おはようございます

今週はじめてマーケットを見れるので幸せ

今日から3月、なんだかんだ言いながらも、今年も第1四半期最後の月となりました。2ヶ月を振り返っての一番の反省点

は「時間に追われた毎日」を過ごしたこと.... 毎年元旦にたてる新年の抱負に ’’時間に振り回されない、自分で自分の時間をしっかり管理する’’ と誓うのですが、全然守られていない
*ISDAの決定は?この過去記事 でも少しだけ書きましたが、国際スワップデリバティブ協会(ISDA)はギリシャの債務交換が「クレジット・イベント」

に該当するかどうかに関し、本日ロンドン時間午前11時より審議を開始

ここでいう「クレジット・イベント」とは、ギリシャ政府と民間部門との間で実施される債務交換がCDS(クレジットデフォルトスワップ)発動の対象と認定され、それに伴う損失補てんの対象となるかどうか

についてです。
私はCDSについて全くの素人なので、ロイターやいろいろな新聞の報道を読んで自分なりに理解しましたが、間違ってたらごめんね

(CDSとは何か?については、
このリンクをお読みください。)

CDSの買い手と売り手の関係としては
「ギリシャ国債買ったけど満期までギリシャがデフォルトするかどうか心配

だから保険を掛けよう」という人がCDSを買ったと想定します。そして満期が来るまでにギリシャがデフォルト/支払い能力が欠けていると認定された場合、CDSを買った人は損失部分を売り手から補填してもらえる

ということなんだろうな と私は理解しています。

この関係をどのように今回のギリシャ債務交換にあてはめるかと言うと、ちょっと私も理解するのに時間がかかりました

米WSJ紙を読んだのですが、それによると
ギリシャ債務交換が終了する時点で、最低でも既発債の90%以上が新発債に交換されることが望まれています。
もしこの比率が75~90%となった場合、ギリシャ政府は欧州委員会やユーロ加盟国などと結果に関して協議し、その後の対応策を練るようです。
しかし万が一この比率が75%以下になってしまった場合は

債務交換そのものが一旦キャンセルされ

ギリシャは無秩序なデフォルトと認定されてしまうようです


参加率を上げる(強制する)ために必要なのがCACsです。
(ギリシャ債務交換に対するCACsについては、
この過去記事を参照して下さい)
CACsは記載されているだけで発動されなければ問題ないのですが、’’発動’’されてしまうと''実質的なデフォルト’’と認識されてしまう

ギリシャ債を保証するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の決済が起こる

CDSの売り手となっている金融機関の損失拡大

世界規模で金融市場が混乱する可能性

という負の連鎖がはじまります。
*本日のISDA会合ロンドン時間の午前11時より、ロンドンとニューヨークで同時開催。そこに出席するのは、大手銀行(ドイツ銀行など) やヘッジファンド、投資機関など15社からなる国際スワップデリバティブ協会(ISDA)の判定委員会のメンバー
決定は15人中12名以上の賛成/反対が必要とされているようですね
ギリシャの債務交換がクレジットイベントと認定された場合のCDSによる保証対象のギリシャ債の額は32億5000万ドル

これは想定元本であり、実際は債務交換合意に基づく実質的な損失を考慮

民間債権者が保有するギリシャ国債は約2,000億ユーロ

債権者は53.5%の債務を減免

実質では74%の損失負担

支払い額は保証対象32億5000万ドルの74%にあたる約24億ドル程度になる見通し
ちなみにCDS市場でのギリシャ国債が5年以内にデフォルトする確率は94%
万が一クレジットイベントと認定されてしまった場合、「ギリシャ国債に対するCDSの支払いが生じる」という枠には留まらず、ユーロ加盟国のPIGS各国の国債も大丈夫か

というドミノ反応を示し、市場がガチャガチャになる可能性があると指摘するエコノミストも多数。最後になりますが、現在の時点で、世界に流通している国債を対象にしたCDSの総額は約3兆ドルと言われているそうです

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