMEs.
これら800の銀行がどの街のどの村にあるものか教えてやりたいくらいだ。こういう小さな銀行は、時にしてその町に存在する唯一の銀行となることがある。もしそうすると、こういう小さな町の地元の銀行はその町に存在する中小企業へ貸し出すする資金としてLTROに参加したのかもしれない。LTROの資金が確実に中小企業へ向かうと限定することは不可能であるが、ユーロ圏で雇用されている労働者の8割が中小企業で働いていることは忘れてはならない

ドラギ君から少し離れますが、ギリシャ議会は30分前にPSIに関する協議に入った模様です。
FT紙によると、今夜8時の締め切りまでに民間からの参加率は75%を越える可能性が出てきたとしています。その理由は、思いがけない人達が参加を表明したからとしています。

しかしその反対に、ギリシャ国内にある15の年金基金のうち、6つが不参加を表明している点でしょう。
6つの年金基金の債権総額は33億ユーロ、それに対し残り9つのYESを表明した年金基金の債権総額は30億ユーロと言われています。



もう疲れました 
普通は1時間で終わるのに、今日はもう1時間15分も... あと1問くらいです、質問
終了です~ お疲れ様でした~

もし この記事がお役に立ちましたら 3段攻めポチッ 御願いします!

人気blogランキングへ

にほんブログ村 為替ブログ 為替日記へ
にほんブログ村




こんな嬉しい賞を頂きました。受賞に恥じないよう 頑張ろうと思います。応援 よろしく!
[ 2012/03/08 23:51 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

バロメーターの説明

この記事はブロとも、もしくはパスワードを知っている方のみ閲覧できます
パスワード入力
ブロとも申請
[ 2012/03/08 21:00 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

ギリシャPSIのバロメーター

オ~ 

英FT紙がPSI債務交換比率を温度計にみたて、こんなものを載せていました。パクってここに載せます 

ギリシャPSIバロメーター



もし この記事がお役に立ちましたら 3段攻めポチッ 御願いします!

人気blogランキングへ

にほんブログ村 為替ブログ 為替日記へ
にほんブログ村




こんな嬉しい賞を頂きました。受賞に恥じないよう 頑張ろうと思います。応援 よろしく!
[ 2012/03/08 19:45 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ギリシャPSI

おはようございます  本日20:00GMT が参加表明最終期限となっており、市場の関心はPSIに集中してきました。

先ほど英紙のひとつが報道した内容によると、ギリシャ財務省はPSI参加率の公式発表を金曜日06:00GMT/ギリシャ現地時間午前8時 (日本時間金曜日午後3時)と決定したようです。

*リスク・オン

今朝発表されたPSI債務交換比率は昨夜の58%から一気に73%まで上がったようで、これを受け相場はリスク・オン 

しかしこの比率の数字ですが、報道先により随分とズレがあるのが気になります 。昨日ロンドン時間午後5時の時点で、ブルーンバーグは58%と報道しましたが、IIFは40.8%、ギリシャ国内の報道では76%というとんでもない数字  が出ていたようです。

くどいですが、PSI債務交換比率が90%以上 (一部の報道では95%以上となっているところもあります)にならない限り、集団行動条項(CAC)の適用の有無が問われます。

*気になるショイブレ財務相に絡む噂

昨日伊モンティ首相と対談した独ショイブレ財務相。
そのショイブレ財務相の噂として流れたものですが、同氏はギリシャのベニゼロス財務相と 「ギリシャはユーロ離脱した方が最終的にはギリシャにとって良いのではないか?」という話し合いを持ったみたいです。話し合いを持つ事と、ギリシャが離脱することと結びつけるのは間違っているのかもしれませんが、なんだか少しだけ気になります。


もし この記事がお役に立ちましたら 3段攻めポチッ 御願いします!

人気blogランキングへ

にほんブログ村 為替ブログ 為替日記へ
にほんブログ村




こんな嬉しい賞を頂きました。受賞に恥じないよう 頑張ろうと思います。応援 よろしく!
[ 2012/03/08 19:07 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX(株)さんで 連載スタート
Net Money

2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
~丸わかり! ロンドン発
★欧州経済事情~
欧州の注目テーマを一刀両断!

Net Money
新イーグルフライ
Net Money

私も新イーグル・フライで
欧州情報を配信しています

上田ハーローFX
ロンドンFX:視るブログ
Net Money

2013年7月8日より毎週月曜日
マーケット動向について動画配信
することになりました
一緒に頑張りましょう!
投資の達人
読売オンライン

Yahooファイナンス「投資の達人」に加えて頂きました。
コメントをお楽しみに!
相互リンク
誠に勝手ながら 相互リンクは 現在 締め切っております。再開する時には またご連絡いたします。
ブログランキング
ポチッ!御願いします!

FC2Blog Ranking

マネポケ大賞

こんな嬉しい賞を頂きました。
受賞に恥じないよう 頑張ろうと
思います。応援 よろしく!
月別アーカイブ